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2012年6月

2012/06/18

LOVE-1 Festival Season 2 in Osaka 2012年6月17日 KARA他

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6月17日に大阪城ホールにてKARA, RAINBOW, 2PMらが出演する LOVE-1 Festival Season 2を見ました。去年7月の1回目に続いての参加。イベントとKARASIAを含めるとKARA観戦20回目の記念すべきイベントでした。

正直、去年と違って室内で2日に分けてやると知った時、フェスの雰囲気が損なわれそうで、ラインナップも中途半端な感じで、観戦を見合わせようと思ってたのですが、行けなくなったマイミクの方にチケットを安く譲ってもらい、見ることができました。

16日の1日目は大トリのKARAが6曲のみでアンコール無しで終了したらしく、多くのKAMILIAが不完全燃焼で見終えることになったとのネットの書き込みやツイートなどを読んで、「そういう契約だったのだろうな」と冷めた雰囲気で参加したのですが、結果、期待は良いほうに大きく裏切られることになりました。見に行って本当に正解でした。

アリーナの2/3ほどを占めるテニスコート1面分位の何も装飾のない真っ黒な巨大なステージは本当に贅沢なセットでした。大阪城ホールはできた頃からコンサートで通っている場所ですが、こんな開放感のあるステージを見たのは初めて。

今回はKARASIAでの正面ステージの階段頂上だった部分あたりが座席だったので、真横から見ることになりましたが、非常に見易かったです。「KARASIAの時、KARAはこの位置から観客席を見ていたんだなー、凄い迫力」と実感。さらにメンバーの退出用の坂道が真正面にあって、KARAをはじめ全アーティストのステージを降りて行く姿がすぐ正面に見られて、非常に貴重でした。(Love-1のFacebookに掲載された公式写真を転用しますが、ほぼこのアングルより少し下段の席でした)
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以下は雑感です。

■2PM
1. Beautiful
2. Heartbeat
3. Don't Stop Can't Stop
4. I'm Your Man
5. I Can't
6. 10点満点で10点
7. Hands Up
隣の席の初対面の女性が「私おもいっきり叫びますのでごめんなさい」と言われたので「私も2PM見るの4回目なんです」と意気投合し、一緒に「シッチョマッチョメシチョー!」と叫びまくってしまいました。

テギョンが骨折した左腕を三角巾で吊った状態でパフォーマンスに参加。ダンスはできなかったけど、盛り上げていた。ニコルと同様、K-POPアーティストのプロ根性は凄い。

ミューバン東京ドーム、新潟ビッグスワン、沖縄セルラーと今回で4回目だけど、いつ見ても本当に凄い。フル・コンサートも見たかったところ。次回はぜひ。

■DJ & BMX バイシクル・モトクロス
DJは正直、BMX準備の間もたせだった。自転車でのアクロバット・ジャンプ。去年のモーター・バイクと一味違い、エコで見ごたえもあってよかった。
一人ジャンプで転倒してしまい心配だったが、立ち上がって大丈夫と手を振って一安心。

■Happiness
1. DANCE アンセム
2. Kiss Me
3. Body&Soul
4. Wish
5. We Can Fly
今まで知らなかったが、高校1年2年生からなる6人組の女性グループ。2人がボーカルで他はダンス・パフォーマンスに専念。歌とダンスに分けているので息が上がっても乱れにくいのか、キレがあって良かった。これからもっと大々的に売れていいと思うレベルの高いグループ。SPEEDの曲もカバーしたようだが、知らなかったので新鮮だった。

■RAIBNBOW
1. ガナガナGo
2. To Me
3. Mach
4. Sweet Dream
5. Gossip Girl
6. Kiss
7. A
過去7回見た中で1番良かった。7曲と盛り沢山で、KISSのようなレア曲もやってくれて、去年年末の無料招待の単独l公演よりも楽しめた。

観客席が円形なのを配慮して、2曲づつステージを南正面・北正面と分担してプレイ。真横から見ると一列になった時のダンスのフォーメーションの完璧さが実感できた。

ヒョニョンが異常なテンションではしゃぎまくってて微笑ましかったテンション高すぎるヒョニョンを羽交い絞めにしてジェギョンが「すみません、ゴハンまだなんです!」。

最後の挨拶で、ジェギョンが「今日は最後にKARA先輩も出まーす!」
ラストのAはやっぱりめちゃくちゃ盛り上がった。周辺の観客も次はAと聞いて「ヤバイ!」と叫んでた。

■M.I.B. & Lessang
1. 謙遜は大変だ
2. TVを消したな
3. ゲリと ギリ
4. clown
5. ballerino
韓国ヒップホップのM.I.B.とLeessang、M.I.Bで唯一日本人のKangNamが「本名はヤスオでーす」と言うと、「ヤスオ~!」という掛け声が大量に。「ヤスオ言うな~」と言い返して爆笑。盛り上げ方が上手い。
Leessangも重鎮らしい余裕のパフォーマンスで日本で無名にもかかわらず、観客も盛り上がる。Leessangは曲間のMCも韓国語で、女性通訳のナレーションが入る。去年のLOVE-1のSupreme Teamも同様だったのを思い出した。「次来る時は、日本語でラップを歌いたいです」と言うと大きな拍手。

■BENI
1. Crazy Girl
2. Stardust
3. KISS KISS KISS
4. もう二度と
5. Ti Amo
6. La La La Love Song
7. My World
8. Darlin
9. ユラユラ
BENIは安良城紅の名義時代にテーマ曲を歌った『キム・ポッシブル』のサントラ1枚だけCD持っていた。レコード会社移籍でBENIと改名してから動向をよく知らなかったので、ライブを見るのが楽しみだった。

ダンサー4人とターンテーブルを操作するDJをステージ上に上げてのパフォーマンス。歌が上手すぎる。「今回、私が唯一のソロ・アーティストです。利点は食べものひとりじめと楽屋が広く使えることと」とMC。単身奮闘しつつかなり盛り上げていた。後半コーラスを一緒にやるように観客にリクエスト。簡単と言っていたが難易度高かった。でも結構皆で歌って盛り上がった。

■VJ & Hip Hop Dance
VJは去年もやったK-POPのMVをサンプリング編集したもので、楽しかった。ブレイクダンスも男性6人くらいでアクロバティックで意外と楽しめたが、観客全てから「早くKARAを」という思いが伝わってきた。

■KARA
1. STEP
2. Lupin
3. Speed Up
4. Jumping
5. GoGo サマー!
6. Mr.
encore
7. ジェットコースターラブ

いよいよ大トリのKARAで歓声と熱狂が絶頂になる。韓国語曲があるものは全て韓国ヴァージョンで歌われた。やはり日本向けに完全にアレンジされたKARASIAヴァージョンより燃える。

広々としたステージだけど、KARAのフォーメーションは割とメンバーが接近したものが多いようで、人数が多い分、2PMやRAINBOWのほうが広々とステージを使っていたように見える。

1曲目後、自己紹介をしてギュリが去年に引き続いて参加できたことへのお礼を述べた。

3曲目Speed Up後のMC。KARASIAでもやったいつもの掛け声「HO~!HOHO!~HOHOHO!」
スンヨン「もうすぐKARAの新しいアルバムを作って帰ってきます」
ギュリ「100%KARAの本気をもって、せーの」「愛してま~す」と全員で言うつもりがグダグダになり、やり直した。
ギュリが仕切って「せーの」で何か言うとグダグダになるのは、KARASIAでも何回かあった。事前の打ち合わせどおりに言ってないか、急にギュリが振って他のメンバーがあたふたしてしまうのか。

Mr.終了後、やはりこれで終わるのかと思ったら、退場しながらジヨンが「(アンコールが)聞こえませんよ!」と煽り、大歓声で応えると、舞台下への坂道を途中で引き返してきた。「何が聴きたいですか?」「呼んだでしょ?!」「ハニー?プリティーガール?」とリクエストを促すパフォーマンス。

ジヨンの煽りは去年のLOVE-1のギュリのアンコール煽りと同じく、おそらくは(昨日と違って)「今日はアンコールやるよ!」というほのめかしをしたかったのだと。昨日も実はアンコールを準備していたのかもしれないし、何か主催者側にやむを得ぬ事情があったのかもしれない。

ジヨンが「これは?Fallin'Fallin'Fallin'Love!」とペンギン・ダンスして(最初から決まっていただろうけど)ジェットコースターラブをやることに。円形ステージなので北側と南側の観客に声援比べをさせて、声が大きい方を向いて歌うとのスンヨンからの提案が。声援対決は当然互角になってジヨン「どうしようかな」ギュリ「全部(の方向を)見てやります」スンヨン「なんとかやります」と言ってアンコール。JCLは前半は南側中心で歌って、2番は北側~それぞれが四方に散らばり、ジヨンはステージ端に腰掛けて、ギュリ、ニコルは客席に近い一段下の照明のところまで降りて熱唱。

アンコール終了後、スタンドの観客も帰り始め、私もこれで終わったと思ったらあちこちのKAMILIAから強烈なアンコールが。1分ほどしてKARAがダブルアンコールで登場。「もう行っちゃった人もいます?」スンヨン「パレードしましょう。久しぶりの大阪なんで挨拶しに来ました」 2回目のアンコールは本当にKAMILIAの力を見せ付けられた気がした。冷めた現実的な感覚では絶対に実現しなかったはず。

テニスコート1面ほどあるステージを挨拶しながら一周。
ジヨン「今日ネギ焼き食べました」
ハラ「私はエビネギ焼き」ジヨン「焼そばも食べました」
ニコル「おいしかった!」
ギュリ「ほんまおおきに!」
スンヨン「先に帰ったお方は残念ですね!」
最後整列して挨拶して終了。ギュリは「こっちも」と反対側も全員で挨拶しようとしたが、メンバーがバラバラで退出し始めたので、一人で挨拶していた、私のいた方向だったので女神の律儀さに感動。やはりギュリだ。

曲数単位でのシビアな契約で固められているだろうK-POPの興行で、こういうことがあるとはにわかには信じられなかった。何事も最初から無理と思わずに誠意を信念をもって諦めずに気持ちを伝えれば、想いは伝わるのだと本当に実感。

p.s. お詫び
私がもし1日目のLOVE-1だけ見て今日の私自身の感想を読んだら「この不公平感は何だ!」と自分自身の文章に怒り狂っていると思います。「良いほうだけ見られたから、こんな好意的なことが書けるのだ」と。
客観的にレポートしましたが、そう感じた方は本当にすみません。事情は複雑でしょうが、主催者とKARA(とDSP)に、初日を見たKAMILIAの要望が届いたのは間違いないでしょう。

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Tangerine Dream ベルリン公演 2012年5月10日 Admiralspalast, Berlin

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Tangerine Dreamのベルリン公演を5月10日にベルリンのAdmiralspalastで見ました。タンジェリン・ドリームを見るのは1983年6月の初来日、2008年7月のドイツ・ローレライ、2009年9月の伊豆メタモルフォーゼに続いて4度目。
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2008/08/tangerine_dream_0a99.html
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2009/09/tangerine-dre-1.html

前日のPeter Gabrielと同じく、夕方に友人と待ち合わせ。会場は友人の滞在先のフリードリッヒシュトラーセ駅のすぐ近所にある格調高い旧東ドイツの古いホール。前日に下見をしておいたので、近所で絶品のアスパラガス・スープなどを堪能しながら夕食をとり会場に向かった。

開場を待つ客は50代を中心とした中年ばかりで、ピンク・フロイドのタトゥーを腕に入れた年季の入ったおじいさんとか、タンジェリンのリアルタイム世代の地元ファンが集結した模様。

入場すると、ホールの構造や内装や年季の入り具合が去年KARAのギュリ主演のミュージカルを見た大阪松竹座そっくりで、「松竹座やん!」と叫びそうになる。

満員御礼で、直前にチケットを買ったため3階の最後列近くの座席となり、背の高い人もいて少々見辛かった。
友人は早めに買ったのでかなり前のほうで見られた模様。

グッズは各種CDとTシャツ等があり、"I'M AN ALIEN, I LOVE TANGERINE DREAM"と書かれたTシャツを購入。

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開演時間となり幕が上がると、中央にグランドピアノが置いてあり、リンダ・スパが白いフランス人形のようなドレスを着てエレガントなピアノ・ソロを延々と展開。その背中からはコードが伸びていて「電機仕掛けでピアノを弾く人形」を演じている模様。

そのうちサーカスの団長のような風貌のエドガー・フローゼが植木バサミを持って登場し、リンダの背中のコードをハサミでパチンと切った。するとリンダは電池切れのようにバタンとピアノ鍵盤の前に倒れこみ、それをスタッフが3人がかりで抱き抱えて運んでいった。前で見てた友人によると、運ばれていく時、スカートの中のパンツが丸見えだったとのこと。

その後、いつもの重低音のシーケンス音が始まり、メンバーによるライブが開始。
恒例の巨大モニターにアナログ・シンセのつまみやパッチが映し出され、背後の巨大スクリーンには抽象的な映像が流れる。

ビデオ撮影クルーもいて、撮影していたので、DVD化されるかもしれない。

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背後左にLinda Spa、右にパーカッションのIris Camma。
前方左からBernhard Beibl, Edgar Froese, Thorsten Quaeschning, Hoshiko Yamaneの配置。
リンダ・スパは先ほどの純白のドレスから打って変わって、SMボンデージ風の黒いレザーの衣装。

2曲目の86年のアルバム"Underwater Sunlight"収録の"Dolphine Dance"からアップテンポのノリノリの雰囲気になってくる。

2011年から新加入の日本人ヴァイオリニスト、山根星子さんは曲によってヴァイオリン、チェロを使い分け、演奏しない曲のときは裏手に引き上げていた。後で調べると、私と同じ東大阪市出身とのこと。ジェーン・バーキンとも近年のコンサートで共演している。私が大阪でタンジェリン・ドリームを見た頃はまだ二歳だったという若さ。
http://www.hoshikoyamane.com/

"Ayumi's Loom"で山根さんのエレクトリック・ヴァイオリンのフレーズが印象的。

やはり近年のタンジェリンはパーカッションとギターの音が目立つ。ずっとパーカッションを叩き続けるイリス・カルマの体力は凄いなーと感心。

1時間30分近く演奏してひと段落し、メンバーが引っ込んだので、「本編終了か、ちょっと短めだったな」と思ったら、「20分間休憩」の文字が映され、「まだ半分か!」とびっくり。既に21時半を回っていたので。

休憩の間は、さすがドイツ人、ほぼ全ての人がロビーに出てビールを飲んでいた。

第2部が始まり、レザー・コスチュームのままリンダ・スパがピアノ・ソロを披露。続いてエドガー・フローゼもピアノに向かい『リコシェ』のフレーズを弾いた。

その後延々とタンジェリンのエレクトリック・シーケンスの世界にどっぷりと浸ってトリップ。エドガー・フローゼはギターもプレイしていた。
中盤で12インチ・シングルを持っている大好きな"Warsaw in the Sun"をやってくれて感激。

本編最後は嵐のような"Stratosfear"。上り詰めていくようなテンションが凄い。
ベルンハルドのギターソロがメタルのように激しく延々と続いた。

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アンコール最初は山根さんとイリスのヴァオリン&パーカッション・デュオでテンション爆発のプレイ。
続いて、山根さんはテルミンを操り幻想的な音を紡ぎ出して、そのまま"Phaedra"に突入。

最後に山根さんが日本刀でヴァイオリンを「ヤー!」と声をかけて真っ二つに叩き切るパフォーマンスをして大うけ。

全員で並んで、エドガー・フローゼがドイツ語で長めの挨拶。「ダンケ・ベルリン、グーテンナハト!」と締めて終了。
SMコスチュームのリンダ・スパがムチを振るって「早くお行き!」と他のメンバーを追い立てて、観客爆笑の中、退場。

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結局、1部2部合わせて3時間というボリュームあるコンサートだった。今回のツアーはどこもこのボリュームでやっているよう。エドガー・フローゼも精力的だ。

個人的には近年の曲で大好きな"Boat To China"もやってくれたら完璧だった。

友人と「やってほしい曲ほとんどやってくれて良かった!」と感想を述べ合いながらも、終電近くだったので急いで駅に向かいホテルに帰還。

以下のファン・サイトに近距離から撮影された素晴らしい写真があります。日本刀でのヴァイオリン一刀両断も決定的瞬間が映っています。
http://www.frisk.de/page-0869.html

Tangerine Dream
Admiralspalast, Berlin, Germany / May, 10, 2012

Edgar Froese / Keyboards, Guitar
Thorsten Quaeschning / Keyboards
Linda Spa / Sax, Flute, Keyboards
Iris Camma / Percussion
Bernhard Beibl / Guitars, Violin
Hoshiko Yamane / Violin, Cello, Theremin

Set 1
1. The Sensational Fall of the Master Builder
2. Dolphin Dance
3. The Cliffs of Sydney
4. Song of the Whale, Part II
5. Ayumi's Loom
6. Logos 2011
7. Marmontel Riding on a Clef
8. Oriental Haze
9. Love on a Real Train
10. Underwater Twilight
11. Homeless
12. Going West
13. One Night in Space
14. The Silver Boots Of Bartlett Green

Set 2
15. Ricochet 2012
16. Hoel Dhat The Alchemist
17. Lady Monk
18. Long Island Sunset
19. The Blue Bridge
20. Alchemy of the Heart
21. Warsaw in the Sun
22. Horizon (excerpt)
23. Teetering Scales
24. Transition
25. Das Maedchen auf der Treppe
26. Loved by the Sun
27. Stratosfear '95

encore
28. Violin & Percussion Duo
29. Phaedra 2005

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2012/06/16

Peter Gabriel ベルリン公演 2012年5月9日 O2 World, Berlin

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1ヶ月前のことになってしまいましたが、5月9日にドイツのベルリンにてPeter GabrielのNew Bloodツアーを見ました。ピーター・ガブリエルを見るのは94年の日本ツアー全3回と2007年のドイツのマインツ公演に続いて5回目。
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2007/06/peter_gabriel_m_78ba.html

バック・バンド無しのフル・オーケストラとの共演ツアーは2010年に開始され、見たかったのですが予定が合わず、2011年3月のハマースミス・アポロでのライブ・ビデオ"NEW BLOOD LIVE IN LONDON"も発売されたので、もう再演は不可能だと諦めていました。しかし、まさかのドイツでのアンコール・ツアーが実現し、最後のチャンスと思って遠征しました。

まず友人が数ヶ月前にベルリンに5月10日のTangerine Dreamの公演を見に行く計画を立てたところ、前日にたまたまピーター・ガブリエルもやっていることに気がついて私を誘ってくれたのですが、KARAのツアーもあり、直前までいけるかどうか微妙だったので、チケットを購入するのが直前になってしまいました。

直前購入にもかかわらずアリーナ中央7列目の中央をとることができて感激。ファンの話によると、直前に良い席が売りにだされて、発売と同時にチケットを買ったコアなファンは怒っていたとのこと。

以下、コンサートの雑感です。

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コンサート当日の朝にイスタンブール経由でベルリンに到着。
ベルリンは12年ぶりで4回目。ホテルのチェックインまでポツダムに観光に行ったりして時間をつぶし、夕方にアムステルダム経由で到着した友人と合流。友人はベルリンは初めてとのことで、徒歩でブランデンブルグ門を観光して、ビールと共に豚の塩茹でのアイスヴァインや旬のアスパラガスなどドイツらしい夕食を堪能。

会場のO2 WorldはSバーンのベルリン東駅から徒歩で10分ほどのところにあり、周辺は開発地区で空き地が目立つ広々とした地域。

席と入り口が違ったので、友人と終演後に待ち合わせすることにして、会場入り。グッズはTシャツ4種類とエコバッグのみで、今回は購入せず。

椅子に座ると、本当に7列目のど真ん中で感激。公式には17,000人収容らしいが、最終的にはスタンドの上のほうの席はかなり空いていた。友人は食事や酒のサービスのあるVIP席を高いから前のほうの席と勘違いして購入してしまったらしく、スタンド席になっていたとのこと。07年のライブでも会った知人も見つかり、ちょっと談話。

開演時間になり、まずピーターが登場し、女性ボーカルの Rosie Doonan を紹介。ピーターは本編も含めて全てのMCをドイツ語でこなしていた。Rosie DoonanはTom Cawleyのピアノをバックに2曲歌唱。
http://www.myspace.com/rosiedoonan
ローラ・ニーロ系というか、スザンヌ・ヴェガ系というか、深みのある美しい声のシンガー・ソング・ライターでした。 YouTube等で調べると、2曲目は"Sing 4 Life"という曲のよう。

その後オーケストラ・チューニングの音があり、幕が上がってオーケストラが登場。幕も半透明で透けてオーケストラが見えており、映像が映されたりもする凝ったもの。

デヴィッド・ボウイの"Heroes"のカバーからスタート。
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全編を通して、照明やビデオとの一体性が完璧で、ため息が出るほど。音響も巨大なスポーツ・アリーナにもかかわらずよく響いていた。何よりも7列目中央という奇跡の席から見るステージ全貌が素晴らしい。

2曲目の"Wallflower"はライブで聴くのは初めてで、バンド形式のライブでも滅多にプレイされなかった曲。4thの中でも最も好きな曲で、聴けて感無量。

Talking Headsの"Listening Wind"はリアルタイムで大好きだった"Remain In Light"の曲で、81年当時初めて見に行ったトーキング・ヘッズの同アルバムのツアーでは演奏しなかったので、生で聴けて本当に嬉しい。

"San Jacinto"は実にオーケストラにマッチした完璧なアレンジ。演奏後にファースト・ヴァイオリンのIan Humphries、指揮のBen FosterとNew Blood Orchestraを紹介。

"Secret World"では観客の大きな手拍子が入る。
"Downside Up"は娘のメラニーとのデュオ。

"That'll Do"は映画"BABE"のサントラに提供された曲で、『今日ライブで初めて演奏します』とのMCをしてプレイ。これは凄いレアなものが見られた感じ。

"Solsbury Hill"は天井からワイアーで吊るされたカメラが降りてきて、それをあちこちに揺らしながらの熱唱。最後は観客がオール・スタンディング・オベーションを見せる盛り上がりとなった。

本編ラストの"BIKO"はラストの合唱を観客全員に促してピーターは退場。オーケストラはしばらく演奏し、パーカッションの音で最後を締めくくった。

アンコールの"In Your Eyes"ではRosie Doonanとのデュエットで、あちこち踊り歩きながらの熱唱。John Metcalfeが代わりに指揮をとっていた。

ジョン・メトカフは85年のThe Durutti Columnのジャパン・ツアーにヴィオラで参加しており、京都のCBGBと大阪の中ノ島公会堂のライブを見た経験がある。まさか今回のオーケストラ・プロジェクトの編曲を担当し、ツアーにまで同行して、ピーターと共演するとは思わなかったので感激。

"Don't Give Up"をロージーとデュエットし、最後のレゲエ調のリフレインを観客全員で合唱。

ラストにチルアウト的なインストでOVEの"The Nest That Sailed the Sky"を演奏。ピーターはピアノをプレイ。挨拶とメンバー紹介をして終了。

途中での休憩を排除し、当初のコンセプトであった"Scratch My Back"収録のカバー曲を復活させたとことが、映像化された"Live In London"の頃のツアーとの相違点ですが、勢いもあり、カバーも素晴らしかったので、本当に良いものを体験できたという感じ。

アーティストとしての頂点を極めた感があり、もうこれで隠居に向かうと思いきや、9月から北米で"So"のリリース25週年ツアーを当時のバンド編成で行うとのこと。まだまだピーターの音楽探求の旅は続きそう。

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Peter Gabriel / New Blood Orchestra Tour 2012
May, 9, 2012 / O2 World, Berlin, Germany

New Blood Orchestra
Arranger, Music Director : John Metcalfe
Conducter : Ben Foster
Vocal : Peter Gabriel, Rosie Doonan, Melanie Gabriel

01 "Heroes" (David Bowie cover)
02 Wallflower
03 Apres Moi (Regina Spektor cover)
04 Listening Wind (Talking Heads cover)
05 San Jacinto
06 Secret World
07 Signal to Noise
08 Downside Up
09 Digging in the Dirt
10 Mercy Street
11 The Rhythm of the Heat
12 That'll Do
13 Red Rain
14 Solsbury Hill
15 Biko
encore:
16 In Your Eyes
17 Don't Give Up
18 The Nest That Sailed the Sky

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