ジャケット
映画『ジャケット』を見た。バタフライ・エフェクトやトゥルー・コーリングでおなじみの主人公が原因不明のタイムスリップをすることで過去や未来を変えるという、最近食傷気味の設定。でも米国での公開は1年前ということで、『バタフライ・エフェクト』よりもこっちを先に見ていたら印象が変わってしまっただろう。
全く予備知識無しで見たら、音楽監修がブライアン・イーノで、弟のロジャー・イーノの曲も使われていたりする。しかも主人公のエイドリアン・ブロディが収監される精神病院の担当医はクリス・クリストファーソンだし、患者役で元マリリオンのFISHもちょっとだけ出ていた。全CDを集めていて、2ショット写真も撮らせてもらったことのあるくらいの大ファンなので、これが一番びっくり。
内容はこの手の設定では予測できる範囲内のものだけど、フラッシュバック映像がイライラする以外は丁寧で、雪景色の設定がサブリミナルに訴えていて綺麗。エンディングは後味を考えると、まあこれでOKかと。個人的にはヒロインのキーラ・ナイトレイよりも眼鏡の女医さんのジェニファー・ジェイソン・リーに萌えてしまった。
エンディング・テーマが文句なしに最高で、なんと1969年の『女王陛下の007』の挿入歌『愛は全てを終えて』(We Have All the Time in the World)を現007シリーズのデヴィッド・アーノルドが編曲し、イギー・ポップが歌っている(オリジナルはルイ・アームストロング)。イーノの音楽監修もいいのでサウンド・トラック欲しいのに、出てないなんて・・・。
007繋がりで、製作中の007最新作『カジノ・ロワイヤル』の6代目ボンド、ダニエル・クレイグも患者役で出てます。007の予告編を『ダヴィンチ・コード』の本編前に見て、かなり不安になったけど、この映画の演技を見て、ますます不安。
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コメント
はじめまして。
イーノは、ポール・サイモンのニューアルバムをプロデュースしていますね。
このアーティスト双方に関心のある方は、おもしろいでしょうね。
内容の評判も良いようですね。
ちなみに私はまだ耳にしておりませんが。
小林聡美も特撮も好きなので、これからも宜しくお願いいたします。
投稿: リバティ | 2006/06/08 18:41
リバティさんどうもです。ENOのポール・サイモンのプロデュース、意外ですねー。気になってるので購入予定です。
投稿: tangerine | 2006/06/10 00:04