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2010年4月

2010/04/23

ゾンビ 新世紀 完全版 5枚組DVD-BOX

Zombie01ホラー、スプラッター、近未来ジャンル映画の金字塔で、私の人生ベスト5に入る大好きな映画、『ゾンビ』(Dawn Of The Dead、ジョージ・A・ロメロ監督、1979年米・伊)の5枚組DVD-BOX、『ゾンビ 新世紀完全版』が通販専門の映画ソフト会社Stingrayのallcinema selectionから発売され、4/21に到着。見まくって至福の時間を過ごしている。

正月に年賀状と一緒に発売予告のDMが来ていて(以前同社の『特捜班CI-5』のDVD BOXを2種類買っていたので)、「遂にこの日が来たか!」と楽しみに待っていたもの。

内容は
【DISC 1】ダリオ・アルジェント監修版(119分)
【DISC 2】ディレクターズ・カット版(139分)
【DISC 3】米国劇場公開版(127分)
【DISC 4】特典ディスク(ロメロのインタビュー、予告編、デモニアのライブ等、107分)
【DISC 5】ゾンビマニア(2008年にカナダで放送されたドキュメンタリー、56分)
64ページ・ブックレット

Zombie02で、ダリオ版は1982年テレビ放送時の吹き替え付き。ディレクターズ・カット版は新録の吹き替え付き。3種とも5.1chサラウンドのワイド・スクリーン収録と日本独自の企画が盛り沢山で、マニアも納得の内容。1995年に発売された4枚組レーザーディスク・ボックスは買っていたので、今までにリリースされた国内版DVDは買い控えていたのだが、今回のDVDは買う価値十分にありだった。豪華で熱い解説や裏話満載のブックレットも素晴らしい。

『ブレードランナー』と並んで人生で見た回数が一番多い映画で、今でもビデオで年7~8回は見ているが、『ブレードランナー』と同じく、劇場公開時は見逃している作品。

1979年当時はスプラッターやホラーが大嫌いな怖がりで、雑誌の特集ページを開くのも怖いほどだったので、見に行くことなど考えられなかった。テレビCMや雑誌の情報だけを見て、公開当時にゾンビの夢を見たりした。

Zombie03ちなみに夢の内容は、今でもよく覚えていて、ゾンビで溢れかえった町を各駅停車の電車で逃げているのだが、各駅停車なので、駅ごとに停止してドアが開いてしまい、ホームいっぱいのゾンビを中のお客たちで押し戻してドアが閉まるのを待つという不条理なものだった。あと、ゾンビはチョコレートを食べている間はおとなしいので、とにかくチョコレートを食べさせるという笑える内容。でも夢の中では必死だった。

で、1980年に初TV放送され、勇気をもって怖いもの見たさで見てみたら、スプラッター・シーン以外のストーリーも非常によくできていて、すっかりハマってしまった。ゾンビだらけになった都市をヘリコプターで脱出した民間人カップルとSWATの隊員2人の4人が、ショッピング・モールに立て篭もってゾンビと戦うというシチュエーションには燃えまくった。

マニアの間では誰もが知っている「『ゾンビ』なのに音楽は同じゴブリンが手がけた『サスペリア』などから使っているヴァージョン」がこのときの放送で、放送されたのはこの時1回だけ。1982年に再放送されたときは、ちゃんとゾンビのサントラに戻っていた。サスペリア・ヴァージョンは今でもブートレッグとして高値で取引されているらしいが、私は持っていない。また見てみたいが・・・。

1983年に米国で初ソフト化されたのは、1979年日本公開版とは音楽も編集も大きく異なるヴァージョンで、ゴブリンの音楽の代わりに、使用料の安いサウンドライブラリの音源を多用しており、ヘリコプターの給油シーンなど、日本公開版ではカットされていたシーンが多くて、当時輸入版を友人宅で見てかなり驚いた。当時まだまだ高額だったビデオデッキが自宅に無かったので、しばらくは字幕なしのこの輸入盤を友人宅に入り浸って見まくっていた。

1995年にディレクターズ・カットでさらに長くなったヴァージョンをLDで入手し、ダリオ版も同じボックスに入っていたので、懐かしく見た。しかし、日本語吹き替えは収録されていなかったので、いつかはあのTV放送音源を・・・という飢餓感が募るばかりだった。

今回のDVDボックスは内海賢二&石丸博也という大御所による1980年収録当時の吹き替えが収録され、さらに長時間のディレクターズ・カットのために、再度同キャストで吹き替えを新録するという超豪華な企画が実現していて、感無量。よくぞここまでこだわってくれたと感謝したい。

ダリオ版の映像も2007年に製作されたHDマスターで、とにかく素晴らしい解像度。こんな綺麗なゾンビが見られるなんて・・・。

何十回、何百回見てもジョージ・A・ロメロが執念を持って作り上げたテーマと啓示は素晴らしく心に突き刺さる。今では失われつつあるインディペンデント映画の手弁当でがんばっている手作り感も最高。

6月は同監督によるゾンビ・シリーズの第6弾『サバイバル・オブ・ザ・デッド』が公開される。

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2010/04/22

Anvil 心斎橋クラブ・クアトロ 2010/04/21

Anvil01Anvil02カナダのヘヴィ・メタル・バンド、Anvilの日本ツアーを4月21日に心斎橋クラブ・クアトロで見た。アンヴィルを見るのは、1984年8月8日、9日に大阪南港特設ステージで行われた、スーパーロック84以来、26年ぶり。

東京ではLOUDPARKに06年、09年と出演しているが、大阪でのライブはあの時以来。ドキュメンタリー映画、『アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~』が日本でもヒットして、DVDも発売され、単独ツアーが決定した模様。ラストの感動的な展開故に、新しいファンや、普段メタルなど聴かないファンなども増えたようで、30年現役の50代のメタル・バンドにしては観客も若々しかった。

1984年に見た時、灼熱の太陽の下、最前列で警備員をしていたのだが、最初にMCの伊藤政則氏がアンヴィルを紹介する前にチラっと舞台の袖で裸に貞操帯をつけてギターを持ってスタンバイするLipsが見えて、スゲーと思ったのを昨日のことのように思い出す。

直前にチケット買ったら整理番号111番だったので、「売れてないのでは」と心配していたが、各チケット会社がそれぞれの整理番号を振っていたようで、実際は250人ほど入っていた。普段は後方で見ることにしていたが、今日は前から4列目あたりで盛り上がる。

観客は皆、あの映画を見ているので、とにかく暖かく、盛り上げるだけ盛り上がって、隙あらばAnvilコールをしてバンドを称えた。フロントマンのLipsも終止上機嫌で何度も感謝の言葉を捧げていた。

お得意のバイブレーターによるギター・ソロ(振動で音を出すのは昔ゴドレイ&クレームが開発したギズモトロンみたいな原理か)もやって、盛り上がる。ロブのドラミングはメタリカのラーズに影響を与えただけあって、2バスを含めて凄まじい。ドラム・ソロも圧倒的だった。

26年ぶりに聴いた大好きな『モスラ』はやはりカッコいい。ハリウッドでリメイクするとしたらテーマ曲にしてほしいものだ。

MCで1977年にトロントでブラック・サバスを見た話をして、オジーがウィスキーのビンを持ってベロベロに酔っ払って、ステージをうろうろしていて、その分ギーザーがベースを弾きまくっていたなどのエピソードを語り、「あれじゃあボーカルがロニー・ジェイムズ・ディオに代わっても仕方ないと当時思った。そのロニーは今癌で闘病中だけど、きっと良くなって復帰してくれることを信じている。」と話し、大きな拍手が沸いた。

本編ラストはメタル・アンセムと紹介して一番ヒットした"Metal On Metal"をプレイ。皆で歌いまくり。
アンコールは"Jackhammer"で、燃え尽きて終了。終止アットホームな雰囲気だったが、まあこういうメタルのライブもあっていいなーと暖かい気分で帰宅。

Robb Reiner / Drums
Lips / Lead Vocals, Guitar
Glenn Five / Bass, Backing Vocals

March of the Crabs
666
School Love
Winged Assassins
This Is Thirteen
Mothra
Flying Blind
Thumb Hang
White Rhino
Mad Dog
Forged In Fire
Metal On Metal
encore
Jackhammer

http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2010/01/post-cedb.html

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2010/04/21

Roger Waters The Wall Live 2010

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9月より北米でツアー開始のようで、オフィシャル・サイトにプレミアム・チケットのプリセール予告が出ています。

ピンク・フロイドによる初演から30年。1990年のロジャーのソロ・プロジェクトによるベルリンでの東西ドイツ統一記念ライブから20年。もう絶対見られないと思っていた「ザ・ウォール・ショー」がとうとう再演されるとは。

90年のベルリンを見たというオランダ人の友人が「あれこそがピンク・フロイドだ」と言ってたのを思い出します。

2002年の日本ツアーは5回とも見たので、何としてでも見たいです。

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2010/04/19

アンジェラ・アキ フリーライブ@阪急西宮ガーデンズ 2010/04/18

Angela014月18日、アンジェラ・アキの 『「輝く人」1万人のフリーライブ』を阪急西宮ガーデンズで見ました。場所は駅前の巨大ショッピング・モールの屋上のかなり広いイベント・スペース。

先日ジェフ・ベックを一緒に見た友達(レッド・ツェッペリンの72年の大阪やベック・ボガート・アピスの73年大阪を見ている)が、めちゃハマっていて、「コンサート見て涙出た」と言っていて、あまりピンとこなかったのですが、「手紙」を聴いて素直に感動してしまい、いいなーと思ってしまいました。

毎日放送の「ちちんぷいぷい」で事前にライブがあることを知って、休みだったので行ってみた次第です。

1人では心元なく、若い友人を誘って1時間前に会場に到着。大型ショッピングモールの屋上のステージで、既に凄い人で、正面の座席(400席くらいか)は埋まっていて、背後の立ち見スペースも数千人の人で埋まっている状態。PAが全て正面向けで、後方にはあまり音が届かなそうで、ちょっと残念。アンジェラTシャツの人も多くいて、おそらく朝から並んでいたんだろうなーと思われました。

サウンド・チェックを聴きながら、なんとか見えそうな位置で待つこと1時間。ふと後ろを見ると、なんと数百メートル彼方の隣のビルの屋上から見ている人が凄まじい数になっていてびっくり!たぶん音とかほとんど聴こえない遠さなのに。

15分前に本人が出てきて、大きな拍手のなか軽くリハーサル。各曲のイントロだけで凄い拍手になるが、「リハ!リハ!」と客を促して、笑いをとり、歌もサビの前でピタっとやめて、さらに笑いをとってました。

15時の開演時間となり、司会のちちんぷいぷいでお馴染みの西靖が登場。演奏は「サクラ色」「手紙」「輝く人」の3曲。間は西が中心に喋り、アンジェラが板東英二の大ファンのこととか、ちょっと喋りが長すぎる印象でした。

が、前にコンサートに行った友人の話では、ライブでもめちゃ喋る人とのこと。友人に聞いていたとおり、とても腰の低い人でした。

「手紙」はやはり生で聴くと格別で、例の手拍子ところで、椅子席の熱心なファンは一斉に手拍子開始。おー!っという感じ。新曲の「輝く人」はアコースティック・ギターでの弾き語りで、こっちもキャッチーで盛り上がる曲。

最後にもう1曲やるかなと思ったら、記念撮影を5分くらいかけてやって、終了。あと2曲はやれる時間があったのに、もったいないなーという感じ。でもまあよくあるデパートの屋上イベントらしい内容でした。

8月17日の徳島での「里帰り」ライブも、友人が申し込んでくれて、当たれば日帰りで行く予定です。

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2010/04/12

Jeff Beck / グランキューブ大阪 2010/04/07, 尼崎アルカイックホール 04/08

Jeffbeck00Jeffbeck01Jeffbeck02ジェフ・ベックの来日公演を4月7日にグランキューブ大阪、8日に尼崎アルカイックホールで見た。去年に続く御大の来日で、見るのは通算9, 10回目。相変わらずの至高の音楽体験なのだが、なんか「神業を見るのに慣れてしまう」というのもいかがなものか。

今回は2003年の"Jeff"以来7年ぶりの新作、"Emotion & Commotion"のリリースに伴うツアーで、セットリストは70年代曲が低くなり、近年の定番レパートリーで固めて、新作から大量に演奏したという内容。ここのところ新作を伴わないツアーが続いていたので、かなり新鮮だった。

御大は、いつもよりライトハンド・タッピングを多用しているように見えたのが印象的。過去より少しラフな印象もあり、グランキューブではミストーンも目だったが、ベックとなると、ミストーンも芸のうちで、「ギターの神様のミスが見られた!ありがたや~」と拝むくらいの悟りの境地となる。

今回のハイライトはアイルランドの民謡的存在の"Mna Na Eireann (Women Of Ireland) "で、ベックがギター・インストでやるにはぴったりの曲。スタンリー・キューブリックの映画『バリー・リンドン』でThe Chieftainsが演奏したヴァージョンが有名だが、他にもMike Oldfield, Kate Bush, Tuxedomoon, The Corrsなんかもカバーしている。しかし御大のヴァージョンは格別に泣いていた。2月13日のO2アリーナでのコンサートではオーケストラをバックにコアーズのSharon Corrとの共演がなされ、YouTubeでも見ることができた。ぜひこの曲の正式な音源を残してほしいもの。

Narada Michael Waldenは初めて見たが、手数が多くて、2バスも強力。テリー・ボジオよりも重たく感じた。Robert Frippのファースト・ソロ・アルバム"Exposure"収録の"Breathless"のドラムも彼。
ベースのRhonda Smithはプリンスのバックを勤めていただけあって、パワフルでベース・ソロ・コーナーでのタッピングも強力。で、"Rollin' And Tumblin'"などのボーカルもパワフルにこなす。テクニカルだけど線の細さが感じられたタルちゃんとは大分違う。
"Rollin' And Tumblin'"ではJason Rebelloがボコーダーで歌ったりもした。昔のトーキング・モジュレーターを思い出した。

Sly & The Family Stoneの"I Want To Take You Higher"では何とテレキャスターに持ち替えて演奏。ロンダのボーカルも絶好調だった。本編最後はいつもどおりの"A Day In The Life"で大団円。

アンコールでベックは黒のレス・ポールを持って登場。もうそれは昨年他界したレス・ポールの追悼に他ならない。"How High The Moon"を珍しくテープのボーカルに合わせての演奏。ロンダがハーモニー程度にボーカルを重ねた。

そのまま新作から、プッチーニの『誰も寝てはならぬ』を劇的に演奏して終了。ベックはやはり、メロディアスで後半ぐぁあ~と盛り上げる曲が好きなんだなーと思う。大満足して、友人たちとちょと話して帰宅。


全国のロック中年を萌え悩殺したタルちゃんが抜けてしまい、今回は1回だけにしようかなと思っていたら、直前に最前列の席が余っているとの友人の誘いに、アルカイックホールにも参戦。グランキューブより小さく、グランキューブに続いて2回目という熱心なファンも多かったようで、より密度の濃い空間となって、観客の反応もバンドのノリもさらに良くなった。

アンコールではジェフがジェイソンに「日本語で何て言うの?」と耳元で囁いて尋ねてから、「アリガト、アイシテマス」と言って大うけ。御大が日本語を喋った~。続いてのレスポール追悼では「(キーボードの)ジェイソンがギターを弾き始めてまだ3日だよ。」と言って、ギターを持ったジェイソンを紹介した。

"Nessun Dorma"の後も観客のかなりのノリの満足したようで、最前列の客にギターを渡すふりをしたりして、おどけてみせる。客電がついて終了かと思いや、すぐに消えて2度目のアンコール!昨日の大阪ではなかった"Cause We've Ended As Lovers"を演奏。サービス的なものだったかもしれなかったが、やはりトーンが素晴らしかった。

まだまだ進化していくベック。まだ10回くらいは来日してくれそうで楽しみは尽きない・・・。
友人に車で大阪まで送ってもらい、冷麺を食べて打ち上げ。

Jeff Beck / Guitars
Jason Rebello / Keyboards, Guitar, Vocal
Narada Michael Walden / Drums, Vocal
Rhonda Smith / Bass, Vocal

01 Eternity's Breath (Live At Ronnie Scott's, 2008)
02 Stratus (Official Bootleg USA '06, 2006)
03 Led Boots (Wired, 1976)
04 Corpus Christi Carol (Emotion & Commotion, 2010)
05 Hammerhead (Emotion & Commotion, 2010)
06 Mna Na Eireann (Women Of Ireland) (composed by Sean O Riada) 
07 Bass Solo
08 People Get Ready (Flash, 1985)
09 Rollin' And Tumblin' (You Had It Coming, 2000)
10 Never Alone (Emotion & Commotion, 2010)
11 Big Block (Guitar Shop, 1989)
12 Over The Rainbow (Emotion & Commotion, 2010)
13 Blast From The East (Who Else!, 1999)
14 Angel(Footsteps) (Who Else!, 1999)
15 Dirty Mind ~ Drum Solo ~ (You Had It Coming, 2000)
16 Brush With The Blues (Who Else!, 1999)
17 I Want To Take You Higher (Sly & The Family Stone cover, 1969)
18 A Day In The Life (Live At B.B.KIng Blues Club & Grill, 2003)
encore
19 How High The Moon (Tribute to Les Paul, 1951)
20 Nessun Dorma (Emotion & Commotion, 2010)
encore 2
21 Cause We've Ended As Lovers (Blow By Blow, 1975) @アルカイックホール

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