テラビシアにかける橋
昨年6月にフィンランドから帰国する飛行機の中で見た『テラビシアにかける橋』を、昨日ようやく映画館で見た。1月から公開されていたのだが、泣いてしまうことがわかっていたので、みっともなくてなかなか足を運ぶことがでず、客足が落ち着いた頃を見計らっての観賞。
機内上映ヴァージョンは日本語だったので、英語でも見たいと思っていた。子供向けでなかなか聞き取りやすい発音で勉強になった。吹き替えでは末っ子のメイベルが虐待して胴体が半分になった人形を「超過激バービーちゃん」と訳しており、原語だとピンとこなかったので、名吹き替えだと思った。
TVでプロモーション来日した主演の2人のドキュメント『テレビシアにかける橋公式ガイド』を見たが、渋谷で回転寿司をマズそうに食べてる姿はいたって普通の子供だった。しかし映画でのJosh Hutchersonの虚無感あふれる演技や、AnnaSophia Robbのいかにも小説家の娘といった天真爛漫な演技は信じられない位素晴らしい。
展開がわかっていても最後の30分は涙が出てしまった。レスリーがいなくなってしまってからの喪失感が見事で、容赦なく存在が打ち消されており、ありがちな回想シーンなどもない。子供には残酷すぎる描写だが見事としかいいようがない。大人たちの演技も喪失感をリアルに表現している。
エドマンズ先生役のZooey Deschanelってどこかで見たことがあると思っていたら、『あの頃ペニー・レインと』のおねーさん役や大好きな『銀河ヒッチハイク・ガイド』に出てた人だった。
末っ子メイベル役のBailee Madisonの演技がやはり素晴らしく、ストーリーの要所要所にメリハリをつけている。撮影時6歳位だったはず。私のことを慕ってくれている友人の娘さん(3歳)とちょっとかぶってしまってウルウルしてしまった。
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コメント
建国記念日に、たまたま時間が空いたので
フラッと行ったパークスシネマで見ました。
とにかくキラキラしてて浄化されてしまいました。
ああいったCGIの使い方なら納得です。
爽やかに泣けましたー。
冒頭の秘密基地の木に登るところで、
ヒョイヒョイーっとジャンプして登れちゃう所が好きです。
投稿: BGY | 2008/02/15 23:03
>BGYさん
どうもです。秘密基地って子供の頃なら誰でも作ってしまいますよねー。私も当時の家の裏の空き地にベニヤ板で作りました。ジャンプして木登りのシーン、私も好きです。世界は我の想うままという感じがいいですね。
投稿: tangerine | 2008/02/19 03:46