« はやぶさのAA | トップページ | さよならiPad »

2010/06/16

Eddie Jobson And The Ultimate Zero Project 大阪公演

Eddiejobsonエディ・ジョブソンの1年ぶりの来日公演を、6月15日にBig Catで見た。今回はThe Ultimate Zero Projectとしてのライブで、ドラム2人、ギター2人、ベースとエディーの6人編成。

ギター&ボーカルのマーク・ボニーラは2008年のキース・エマーソン・バンドのメンバーとして見た。ベースのビリー・シーンはMr.Bigで1 回、スティーヴ・ヴァイのライブで2回見たことがあるが、この手のプロジェクトとしては超大物という感じ。

前回は、初めて見るエディと、UKのレパートリーのオンパレードに興奮しっぱなしだったが、今回はもう少し冷静に見る心構えができており、どういうライブをするのか予備知識ゼロで挑んだ。

約20分押しでエディが登場して、クリスタル・ヴァイオリンによるヴァイオリン・ソロから開始。ディストーションを強くかけたアヴァンギャルドなソロを展開。続いてエディ自身の紹介でビリー・シーンが登場し、ベース・ソロを展開。ビリー独特のあの音色。

続いて他のメンバーも次々登場し、キング・クリムゾンの"Indiscipline"リズムを刻み出す。これって先週、トニー・レヴィンの Stick Menのライブで聴いたばかりなのに・・・。ちょっと短めのヴァージョンで、Stick Menのほうが過激で、メタル度が強かった。

続いてエディが"Presto Vivace"の超早弾きを展開。これは前回聴けなかったもの。やはり本当にこの速さであの曲を弾きこなしているのを生で見ると圧倒される。そのまま"In The Dead Of Night"が始まり、マーク・ボニーラが歌う。ちょっとハードな感じ。

MCでエディが今回のプロジェクトはベストなミュージシャンを選んで毎回違うメンバーでプレイし、自身のレパートリーだけでなく、他のプログレッシヴ・ロックの名曲もプレイすることを説明する。

続いてはELPの"Bitches Crystal"、これはキース・エマーソンとツアーをやったマーク・ボニーラがらみの選曲とみられる。さらにはキング・クリムゾンの"Starless"。ちょっと節操がないなーと思いつつも、王道の選曲で楽しむためのプロジェクトなんだなと認識。ツイン・ドラムは凄い迫力。

ビリー・シーンはタラス時代に"21st Century Schizoid Man"をカバーしたりしているし、1993年10月20日にMr.Bigを見た時は、ベースで"Fracture"のフレーズを弾いたりしていた。この時はプロモーションで来日していたロバート・フリップがたまたま舞台の袖で見ていたというのを後に雑誌のインタビューで知った。

今回、新しくやったUKの曲は"Danger Money"と"Nevermore"で、かなり忠実。TJ Helmerichはホールズワース的なフレーズも弾きこなせて、違和感がなかった。"Nevermore"はレアで、嬉しい。2曲の間に入ったドラム・ソロは2人で合戦状態で15分位続き、お腹いっぱいという感じ。

本編が終わり、スタンディング・オベーション。引っ込まずにそのまま1回目のアンコール。拍手をエディが"Caesar's Palace Blues"のリズムのように手拍子するよう促し、そのままヴァイオリンで弾き始めた。前回も見たが、やはりエディのヴァイオリンは凄い。続いて、前回と同じく"The Sahara of Snow Part 2"。

2回目のアンコールは、なぜかクリムゾンの"Red"。ギターが入りを間違えたりして、ちょっとグダグダな演奏となった。先週のStick Menヴァージョンのほうが遥かに良かった。前回のように"Larks' Tongues in Aspic Part 2"をやればよかったのに・・・と少し思ったが、まあレパートリーを増やしていきたいのだろう。

とどめにUKで一番好きな"The Only Thing She Needs"。テリー・ボジオの超絶なイントロをツイン・ドラムで完コピしていて、ちょっとびっくり。ぐんぐん盛り上がる展開は大人数だと迫力があった。

プログレの王道カバー・バンドとしては純粋に楽しめたが、UKZでは新しい展開も見せてもらいたいと思った。

Eddie Jobson / Keyboards, Violin
Marc Bonilla / Vocal, Guitar
TJ Helmerich / Guitar, Vocal
Billy Sheehan / Bass
Marco Minnemann / Drums
Mike Mangini / Drums

01. Violin Solo
02. Bass Solo
03. Indiscipline
04. Presto Vivace
05. In The Dead Of Night
06. Bitches Crystal
07. Starless
08. Carrying No Cross
09. Prelude
10. Alaska
11. Danger Money
12. Drum Solo
13. Nevermore
encore1
14. Caesar's Palace Blues
15. The Sahara of Snow Part 2
encore2
16. Red
17. The Only Thing She Needs

http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2009/06/ukz-ee48.html
http://www.andforest.com/events/EddieJobsonProject2010/index.htm

|

« はやぶさのAA | トップページ | さよならiPad »

コメント

Nice post and this fill someone in on helped me alot in my college assignement. Thank you as your information.

投稿: Wordpress Themes | 2010/06/24 01:41

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Eddie Jobson And The Ultimate Zero Project 大阪公演:

« はやぶさのAA | トップページ | さよならiPad »