妖怪大戦争
年上のロック友達夫婦が見てきて「凄かった!」と絶賛していたので、遅まきながら『妖怪大戦争』を鑑賞。
「Dead Or Alive」「殺し屋イチ」の三池崇史が監督ということで、ムチャクチャ暴走する映画とは予想していたが、予想を遥かに上回る暴走ぶりでしかも子供にちゃんと訴えかけるものがある爽快感溢れる傑作だった。予備知識ゼロで見に行ったら、忌野清志郎とかが妖怪役で出ていてびっくり。栗山千明はキルビルを彷彿させる熱演。妖怪達の宿敵となる豊川悦司演じる加藤って、『帝都物語』で嶋田久作がやってたあの加藤か。荒俣宏も水木しげる先生も参加してるから何でもアリなんですね。すげ~。
でも、これを実相寺昭雄とかに監督させずに三池崇史にやらせたというのはエラい。しかし三池崇史でもイチかバチかの賭けだったでしょう。なんせ「お正月家族で揃って楽しめるファミリー映画を撮ってくれ」という依頼で「カタクリ家の幸福」を作ってしまう人だし・・・。しかし蓋を開ければ大成功という感じ。お笑いと残酷さとアドベンチャーと家族愛が絶妙にミックスされていて大人が見ていても最高に楽しい。
ツボにハマったのは子供の頃なら誰でも一度はやってみたかったであろう「ジェット機の翼につかまって飛んでみる」を実現させたこと。あのシーンがとにかく最高!傘おばけの「でもおれ、カサやし・・・」にも爆笑。水木先生の特別出演にも感激した。ラストにもニヤリ。
あと、主人公の役の子が美少年すぎるのはいかがなものか・・・。
できれば夏休み真っ只中に子供達の満場の歓声と共に鑑賞したかった作品。
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コメント
年上なのは愛渇だけの予感。
夫婦の平均値をとったらtangerineさんよりも上か?
るな先生
投稿: Luna Lure | 2005/09/04 15:36
るな先生、失礼しました!
あの飲み会の日に推薦していただけなかったら
見に行かなかったかも。傑作を逃すところでした。
投稿: tangerine | 2005/09/05 16:33