1月に見た映画
■地球が静止する日
クソ映画。リメイクの意味皆無。
■その男ヴァン・ダム
B級アクション・スターの最高峰ジャン・クロード・ヴァン・ダムが、年老いた落ち目のアクション・スター、ジャン・クロード・ヴァン・ダム本人を演じる怪作。親権を争う離婚裁判で窮地に立たされ、折角決まった新作の役もスティーヴン・セガールに持っていかれたたヴァン・ダムは、息抜きに故郷ベルギーのブリュッセルに帰国するが、裁判の弁護士費用が未払いだと連絡され、急遽郵便局に振込みに行く。そこは銀行強盗の真っ最中の現場だった。警察は裁判費用に困ったヴァン・ダムが銀行強盗をしたと勘違いし、故郷の数少ないハリウッド・スターの英雄ヴァンダムを擁護するファン達も現場を取り囲んで、町中が大騒ぎになる!途中、約10分にもおよぶヴァン・ダムの「素」の独白が凄い!
■バンク・ジョブ
英国で60年代にあった銀行強盗の実話を映画化。英国王室のスキャンダルが絡んできて、凄い展開に。地下を掘って銀行の金庫を狙う映画は数あれど、これが凄いリアルでめちゃくちゃおもしろい!主演は『トランスポーター』でブレイクしたジェイソン・ステイサム。
■007/慰めの報酬
73年の8作目からリアル・タイムで見ているマニアにとって、待望の22作目。とりあえず2度見て、まだまだ見る予定。ここまでリアルでストイックなアクションに徹していいのかと、往年のボンド映画マニアならハラハラするほどの前作を踏襲した徹底ぶり。ボンド映画お約束の秘密兵器は、そのへんの女子高生が普通に持っている携帯電話だけ。普通の携帯電話がガジェットとして通用する今日、時代がボンド映画に追いついてしまったことを実感。
今回の敵は、かつての007映画の宿敵「スペクター」を彷彿とさせる巨大組織だが、陰謀が水資源を独占し、水道料金を民営化して値上げし、国家征服を目論むという、既にそのへんの団体がやっていそうなスケールが大きいのかセコいのかわからないような悪事。
原作ファンとしては、ボンドの同僚の幕僚主任ビル・タナーの復活が嬉しい。
■エクザイル/絆
60年代のフランス・ギャング映画を彷彿とさせる香港ノワールの傑作。ラスト号泣。アンソニー・ウォンは香港のジャン・ギャバンになるだろう。
■ラースと、その彼女
今年の暫定ベスト1。雪景色のアメリカの田舎町。誰にでも好かれている真面目でシャイな好青年の主人公。彼女がなかなかできなことを兄夫婦も心配している。そんな彼が遂に彼女ができたと兄夫婦に大真面目に紹介したのは、何とリアル・ドール(ダッチワイフ)だった!なんとか彼の心を傷つけずに妄想を治療しようと、町の人々もリアル・ドールを人間扱いして協力する。主人公の兄の奥さんがすっごくいい。
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