ウルトラQ
近所のレンタル・ビデオ屋が1本95円キャンペーンをしていたので、これを機会に東宝ゴジラシリーズ全作とウルトラQ全作をレンタルして見直してみることにした。ゴジラシリーズに関しては別記する予定。ウルトラQはさすがに昭和41年のリアルタイムでは見てないが、ウルトラマンの途中あたりからはリアルタイム世代なので、最初の再放送から見ているはず。それ以前に親に買ってもらった非常に高年齢向きのウルトラマン読本(今、あれが残っていたらいったいいくら位の価値になるだろう?)を漢字も読めないのにボロボロになるまで見入っていたので、ウルトラQの怪獣に関しても予備知識はかなりあったと記憶している。1984年頃に関西ローカルで深夜に再放送をしているのを見たのが最後だから20年ぶりの鑑賞ということで、高画質高音質のDVD4枚全28話を一気に見直した。ウルトラシリーズの原点として、未だこれを凌駕できる特撮ドラマは存在せず、直後のウルトラマンとウルトラセブン、それに怪奇大作戦あたりまでの作品の質は他の追随を許さない素晴らしいものである。今回改めて実感したのは新聞社の女性カメラマン江戸川由利子を演じる桜井浩子さんの美しさ、可愛さで、ここらへんが理想の女性像のデフォルトとして幼少の頃から刷り込まれてしまっていたことを思い知らされた。特に「1/8計画」における小さくされてしまった由利ちゃんは「南くんの恋人」の原点でもあり、行方不明になった由利ちゃんを死んだものとして忘れ去ろうとしていた万城目淳や一平君に対して逆ギレするシーンは男心のツボを突きまくってくる。あとこの話、北朝鮮の帰還船を思わせる部分もあったりして興味深い。他のいずれの話も見直してみれば台詞の細部までよく覚えていてびっくり。レギュラー陣が登場しないものでは「カネゴンの繭」が印象的で幼少の人格形成にいかに影響を与えられたことか。また「クモ男爵」は私を永遠のクモ恐怖症にしてしまったし・・・。未見の方は、機会があればぜひ半端ではない脚本や特撮の素晴らしさを確かめてほしいと思います。
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コメント
新作のウルトラQも昔のQもリアルタイム組です(単に年寄りってこと)。
ウルトラQってやっぱあのテーマ曲が良かったですね。
桜井浩子さんは、当時の私にはちょっと年上過ぎて・・・。
ドラマ版ソノシートとかを放送前に買って貰った記憶があります・・。今残っていれば(笑;)。確か、ガラモンの1作目だったと思います。
投稿: 愛の渇き | 2005/02/23 23:16