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2006年9月

2006/09/29

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

Ultraman01最初の4人のウルトラマン役がオリジナル・キャストで出演ということで、見てきました。現シリーズのメビウスは最初ちょっと見た時、前シリーズのウルトラマンマックスに遥か及ばずという感じだったので、録画はするも放置状態だったのですが、こないだ石橋けい(有言実行三姉妹シュシュトリアンの大ファンだった)の出ている回をたまたま見たら、えらいおもろかったので、過去を遡って観賞。映画版への期待も膨らみました。

マックスが実相寺や金城脚本の、子供心に深くトラウマを残す黒ウルトラマン史をソフィスティケイテッドしつつも踏襲していたのに対して、メビウスはなんとか新機軸を生み出そうと、脱力系お笑いや、はぐれウルトラマンなどで試行錯誤しつつがんばっているところに感心しました。しかもマケット怪獣でミクラスを出したり、「ウルトラ5つの誓い」が出てきたりして、オヤジ世代にもアピールしてますし。

で、肝心の映画は「何だ。楽しみにしていたのに子供向けじゃないか!」という感じ。まあ子供映画ですからー。ザラブ星人、ガッツ星人、ナックル星人らが連合して、4人のウルトラマンに封じ込まれたヤプールの超獣を解き放とうとするという設定は燃えますが、何の変化球もなく、ストレートなヒーロー・ストーリーに終始していました。
折角オリジナルの4人が揃ったのだから、もっと殺伐とした大人のウルトラマンにすることも出来たかもしれませんが、まあそれをやると『クレヨンしんちゃん、大人帝国の逆襲』のような、本末転倒ものにもなりえますし・・・。

しかしCGでなめらかに宙を舞うウルトラマン達は美しかったので、よしという感じでしょうか。ちょっとだけ過去の作品のフラッシュバックがあるのも嬉しかった。
ヒロインの、いとうあいこ(昼メロの『スイーツドリーム』は中山忍が出ているので完全録画中です。)も、いかにもウルトラマンに出てきそうなヒロインという感じで良かった。
あと、空にウルトラサインが浮かんだ時はちょっとだけ目頭が熱くなりました。

一番楽しめたのが、エンドクレジットの撮影打ち上げパーティーの模様で、桜井浩子ひし美ゆり子に加えて、南夕子役の星光子や、『帰ってきたウルトラマン』で南猛隊員役だった池田駿介(キカイダー01)まで出席していてちょっと感動。

パンフレットの裏に来場記念のウルトラマンのスタンプを押せるようになっていて、スタンプ台のところで小学生の後ろに並びつつ、「この子位の時に、帰ってきたウルトラマンの『二大怪獣の恐怖 東京大龍巻』を映画館に見に行って(1971年)、同じようにスタンプを押したなー」としみじみしてしまいました。

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟オフィシャル・サイト

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2006/09/23

ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT

Wildspeedハリウッド映画によくある、勘違い日本文化が満喫できるということで、日本公開を指折り数えて楽しみにしていた『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』を見た。『パールハーバー』や『SAYURI』のようにマジ切れしたくなる「国辱映画」とは別に、大した内容でもないこの手のツッコんで爆笑していればいい「ヘンな日本描写」映画はある意味好き。

結果、大爆笑できたけど欧米人の日本に対する文化感って、1967年の『007は二度死ぬ』から1歩も進んでいないなーという感じ。

アメリカで公道レースで問題を起こして、日本に住む父親に引き取られることになった主人公が通うのが普通の公立高校で、そこにはアフリカ系やヒスパニック系の学生が普通にいたり、給食が純和風御膳だったり、主人公の海軍の父親が三田の長屋に住んでデリヘルを呼んでたり、カーチェイスのシーンになると車線が広ったり、渋滞も消たり、パトカーは190キロ以上のスピードオーバーは追跡不可能と見なして無視する決まりなどトンデモ設定満載。

日本人俳優のセリフも、妻夫木は例のCMの「ようこそ。ゴー!」、柴田理恵(高校の先生)はいつもの調子そのまんまで「ショーン君、うわばきに履き替えなさい!」、KONISHIKI「しょーがねーなー」など、数える程。セーラームーンのセーラーマーズをやってた北川景子は主人公と行動を共にするメカニック役で結構登場するのにセリフはほとんど無し。ヤクザのボス役の千葉真一のみ普通にセリフありとうい感じで、英語の台詞のある主要な日本人役はアジア系アメリカ人が演じている。なんだかなー。

ハリウッド版『呪怨』は監督が日本人だけあって、完璧に近い日本描写で、それはそれで良かった(DVDの俳優・スタッフ勢ぞろいでのコメンタリーは和気藹々と日本の文化がいかに衝撃的だったかを語っていて、映画本編よりもおもしろかった)。

キル・ビル』は最初からトンデモ日本描写を狙っていたから問題外(でも『吸血鬼ゴケミドロ』とか『サンダ対ガイラ』から引用していたりして、かなりマニアック)。

ソフィア・コッポラがアカデミー賞を獲った『ロスト・イン・トランスレーション』は、外国人の総体的な意識としての日本に対する違和感がよく出ていたそうで、欧米人が日本に対して感じる違和感の見本市のような映画。でもこれ日本に対する正当な理解が皆無で国辱映画。

そこらへんと比べると、ワイルドスピードの稚拙な日本感は取るに足らない安っぽさだけで、論ずるに値しない微笑ましいものだった。でもこれを見て安易に日本で暴走を企てようとするアメリカ人が出そうで怖いけど。

肝心のテーマである公道レースの描写だが、はっきりいって、去年公開された、「なぜか設定は日本なのに、登場人物は全て台湾&香港の俳優(ヒロインの鈴木杏除く)」の香港映画『頭文字D』のほうが圧倒的に上で、全体的な完成度も、ワイルドスピードは遠く及ばない。しかも終盤の峠バトルは完全に『頭文字D』のパクリになっている。要はリメイクをしたかったのだと思う。『頭文字D』の予算は『ワイルドスピード』の10分の1以下だと思うのだが、カースタントのクオリティーはより繊細でリアル。香港映画恐るべし。

満足できなかった人はぜひ口直しに『頭文字D』をDVDでご覧ください。中国人俳優が演じる日本人という違和感はご愛嬌ということで。

         ( ゚Д゚)σビシッ(д` )レディ、

( ´д`)セットヽ(゚Д゚ )ビシッ


( ゚д゚ )     ( ゚д゚ )    ( ゚д゚ )

ギョォォォ-!

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2006/09/17

マッチポイント

Matchpointニューヨークからイギリスに拠点を移しての第1弾。プロット的には1989年の『ウディ・アレンの重罪と軽罪』に通じるものがあって、ウディの人間の傲慢な性へのシニカルでアイロニカルな視点は本作でも深く深くフィルムに刻み込まれて、見るものを魅了する。スカーレット・ヨハンソンの毒のある魅力を引き出して、別次元の美しさを醸し出すのもウディならではの演出といえよう。

今回はユーモアは最小限に抑えられているものの、主人公のジョナサン・リース・メイヤーズが、あわてふためいて銃を組み立てようとして、でも焦って全然組み立てられないシーンなどは、ウディがいつもやっている演技そのものだったので大爆笑してしまった。その他にも、主人公が偶然のいたずらの数々に翻弄されるシーンはウディ節全開という感じで非常に楽しめた。

そこにいるはずのない人間と、普通に会話してしまうシーンも「アニー・ホール」から「誘惑のアフロディーテ」、「地球は女で回っている」などでおなじみのウディ得意の技法。

最後、このオチで映画が終わるのかなと思ったところで終わらず、その後もしばらく話が続いてしまったのは意外だった。マッチポイントの意味するところ、最初のテニスボールのシーンと、クライマックスの指輪のシーンで、観客が予測していたオチと現実のオチがどう交錯していくのか・・・見事としかいいようのない結末。

今回はジャズを使わずに、古いアセテート盤のスクラッチノイズたっぷりのオペラを使用したのも新鮮だった。エレガントにも聴こえ、悲劇的でもあり、ユーモラスにも感じて、ウディの音楽センスには脱帽させられた。

今年最もゴージャスな映画。パンフレットもいつものウディ映画よりもゴージャスで美しい作りだった。

マッチポイント・オフィシャル・サイト
http://www.matchpoint-movie.com/pc/index.html

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X-MEN ファイナル・ディシジョン

Xmenうー、何を言ってもネタバレになるので何も書けない。とにかくこの3作の企画全体に製作者はXXXXxXX(オール伏字)に愛がない。可哀想すぎる。XXXも活躍しないし、XXXxxXXはXXXXXうし。でもXXXXXは相変わらずカッコイイ。
あれこれ詰め込みすぎて、各キャラの扱いが薄いのが残念。前2作の監督がスーパーマンのほうに行っちゃって変わってしまった影響も大。
とりあえず今回はキティ・ブライド役のエレン・ペイジが可愛かったのが収穫。

エンド・クレジット後の意味深なワンショットにも注目。

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スーパーマン・リターンズ

Superman冒頭のあのテーマ音楽と、3D的に飛び出してくるあのキャスト・ロールを見ただけで目頭が熱くなってしまい、最後のテロップに「クリストファー&ディナ・リーブ夫妻に捧げる」という献辞が流れたところで号泣。スーパーマンに本当に愛のある監督が作った、前シリーズの驚くほど正当な続編。まさにこれぞ古き良きスーパーマンという内容。

あいかわらずユーモアたっぷりの悪党であり続けるレックス・ルーサーにケヴィン・スペイシーを持ってきたのも完璧。

関西ローカルで深夜にやってる「ヤング・スーパーマン」も非常におもしろいです。

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2006/09/04

年内に見たいライブ一覧

9月以降で行ければ行きたいライブの一覧です。

09/06 Blondie / 大阪 なんばHatch
09/27 Steve Jansen (ex.Japan) / 大阪 なんばHatch
   [with 高橋幸宏、Her Space Holiday、Albrecht Kunze]
10/05 Acid Mother Gong / 大阪 新今宮Bridge
10/07 David Allen / 大阪 新今宮Bridge
10/14,15 Loud Park 06 / 千葉幕張メッセ
10 /16 Cheap Trick / 大阪IMPホール
10/22 Sparks / 京大西部講堂
10/26 John Wetton / Geofrrey Downes / 大阪ブルーノート
10/30 Iron Maiden / 大阪城ホール
11/11,12,14,15 Eric Clapton / 大阪城ホール
11/19 ムーンライダーズ / 大阪 なんばHatch
11/27 Jan Akkerman / 大阪 BIG CAT
11/27 Steve Hackett / 大阪ブルーノート
11/28 Porcupine Tree / Zepp Osaka
   [support act / ProjecKct 6 (Robert Fripp / Adrian Belew)]
12/02 Richard Pinhas (ex.Heldon) / 大阪梅田 Shangri-La
12/03 Richard Pinhas (ex.Heldon) / 名古屋DAY TRIP
12/12 上原ひろみ / 大阪芸術ホール
12/15 Mani Neumeier / 大阪 新今宮Bridge

ブロンディーはもうおばあちゃんになっているだろうけど、最後らしいし・・・。

7月のウドー・フェス大阪ではライブ開始時、推定観客数約25人(おかげで最前列で堪能)で可哀想すぎたポーキュパイン・ツリーは、11月に再来日が決定し、キング・クリムゾンの新ユニットProjeKt Sixがサポート・アクトとして決定。これで人が入るでしょう。

そのポーキュパイン・ツリーのメンバーとして久々に来日した元ジャパンのリチャード・バルビエリに続いて、同じく元ジャパンのスティーヴ・ジャンセン高橋幸宏 Presents 4 MOONS’ LIVEというイベントにて来日。

スティーブ・ハケットヤン・アッカーマンが同じ日とは・・・。間が悪すぎる。

ラウドパークMegadeth, Dio, Anthrax, Ministryが出る10/16のZepp Osakaに行きたかったけど、チープ・トリックとカブってるから、千葉2日間に行こうかどうか迷い中。

クラプトンはそんなに興味ないんだけど、なぜかまだ見たことない数少ない大物外タレの一人で、これが最後かもしれないし・・・。

エルドンのリシャール・ピナスがまさかの初来日。ドラムは現MAGMAアントワーヌ・パガノッティ。最も楽しみにしています。

でもチケット買っているのは今のところアイアン・メイデンだけです。

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2006/09/03

Asturias 大阪公演

Asturias東京のプログレバンド、アストゥーリアスの大阪初ライブを難波フラミンゴ・ジ・アルーシャで見た。

アストゥーリアスは1988年にキング・レコードから1stアルバム"Circle in the forest"でデビューしたインストゥルメンタル主体のバンド。しかし実質は大山曜氏のソロ・プロジェクトで、マイク・オールフィールドなどと同カテゴライズされそうな、今でいうヒーリング・ミュージック的な要素が大きい。

ファースト・アルバムはZABADAKの上野洋子や、新月のメンバー、アフレイタス(1986年に1度だけ東京でライブ見たことあり)のドラマーなども参加していて、完成度は非常に高い。発売当時に友人がカセットに録音したものをくれて、出張の移動中とかによく聴いているうちに大好きになり、CDを買ったのであった。友人はデモ・テープやライブ音源などもくれて、それもよく聴いていた。

Asturiasはその後2枚のアルバムを出すもセールスが振るわず、長期の活動休止を経て2004年にメンバーを一新したアコースティック編成のAcoustic Astoriasとして復活。今回のライブもピアノ、ヴァイオリン、オーボエ、ギター(大山氏)の4人のアコースティック編成でのライブであった。

旧レパートリーもアコースティックなアレンジに非常にマッチしていて、とても良かった。コテコテのプログレ色は弱まっていて、それがかえって質を高めている感じだった。18年目にして「流氷」を生演奏で聴けたことに感慨もひとしお。また機会があればぜひ見てみたいと思った。

次にラウンドハウスという共演バンドが出演し、最後にアストゥーリアスと一緒にセッションをやるとのことで最後まで見ていこうかと思ったが、最初の2曲を聴いて、楽曲、ヴィジュアル共にあまりに苦手なものだったので、そこで退散。

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