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2007年3月

2007/03/16

水木しげるロード

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Mizuki01Mizuki03Mizuki04                          ふと一度も行ったことのない鳥取に行ってみたくなり、青春十八きっぷ(誕生25週年ということで5日使えて8千円に値下げ中)で温泉好きの同僚から推薦してもらった三朝温泉に行った。ゆっくりと温泉に浸かってカニ御膳を食べて保養。

翌日は鳥取砂丘にでも寄って帰ろうと、倉吉駅で鳥取に戻る電車を待っていたのだが、逆方向の米子行きの電車が先に来てしまい、その瞬間「これに乗って境港の水木しげるロードに行くのだ。」という啓示を受けて、そのままその電車に乗ってしまった。「妖怪予定がえし」の仕業に違いない。

米子駅には、噂の鬼太郎列車が待ち受けており、それに乗り込む。正面のライトは目玉のおやじになっている。内装も鬼太郎がいっぱい。境線の全駅には妖怪の名前が付いているという凝りよう。

米子駅は「ねずみ男駅」といなっており、ホームのねずみ男の銅像を携帯電話で撮影。しかし、充電器を忘れてきてそのままだったせいか、「電池が足りません。充電してください。」のメッセージが。せっかくロードに設置されている沢山の妖怪の銅像を写真に撮ろうと思っていたのに、がっくりときてしまった。

しかし、境港駅(鬼太郎駅)に到着し、再び携帯の電源を入れると、なんと復活。それ以降、妖怪の銅像をいつ電池が切れるかハラハラしながら撮影しつつロードを歩いていったが、いくら撮っても電池が切れることはなかった。「妖怪ケータイ充電」の仕業に違いない。感謝感激。

観光案内所で100円で買った妖怪ガイドブックには、水木しげるロードの商店街各店舗に供えてある妖怪スタンプを押すスペースがあり、全36個を押してまわると「スタンプラリー完走証」がもらえるとのことで意地になって36個制覇。いい中年が本気になってスタンプを押し歩く様子は客観的に見てあきらかに怪しい。「妖怪スタンプ制覇」に取り憑かれていたのかも。
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ロードの一番奥にあった「水木しげる記念館」にて、手塚治虫先生と双璧を成す水木先生の偉業を再認識。5,6歳の頃TVでやっていたマジに怖い初代モノクロ版「ゲゲゲの鬼太郎」や実写版「河童の三平」「悪魔くん」がトラウマとなった世代としては、水木先生の作品は深く遺伝子に組み込まれていて、生活の一部のようなものだったが、歴史を再確認するととんでもない奥深さである。「カランコロン漂泊記」を読んだ時にも思ったことだが、生死の境をさ迷い切った人は強い!数奇な運命の結果が何千万人という人のサブリミナルに妖怪の存在を植えつけることになろうとは。

すっかり感動して、帰り路もスタンプを押しつつ進んでいくと「妖怪神社」の前に黒山の人だかり。なんか映画版「ゲゲゲの鬼太郎」の主演のウエンツ瑛士がプロモーションでお参りに来たようで、テレビ局やマスコミも多数来ており、ねずみ男とねこ娘の着ぐるみもいた。写真撮影禁止と言われたので写真は撮らなかったけど、鬼太郎のコスプレのウエンツが到着すると、女性達の黄色い悲鳴が炸裂。何故か「みぎゃーー!!」と聞こえるのは、ねこ娘の仕業だったのか?

お土産のひとつ、目玉のおやじ汁を飲みながら旅の成果を噛み締めつつ帰路についたのであった。

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2007/03/08

エイジア 大阪公演

Asia01Asia02オリジナル・メンバーで復活したASIAの大阪公演を3月5日、厚生年金会館で見た。昨年10月のウェットン・ダウンズ大阪公演のレビューにも書いたが、ジョン・ウェットンが精神的にも肉体的にも健康になってのリユニオンで、昨年の音源でも素晴らしい歌声が復活していたのを確認していたので、期待に満ちたライブだった。

オリジナル4でのエイジアはやはり素晴らしく、ジョン・ウェットンの歌声は復活どころか過去最高の艶と声域と感じた。スティーヴ・ハウは圧倒的にプロで完璧な仕事をこなしていた。エイジアに異端な要素があるとすれば、それはハウで、彼こそポップなサウンドに毒を盛るべき無くてはならない人材だったのだ。カール・パーマーは50代にもなってもドラムが走っていて、そこがカールらしい。衰えを知らないドラムソロは圧倒的だった。ジェフ・ダウンズはプログレ・キーボーディストとしてはエレガントさに欠けるが、エイジアのサウンドにはぴったり、というかサウンドの要。他のメンバーが抜けても1人でエイジアを持続させていたのも頷ける。なんといってもあのイエスの名盤"DRAMA"のキーボーディストなのだ。

選曲は昨年のツアーから全く変わっていないが、1st全曲と2nd数曲に絞って大正解と感じだ。個人的には"Midnight Sun"の初期ライブ・ヴァージョンが凄く好きなのだが、これはまた別の機会にでも・・・。各メンバーの元バンドのカバーはたどたどしかったりもしたが、やはり嬉しいファン・サービス。

エイジアは過去2度見ているが、グレッグ・レイクを臨時ボーカルに迎えての初来日は見ていない。興味がなかった。90年の尼崎アルカイック・ホールは生のジョン・ウェットンとカール・パーマー見たさに行ったが素晴らしかった。パット・スロールも臨時ギタリストとしては立派な仕事をしていたと思う。今回の厚生年金会館は、92年のボーカルがジョン・ペインに変わってからのライブを見た場所で、当時最前列で見たにもかかわらず、失望して帰ったのを思い出した。今回やっとオリジナルでの来日で、待った甲斐があったというものであろう。

デビュー当初はポップすぎてプログレ独特の「ヘンな部分」が希薄で好きになれなかった。本当に評価するようになったのは、80~90年代の日本のアイドル・ポップスなどを真剣に聴くようになり、そこにエイジアが生み出した緻密なポップのエッセンスと同等のものを感じるようになってからだった。今ファーストを聴くと、考え抜かれたサウンドでさじ加減も絶妙なのが理解できる。セカンドはオーバー・プロデュースされていて甘すぎる部分がだめで"Midnight Sun"は初期ライブで展開したロング・ヴァージョンのまま残しておくべきだった。もっとエゴをぶつかり合わせるべきだったのだろう。

自分の中でUKとエイジアを比べるとUKのほうが圧倒的に上ランクのバンドなのだが、それでもオリジナル・エイジアを生で見たという体験はやはり格別だった。25年前に見られたらもっと幸せだったろうが、メンバーが様々な確執の時と経験を経ての、ようやくのリユニオンはさらに素晴らしいものであった。

Time Again
Wildest Dreams
One Step Closer
Roundabout
Without You
Cutting It Fine
Steve Howe solo - The Clap
Fanfare for the Common Man
The Smile Has Left Your Eyes (acoustic)
Don't Cry (acoustic)
In the Court of the Crimson King
Here Comes the Feeling
Video Killed the Radio Star
The Heat Goes On - Drum Solo
Only Time Will Tell
Sole Survivor
encore
Ride Easy
Heat of the Moment

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Trad, Gras och Stenar 大阪公演

Tgs1967年から活動しているスウェーデンのサイケデリック・ロック・バンドTrad, Gras och Stenar(スウェーデン語で木とガラスと石)の公演を3月3日に新今宮Bridgeで見た。招聘はAcid Mothers Templeで前座もプレイ。客入りも上々で、良かった。後説でAMTの河端氏も喜んでいた。

TGSは最若年のメンバーが64歳という高齢バンドで、音は反復フレーズをゆったりと演奏するもハードでアシッドでかつクリーンな感じ。ドイツのAmon Duulとよく比較されるらしい。60年代はDoorsの前座をこなしたこともあったそうだ。現役でがんばっているのが凄い。

恐らくこれが最初で最後の来日ということ。スウェーデンのバンドというとGarmarnaとLars Hollmer(SOLA)とAnekdotenとCardigans(!)しか見たことないので、非常に貴重だった。ライブを勧めてくださった本座村さんにも感謝。

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