G3 大阪公演
5月6日、大阪国際会議場メインホール(グランキューブ大阪)でG3のコンサートを見た。出演はドリーム・シアターのジョン・ペトルーシ(ドラムも同バンドのマイク・ポートノイ)、スティーブ・ヴァイ(ベースはビリー・シーン)、そしてジョー・サトリアーニの3組。楽器の展示ブースもあって、ギター少年層が多かった。所謂早弾きを売りにしているギタリストばかりで、日本人にウケる判りやすいギターのテクニックのひとつである。早いということだけならアラン・ホールズワースを第1人者と考えたいが、3組とももっとメタリックでメロディアスな感じ。
ジョン・ペトルーシはドリーム・シアターで2度ほど見たことがある。思ったより地味なパフォーマンスで、座って見ている客もちらほら。ポートノイのドラムセットもドリーム・シアターからは考えられないほどシンプル。パフォーマンスではなく聴かせるショーにしていたようだが、中途半端な盛り上がりで終了。
スティーブ・ヴァイはデヴィッド・リー・ロスのソロ来日時とソロ初来日を見ている、ザッパ時代から大ファンのギタリスト。デヴィッド・リー・ロスの来日時には既に脱退していたビリー・シーンがベース。Mr.Bigで1度見たことがあるだけだが、このチームはハデハデで完璧なショーマンシップを披露してくれた。笑ってしまうほどのトリッキーなプレイはザッパ時代から鍛えられたものである。こういうショーは楽しい。キーボード兼サイド・ギターのトニー・マカパインも超絶ギターを披露してくれた。ビリー・シーンの日本での人気はやはり絶大で、歓声の度合いが違っていた。この面子でのライブを単独公演でも見たいと思う。
ジョー・サトリアーニは93年にリッチーが急遽脱退した代打ギタリストとしてディープ・パープルで見て(というかサトリアーニ見たさに行った)、あと96年のソロ公演を見ている。早弾きよりも優雅でキャッチーなメロディー・ラインが印象的で、やはり実力派という感じ。音の深みに充実感が漂う。『サマー・ソング』や『フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム』といった大好きな定番チューンも演奏してくれて満足。
最後はお約束で各ギタリストがセッションでジミヘンの『フォクシー・レディー』やディープ・パープルの『スモーク・オン・ザ・ウォーター』を演奏して終了。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント