ヒカシュー 大阪公演
ヒカシューの大阪公演を10月17日、燦粋(さんすい)で見た。前回見たのが1993年3月17日の京都RAGなので、14年ぶり10回目くらい。(巻上公一は7月7日におおかた静流とのライブを見ている。)
サックスがいなくなり、キーボードが清水一登、ドラムが元美狂乱の佐藤正治になっていた。巻上公一も三田超人も、ベースの坂出雅海も全く歳をとっていなかったのが凄かった。
巻上公一はテルミンやホーミー、ホーンなどもプレイ。インプロヴィセーションの合間にメンバーの誰かがきっかけを作って、ちゃんとした曲が始まるという構成。即興でボクシングの亀田ネタなども披露。新作『入念』から『カレー三昧』を三田が歌ったりもした。高速のドライブインで買ったカレーサイダーのネタには爆笑。昔の曲も『テイスト・オブ・ルナ 』、クラフトワークのカバー『モデル』、『炎天下』、『人間の顔』、『パイク』、アンコールに『うわさの人類』、『びろびろ』などをプレイ。懐かしくて体が自然と踊ってしまう。完成間近とナレーションしていた新作よりも『我が国』などをプレイ。
お客が40人程で寂しかったが、演奏は昔と変わらず、相変わらず熱の入った大真面目かつ笑いを誘うものだった。
サウンド的にいうとVan Der Graaf Generator的な豪快さを持っていて、昔から国内最高峰のプログレッシヴ・バンドだと思っている。
一番ストレートにライブを見ていた時期の『日本の笑顔』『私の愉しみ』『水に流して』『そばでよければ』『人間の顔』を買いそびれているのが無念。当時は貧乏だったので・・・。当時のライブをほぼ録音しているので、聴くことは可能なのだが、スタジオ盤もまた再発して欲しいところです。
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