笑う大天使(ミカエル)
原作ファンから評判のよくない『笑う大天使(ミカエル)』を見に行った。評判どおり、原作ファンとしてはダメ。上野樹里ファンとしては前半のみOKという感じ。
川原泉は80年代半ばあたりからの大ファンで、その1作品のネタ集めにしては尋常でない博学ぶりと、笑いで癒される力の抜け具合に圧倒されていた。花とゆめから出たコミックは『空の食欲魔人』から揃えているし、エッセイの『本日のお言葉』も持っている。『笑う大天使』はというと、「花とゆめ」を購読して、別冊の総集編『88年冬の号』『89年春の号』を買っていた。ちょっと探したら出てきたので懐かしくて再読中。近年ではマンガ・エッセイの『小人たちが騒ぐので』が秀逸ですなー。
監督はVFXも兼任しているようで、それを見せたかったのだろう。必要以上にCGがはびこっていて目障り。アクション・シーンは不必要な上にダラダラ長すぎ。お嬢様が水商売っぽい。
上野樹里の大阪弁も「てるてる家族の秋子が帰ってきた!」と思ってちょっと嬉しかったけど、原作派は怒るだろうね。
でも広川太一郎のナレーションは素晴らしかった。
あと、10年以上前にことごとくライブを見に行っていた元non nonのキタキマユも出ていてびっくり。大きくなったねー。
音楽がプログレしてるなーと思っていたら、バッファロー・ドーターのシュガー吉永が参加しているMETALCHICKSだった。
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コメント
大変わかりやすい感想ありがとうございます^^
DVD化を待ちます。
予告編ではかなり期待したのですが微妙ですね。
にーちゃんの役はキャシャーンの人だったことに今、気が付きました。
でもまぁ上野樹里ファンですので、楽しみにDVDまちます^^;;
投稿: はらだ | 2006/08/06 07:37
はらださんどうもです。うーん、上野樹里ファンと割り切って見れば、それなりに楽しめる映画ではあります。
でも去年の『亀は意外と早く泳ぐ』や『サマータイム・ブルース・マシーン』のほうが変化球の上野樹里が見れて楽しめた感じです。
投稿: tangerine | 2006/08/07 04:29