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2008年11月

2008/11/28

Terry Bozzio, Tony Levin, Pat Mastelotto 大阪公演

Terry01Terry02Terry03Terry Bozzio, Tony Levin, Pat Mastelottoのトリオのライブを11/26にロック友達と3人で心斎橋Big Catで見た。
テリー・ボジオは昨年も1月10月に来日してくれており、招聘元の&FOREST MUSICの精力的な活動には感謝感激。トニー・レヴィン&パット・マステロットというKing Crimsonのリズム隊とのジョイントということで、なんとなく内容は想像できるものだったが、ほぼ完全なフリー・インプロヴィセーションという予想通りの内容だった。

トニー・レヴィンは昨年のPeter Gabrielのヨーロッパ・ツアーをドイツのマインツで見て以来で、キング・クリムゾンとしての3回の来日~ABWH~ピーター・ガブリエルの単独公演~Bruford Levin Upper Extremities~2001年の自分のバンドの来日公演などを合わせて20回目の鑑賞。

パット・マステロットは1993年のDavid Sylvian & Robert Fripp~キング・クリムゾンとしての3回の来日~2003年のGuitar Warsのメンバーとしての来日を合わせて17回目の観賞。

テリーは前回に使用した驚異的な数のドラム・セットを再度組み上げての演奏。しかし、幾分控えめ。トニー&パットはクリムゾンが久々に夏の北米ツアーを行ったせいか、コンビネーションはクリムゾンそのものだった。テリーは多少遠慮気味にバランスを考えてプレイしているようだった。

トニーはおなじみのスティックで数曲、昨年のピーターのツアーでも多用していたエレクトリック・アプライト・ベースを弓で弾くスタイルで数曲。普通のベース・ギターは今回は使用しなかった。パットは右手でパソコンの音源やVドラムを駆使しつつ、エレクトリックなプレイを展開。Guitar Warsの時は彼のロックン・ロールできないプレイをヌーノ・ベッテンコートが気に入らなかったらしく、ライブ・アルバムにおけるパットのプレイはヌーノ自信によるミックスダウン時に完全にカット&ペーストされたらしい。トニー・レヴィンの技量はやはり凄しく、1音1音を体験できるのが貴重な財産に感じられる。

途中で25分ほど休憩が入って、友人と3人で談笑。前半の内容にはなぜか触れず、パフュームがいかに凄いかという話題で盛り上がる。第2部。延々とインプロが展開される。ボロボロになったベース用の弓をトニーがパットに渡して、パットが弓でシンバルをこすったりして演奏。頭に乗せて「トニーのカツラ」というギャグもかましてくれた。終盤になった遂にテリーのプレイが遂に爆発。このテンションで最初からやったら圧倒されただろうになーという気もした。アンコールは短かったが、テーマがあって、トニーの超人的なスティック・プレイを堪能できた。テリーも凄いプレイ。終演後サイン会があったが、仕事の時間が迫っていたので、特典の生写真を貰って退散。

1月のZappa Plays Zappaの来日公演に参加できなかったのは残念だが、テリーの精力はまだまだ凄い。次回はぜひ作曲された緻密な曲を演奏するバンドで来日してもらいたいです。

P.S.
トニー・レヴィンの膨大な参加アルバムのなかで一番売れたアルバムは何でしょう。
恐らく下記の3枚のどれかと思うのですが、ご存知の方おられますでしょうか。

John Lennon, Yoko Ono / Double Fantasy (1980)
Peter Gabriel / So (1986)
Pink Floyd / A Momentaly Lapse Of Reason (1987)

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2008/11/14

The Who 大阪城ホール 2008/11/13

Thewhoosaka01Thewho01もう何も言うこともなく、思い残すこともない。これで人生を完全燃焼できたらどれだけ幸せだろう。そういうライブでした。The Who2004年7月25日の大阪ドームでのフェス出演に続く、単独初来日公演の初日を11月13日に大阪城ホールで見た。

前回も書いたけど、同じことをもう一回。
やはりあらゆるロックのオリジナル的存在は違いますね。
The Whoがモッズ、ブルースロック、ハードロック、パンク、プログレ、ニューウェーブ、ブリッドポップの元を一から作ったんだから。

Tommyleeds00高校生の時、修学旅行の前日に旅行で使うお小遣いをもらって、そのままレコード屋に行って、"Tommy"と"Live At Leeds"のレコードを買い、旅行には無一文で行って、友達にお菓子を恵んでもらっていたのは、もう28年も前の話。そのレコードは今でも大切に持っている。

大阪城ホールは残念ながら7分ほどの入りで、スタンド3F席は全面閉鎖という淋しい状態でしたが、しかし、ここに集まったのは、本当のザ・フーのファンたち。入り口で岐阜から駆けつけた友人と、数年前の女子高生の頃からファンだというロックの何たるかを解かっている素敵すぎる女の子に逢う。中でアリーナ6列目で一緒に見たのは、2004年のときも一緒に見た筋金入りのブリティッシュ・ロック・ファンの先輩たち・・・。

肉眼でもはっきりと表情が解かるほどの距離で堪能できたThe Whoはやはりロックの頂点だった。デビュー・シングルの"I Can't Explain"から大音量で爆発。バック・メンバーは前回と全く同じで、コンビネーションも最高。初のナレーションでピートが"Great Be In YOKOHAMA!"え、違う?"Great Be In TOKYO!!"え、それも違う?"Great Be In OSAKA!!!"とかましてくれて、大ウケ。バックの映像も効果的で、やはりフェスとは全然違った。"Real Good Looking Boy"ではエルビス・プレスリーの記録フィルムを、"5:15"では昔のロンドン発の列車の運転席から見た線路の画像が猛スピードで続いて、"Love Reign O'er Me"では映画『さらば青春の光』のシーンをモノクロで映していた。

モニターの調子が良くないことを指摘するロジャーとピート。「一からステージを作り直すべきだ!」などと主張したりして、本編最後は"My Generation"のエンディングがうまくいかなかったのか、最後はピートが唾を吐いたりして、ちょっと不機嫌な様子だったが、気を取り直してアンコールに強烈なトミー・メドレーをかましてくれました。それだけで終わらず、最後はアコースティックギターで2人だけで、最新作の"Endress Wire"から感動的な"Tea And Theatre"をプレイして終了。

燃え尽きた。が人生はかっこよくは終わらないんですなー。The Whoのように老いてもロックしつづけるしかないのかも。

関東の皆様も強烈なやつをぶちかまして・あげて・もらって・ください!

Pete Townshend / Guitars, Vocals
Roger Daltrey / Vocals, Acoustig Guitar, Tambourin
Zak Starkey / Drums
John 'Rabbit' Bundrick / Keyboards
Simon Townshend / Guitars
Pino Palladino / Bass

1. I Can't Explain
2. The Seeker
3. The Relay
4. The Fragments
5. Who Are You
6. Behind Blue Eyes
7. Real Good Looking Boy
8. Sister Disco
9. BaBa O' Riley
10. Eminence Front
11. 5:15
12. Love Reign O'er Me
13. Won't Get Fooled Again
14. My Generation
encore
15. Pinball Wizard
16. Amazing Journey
17. Sparks
18. See Me Feel Me
19.Tea And Theatre

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2008/11/12

Genesis 1970-1975 CD/SACD & DVD BOX

Genesis01webGenesis02webGenesis03webリリースが1年以上遅れていたジェネシス1970 - 1975年発表のスタジオ・アルバムのリマスター・リミックス盤ボックスセットが遂にリリースされ、HMVよりSACD仕様、NTSC-DVD版が到着しました。しかし長かった。このボックスを聴くことを夢にまで見て、途中力尽きて逝ってしまった人々は少なくないだろう・・・と思うくらい待たされた。

去年の1976 - 1982, 1983 - 1998の2セットはすっきりと出たのに。やはりPeter Gabriel在籍時は特別扱いなのだろう。というかPeterがなかなかリマスタリング、リミックス、特典音源、特典映像にOKを出さなかったのだろう。しかし、これにてスタジオ作品のリマスタリング・リミックス・プロジェクトは完結した。

Trespass, Nursery Cryme, Foxtrot, Selling England By The Pound, The Lamb Lies Down On Broadwayの5作にExtra Tracks 1970-1975がついて、それぞれSACD対応CDとDVDの2枚組(Lambは3枚組)で、全13枚。

気になる映像特典は各ディスクに去年のインタビュー映像と
Foxtrot が Brussels 1972, Rome 1972
Selling が Shepperton 1973, Bataclan 1973
Lamb が French TV 1974
Extra Tracks が VH1 Special - Archive 1(Boxの製作ドキュメント), Midnight Special - 1973
とブート・ビデオでおなじみのもの。 画質は、ブートの最上のものと比較しても、同等か、少し向上している。マスターはブートと同じなのだろう。フィルムのキズやボケなどは修正されていない模様。が、ピーター在籍時代映像の定番中の定番のShepperton 1973は、2005年にブートで出回ったフィルムのキズをひとコマづつ修正していった決定版といわれるものと比べると、残念ながら劣っている。しかしこうやってオフィシャルで見られるのは嬉しい。映像にうるさいピーターがよく許可したものだ・・・。いや、許可しなかったからここまで伸びたのかも。

音源の目玉はExtra Tracks収録の"Genesis Plays Jackson (DEMO 1969)"と題された、YardbirdsのベーシストだったPaul Samwell-Smithがプロデュースしたデモテープで、これがトンでもないクオリティー。69年時点でNursery CrymeやLamb収録曲の原型をプレイしていたり、トニーが大活躍していたりで、必携アイテム。これを聴くためだけにも、バラ売りは買わずに、Boxを買うべき。Extra Tracksの残りの曲は1998年に出た"Genesis Archive 1967 - 1975"に収録済み。

まだ、大きな音でSACDで聴けていないので、5.1chミックスのマルチトラックがどうなっているのか、次の休みが楽しみ・・・。

次は歴代ライブ・アルバムのリマスタリング・リミックスに期待したい。

注)Amazonで売っている非SACDのRHINO盤は1万3千円代で買えて安いけど、DVDがリージョン1で日本の一般のDVDプレーヤーでは再生できないのでご注意を。

11/16 追記

Lamb01Lamb02Lamb03事前情報にもあったとおり、Genesisのリマスター・リミックス版"The Lamb Lies Down On Broadway"のDVDのほうの画像ボーナスとして、曲とリンクして1974-19745年のLambツアーのステージ背面の3面スクリーンで使用されたスライド画像が、全面的に収録されているので必見です。当時のライブ写真、ブートでおなじみのスーパー8で撮られた映像なども織り込まれているので、まるでLambツアーを擬似体験しているような気分になれます。

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