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2007/10/26

テリー・ボジオ ソロ・ドラム・ツアー 大阪公演

Terry01Terry02Terry03Terry Bozzioソロ・ドラム・ツアーを10月25日心斎橋BIGCATで見た。1月24日に同会場で見たOUT TRIO以来今年2度目の観戦。しかも今回はドラム&パーカッションのみのソロ・パフォーマンスで、ボジオのドラミングをたっぷりと堪能できる絶好の機会だった。

会場に着くと、既に100人近い行列ができており、その人気に圧倒される。事前にぴあで前売りを買うと7,500円で、しかし後でチェックすると実際は6千円だった。おかしいなと思っていると、張り紙で、「手違いで間違って7,500円で売ってしまいました。入り口にて1,500円払い戻します。」と告知があり、アナウンスでもお詫びがあった。また、プロモーターのAnd Forestでは、いつもは終演後にやるサイン会なども、ボジオの疲労を考慮して、今回は行わないとのこと。

会場に入ると、噂の7バスドラムの凄まじい要塞のようなドラム・セットが組まれており、前回のOUT TRIOの時と同様、観客がカメラでセットをこぞって撮影していた。最終的に観客は200人近くになり、15分の休憩を挟んで計2時間あまり、たっぷりとソロが展開された。

演奏は周知のとおり、ドラム・ソロというよりはパーカッションによるパフォーマンスという感じで、大音量でのハデな演奏はほとんどなく、緻密で繊細なテクニックを堪能できるものであった。アンビエントな効果音をバックに流したりしていたが、原則的にパーカッションのみで全てを表現しており、メロディーも豊富で、全てのセットを駆使しているのがわかる。後半にはマイルス・デイヴィスのカバーもプレイした。

やはりボジオこそニール・パートと並んで、世界のテクニカル・ドラマーの頂点に君臨するひとりであることを再認識。今年もテリー・ボジオをはじめ、アラン・ホールズワースのライブでチャド・ワッカーマンを、ジェネシスのライブでチェスター・トンプソンをと、フランク・ザッパ門下生の超絶テクニックを再び堪能できたのはラッキーだった。ザッパの遺伝子は、ボジオをはじめ、あらゆる門下生の活躍の場所で今も息づいているのだ。来年1月のZappa Plays Zappaの日本公演も楽しみなところ。

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