Pink Floyd / p.u.l.s.e DVD
デヴィッド・ギルモアの新譜と発売時期が重なるという理由で、リリースが半年伸びてしまった94年のツアーのライブ・ビデオ作品P.U.L.S.E(95年リリース)のDVDがようやく発売され、HMVの通販サイトで購入しました(NTSCリージョン・フリー)。当時まず最初にドイツのテレビで放送されたブートレッグを入手。その後レーザー・ディスクを買って凄さを確認しましたが、今回はDolby5.1ch化されたサウンドで448kb/sに加え640kb/s対応もされ凄いです。
約1時間35分の特典映像付きでブートビデオから使われた未収録曲が貴重。特にお気に入りの"Poles Apart"や"Marooned"が収録されたのが嬉しかった。"Marooned"の噂のクジラ映像は初めて見られました。ノルウェー公演で当てつけがましく映写されたそうですが・・・。
スクリーンに映されたオリジナル・ビデオもボーナスで収録。Moneyのツアー初期ヴァージョンのレジデンツ型宇宙人編は、ブート映像で見てたけど、オリジナルには入っていなかったので、今回の収録は貴重です。
ハンディビデオで撮られた15分ほどのツアー・ドキュメントが圧巻で、舞台裏や世界中のコンサートシーンから抜粋されています。直前のパームウェア飛行機格納庫で行われたリハーサル(にしては規模が大きすぎる!)の模様も収録。これは日本版は字幕が付くのかな。
セット・デザインはいつものMark Fisherで、フロイドが起用以降、ストーンズ、U2等数多くのメガ・ロック・コンサートのセット・デザインでは常連となってしまいましたが、最も画期的だったのはステージで巨大な壁を作って、それを壊すという80年のザ・ウォール・ツアーでしょう。
88年に来日した時、照明や観光バス・サイズのブタの風船、特殊効果のあまりの凄さに唖然としましたが、それでも欧米ツアーのセットを2/3に縮小していたとのこと。94年はその規模を単純に2倍に拡大しており、圧倒というより凄すぎて笑ってしまう感じです。
ライブ映像作品としては完璧だけど、できれば野外コンサート編もフルサイズでソフト化してほしかったところです。ヤンキー・スタジアムのブートを持ってますが雲に絵を描くゴールドレーザーの照射とか凄まじいです。
これで私のp.u.l.s.eコレクションも結構なものになりました。
レアなのは、ポーランドのワルシャワで買ったUK盤カセットで、One Of These Daysとコンサートが始まる前に流れていた自然音のSEがボーナスとして入ってます(今回、特典映像のツアー写真のBGMとして収録されてます)。香港で買ったビデオCD版p.u.l.s.eもなかなかレアです。
初回のランプ点滅CDのうちUK盤のほう(電池交換が難しい)を買いそびれているのが痛い。あとビデオテープ版も持ってないです・・・。
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