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2009年6月

2009/06/28

2009年上半期に見た映画

今年上半期に映画館で見たのは、下記の17本

地球が静止する日
その男ヴァン・ダム
バンク・ジョブ
007/慰めの報酬 (3回)
エクザイル/絆
ラースと、その彼女
ヤッターマン
ウォッチメン
ザ・バンク 堕ちた巨像
バーン・アフター・リーディング
デュプリシティ
スタートレック
ターミネーター4
天使と悪魔
トランスフォーマー / リベンジ
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
それでも恋するバルセロナ


なんか精神的に余裕がなくて、軽めの映画しか見る気がせず、本数も激減しました。『グラントリノ』も『スラムドッグ・ミリオネア』も『ブッシュ』も『レスラー』も見なかった。『レイチェルの結婚』はどうしても見たかったけど、スケジュールが合わず・・・。

個人的なベスト5は『スタートレック』『バーン・アフター・リーディング』『ラースと、その彼女』『その男ヴァン・ダム』『それでも恋するバルセロナ』。

007は別格でチャートには含めず。3回劇場で見て、今月ブルーレイ・ディスクがDVDより先に出たので、プレーヤーを持っていないのに購入し、SONYの1番安いプレーヤーBDP-S350も購入してしまい、画質に満足がいかず、テレビもアクオスの液晶32型廉価版を買ってしまい・・・お金もないのにドツボにはまる。
オープニングのカーチェイスは歴代シリーズのカーチェイスがコメディにしか見えなくなるほど、ガチで迫力満点。あとは悪の組織が野外オペラ鑑賞中に無線で会議しているところをボンドがある手を使って携帯電話で撮影するシーンが大好き。

個人的には007と同じく『ザ・バンク~』のような世界を又にかける陰謀ものが好きで、こちらも美術館の銃撃戦がリアルで凄すぎた。

ターミネーター4は金属剥き出しの旧型ターミネーターの鈍い動きがリアルで怖かったけど、それだけだった・・・。

エヴァンゲリオンは前作をいきなり映画館で見るまで、全く見たことなかったが、今回のは映像トリップすほどの麻薬的な画像の連続で、もうこれを見ると前作を見る気がしなくなってしまうほど。夜の2:40からのレイトショーなのに結構人が入っていて、お祭り状態だった。

本日見たウディ・アレンが初めてラテン系の情熱溢れるラブ・コメディに挑戦した『それでも恋するバルセロナ』も素晴らしかった。レベッカ・ホールとペネロペ・クルスが良い!スカーレット・ヨハンソンの影がちょっと薄くなるほどの個性だった。やはり恋愛中毒を撮らせたらウディの右に出るものはいないなー。バルセロナの景色も美しく、8年前に行ったきりなので、再び行ってしまいたくなった・・・。

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2009/06/22

あ~ちゃん

Perfumecompletebestどうか、あ~ちゃんだけは、つまらないゴシップで傷つかせないでほしいと思う。
もう十分傷ついているかもしれなが・・・。

売れてしまった以上、本人達が望む望まないにかかわらず、芸能界のブラックホールに飲み込まれて、私生活を切り売りされてしまうのは仕方なかったのかもしれないけど・・・。

Perfumeのサウンドとは全く別の次元で、あ~ちゃんのキャラクターが好きだし、周りの全てに気を使う、素敵な人だと思う。彼女が興味本位で傷つけられるのを見ていられない。

しかし売れなかった最初の6年で、さんざん辛い思いはしているだろうし、これくらいで打ち負かされるグループでもないだろうという想いもある。がんばってくれると信じている。

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2009/06/17

スミレ 16歳!! とか 八代亜紀 とか パフューム

Sumire16sai00先月なにげなくつけていたBSフジで、昨年放送されていた『スミレ 16歳!!』の再放送を初めて見て、あまりの凄さにぶっ飛んでしまう。
さらにとどめを刺すように、エンディング・テーマもPerfumeのライブシーン入り『セラミック・ガール』で、第7話からだが、毎週欠かさず録画して見ていた。

最初、謎のオヤジが操る腹話術人形の女子高生、四谷スミレが非公認の部活として主催している「ヤシロアキ研究会」の意味がよくわからなかったけど、毎回のクライマックスがド演歌のような泣きの語りの世界で、思わず感動してしまうという展開で納得。

で、昨日の第11回には、とうとう御大八代亜紀ご本人が登場し、親友たちと気まずいケンカをしたスミレを励ます。元気になったスミレは生徒会長に立候補し、公約として遠足の実施と、八代亜紀の『鰻谷』(作詞・作曲/河島英五)を第二校歌とすることを公約する。

スミレの存在を認めようとしない(だって人形だから)先生達に妨害されるも、放送室に立て篭もったスミレは、マイクで『鰻谷』を歌い上げ、共感した生徒達も、一緒に歌いだす。私もなぜか号泣してしまう、ド演歌の世界。泣けて泣けて、すぐ『鰻谷』を八代亜紀ヴァージョンで聴きたくなって、CD屋に走った。

Yashiro01Yashiro02八代亜紀のレコードは2枚しか持っていなかった(しかも貰い物)。『鰻谷』は河島英五の遺作だそうで、八代亜紀が歌うに至った経緯は知らないが、とりあえず収録している昨年リリースのアルバム『昭和の歌など聴きながら』を購入。リピートして聴いて、どっぷりと演歌の世界に浸っています。

鰻谷は今の住居から徒歩で15分ほどのところにある。なんかこんな繁華街のすぐ近所に住んでいることが、引っ越して4ヶ月経ってもピンとこない。歌詞のように、「鰻谷から灘波まで、あんたのこと考えて」歩きたい・・・。


パフュームもいいドラマのエンディングが歌えてよかった。いろいろ大変になってきたが、個人的にはのっちに「でかした!」と言ってあげたい。演歌にどっぷりな状態で、しみじみしながらも、さらに拍車をかけて今のパフュームが好きになった。全国ツアー、なんとか夏の間にどこかの地方で1回見ることができたらと思う。

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2009/06/11

UKZ 大阪公演

Ukz01Eddie Jobson率いるUKZのジャパン・ツアーを名古屋に引き続いて6月10日、大阪BIG CATにて見ました。

名古屋の友人とプログレコーナーが充実している日本橋のディスクピアで待ち合わせていると、30年前の1979年5月31日の大阪厚生年金会館でUKを見ているという別の友人にも偶然出くわして、盛り上がりました。

会場に着くと、入場を待つ長蛇の列。名古屋BOTTOM LINEも200人近く入っていたと思いますが、BIG CATも約240席の椅子席に加えて、立ち見も出ていた模様で大変盛況。

1曲目はUKの79年の日本公演を収録したライブアルバムからのタイトル曲"Night After Night"でこれ以上のオープニングはないと思える最高の盛り上がりでスタート。名古屋は音響に不備が多々見られ、肝心のエディーのオープニングの早弾きフレーズで全く音が出ておらず、ボーカルも音が出ていなかったので出鼻をくじかれた感がありましたが、大阪はしっかりと聴き取れて安心。これは当時、最初に聴いた時は手弾きとは思えない速さで、シーケンサーで出していると思ったほど。

今でも海外に出かける時、飛行機に乗るとこの曲がいつも頭の中で再生される、軽快でワクワクする曲です。

メンバーはエディーがネットで公募したらしいですが、超絶テクニシャン揃いで、急ごしらえにしては安定した演奏。日本公演がデビュー・ギグのニューヨーク公演以来らしいですが、そうとは思えないほどのプロフェッショナルな仕事をしていました。ボーカルのアーロン君は、結果的にほとんどジョン・ウェットンの声域をカバーしなければならず、不利な立場ですが、しっかり役をこなしていたと思います。

続く"Alaska"もYAMAHA CS80の音を完全に再現した重圧すぎるサウンドで完璧に音の洪水を再現してて、圧倒されました。Alex MachacekはTerry Bozzioの久々の日本公演におけるOut Trioのバンド・リーダーとして見ましたが、ポストAllan Holdsworthと言える完璧な再現力でこの曲を演奏。

で、UK史上最もエキサイティングで難易度の高い曲、"The Only Thing She Needs"に続いて、もうこれで完璧にモトはとれたという感じ。サビのYAMAHA CP80のエレピ・サウンドも完璧に再現。そして、あのエレクトリック・ヴァイオリン・ソロでは新たに作ったのか、エディーが青いアクリルのヴァイオリンに持ち替えて、ソロを展開。もう言うことなしの最高のソロ。

UKが残した3枚のアルバムから1曲づつ終えたところで、エディー自身による30年もたってしまたけど、日本に戻ってくれて嬉しいというMC。名古屋では「30年前UK見に来てくれた人はいる?1,2,3,4,5人?」と数えてくれましたが、大阪では無し。続いて、ドラムのマルコがアコースティック・ギターの弦をドラム・スティックで叩いて奏でる"Houston"。まだ日本盤が出ていないせいか、UKZの本来のオリジナル曲はまだまだ馴染みが薄いようでした。

続くエディーのソロ・パートこそ、今回個人的に最も感動した瞬間でした。エディーのファースト・ソロである"ZINC / The Gree Album"収録の小品集から美しくもテクニカルな"Prelude"のピアノ・ソロが展開され、そのソロ・パートを聴いた元タンジェリン・ドリームのピーター・バウマンが、ぜひうちのレーベル(プライベート・ミュージック)のアルバムを創ってほしいと依頼され、製作したニュー・エイジ・ミュージック (今でいうヒーリング・ミュージックというやつ)の金字塔"Theme Of Secrets"からタイトル曲が例のピンポン玉が跳ねるシーケンス・サウンドと共に再現。何回も書いてますが、個人的に所有している約5千枚のCDのなかで1枚目に買ったCDでした。

そして、超名曲"Nostalgia"をヴァイオリンで奏でられて、号泣。最近自転車通勤しているのですが、いつもこの曲を鼻歌で歌っていたのでした。これほど心安らぐ曲を知りません。

そしてディストーションをかけたアグレッシヴなソロが展開され、エディーのソロ・パートは終了。続いて、ドラム&ベース、ギター、ドラムとメンバーのソロ・パートが長時間披露されました。個人的には不要なパートとも思えましたが、結成して間もないバンドにとって、試行錯誤する上で必要なパートなのでしょう。カバー曲ばかりやるしかない現状では、メンバーの力量を発揮する機会となっていたようです。

その後、"Tu-95"に続いて、名古屋では"日本では30年ぶりに披露する曲"とアナウンスされ、あの『ランデヴー602』のイントロが・・・。エイジアでジェフ・ダウンズのヴァージョン、ジョン・ウェットンのソロでジョン・ベックのヴァージョンを聴いたことがありますが、やはりオリジナルのエディー・ジョブソンが弾くヴァージョンは格別でした。間奏の超絶なピアノ・ソロも完璧に再現してて、うっとりしてしましました。UK最高のバラードです。

"Carrying No Cross"もテンション高すぎて、気力負けしそうなほど凄まじく、続くUKZオリジナルの"Radiation"でやっと本来のこのバンドの持ち味を発揮できたようです。しかしこの路線でオリジナル・アルバムを作製して、どれだけリスナーがついてくるか少々微妙な気もします。新生クリムゾンの"ProzaKc Blues"を彷彿とさせる感じ。

続いて本編ラストとしてUKのテーマ曲でもある『闇の住人』のイントロが奏でられ、場内の興奮は最高潮に達しました。アレックスのギター・ソロは名古屋のほうがよりホールズワース的だった気もしました。

スタンディング・オベーションでのアンコールは、何と伝説のクリスタル・ヴァイオリンを持ち出したエディーが、「この曲をやれて嬉しい」とアナウンスして、エディーがデヴィッド・クロスのパートにオーバー・ダヴィングしたキング・クリムゾンの1975年リリースのライブ・アルバム"USA"から『太陽と戦慄パート2』を披露。これ以上のアンコールは考えられないほどの盛り上がり・・・。

1981年の再結成以降、15回見たキング・クリムゾンのライブで必ず演奏された名曲ですが、オリジナルどおりのヴァイオリンをフューチャーした生演奏は初めて・・・。2004年にオリジナル・ヴァイオリニストのデヴィッド・クロス本人のライヴでも演奏されなかっただけに、本当にこれ以上の興奮はないというほど感動しました。

でもアンコールはそれだけで終わらず、続いて同じくヴァイオリン・ロックの金字塔"Caesar's Palace Blues"がプレイされ、終盤の超絶ヴァイオリン・ソロも30年前と全く遜色なく演奏されて、アドレナリンが噴出してしまいました。

さらにとどめを刺すかのように、UKと袂を分かってからのビル・ブラッフォードのアルバム、"One Of A Kind"から"Sahara Of Snow Part2"がプレイされて、びっくり。確かにUK第1期のブートレッグを聴くと、アルバム収録のデイヴ・スチュワートのヴァージョン以前にエディーによって演奏されていた曲なのでした。しかしなぜこの曲がアンコール・ラストに来たのか・・・。きっとエディーが気に入ってたのでしょう。エディーはファースト以降もブラッフォードにUKに残っていてほしかったのかもしれません。

Ukz02Ukz03b完全燃焼して、友人たちと喜びを分かち合い、サイン会の列に。UKZのシングルと最近紙ジャケで再発された"Theme Of Sedrets"にサインをいただきました。エディーに「Nostalgiaで涙が出ました。美しい曲です。Zincのグリーン・アルバムが再発されることを望んでいます。」と伝えると、「本当に?私もなんとか再発を試みているんだ。」と応えてくれました。

エディーはまだまだ若いし、再来日もきっとしてくれると思います。今後の活動が楽しみです。

UKZ / Osaka Big Cat / 2009/06/10

Eddie Jobson / Keyboards, Electric Violin
Aaron Lippert / Vocals, Guitar
Trey Gunn / 10-stringl Touch Guitar
Alex Machacek / Guitar
Marco Minnemann / Drums, Guitar


01.Night After Night
02.Alaska
03.The Only Thing She Needs
04.Houston
05.Eddie Solo
Prelude / Inner Secrets / Nostalgia / Vivaldi
06.Jacaranda (Trey & Marco)
07.Legend (Alex & Trey & Marco)
08.Marco Minnemann Drum Solo
09.Tu-95
10.Rendezvous 6:02
11.Carrying No Cross
12.Radiation
13.In the Dead of Night
encore
14.Larks' Tongues in Aspic Part 2
15.Caesar's Palace Blues
16.The Sahara of Snow Part 2

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2009/06/10

UKZ来日。名古屋でエディー・ジョブソンを見た!(ネタバレほぼなし)

UkznagoyaEddie Jobsonが突如始動したバンド、UKZの名古屋公演を名古屋ボトム・ラインに見に行ってしまいました。

本日の大阪公演のみチケットを買っていましたが、2ちゃんねるに掲載された6月8日の東京初日のセットリストを見て、いてもたってもいられなくなり、休日だったこともあって、近鉄特急と新幹線を駆使して日帰り観賞実行。

なぜかエディーの正面約5mの位置の2列目の椅子席が空いていたので、そこでしっかりと見届けることができました。いや、30年待った甲斐がありました・・・。しみじみ。

エディーがロック業界を引退して、テレビやビデオ用の音楽製作会社を立ち上げてから、もう生で見ることは叶わないと半ば諦めていました。90年代半ばに日本のレコード会社が出資したUKの再編レコーディングも頓挫してしまったし・・・。

なんとかしぶとく生きれば、きっと夢は叶うものだなと・・・。

そして、理屈抜きで楽しめた王道の選曲。出来のいいコピーバンドに例えるにせよ、中心人物がやっているんだから、何も問題はありませんでした。

前に「普通の日記」にも書きましたが、人生で最初に買ったCDが1985年リリースの"Theme Of Secrets"で、CDプレーヤー購入以前だったので、毎日眺めているだけでした(レコードを買った友人にカセットに落としてもらったものは聴いてましたが)。そのアルバムからもやってくれて、もう何も言うことはありません。

終演後のサイン会にも参加。固い握手もしてもらい、ライブが素晴らしかったこと、30年待ったこと、自分のイニシアルがU.K.であることを言ったら、「本当に?」と言って"To U.K."とサインしてくれました。

本日の大阪公演も超楽しみです。

http://www.andforest.com/events/UKZ2009/index.html

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追悼 Hugh Hopper

Softmachine03Soft Machineのベーシストで英国カンタベリー・シーンの最も重要なミュージシャンだったHugh Hopperが6月7日に白血病で亡くなったらしい。しばらく前から具合が悪いらしいという噂を聞いていたが、とうとうという感じで、やはりショックは大きい。もうあの独特のベースを生で聴くことが出来ないのは本当に残念。

ヒュー・ホッパーを生で見ることができたのは下記の4公演。

1995/09/24 KRAMER & FRIENDS (with Hugh Hopper) / 十三ファンダンゴ
1999/06/26 DAVID ALLEN, CHRIS CUTLER, HUGH HOPPER / 京都 磔磔
2003/08/11 SOFTWORKS / なんばHatch
2007/07/23 SOFT MACHINE LEGACY / 心斎橋BIG CAT

Softmachine01Softmachine022003年以外は直接話す機会にも恵まれて、あのベースを弾く大きな手と握手することもできた。95年の初来日時は、本来デヴィッド・アレンも一緒に来日するはずだったのが、諸事情でアレンは来日できなかったことが当日会場前で判明した。ヒューだけでも見られるならと、払い戻しはしなかった。店内でヒューが普通に座っていたので、名盤中の名盤であるソフト・マシーンの3rdと6th, 一番好きなソロ・アルバムである"Hopper Tunity Box"(ベースの音が最強に凶悪なアルバム)の内ジャケット・裏ジャケットにサインを貰った。Tunity Boxを差し出したら隣に座っていたKramerが「スゲー!」と驚いていたのを覚えている。

ヒュー・ホッパーが残した遺産は永遠に聴き続けられるだろう。

http://en.wikipedia.org/wiki/Hugh_Hopper#cite_note-4
http://www.jazzwisemagazine.com/component/content/10854?task=view
http://www.letriton.com/fiches%202/0627-HughHopper.html

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2009/06/08

Klaus Schulze feat. Lisa Gerrard Live DVD & CD "DZIEKUJE BARDZO - VIELEN DANK"

Ks01Ks02クラウス・シュルツェが2008年11月13日にポーランドのワルシャワで行った、Lisa GerrardをフューチャーしたコンサートのDVD & CD "DZIEKUJE BARDZO - VIELEN DANK"がリリースされました。

DVDは1枚もので、全3曲と約33分のツアー・ドキュメンタリー"IN THE MOOG FOR LOVE"が収録されています。日本のタワーレコードで購入したものはNTSCで、普通に日本製のDVDプレーヤーで再生できました。
CDは3枚組で、ワルシャワ公演のほか、前日の11月12日にベルリンのSchiller Theaterで行われたコンサートから3曲が収録されています。

昨年7月のドイツのLoreley公演のDVDとは、1曲目の構成などが違っており、昨年3度目の公演とあって、久々の復帰コンサートとなったローレライより余裕のあるパフォーマンスを展開しています。DVDはシュルツェの鍵盤を弾く手元が良く映っていて、どういう風に演奏しているかが手に取るように解かり、貴重です。
リサの宙を漂うようなボーカルもシュルツェのシンセサイザーに実にマッチしていて、このコンビネーションは継続させてもらいたいと思うほど成功しています。
教会の聖堂のような場所での演奏で、25年ぶりのポーラーンド公演ということで、観客も盛り上がっていました。

昨年の7月にローレライで見たコンサートは今思えば夢のように幻想的で、現実のこととは思えないほどでしたが、ワルシャワ公演の映像を見て、素晴らしさを再確認し、機会があればまたぜひライブを見たいと思いました。タンジェリン・ドリームも9月に26年ぶりに来日するし、シュルツェの来日公演も実現してほしいものです。

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2009/06/04

MAGMA 大阪公演 2009

Magma00_2Magma02マグマの4年ぶり、4度目の来日公演を5/30に心斎橋BIG CATで見た。1998年の初来日から9度目の観賞。2005年の来日時のメンバーからEmmanuel Borghi (keyboards)、Antoine Paganotti (vocal)、Himiko Paganotti (vocal)が脱退し、Benoit Alziary (vibraphone, piano)、Herve Aknin (vo)、Bruno Ruder (piano, clavier)が新たに加入していた。アントワーヌ・パガノッティは1996年12月にリシャール・ピナス・バンドのドラマーとして来日した時に、名古屋公演のスタッフをして親睦を深めていたので、再会できるのを楽しみにしていたのだが・・・。

個人的にはマグマこそ人生で最も重要なバンドであり、過去3度の来日公演全てが人生のベスト10に入るほど素晴らしいライブだった。10代・20代の頃は毎日のようにレコードを聴きこんでいたが、精神的にも肉体的にも集中力と体力を要するバンドなので、歳をとってきて聴く機会が少なくなっていた。今回も、東京まで遠征してしまっては、大阪までの集中力を持続できず力尽きてしまうのではないかと思い、大阪一点賭けをした次第。

Magma01_2最近はここでしかライブを見ないと言えるほど通い詰めている会場のBIG CATは老若男女で満員状態だった。マグマの音楽が若い世代に引き継がれていることは素晴らしい。しかし若い女性など、どうやってマグマを知ったのだろう?最近の若い日本のバンドがリスペクトしているのだろうか。古い友人達も、東京、名古屋、兵庫、京都、広島などから集まってきており、久々に集結した感があった。名古屋でリシャール・ピナスを招聘し対バンをしたFree Loveのメンバーの方々も来ており、「アントワーヌ脱退して、淋しいねー」と話したりした。

いよいよライブが始まる。1曲目は噂に聞いたタイトル未定の新曲で、いきないテンション・フル回転で血管が切れそうなパワー。新加入のボーカルHerve Akninは、ちょっとコバイア語で歌う声質がマグマ向きではないかもと感じたが、フロントに立ち、全身全霊を捧げて歌っていた。

次く"Felicite Thosz"はしっとりとしたイントロからゆったりと展開する30分ほどの曲で、間に謎の長いローズ・ピアノのソロが入る。キーボード・ソロ後にマグマ本来のテンションのある演奏が展開され、聴いているほうにも力が漲ってきた。

曲の後にステラの挨拶があり、次のマグマのアルバムに入る予定の曲をやると紹介があって、1時間近い"Emehnteht-Re"が演奏された。おなじみの"Rinde"、"Hhai"、"Zombies"なども織り込まれた長大なMAGMAサーガのようなこの曲には、時間が経つのを忘れてしまうほど入り込んでしまった。"Hhai"のクリスチャン・ヴァンダーのボーカルはあいかわらず絶品。昔コピー・バンドでもカバーした曲で、一緒に歌ってしまった。"Hhai"終了後も延々と曲は続き、終盤のクライマックスで皆タテノリのヘッドバンギングをしてしまうほど盛り上がってくる。クリスチャン・バンダーのドラミングは相変わらず凄まじく、過去最高ともいれる力量を感じる。「ここで終わったらテンション絶頂の大喝采だったのに。」と思うところで終わらず、テンションを冷ませるような重厚でスローなリフレインが繰り返されて長い曲は終了。あまりの集中力の持続にどっと疲れが押し寄せてきた。

アンコールでステラ・ヴァンダーによるメンバー紹介がある。ギタリストのJames Mac Gawは日本語が幾分喋れるらしく、「俳句を読みます。朝顔に釣瓶とられて貰い水。マグマでは私はいつも遅刻です。」などと言って大受けしていた。とあるブログにこの人が今回の来日中に大学に講師として呼ばれてフランス語の授業をするもコバイア語と長い曲に戸惑われたと書いてあったのが面白かった。

最後にステラより「40周年を記念して、最初のアルバムの1曲目をやります。40年前は生まれていなかったメンバーもいますね。」とアナウンスがあり、"Kobaia"が演奏された。もう何も言うこともない名曲だが、本編の疲れを癒す幾分リラックスした演奏と思いきや、テンション絶頂で盛り上がった。割れんばかりの拍手で、前回の来日と同等にクリスチャンのボーカルを全面にフューチャーした"Ballade"(Wohst Klaahmeun)が歌われる。マイクを両手にしっかり握って、絶唱し、マイクをサックスに見立てて指を動かす仕草も過去2回の来日公演のラストと同じだった。全身で歌の喜びを表現するクリスチャンは凄いとしかいいようがない。

アンコール前のMCで来週はパリでコンサートで、明日は残念ながら日本を発たなければならないとステラが言っていた。マグマは新曲を作り続け、果てしない音楽追求の旅を続けていくようだ。

終了後、会場の下にある格安ファミレス、サイゼリアで7名で打ち上げ。ラスト・オーダー終了後にフランスからのMAGMAのスタッフ3名が入ってきて1人が「ビール1杯だけ、お願い!」と日本語で店員に頼むも、断られていた。私たち全員で「オーボワー」と見送ってあげると微笑んでくれました。

MAMGA / Osaka BIG CAT / 2009-05-30

Christian Vander (drums,vo)
Stella Vander (vo,percussion)
Isabelle Feuillebois (vo)
Herve Aknin (vo)
Bruno Ruder (piano, clavier)
Benoit Alziary (vibraphone, piano)
James Mac Gaw (guitar)
Philippe Bussonnet (bass)


1. untitled
2. Felicite Thosz
3. Emehnteht-Re
encore
4. Kobaia
5. Ballade (Wohst Klaahmeun)

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