アラン・ホールズワース 大阪公演
4月11日にAllan Holdsworthのライブを大阪BIG CATで見た。ほぼ毎年といって良いほど来日公演を行っている人だが、アランを見るの84年の初来日、85年の2回目、88年の3回目、03年のSoft Worksとしての来日に続き(まだ)5回目。
今回はキーボードにThe New Tony Williams Lifetime時代のAlan Pasqua(約30年ぶりのステージ共演とのこと)を迎えてのステージ。ドラムはお馴染みの元ZappaバンドのChad Wackermanで、半分位は彼のプレイ見たさに行った感がある。2月のTerry Bozzio, 昨年のVinnie Colaiutaに続いて久々に見るフランク・ザッパ・ファミリーのドラマーということで、超絶なドラミングを堪能できた。6弦ベースのJimmy Haslipはサウスポーにもかかわらず弦の配置は普通の右利きと同じという変わったミュージシャンで視覚的に凄く違和感があったけど確かなテクニックを持っていた。。
今回はアラン・パスクァのバンドといって良いほど、彼のプレイが際立っていたのが印象的だった。ライフタイム時代の"Proto-Cosmos"などもプレイされて、大いに盛り上がった。ホールズワースは相変わらずの早弾きだが、テクニカルなプレイそのものよりも音楽全体を包み込むような美しいコードワークが素晴らしく、長年の音楽人生で磨きのかかった円熟した演奏だった。やはり唯一無二の孤高の音楽を確立したミュージシャンであることを再認識させられた。
物販の、昨年オークランドの日本食レストランで収録された、同一メンバーによるライブDVDが売り切れてしまっていたのが残念。しかしアランのオフィシャル・サイトからリンクされているAbstract LogixやAudiophile Importsにて購入可能のようだ。
1984年5月9日の御堂会館で見た伝説の初来日公演は、あまりの凄まじいプレイに全観客がが打ちのめされたのを覚えている。今回23年ぶりに、当時一緒に見た友人達と再び見ることができて感慨もひとしおだった。
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コメント
こんにちは。またまたご無沙汰です。
学生時代にこんな話を聞きました。
「アランに憧れて真似しようと頑張って指をおかしくした奴がいる」と。
いったい、どのようにおかしくなったのか、今となっては謎です。
いずれ、生で一度は見たいギタリスト二人のうちの一人です。
ちなみにもう一人はジェフ・ベック先生ですが。
話はうって変わって日テレの「セクシーボイスアンドロボ」は、
ご覧になっていますか?
「すいか」の脚本家の作品で、浅丘ルリ子も出ていて、けっこう楽しめますよ。
DVDBOX化した時の特典を想像してしまっておそろしい。
(^^;)
鬼太郎劇場版DVDBOXの特典の「ぬりかべマウスパット」と言うのもはまりすぎていて、おもしろいですが。
ではまた。
投稿: リバティ | 2007/04/26 18:09
>リバティさん
いつもどうもです。昔アランの教則ビデオが出ていて、こんなん見てもマネできないので参考にならないと言っていた友人がいました。アランもまだまだ来てくれそうなので、ご覧いただける機会があればいいですね。
セクシーオイズアンドロボ、第1回を録画しそこねて見てませんでした。次からぜひ見ますね。ぬりかべマウスパッドはそれ自体で売っていたらぜひ欲しいアイテムですね。
投稿: tangerine | 2007/04/27 22:28