マイティジャック DVD発売
円谷プロが昭和43年に製作した「大人でも観賞に堪える特撮ドラマ」、マイティジャックが38年目にして初のDVD化。最初の7話を収録した1~3巻が出たので購入しました。初放送時にリアルタイムで見ていた(同じく土曜日の夜には『キイハンター』も放送開始)ので、感慨もひとしおです。マイティジャックに関しては、数多くのファン・サイトにて詳しく特集されていますので割愛しますが、特撮は駆使しているものの、怪獣などは出てこず、非常に質の高い1時間サスペンス・ドラマでもありました。しかし視聴率が伸び悩んで13話で1時間ものとしては打ち切られ、その後はウルトラシリーズのごとく、30分ものの子供向け怪獣ドラマとして再出発させられた悲劇のドラマでもあります。
子供だった当時、「音楽で全身の毛が逆立つくらい衝撃を受ける」という体験を、冨田勲が作曲したオープニング・テーマ曲で初めて受けました。このパンチの効きまくったカタルシスの塊のような音楽なしに、マイティジャックは語れません。これをデジタル・リマスターされた大音量で聴きたかったのがDVD購入の大きな理由です。勿論、子供としては、空飛ぶ万能戦艦マイティ号(翌年製作の幻の日米合作・東宝特撮映画『緯度0大作戦』の潜水艦アルファ号に受け継がれた)のカッコ良さ、デザインの完璧さに夢中でした。出動時に基地のドッグに大量の海水を注入するシーンの特撮の素晴らしさは、お風呂に入る度に洗面器から湯船にザバーっと水を注いでマネをしていたものです(みんなしてたでしょ?)。今見ると豪華すぎるキャストも「大人風」だし、メンバーが出動時以外は普段着だったのもカッコよかった。007のスペクターを連想させる敵の組織「Q]」の部下達が、マイティジャックに捕らえられそうになると、青酸カリなどで自害するというのも、今見ると残酷です。子供としてもリアルで「大人風」であることは重要だったのでした。
第2話のゲスト女優、斉藤チヤ子(科学者の娘役。怪奇大作戦の『京都買います』のヒロインで有名)の香山リカ風の黒縁メガネ・ルックには萌えたりして。
2月24日には後半の4~6巻が発売予定で、こちらも待ち遠しいです。
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コメント
どうも!原田です。
やっと出るんですねt_t
感激もひとしおです。
あの発進シーンが見れると思うだけで鳥肌です。
レンタル行かねば^^;;
(買いなさい>自分^^;)
投稿: harada | 2006/01/31 21:17
原田さんどうもです。
発進シーン、いつ見ても感動します。しかしあのシーン
だけ、マイティ号の翼が無いんですよねー。
60年代テイストを満喫できるドラマ部分も最高です。
ウルトラ特撮シリーズは何年もたたないとレンタルに
出ないので、ここはひとつ大人買いしましょう。
(どうせ40歳以上の人しか買わないんだろうし。)
投稿: tangerine | 2006/01/31 22:03
MJに『キーハンター』、自分もリアルタイムで見ていました。
冨田勲のオープニングテーマ、ドッグの海水注水シーン(MJ号の重量感が良くでていますよね)、MJ号が海中から飛び立つシーンなど、いま見ても痺れる。もちろん3枚とも買いました。
投稿: mark1961 | 2006/02/13 13:01
MJに『キーハンター』、自分もリアルタイムで見ていました。
冨田勲のオープニングテーマ、ドッグの海水注水シーン(MJ号の重量感が良くでていますよね)、MJ号が海中から飛び立つシーンなど、いま見ても痺れる。もちろん3枚とも買いました。
投稿: mark1961 | 2006/02/13 13:01
mark1961さん、コメントありがとうございます!キーハンター見てましたか。私はテーマ曲はよく口ずさんでおりましたが、最初のほうはあまり見てなかったかもしれません。MJ号のデザインは完璧ですねー。
今見直して思うことは、このシリーズは初期の007シリーズとサンダーバードからの影響大で、大人受けするかと見込まれたのにダメだったのは、やはりあのハデなユニフォームのせいじゃないかなーということです。なんか着ている俳優さんも恥ずかしそうなところがありますね。
ともあれ、今月末に出る後半3枚が楽しみです。
投稿: tangerine | 2006/02/17 20:44