KARASIA KARA 1st Japan Tour 東京公演 2012年5月16、17日
■注意:セットリストのネタバレが含まれています。さいたまとライブ・ビューイングで初めてコンサートをご覧になる方は、ご注意ください。
横浜、大阪、福岡に続いて、KARAの1st Japan Tour KARASIAの東京公演を5月16,17日に国立代々木競技場 第一体育館で見ました。
ドイツから帰国した翌々日で、時差ボケの直らないまま飛行機で上京。新大久保のホテルにチェックインし、新宿のてんやで恒例のオールスター天丼を食べて開場1時間前に原宿に向かいました。
Steely Dan以来18年ぶりの代々木で、道順を忘れるもなんとか到着し、いつものごとく会場前の熱狂を観察。開場と同時に入場しました。1日目は北スタンド2階A6列、2日目は南スタンドG17列と、ほぼ最上段ながら、会場全体を違うアングルで見られてラッキーでした。特に2日目は今まで見ることができなかったセンターの円形ステージの真横という新鮮な眺め。
東京だけあって、前田敦子ほか有名タレントも多く見に来ていた模様。
双眼鏡でチェックしたら、花道先の円形ステージには3箇所にプロンプター(カラオケのように歌詞を表示する装置)が設置されていて、日本語の歌もハングルで発音が表示されていました(ニコルのBeat Itは英語だった)。8回目にして今回の席で初めて見えた感じです。
以下は雑感です。過去の感想と重複している部分は省略して、新たに気づいた点を中心に。
私は未見の名古屋公演で衣装換え中に出演したというDSPガールズことPurettyが、オープニングに登場。TVアニメの主題歌というデビューらしく、その宣伝とメンバー名の紹介ビデオが流れて、KARAの"With"を歌った。
そういえばPuretty宛ての花輪が、アニメの竜の子プロ社長より贈られていたのを入り口で見た。
Purettyはバレリーナのようなヒラヒラの衣装で、子供っぽさが残っており、昔懐かしの日本のアイドル・グループCoCoみたいだった。そういえばCoCoは尾木プロで、今回も尾木プロの社長からもKARAに花輪が贈られていた。
ニコルの靴はヒール付きのものが復活していた。回復が進んでいるのだろう。しかし、他のメンバーがスパンコール付きのものに履き替えたりしているのに対し、ニコルは白いもの一種類で、きっと負傷した足用に特別に作られたものなのだろう。
"Dreaming Girl"のオープニングでニコルが使う赤い拡声器が、最初からステージ上段左側のバリライトの横に置かれているのを発見。謎が解けた。
"Girls Power"の前に福岡と同じく、ギュリによる注意喚起。
ジヨンのソロで初日は福岡初日と同じく、ギターのこういち先生に一言求めて、福岡と同じく「ジヨンはめちゃめちゃええ子なんで、みんな応援してあげてください。」と大阪弁でコメント。よく見ると、先生のエレアコ・ギターのシールドは床の一部が開いて、そこからプラグインされていた。こういち先生が退場するときは、シールドをそのまま床に置いていった。
2日目はジヨンがギターの準備中にピックを口に加えるという、ソウルで見られた光景を再現。カッコいい。
続くハラのソロで劇的な変更。ブランコで登場するのは同じだが、なんとソウルで歌ったナット・キング・コールの"Love (L-O-V-E)"を歌った。ブランコから降りてからは従来の"Secret Love"を歌ったが、いつものリボン・パフォーマンスはせず、パパラッチに扮したダンサー達の撮影攻勢やミュージカル仕立ての男女の諍いをテーマに長めに踊った。なぜここにきて変更されたのか、まったく不明。さいたまでのビデオ撮影のための演出を試行錯誤をしているのか。
ギュリ・ソロの髪ほどきは両日とも成功。輪ゴムにしてから簡単になったみたい。
スンヨン・ソロの手に持った炎は両日とも登場せず。やはり危なそうだし熱そうに見えるから、何か安全対策の事情と想像できるが。
『ルパン』でサビのギュリの指を高く掲げてのシャウトが復活。いよいよギュリの声も本調子になってきたようで嬉しい。
"Step"は何度見ても、やはり今回のツアー最大のハイライトといえよう。テンションが尋常でない。
ハニー・ゲームは初日は男の子、2日目は女の子が選ばれた。既に本末転倒の「誰トク?」企画になってしまって久しいが、もう慣れたし、小さい子とKARAが笑顔でからむ姿は見ていて微笑ましくて良い。ジヨンのゲームは子供限定になったせいか腕相撲に変更されていた(当日はジヨン・パパが観覧されていたから、抱っこは有り得なかったという説もあり)。
2日目のエンディングのゲストの女の子との集合写真で、ギュリだけが集まらず、スンヨン?に「パク・ギュリ~~!」ともの凄い勢いで怒鳴られていた。ギュリはステージ左端で観客に愛嬌を振りまいていて忘れていた模様。いつものギュリだ。
『GO GO サマー!』初日は全員が水兵帽をかぶって登場するも、すぐにニコルの帽子が脱げて床に落ちた。ニコルが瞬時に邪魔にならないように、帽子を足で後ろに蹴り飛ばしたのはさすが。
"Mr."の途中で、シャツの首が伸びすぎてギュリの左肩のブラの黒いヒモが見えてしまい、気づいたギュリが慌てて直すも、何度やっても見えてしまっていた。双眼鏡でそれを見た私は心臓発作を起こし、隣の人に蘇生措置を施してもらっていたので、その後どうなったかは知らない・・・
アンコールの拍手が大阪や福岡の熱狂ぶりと比較するととても小さく聴こえる。スタンド上方だったからか。2日目はスタンド席の周辺のほとんどが拍手もアンコールの掛け声もしていない。コンサート慣れしている東京だからなのか。1回目の声援もいろんな団体が独自のルールを作って掛け声をしているようで、まとまりが無く、盛り上がらない。2回目のアンコールは「アンコール!」でようやくまとまってテンションが高まっていった。
アンコールのサインボール投げにスタンドまで届く高射砲が登場。空気炮で初日は各トロッコに2台づつ取り付けられていたが、2日目は1台づつに変更。正面からまともに顔面に当ったら鼻血が出てしまいそうな威力で、スタンド席にもサインボールが届いていた。
"SOS"アンコールラストにギュリがニコルをオンブして撃沈。2日目はギュリのニコルおんぶに、さらにハラがおんぶして、親亀小亀孫亀状態で撃沈。最後に恒例のハラとジヨンの花道全力疾走。2日目はギュリの手をとって一緒に疾走するも、帰りはギュリが息切れして階段の途中で崩れ落ちた。
初日の挨拶では、ジヨンの「ホ!」という掛け声を他のメンバーが真似てからかい「やめてください!」という場面が。
ギュリは「本当に熱くて、準備した日本語全部忘れました!」とコメント。
2日目最後の挨拶。
ギュリ「私達が心をこめて投げたソイカラボールは受け取れましたか?」客席「おーー」(力の無い歓声)。ギュリ「受け取れなかった人は・・・すいません。」
ニコル「もう埼玉だけが残って沢山の時間が経ちました。KAMILIAの笑顔が見られて本当に嬉しいです。」
ハラ「実は本当は今日がツアー最後だったんですが、皆さんのおかげで(埼玉で)アンコールのコンサートをすることができました。」
スンヨン(最初にみなさーーーーん!」と絶叫し、他メンバーから「うるさい!」と怒鳴られた。「胸がいっぱいで感動します。私達から見えないような場所にもいっぱいの人がおられますね。」
ジヨン「10回全部来てくれた人もいるし、今日初めて見た人もおられると思いますが、今日、私たちの歌で皆さんがひとつになった気がします。」
ギュリ(なぜか「あ~あ~!」と高音を出す発声練習をして、メンバー達に無理しないでと笑われた後、「ワイルドだぜ!」
ニコルが「テバ!」ハラちゃんが「トバヨ!」と韓国語も飛び出してた。
ギュリの誕生日が近いので、最後に何かサプライズがあるかと思いましたが、代々木では無し。
しかし、次回はそれも含めて感動の大団円が期待できそうです。全国ネットでのライブ・ビューイングで多くのファンが見守る中での最終日を無事に安全に終えることができるよう祈りたいです。
KARA 1st Japan Tour 2012 KARASIA
国立代々木競技場 第一体育館 2012/5/16, 17
Opening Act / PURETTY
01. With
01. Speed Up
02. Jumping
03. Dreaming Girl
04. Umbrella
05. Girls Power
06. Pretty Girl
07. ニコル・ソロ / Lost
08. ニコル・ソロ / Beat It (Michael Jackson's cover)
09. ジヨン・ソロ / Umbrella (Acoustic Version with Guitarist)
10. ジヨン・ソロ / Wanna Do
11. ハラ・ソロ / L-O-V-E (Nat King Cole's Cover) (日本ツアー初登場)
12. ハラ・ソロ / Secret Love
13. ギュリ・ソロ / タンゴ・ダンス~白日夢
14. スンヨン・ソロ / Guilty
15. Lupin
16. STEP
17. Let it go
18. Honey
19. Winter Magic
20. Missing
21. 今、贈りたい「ありがとう」
22. GO GO サマー!
23. Jetcoaster Love
24. Mr.
encore 1
25. Girls Be Ambitious
26. SOS
encore 2
27. Rock U
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コメント
とてもリアルなレポートありがとうございます。自分は、名古屋で参加し、内容が想像でき、少し羨ましく思いました。残りの公演楽しみましょう。
投稿: KARA48 | 2012/05/19 07:03
>KARA48さん
コメントありがとうございます。名古屋に行かれたのですね。
私は行けなかったのですが、コンサートの中盤にPURETTYが突如出てきたそうですね。
ニコルの"The GAme Of Love"も名古屋を最後に見られなくなったし、ある意味レアだったのではないでしょうか。
さいたま公演をしっかり応援したいですね~。
投稿: tangerine | 2012/05/20 11:11
代々木の詳細レポートありがとうございました。いよいよ、僕が参戦する埼玉アリーナも迫ってきており、胸の高鳴りを抑えきれない日々を送っております。ファンクラブ公認の応援ステックも、ウチワも、そして10倍の倍率を誇るビクセンコンサート双眼鏡もすべて、妻との二人分用意しました。悔いの残らないファイナルツアーにしましょう。もちろん来年以降のセカンドツアーに向けてです!ファイティング!!
投稿: たむまさ | 2012/05/20 19:28
>たむまささん
ありがとうございます。さいたまいよいよフィナーレが近づいてきましたねー。
準備万端で、凄い双眼鏡をお持ちですね!私もPENTAXの24UCF 12xというのを18年使っています。スタンドからですが、しっかり見届けたいです。
お互いにがんばりましょう。ファイティング!!
投稿: tangerine | 2012/05/21 00:37
こんにちは。以前、投稿させて頂いた「ひさ君」です。
(マリンメッセ福岡に参戦したものです)
代々木のレポートの掲示、有難う御座いました。
レポートから察するに、確かに東京のファンは慣れなのか、カラを何度も見た人が多いからかあまり盛り上がったようなイメージは湧きませんね。残念です。
上記の「たまむささん」がおっしゃってるように、来年
のセカンドツアー開催を期待しています。
埼玉はT・ジョィリバーウオーク北九州でライブビューイングで参戦します。私の2012年5月度はカラに始まり
カラで終わります。有難う「カラ」。
そしてこれカラもカラと共に。
失礼します。
投稿: ひさ君 | 2012/05/23 08:35
>ひさ君さん
コメントありがとうございます。
代々木は盛り上がってはいたのですが、アンコールの拍手はどこよりも少なかったように感じました。
やはり東京は観客がコンサート慣れしているなーという感じで、「自分がしなくても他が拍手するだろう」と考えている人が半分位を占めていると思います。これはKARAに限らずどのコンサートでもいえると思います。
さいたまはツアー最後なので盛り上がると思います。ライブ・ビューイングぜひ楽しんでください。
投稿: tangerine | 2012/05/24 00:55
こんにちは。ひさ君です。
まだ、埼玉のラスト5.27をUPされてないようなので
ここへ書きこまして頂きます。
お題は、「カラシア埼玉ラスト公演」です。
悲しいながら本公演は北九州のとある映画館での観戦
でしたが、まあ、ビューイングだから6割ぐらい埋まるのかなと思っていたのですが、なんと満席でした。本当に
びっくりしました。福岡会場は当初2会場でしたが(博多
市・・1、北九州市・・1)いつの間にか博多が1会場増えてたみたいで、入るのかなと思っていたら向こうの2
会場も満席だと。また、今日応援ブログ覗いてみると全国60箇所のビューイング会場のチケットが完売で、これさえ取れない人もいたということでした。カラの人気度
には本当に恐れ入りましたと言うところです。次回のセカンドツアーは東方神起みたいに「チケット争奪戦争状態」になるかも知れません。今回も似たようなものですが、まあ、早く申し込んだ者勝ちのようなところはあったかなと。だけど今回のジャパンツアーが大成功に終わって私たちファンもカラの「力」が日本中に証明された形となったので、本当にうれしいです。そして、カラに
言ってあげたいです。「カラ、良かったね。おめでとう。少し休んで、残りのカラシアツアー、本国の活動に
精進して、期が熟したら必ず日本へ戻ってきて下さい。
ずっと、心の中で応援しながらあなたたちが帰ってくる
のを待ってます。なぜなら、日本はあなたたちのもうひとつの家なのだから。」 頑張れ、カラ。
投稿: ひさ君 | 2012/05/29 18:47
僕も、ひさ君さんと同じで、さいたま27のファイナルアップが待ちきれず、ここにコメントします。予定どおり、妻と二人で、さいたま26に参戦しました。席は、アリーナでしたがDブロックなのでかなり後ろのほうでした。妻は、「コンサート始まったら、アリーナ席みんな立ちあがるから、パパも背伸びしないと見えないよ。私は、冷静に座っているから」と開始直前までさめた調子でした。18時ちょっと過ぎ。前座の男子グループが1曲歌い、続いて、いよいよ、ついに!カラ登場!!スピードアップ、ジャンピンとハードな曲でいきなり全開モード!カラグッズを振りながら、僕も全開!開始直前まで冷静な言葉を発していた妻も、僕と同じように立ったままスイング全開。あとはもう夢のような世界であっというまに2時間半が過ぎました。ゴンドラに乗って後ろまで来てくれたカラの面々を、まじかに見て、僕も妻も幸せの絶頂に達しました。すべてが終わり、帰りの電車の中で僕は妻に言いました。「もう、燃え尽きちゃった。今日でカラのファンやめる」と。でも、次の日になって、Uチューブでカラのハニーが少女時代のGeeに勝って一位に輝き、ギュリとスンヨンが抱き合って泣いてるシーンを見たら、思わず叫んでいました。「カラのファンやめれるはずがないよー」。ということで、次回「東京ドーム?」参戦に向けて、基礎体力作りに励むことにしました。ファイティング!!
投稿: たむまさ | 2012/05/29 22:27
>ひさ君さん
さいたまのレポート、遅くなりすみません。
映画館でのライブ・ビューイングも盛況だったようで、素晴らしいです。
日本を完全制覇した今、充電後のセカンド・ツアーにも期待していきたいですね。ずっと応援していきたいです。
投稿: tangerine | 2012/05/30 04:41