宍戸留美 at 三文アートcafeそらのまめ 09年7月18日
宍戸留美さんのライブを7月18日に、大阪の「三文アートcafeそらのまめ」で見た。留美さんのライブを見るのはなんと14年ぶりで4回目。最初に見た1990年11月4日の大阪アムホールからだと、もう19年も経ってしまった。
20名限定のライブ情報をネットで得て、メールで予約すると、ご本人の名義で予約完了の返信が来て、ちょっとびっくり。ファンの友人も誘うが、都合がつかないということで、結局1人で行くことになった。会場のそらまめは、自宅から自転車で5分ほどのところにあり、15分前に到着。入り口前に受付テーブルがあって、ご本人もいたりして、でも14年ぶりに見るので全然気が付かなくて、チャージを払って中に入る。
会場はアートギャラリー蒹カフェといった場所で、ビールやカレーも食べられるカウンター&テーブル席もあったが既に満員。なぜか最前列の椅子席が空いていたので座る。夜勤前だったのでアイス・チャイを頼んで待った。アコースティック・ライブらしく、椅子が2つにアコースティック・ギターやミニ・グロッケンなどが用意されていた。たまに留美さん本人が中に入って準備をしていたが、さすがに14年もたつと、目の前にいるのがあのルンルンとは信じ難いほど大人びていてびっくり。
ライブは20時少し過ぎてスタート。近年の作曲を手がけているアコースティック・ギターの鴫原浩平さんとのデュオで、留美さんはグロッケンなども叩きながら歌う。ひたすら爽やかな感じで、石川セリのカバーなども歌った。ソニー時代の曲は当然ながら歌われず。間のトークがとにかくおもしろくて、午前中は代々木アニメーション学院大阪校の講師の仕事をしてきたとか、三浦理恵子さんと飲んだ話とか、ウゴウゴルーガ時代の話とか、フランス語の教科書に1文字4円でコラムを書いた話とか、いろいろ聞けて近況を知ることができた。
終盤に最近のシングルの『井の頭にて』が歌われる。なまめかしくて、すごく女っぽい歌。今の留美さんだから歌えるという感じなのだろうという素晴らしい歌。もう90年代初頭のアイドルだったルンルンの面影はない。会場が狭いので、アンコールは引っ込まずにそのまま「アンコールありがとう!」と留美さんが煽って、さらに2曲が歌われた。
アイドル時代より遥かに素敵になっていて、なんかもう感動してしまった。会場の雰囲気もすごく良くて、いいライブだった。また機会があればぜひ見に行きたい。
終了後、自主制作のシングル"faire l'amour"、 『井の頭にて』、"Love Letter"を購入して、生写真を1枚いただく。留美さんも会場に残っていていろいろ自由に話せる雰囲気だったけど、仕事の時間だったので自転車で帰宅。
個人的には1990年のデビュー・シングルの『コズミック・ランデブー』からのファンで、あの曲はカップリングの"Rainbow Days"と共に永遠の名曲だと思うし、いまだに1年に10回以上聴く。
ファースト・アルバムの『ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・シ・ド・ル・ミ』のはじけたキャラクターも大好きで、80年代にパパイヤ・パラノイアの追っかけをしていたほどのファンだったので、石嶋由美子の歌詞の凄さにぶっ飛んでしまった。ディレクターの藤岡孝章って、昨年のポニョの歌の人だったりする。
90年のファースト・ライブはアルバムを完全再現していたし、ジョン・レノンの『イマジン』のスカ調のカバーも凄かった。
あの頃には戻れないだろうけど、今の歌声が本当に素晴らしいので、いい想い出として記憶に留めておければそれでいいと思った。
声優の仕事で成功されてから、なぜか少し疎遠になっていたけど、コンスタントに歌っておられるようで、安心。やはり私は宍戸留美の歌が好きなのだ。
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