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2005/06/23

飛行機の中で見た映画いろいろ

うんざりする程長時間の国際便の飛行機に乗る楽しみは、機内食(2ちゃんねるの旅行板にも「密かに楽しみ機内食」という名スレッドがあります。)と、機内上映される映画だったりします。飛行機という場所は映画を見るには最低の環境(小さな画面。悪いサウンド、字幕なし、周囲の雑音、揺れる機体、別に映画を見たい人が集まっている訳でもないという雰囲気)ですが、ストーリーそのものに集中することができて、楽しめます。時々、絶対に自分から進んでは見ないだろうという作品で思わぬ拾い物をすることもあって、帰国後劇場やビデオで見直したりもします。

今回のキャセイ・パシフィック航空の機内にはパーソナルなビデオ画面が各座席前に設置されていて、マルチチャンネルで20本以上のプログラムを見ることができるゴージャスなものでした。
関空→香港、香港→ローマ、ローマ→香港、香港→関空で見た映画いろいろ。

Assault On Precinct 13
イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン主演。途中から1分程見て「ジョン・カーペンターの『要塞警察』に似ているな~。」と思ったら、本当にリメイク作だった。エンドロールに原作ジョン・カーペンターの名前もあった。最近ではフランス映画の『スズメバチ』がパクっている。大晦日の晩に2人しか宿直のいない警察署に囚人を奪還しようと私設軍隊が攻めてくる話。こういうシチュエーション大好きなので大いに楽しめた。

犬猫 (The Cat Leaves Home)
先日大魔神佐々木と結婚した榎本加奈子と、藤田陽子主演の日常ドラマ。元々自主制作映画だったものが賞をとって、リメイクされたものだと帰国後調べて判明。淡々としてて、ドラマっぽくないところがミソ。苦手なもの同士が、協力して生活していかざるを得ない状況の描写がおもしろかった。エンディングテーマが不思議な感じ。中国語と英語の字幕付き。

ハイド・アンド・シーク
ロバート・デ・ニーロ主演のホラー・サスペンス。劇場に見に行こうと思ってて、いつのまにか終わってたやつ。後半から全く別の雰囲気になってしまう。字幕はなかったけど、おもしろかった。子役の女の子が不気味な魅力。

ミリオン・ダラー・ベイビー
陰々鬱々な気分に浸りたい時にぴったりの映画。イーストウッド監督って前作の『ミスティック・リバー』も救われない終わり方をしたし。

Coach Carter
サミュエル・L・ジャクソンがバスケット部のコーチを演じるスポ根もの。でも学業両立をモットーとするポリシーのコーチということで、本来のスポーツってこうあるべきだとも。日本のスポーツ選手って頭悪すぎる潰しのきかない人間が多すぎる。

エネミー・ライン
映画館で見て、先日テレビでも見た。アメリカ軍至上主義のご都合映画。でもなぜか見てしまう。

Melinda And Melinda
ウディ・アレンの新作。近日日本でも公開予定。ちょっと字幕なしではキツかった。公開されたら見に行きます。

リロ&ステッチ
ディズニー映画。ハワイ人の孤独な少女と凶悪な宇宙人の交流を描いたもの。おもしろかったけど、ウェイトレスぐらいしか仕事のあてのないリロのお姉さんや、観光客向けのファイアー・ダンサーしてるそのボーイフレンドなどがハワイ人の一般的なイメージとして、見た子供に刷り込まれそうな気も。

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