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2010年5月

2010/05/30

Steve Hackett / Out Of The Tunnel's Mouth

Outofthetunnel01スティーヴ・ハケットの新作、"Out Of The Tunnel's Mouth"をライブ・ボーナス・ディスク付きスペシャル・エディションで購入。前作"Tribute"がアコースティック・ギターによるクラシックのカバーだったので、"Wild Orchids "以来約4年ぶりのオリジナル・アルバム。
ライナーノーツによると、ハケット自身が数年前に見た夢 (巨大な蒸気機関が居間に乱入してきて床が崩れるかと思った)がタイトルの由来となった模様。

長年連れ添ったKim Poorと一昨年離婚して、ウェブサイトも一新し、新たな出発を切った意欲を感じる新作だった。

Outofthetunnel021曲目のイントロからいきなり"Supper's Ready"のオルゴールのフレーズが出てきたりして、おっと思った。ボーカル・ナンバー中心で、ゆったりとした哀愁漂う雰囲気の中にも不気味な要素が入っているハケットが得意とする音楽や、プログレ・ギターが炸裂するハードなナンバーも入っていて、やはりハケットならではの何でもありの世界が展開する。

近作のパートナーであるキーボードのロジャー・キングが全曲に参加している他、実弟ジョン・ハケットも2曲で参加。何とアンソニー・フィリップスクリス・スクワイアも2曲で参加していて、かなりゴージャス。総勢13人のミュージシャンが参加している。ドラムスのクレジットがないので、打ち込みかもしれない。

ボーナス・ディスクは2009年3月のイタリア公演のライブ・テイクが5曲と、スタジオ曲が1曲収録されている。ライブはジェネシス時代が 4曲とファーストの"A Tower Struck Down"で、ジェネシスの曲はよくある抜粋テイクでなく、フル・バンドで完全に演奏していて嬉しい。"Blood On The Rooftops"が素晴らしい。"Wind And Wuthering"の中で一番好きな曲。

8月20,22日には5回目の来日公演が実現する。しかも、過去の企画ものやアコースティック・ユニットではなく、フル・エレクトリック・バンドでの来日で、今度こそ"Spectral Mornings"が生で聴くことができるんじゃないかと期待している。

http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2006/11/post_99f7.html

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Dennis Hopper 1936 - 2010

Dennishopperデニス・ホッパーが5月29日に亡くなった。昨年10月に前立腺ガンを患っていることが報じられ、具合が悪いのは知っていた。
出演作リストを見ると、不朽の名作に加えて、ニューシネマ、B級アクション、B級SF、ホラーなど、いわゆる「映画秘宝系」が多いのを再確認。

個人的に好きなのは下記あたり。

ジャイアンツ Giant (1956)
イージー・ライダー Easy Rider (1969)
地獄の黙示録 Apocalypse Now (1979)
悪魔のいけにえ2 The Texas Chainsaw Massacre 2 (1986)
ブルーベルベット Blue Velvet (1986)
アメリカン・ウェイ The American Way (1986)
トゥルー・ロマンス True Romance (1993)
スピード Speed (1994)
ランド・オブ・ザ・デッド Land of the Dead (2005)

「ジャイアンツ」いつ見ても豪快。
「イージー・ライダー」で共演したピーター・フォンダは先日見た「処刑人2」で元気なところを見せていた。
「悪魔のいけにえ2」は駄作だが、意味もなくチェーンソーを振り回すホッパー保安官が凄い。
「地獄の黙示録」公開時に見に行ったが、デニス・ホッパーもマーロン・ブランドも終盤になってやっと登場し、ちょい役やん!と子供心に思った。
「ブルーベルベット」で長年干されていた状態から復活した。狂いすぎている役。デヴィッド・リンチに感謝。
「アメリカン・ウェイ」はロック・ファンなら必見。オジー・オズボーンを崇めたり、ジミヘンの音楽でミサイルを撃破する、B-29の空飛ぶ海賊放送局。
「トゥルー・ロマンス」のマフィアに脅されても一歩も引かない死に様に男泣き。
「スピード」は最初クソ映画と思って見なかったが、キアヌ好きの淀長先生が絶賛していたので、見てしまった・・・。
「ランド・オブ・ザ・デッド」のゾンビから生き残った街の支配者役。ロメロとホッパーのコラボは夢のようだった。

ツムラのアヒルちゃんのCMを見て追悼
http://www.youtube.com/watch?v=04A69QNdESc

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Judas Priest / British Steel 30th Anniversary Edition

Britishsteel2ジュダス・プリーストの1980年発表のアルバム"British Steel"のライブDVD付き30周年記念エディションを購入。輸入盤のほうがかなり安かったが、インタビューの日本語字幕があることで、国内盤をアマゾンで15%OFFで買った。

当時のツアー・パンフレットやポスターなども付いた限定盤もあったが、高かったので、手は出さず。

同作品ライブで完全再現した昨年のツアーから、8月17日のフロリダ公演がアンコールも含めて収録されている。

昨年の10月14日に神戸こくさいホールで見た感動が蘇ってくる。

しかし、このツアーを見たファンならほぼ全員が既に持っているだろうから、スタジオ盤との抱き合わせ販売は不要のような気がする。若い新しいファンならスタジオ盤も一緒に買えてお得だろう。多数のミュージシャンにおいてパターンでこのような既発CDの再発が行われているが、「CDのボーナス・ディスク」という扱いだと、通常のDVDのみの販売よりも税金や流通、版権などで好都合なところがあるのかもしれない。

ライブ映像そのものは文句なしなのだが、音声のレベルがステレオ、5.1chともに非常に小さくて、不良品かと思った。他のレビューなどを見ると、輸入盤も同じように音声レベルが低い模様。アンプのボリュームをかなり上げないと、聴けるレベルに達しない。

ライナー・ノーツは伊藤政則氏の1980年発売当時と、30年後の2010年の両方が載っていて、歴史を感じた。書いた日も4月7日と6日で1日違いとなっていた。

30周年盤のほうのDave Shackによるオリジナル・ライナーノーツは、なぜか翻訳が載っておらず、過去に出たリマスター盤に載っているライナーノーツの翻訳が載っていておかしい。きっと翻訳時は旧盤のスリーブしかなかったのだろう。

その後定番となる"Breaking The Law", "Living After Midnight", "Metal Gods", "Grinder"などが収録されている意味で重要なアルバムだが、アルバム全てが完璧かというと、そうでもないような気もしないでもない。しかし耳慣れなかった曲をいま一度聴きなおすことが出来たこともあって有意義な企画だった。

最近は猫も杓子も「ライブで過去の名盤完全再現」で、ちょっと食傷気味なのだが、不況の中コンサートに客を動員させるためには、企画上安全で盛り上がるパターンなのだろう。

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2010/05/27

宍戸留美 (36歳)成人式 ☆大阪編

Shishidorumikinema宍戸留美さんのデビュー20周年記念イベント、『宍戸留美 (36歳)成人式 ☆大阪編』を5月21日に天劇キネマトロンで見た。見るのは'09年7月18日に三文アートcafeそらのまめで見て以来、5回目。 ネットで予約して、ご本人から確認のメールをいただいた。

会場は梅田付近にある40人ほど入る、自主映画上映スペースのようなカフェ。
前半は松江慎司氏のアコースティック・ギターの伴奏に合わせてミニ・ライブ。
後半は保山ひャン・石田アキラ・CHAMIを加えてのトーク・ショー。多忙な近況など。
急遽作成された短編フィルムが2本。「初恋の来た道」がかなり面白かった。

最後にデビューから現在までのテレビ出演集を上映。1出演シーンをほぼ10秒以内に編集したものが1時間以上で圧倒された。
前半のアイドル時代のものは、見たことあるものが多かったが、後半のアニメ声優時代の出演作は「ご近所物語」以外全くわからず。
しかし凄い出演数。

90年のデビュー・ライブをアムホールで見て20年。今、最高に昇り調子のようで、今後の活躍も祈りたい。

帰りに自転車がパンクしていて、押して帰った。

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2010/05/18

ASIA 大阪公演 2010

Asia01エイジアの大阪公演を5月17日にグランキューブ大阪で見た。オリジナル・メンバーで再結成してから2007年2008年に続いて3度目の来日。見るのは1990年、1992年(ジョン・ペイン・エイジア)を含めて5回目。

結論から書くと、過去3回の中では最高の出来で、メンバーはベスト・コンディションだった。

Asia02客の入りが異常に悪く、2F席の観客は0人で閉鎖状態。1Fも8割程度しか埋まっていない。不況の煽りか、さすがに来日しすぎなのか。先日リリースされた再結成オリジナル・アルバム2作目の"OMEGA"は完成度が高いと評判が良かったので、意外だったし、残念な動員数だった。
チケットをとってくれた友人の計らいで3列目ど真ん中という素晴らしい席で鑑賞。

"OMEGA"は個人的にはオーバー・プロデュース気味のものを感じたし、ポップを追求しつくしていて良いのだが、ハウの存在感がいまいち希薄な気もする。"ALPHA"に近い感じ。

新曲から5曲も演奏し、前2回でやっていた過去に在籍したバンドのカバーも排除されて、現役ぶりをアピールしたオリジナル感溢れる内容で、各人の演奏も最高だった。

"Don't Cry"はウェットンのボーカルとダウンズのキーボードのみの演奏。
終了後、お約束の「キミタチサイコダヨ」も披露。

"The Simle Has Left Your Eyes"は1990年の来日公演時のように、最初はボーカルとキーボードのみで、後半バンド演奏になるという大好きなアレンジのもので嬉しかった。ジョンのボーカルは今が全盛期といってもいいほど声が出ていた。2003年のアルコール中毒で落ちぶれきったパフォーマンスを披露した来日公演からは想像できない復活ぶり。

スティーヴ・ハウのギター・ソロは聴きなれない曲。ハウのソロは4枚ほどしか持っていないし、ちょっと不勉強でレパートリー不明。いつもの"Clap"や"Mood For A Day", "Sketch In The Sun"などのお馴染みの曲ではなく、新鮮だった。

中盤の"Time Again"で座っていた観客も爆発し、スタンディングでノリノリになる。"The Heat Goes On"でのカール・パーマーのドラム・ソロは圧倒的で、観客も一番盛り上がっていた。今年還暦とは信じられないパワー。髪が伸びて、マーティン・シン(地獄の黙示録)のような風貌になっていた。
ラストの"Sole Survivor"は、もう最高に盛り上がる。エイジアで一番好きな曲。

本編終了後、ジョン・ウェットンがピックを投げ、なんと私のほうに飛んできた。まさかこっちに飛んでくるとは思わなかったので、いい加減に「わ~い」という感じで手を挙げていたら、手にピックが当たった。慌てて掴もうとしたが、弾いてどこかに飛んでいったのだが、飛んでいった方向がまったく見えなかった。
取り損ねたことを言うと、友人や横の席の人が必死に床を探し始めたが、見つからず・・。

アンコールが始まり、なんとスティーヴ・ハウ不在の3rdアルバム"ASTRA"から"Go"をプレイ。かなりレア。ちょっと短めの演奏で、そのまま"Heat Of The Moment"に突入。盛り上がるだけ盛り上がって、一旦終わると見せかけての全員でサビの合唱もいつもどおり。最高のエンディング。

終了して客電がついて、またまた友人や隣の席の人が私が取り損ねたピックを捜しはじめる。周りの人も「どうしたんですか?」と尋ねてきて、「ピック取り損ねて、その辺に落ちてるみたいなんです。」と言うと、「大変だ!そりゃ探さないとダメじゃないですか!!」と皆が探し始める。すみませんねー。私が取り損ねたばっかりに・・・。まあ見つけたもん勝ちなんですが・・・。

結局、ピックは見つからず仕舞い。きっと既に誰かが拾ったのかもしれないが、ジョンの手から放たれたピックを最初に触れられたことで十分だった。

ジョン・ウェットンからのメッセージ。たしかに手ずから受け取らせていただいた・・・。

2010/05/17 Grand Cube Osaka

01: I Believe
02: Only Time Will Tell
03: Holy War
04: Never Again
05: Through My Veins
06: Don't Cry
07. Steve Howe Solo
07: The Smile Has Left Your Eyes
08: Open Your Eyes
09: FingerOn The Trigger
10: Time Again
11: An Extraordinary Life
12: End Of The World
13: The Heat Goes On ~ Drum Solo
14: Solo Survivor
encore
15: Go
16: Heat Of The Moment

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2010/05/17

Rinnie James Dio 1942 - 2010

Dio01ロニー・ジェームス・ディオが6ヶ月に渡る胃がんとの闘病の末、5月16日に亡くなったことを、友人の日記で知った。67歳。
レインボー時代からリアルタイムで聴いていたので、やはりショックは大きい。ハードロックの歴史の大きな幕がひとつ閉じてしまったような喪失感。

レインボーのころは中学生だったのでコンサートには行けず、最初に見たのは自分のバンドDIOで来日した1986年9月2日の大阪厚生年金会館大ホールだった。それ以前に来日予定が、プロモーターが倒産して中止になったことがあった。
巨大な竜のステージセットに剣を持って立ち向かっていくロニーのパフォーマンスが凄かったのを覚えている。ギターはグレイグ・ゴールディーだった。

最後に見たのは、2007年10月23日に大阪城ホールで行われたLOUD PARK 07 OSAKAで、興行的にも内容も大失敗だったもの。当時の日記にも書いているように、会場のレンタル時間終了という理由だけで、アンコールの"Neon Knights"をやらず、非常に残念な結果に終わった。もうあの曲を生で聴く機会は二度とやって来ない。

レインボーに参加した時点で既に34歳。ブラック・サバスで38歳という、晩熟型のボーカリストだったが、晩年まで衰えるところを知らない素晴らしい声量だった。人間的にも紳士的で、揺るがぬ自己管理力と信念を持って音楽に取り組んでいた。

レインボーはやはり彼の時代あってのバンドだったし、サバスに加入した時も、リアルタイムだったので「俺たちの時代のサバス」を代表するボーカリストだった。DIOにその様式美は引き継がれていった。

今日はエイジアのライブだが、朝から大好きだったレインボー時代の音源を聴いて追悼。

http://www.ronniejamesdio.com/
http://www.black-sabbath.com/index.html

追記

さすが、ハード・ロック、ヘヴィ・メタル界の最長老だけあって、メタル系のほとんどのバンドやミュージシャンがホームページで追悼の意を表しています。

一番感動的だったのが、メタリカのラーズの「ロニーへの手紙」です。

http://www.metallica.com/index.asp?item=603183

デンマーク時代に、11歳の時ディープ・パープルの前座で見たELFに衝撃を受け、1976年にレインボーがコペンハーゲンに来た時は最前列で見て、何度も目が逢って昇天した思い出を語っています。

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2010/05/12

5月~9月の見たいライブ

05.17 ASIA / グラキューブ大阪
05.21 宍戸留美 / 天劇キネマトロン
05.30 ヒカシュー / 大阪NuThings
06.06 Stick Men (Tony Levin, Michael Bernier, Pat Mastelotto) / 大阪 Janus
06.09 Pat Metheny / 大阪 サンケイホールブリーゼ
06.15 Eddie Jobson Ultimate Zero Project / 心斎橋Big Cat
07.10 Allan Holdsworth / 大阪 JANUS
07.30 Magma, Them Crooked Vultures, Zappa Plays Zappa, ヒカシュー, Superfly / Fuji Rock Festival
07.31 Roxy Music, John Foferty, Kula Shaker / Fuji Rock Festival
08.17 アンジェラ・アキ / アスティとくしま
08.20 Steve Hackett / クラブチッタ川崎
08.22 ROCK LEGENDS (Steve Hackett, Renaissance, 四人囃子) / 日比谷野外大音楽堂
09.04 Manuel Goettsching / Metamorphose 2010 伊豆サイクルスポーツセンター
09.15 Roger Waters / Air Canada Centre, Toronto
09.16 Roger Waters / Air Canada Centre, Toronto
09.18 Roger Waters / Air Canada Centre, Toronto

フジ・ロックは行かざるを得ないラインナップで不本意ながら初参戦か・・・。
とにかくロキシー・ミュージックとマグマは見たい。

ロジャー・ウォーターズによるザ・ウォール・ショー、ツアー初日から3日目までのチケットはゲットできた・・・。

どうか夏にPerfumeのツアーなど入りませんように・・・(死んじゃうから)

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