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2005/05/31

ベルンの奇蹟

ドイツ映画はなるべく見るようにしていて、そんなに興味ないジャンルだったのだけど見てみるとかなり良かった。1954年の奇蹟のサッカー・ワールドカップ優勝実話を軸に敗戦から抜け出せきれていない炭鉱町の一家の物語を描いていて、本国では空前の大ヒットだったらしい。全ての人々の想いがラストのワールドカップ決勝戦に向かってじわじわと盛り上がっていき、最後に爆発する。この時代のドイツの様子に興味があったのだが見事に描けていて大いに勉強になった。精神的に復帰できないシベリア抑留帰りの父とその家族の葛藤という重苦しいテーマを、ワールドカップを密着取材するスポーツ記者とその妻のエピソードが緩和してていい感じ。近所の子供達がやってる草サッカーチームの紅一点の女の子(当時のドイツの女の子って皆こういう髪型だったんだろうな)がいい味を出していた。こういう映画を作られたら、来年のドイツ・ワールドカップはいやがおうにも盛り上がるだろう。
http://www.elephant-picture.jp/bern/

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