Judas Priest / British Steel 30th Anniversary Edition
ジュダス・プリーストの1980年発表のアルバム"British Steel"のライブDVD付き30周年記念エディションを購入。輸入盤のほうがかなり安かったが、インタビューの日本語字幕があることで、国内盤をアマゾンで15%OFFで買った。
当時のツアー・パンフレットやポスターなども付いた限定盤もあったが、高かったので、手は出さず。
同作品ライブで完全再現した昨年のツアーから、8月17日のフロリダ公演がアンコールも含めて収録されている。
昨年の10月14日に神戸こくさいホールで見た感動が蘇ってくる。
しかし、このツアーを見たファンならほぼ全員が既に持っているだろうから、スタジオ盤との抱き合わせ販売は不要のような気がする。若い新しいファンならスタジオ盤も一緒に買えてお得だろう。多数のミュージシャンにおいてパターンでこのような既発CDの再発が行われているが、「CDのボーナス・ディスク」という扱いだと、通常のDVDのみの販売よりも税金や流通、版権などで好都合なところがあるのかもしれない。
ライブ映像そのものは文句なしなのだが、音声のレベルがステレオ、5.1chともに非常に小さくて、不良品かと思った。他のレビューなどを見ると、輸入盤も同じように音声レベルが低い模様。アンプのボリュームをかなり上げないと、聴けるレベルに達しない。
ライナー・ノーツは伊藤政則氏の1980年発売当時と、30年後の2010年の両方が載っていて、歴史を感じた。書いた日も4月7日と6日で1日違いとなっていた。
30周年盤のほうのDave Shackによるオリジナル・ライナーノーツは、なぜか翻訳が載っておらず、過去に出たリマスター盤に載っているライナーノーツの翻訳が載っていておかしい。きっと翻訳時は旧盤のスリーブしかなかったのだろう。
その後定番となる"Breaking The Law", "Living After Midnight", "Metal Gods", "Grinder"などが収録されている意味で重要なアルバムだが、アルバム全てが完璧かというと、そうでもないような気もしないでもない。しかし耳慣れなかった曲をいま一度聴きなおすことが出来たこともあって有意義な企画だった。
最近は猫も杓子も「ライブで過去の名盤完全再現」で、ちょっと食傷気味なのだが、不況の中コンサートに客を動員させるためには、企画上安全で盛り上がるパターンなのだろう。
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