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2008/07/30

ドイツ プログレフェス ローレライ到着編

ドイツに到着した翌日、いつもお世話になっているケルンの友人宅から、出発。天気は雨で、結局コンサート前後のケルン滞在中はずっと雨だった。寒いからと、上着にジャージの上下も借りて、寝袋も借りての出発。途中スポーツ用品店で、テントの下に敷くマットも12ユーロで購入。ケルン中央駅からライン川沿いに南下していく急行で1時間強ほど乗り、Koblenz(コブレンツ)で乗り換え。鈍行でライン川の東側に渡って、約40分南下したところにあるSt.Goarshausen(サンクト・ゴアーズ・ハウゼン)で下車。

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時刻表は日本でドイツ鉄道の時刻表を検索していたので、ある程度のスケジュールは立てられた。駅からすぐのところにフェリー乗り場があり、反対岸のサンクト・ゴアーズとの間で渡し舟が行き来している。ライン川観光のフェリーも頻繁に接岸されていた。

Loreleyはローレライ伝説で有名な観光名所だけど、130m位のただの岩山で、会場のFreilichtbuhneは岩山の頂上にあり、駅からすぐのフェリー乗り場から1時間に1本ほどバスが運行されているので、それを待つ。バスが停車していたので、運転手のおねーさんにコンサート会場に行きますか?と尋ねると、会場近くで声をかけるので、そこで降りればOKとのこと。

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出発の時間となり、片道1.5ユーロを払って席に着く。同じくコンサート目当てと思われる人々が10人ほど同席。バスは坂道を登って15分ほどで到着。「コンサートに行く人はここで降りてくださーい!」と運転手のおねーさんが声をかけるとほとんどの人が降りた。道の左手になだらかな斜面の芝生の丘があり、ここがキャンプ場の模様。すでにテントが100個くらい建てられていた。

最初はなんとか近所のホテルを探すつもりで、コンサートのチケットのみネットで買って、キャンプ用のチケットを買っていなかったので、メールでプロモーターに問い合わせると、当日券でキャンプ用チケットが買えるとの返答があり、キャンプ場の入り口でその旨を係員に話すと、コンサート会場の入り口でキャンプ用チケットを買ってから来てくれと言われた。会場は徒歩5分ほどのところにあり、すでに1バンド目が始まろうとしていた。

Loreley1806Loreley1808Loreley1809キャンプ用のチケットは25ユーロですぐに買え、キャンプ場に戻って、チケットを切ってもらう。キャンプ入場用のリストバンド(布製)をしてもらって、ゴミ袋を5ユーロで買わされる。これは帰りにゴミを詰めて渡すとキャッシュバックしてくれる仕組みだそう。

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適当な空き地を決め、テントを設営することにする。テントで泊まるしかないと覚悟してからAmazonの通販で買った2,979円の安物テントで、日本からトランクに詰めて持ってきたもの。設営道具が何もいらない超簡単な構造で、初心者の私でもでも10分ほどで組み立てられた。ただペグがすぐにグニャグニャになってしまうほど柔らかい、ただの針金で、すごく心元ない。テントを設営中にパラパラと雨が降り出して、設営を急ぐも、すぐに止み、結局、その日は曇りか小雨という天候だった。

設営を済ませ、荷物の中に入れ、床マットを敷き、寝袋も敷いて、貴重品はショルダーバッグに詰めて、会場に向かう。

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会場は1988年に発売されたMarillionのライブ・ビデオ"Live From Loreley"の収録地となった場所で、ビデオでは20年間何度も見たことのあるお馴染みの場所。しかし実際に行ってみることになろうとは、夢にも思わなかった。

Loreley1820Loreley1821入り口で、チケットをもぎってもらい、3日間の入場用リストバンドをしてもらい、中に入る。ローレライの会場の全景が目に入った時は、感動してしまった。

続く。

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コメント

海外のコンサート・レポートの導入部、tangerineさんの独特の文体にしびれます。バスの青、テントの青、リストバンドの青(水色ですか)何とも言えませんね。

投稿: リバティ | 2008/07/31 19:49

>リバティさん
いつもどうもです。青いテントはなかなか寝心地が良く、快適でしたが、ペグが貧弱で、2日目の夜に返ってみると風で吹き飛ばされて3メートル位ずれた所にクシャクシャになって倒れかけてました・・・。
荷物になるので、ドイツの友人に献上してきました。でもキャンプの楽しさをにハマってしまったので、再度購入して、これからは国内でもキャンプしてまわろうと思っています。

リストバンドは布製で、1日券、2日券、3日通し券などで色が違っており、3日券の水色が一番いいデザインと思いました。かしめ器で金具を潰して腕に泊めるもので、惜しかったけど空港の金属探知機にひっかかるだろうなと思って、フェス終了後にハサミで切って外しました。

投稿: tangerine | 2008/08/01 16:22

あら、キャンプに目覚めてしまいましたか?(笑)
私も同類のテントを持っていて、毎年フジロックで1人でしこしこ立ててキャンプ生活してます。ま、寝泊りだけですけれど。

 キーボードの組み立て? おもしろそー♪
勢い込んで、それを買ってしまうほどの感動だったんですねーいいなー、そして、tangerineさんらしい気がしました(笑)

投稿: Leek | 2008/08/03 14:11

>Leekさん
はい、テント生活って味わいあってすごく楽しかったです。Leekさん、FUJI ROCKでテントとはパワフルですねー。今年はFUJI行けなかったそうで、残念でしたね(泣)。私行ったことないんですが、今年はSPARKSが出たようで、見たかった・・・。

シンセサンザーですが、キーボードはついてなくて、テスターのような棒でカーバンファイバーの抵抗部分をなぞって音を出すものでした。
http://otonanokagaku.net/magazine/sx150/index.html
早速組み立てて、遊んでいます。大人の科学マガジンは前回のテルミンが出た時も買って、遊んでましたねー。

投稿: tangerine | 2008/08/04 01:56

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