Roger Waters The Wall Live トロント3デイズ終了
スクリーンや壁に投影される映像がアップデートされている以外は、驚くほど80-81年のピンク・フロイドによるオリジナル・ザ・ウォール・ショーに忠実でした。80年当時ブートレッグを聴いて、頭の中で想像を膨らませていた、ザ・ウォール・ショーを遂に現実に体験できて感無量です。
戦闘機も飛んできて爆発したし、教師と母親と妻の巨大風船も出たし、豚も飛んだし、クライマックスのジェラルド・スカーフのアニメもそのまま。ちゃんと観客が期待しているものを100パーセント提供してくれた感じです。
しかしやはり、欧米でのコンサートを、集中力をもって鑑賞するのは難しいのも事実です。名曲を一緒に歌いまくるのは感動的なので良いのですが、
ほとんどの観客が両手にビールの巨大マグカップを持ってスポーツ観戦気分で大騒ぎしながら見ているし、演奏中も平気で大声で話しているし、しょっちゅう席を離れてトイレや売店に行くし、マリファナを吸っている奴も必ず周りにいるし・・・。
ロジャーはそういう奴にキレて、The Wallを作ったはずなんですがねー。
日本だと、クラシックのコンサートのように最後までシーンとした状態で、すべてを見届けてやろうと思う観客がほとんどのような気がします。
盛り上がりに欠けることは間違いないですが、そっちのほうでも見たいショーだと思いました。
本日、午後の飛行機で帰国予定です。
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