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2009/09/30

Perfume 名古屋ガイシホール 2009年9月26日

Perfumeの直角二等辺三角形ツアーを9月26日に名古屋日本ガイシホールで見た。パフュームを見るのは、2008年8月10日のサマーソニック大阪以来、まだたったの2回目。フル・ステージを見るのはこれが初めて。

努力はしていたが、2007年にブレイクしてからチケットが買えたためしがなく、今回もファンクラブに入っていた同僚に譲っていただいたチケットで何とか見られた次第。ブレイクする前からファンだったが、自分の年齢的にインディーのアイドルのライブに行くのはちょっとはばかれた。まさかこんなに堂々と万人が好きになるほどの市民権を持つようになるとは思わなかった。

Gaishi02_2当日近鉄電車で同僚と名古屋入り。きしめんで腹ごしらえをして、ガイシホールのある笠寺に。笠寺って何か行ったことあるなと思ったら、会場は昔レインボーホールと呼ばれていたところで、1994年10月10日にYesを見たホールだった(大阪公演が台風で中止になって、名古屋まで見に行った)。オフィシャル・サイトによるとキャパシティーは約1万人。

Gaishi01_2笠寺でさらに友人と合流して、3人で会場前に。既に大勢の若い人が、会場前に集まって盛り上がっている。とりあえず遠方から来た記念に、パンフレットとTシャツと水筒(!)を買う。パンフレットは来日外タレによくある手抜きなものではなくて、凄く良くできたもので、価値ある1冊であった。

Goods01しかし、このグッズの豊富さには驚いた。CDが売れず行き詰った音楽産業は、活動の源流をライブに移し、ノベリティ・グッズなどを主な収入源とするようシフト化していくだろうと、10年以上前のインタビューでにデヴィッド・ボウイが予言していたが、まさにそのとおり。CDよりも1,500円もするタオルが飛ぶように売れていくのを見ると、ミュージシャンとはまさにブランドなのだと実感。

パフュームのコスプレをした女の子も目立ち、写真撮影に応じたりしている。こういう雰囲気には全然馴染みなくて、最近はそういうものなのかなーと思ったり。そういえばKISSのコンサートで、そっくりのコスプレした人と記念撮影していた人いたなーとおっさんモードになったり。

少し早いが会場の中に入る。が、ドリンク類が一切売っておらず、座って待つしかない状況。それでみんな会場前で盛り上がっていたのか。イエスの時はスタンド席が半分も埋まっていなかったが、今回は上までびっちりの状態。アリーナ11列目とかなりいい席だが、ステージからY状に広がる花道があり、曲によって後方の人にも見やすい展開となる模様。

明らかに私と友人が最年長と思いきや、斜め前にVan Der Graaf GeneratorのTシャツを着た人を発見。やっぱりパフュームはプログレ中年に人気があるようだ。

開演時間の18時となり、"Take off"のBGMが流れる。先日見たタンジェリン・ドリームを彷彿させる重低音のシーケンス・パターン。とにかく凄まじい盛り上がり。主な曲順は既にネットで知っていたが、やはり興奮してしまう。

昨年見たサマーソニックの時はオーディエンスの大部分がパフューム初体験のロック・ファンで、アウェー感覚だったが、今回は100%がパフュームのファンで、盛り上がり方も尋常じゃない。

"NIGHT FLIGHT"、"エレクトロ・ワールド"、"Dreeam Fighter"、"love the world"の4曲の流れは最高で、"NIGHT FLIGHT"の振り付けが凄くキュート。最初の印象は、思ったより王道アイドルのコンサートだということ。CoCoやTPDやQlairのライブで何十回と感じた、あの感情が爆発するような盛り上がり方で、とにかくアイドルとしての可愛らしさが強調されている。

"エレクトロ・ワールド"は代々木ではやらなかったようで、昔のファンからは憤懣続出だったようだが、しっかりやってくれて嬉しい。個人的にもパフュームを聴き始めて一番最初にピンと来た曲。

最初のMCであ~ちゃんが不調なのがわかる。声が弱々しい。挨拶の後バックステージに引っ込み、間をのっち&かしゆかがトークで繋ぐ。「名古屋にはオアシス21時代からお世話になっている。あの時のかっこは凄いから検索されたら嫌だ。」 etc...。

(帰宅して検索すると、「なんじゃこの山猿のようなおぼこい田舎娘3人組は・・・。」というような今とは全然違う中学生のパフュームの映像が・・・。うーむ、この時代からよくぞここまで万人に憧れられる対象となったもんだ・・・としみじみ。)

あ~ちゃんが再登場し、3人でY字型の花道に出てきて、観客のコスプレなどのファッション・チェックを始める。これが延々と20分ほど続く。噂に聞いていが・・・長い・・・。
サマソニの時も30分の持ち時間のうち15分はトークだったので、「機材トラブルか何かでトークで繋いでと言われたのか?」と思ったほど。あ~ちゃんの声はまだ弱々しいが、ツボは心得ていて、笑えた。あ~ちゃんは母方が名古屋出身で、親戚が見に来ていた模様。妹のちゃあぽんも来ていると言っていたが、発見できず。

恒例の声出しは、まるでジェネシスのフィル・コリンズが"Domino"の演奏前にやる声出しみたいで、会場の座席パートごとに歓声で掛け合いをするというもの。参加できて楽しかった。

前の曲から実に30分が経過し、花道の位置のままでようやく次の曲"Zero Gravity"、"マカロニ"、ステージに戻って"SEVENTH HEAVEN"、"Kiss and Music"。"Zero Geravity"は聴くのを楽しみにしていた曲で、冒頭は椅子に座ったまま歌っていた。

German01続く一番好きな"Speed of Sound"は着替えのBGMとなってしまい、ちょっと残念だったが、まあ妥当な扱いだろう。Moebius Plank & Neumeierの"Speed Display"や最近メタモルフォーゼにおけるライブDVDも出たManuel Gottschingの"E2-E4"、Clusterの"Tristan in der Bar"を彷彿させる、ジャーマン・プログレ・テクノ系。
続く"Edge"は、万人がパフュームのカッコ良さを認めざるを得ないであろう、凄まじく凶暴でクールな演出が圧巻だった。

"シークレットシークレット"に続き、花道のベルトコンベアーで移動しながら歌われた"コンピューターシティ"で、何故か涙が溢れてきた。ほんの一瞬だが、遂に自分もパフュームと心が通じたことがわかった。サマソニで1回しか見たことないのに、振り付けにとてつもない懐かしさを覚えて、下積み時代から頂点まで登り詰めても、なおこの曲をやっていることに、そしてこの曲の素晴らしさに泣けた。

"I still love U"に続いて、再び長いMC。あ~ちゃんが袖で休み、のっちが昨日見たコンサートの悪夢について語る。あ~ちゃんが復帰し、母親の友人が名古屋でやっている味噌煮込みうどんの店の話 etc...。そして再び声出し。

15分以上続いたMC後ようやく花道のまま"ワンルーム・ディスコ"、"セラミックガール"(「スミレ、16歳!!」以来、大好きになった)が歌われ、ステージの上下するひな壇の上で、"ジェニーはご機嫌ななめ"。これをレパートリーから外さなかったことに、パフュームの貫禄と余裕を感じる。ジューシー・フルーツも再結成するという噂が・・・。

"チョコレイトディスコ"の前の恒例の長い声出し。NHK教育でやってる歯磨きの歌など・・・。もういい加減にしてくれ~といいたいほど長い前振りの後で、ようやく歌われて開放感に酔いしれることのできる名曲。必殺の"ポリリズム"と振り付けが一番好きな"puppy love"は花道で歌われて、全編後ろ姿のみ見ることとなる。恥ずかしげもなく、中年男が例の「上下上上、下上下下」の振り付けをやってしまう。

本編が終わり、疲労のあまり皆座り込む。体力勝負のライブ。この時点でもう2時間半が経過。
アンコールで登場して、お礼と、あ~ちゃんが体調不良で前日に声が出なくなり、太い注射を打って無理に出たことを告白し、体調管理を怠ったことのお詫びをする。その後、延々と20分以上に渡って、あ~ちゃんによる、夢を諦めないでほしいという、有難い講演のような落ちのない留まるところを知らないMCが繰り広げられる。同僚を見るとうつむき加減で疲労で気絶しそうになっていた・・・。ようやく話が終盤になると思いきや、また同じ展開で話が再開され、私も気絶しそうになる。噂には聞いていたが・・・あ~ちゃん恐るべし・・・。

Darksideperfume01テンションが冷め切ったところでようやくアンコール曲の"パーフェクトスター・パーフェクトスタイル"。名曲かくあるべし。
続く"Perfume"ではバックスクリーンに、アルバム・ロゴのトライアングルをプリズムにした、ピンク・フロイドの『狂気』のジャケットをもじった映像が・・・。やはりプログレなのか。そうなのか。

チルアウト的な"願い"でようやく3時間10分を超えるライブが終了。もうひと絞りの体力も残っていない。近鉄特急の終電は終わり、間に合ったとしても、帰る元気は残されていない。

明日も見られないのは残念なのか、体力的には幸いなのか、しかし大阪は何としても今からチケットを入手しなければと思った。

3人で名古屋駅に戻り、南口側のホルモン焼き屋にて反省会。飛び込みで入ったビジネスホテルで気絶。


01.Take off (BGM)
02.NIGHT FLIGHT
03.エレクトロ・ワールド
04.Dream Fighter
MC
05.love the world
06.Zero Gravity
07.マカロニ
08.SEVENTH HEAVEN
09.Kiss and Music
10.Speed of Sound (BGM)
11.edge
12.シークレットシークレット
13.コンピューターシティ
14.I still love U
MC
15.ワンルーム・ディスコ
16.セラミックガール
17.ジェニーはご機嫌ななめ
声出し
18.チョコレイト・ディスコ 
19.ポリリズム
20.Puppy love
encore
MC
21.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
22.Perfume
23.願い

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