ASIA 大阪公演 2012年9月26日 サンケイホール ブリーゼ
ASIAの大阪公演を9月26日にサンケイホール・ブリーゼで見た。エイジアを見るのは6回目で、オリジナル・メンバーで再結成してから2007, 2008, 2010年に続いて4度目。エイジアに対する想いなどは過去3回のコンサート・レポートに詳細に書いているので、ご参照ください。
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2007/03/post_3056.html
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2008/05/asia_2008_b808.html
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2010/05/post-6f79.html
今年は既にジョン・ウェットンをソロとUKで、スティーヴ・ハウとジェフ・ダウンズをYESで見ており、久しぶりという感じがしないかった。
普通、この手の大物バンドの再結成はある程度の収益が達成されたらどんどん収束していくのが常だが、エイジアに限っては、時が経つにつれて創造性も演奏力もどんどん上がっていくという信じられない展開をしており、再結成後のオリジナル・アルバムも3枚。ライブも来日ごとにバンドとしての結束力も個人の技量も向上していっているように感じる。
今回は、会場も小さくなり、各々の出身バンドのレパートリーも排除され、シンプルでコンパクト感のあるライブだったが、演奏内容は過去最高。これは一重にジョン・ウェットンのコンディションが良いからだと感じる。今年は既にソロ、UKに続いて3度目の来日で、ミュージシャンとしての人生が充実していることを物語っている。彼が好調だと、こうもバンドが引き立つのかと思ってしまった。
スティーヴ・ハウのソロは79年の"The Steve Howe Album"から2曲という珍しい展開。これも凄く新鮮でよかった。
ウェットン・ダウンズのデュオもピュアで、メロディーが引き立っていた。"The Smile ～"は前半デュオで後半はバンド演奏という、1990年の来日公演を思い出させる感動的なアレンジだった。
レア曲は"Ride Easy"なども演奏。新曲も多く演奏されて、現役度が高い。
カールのドラム・ソロは相変わらず長くてトリッキーでド凄い。ドラは1個になっていたけど。
終盤の盛り上がりは相変わらずで、アンコールはオール・スタンディングになった。ジョンの「キミタチ・サイコダヨ」が聞けなかったのは初めてかな。
ASIAのファーストが出た時のことをついこの間のように覚えているが、今年で30周年とのこと。成功と挫折の紆余曲折を繰り返し、晩年になって安定した素晴らしい活動をし続けていようとは当時は想像すらできなかった。来日公演を30年経った今も見るチャンスを得ることができたことには、感謝の言葉しか出ない。
ASIA
SANKEI HALL BREEZE, OSAKA, JAPAN
26 September 2012
01. Only Time Will Tell
02. Wildest Dreams
03. Face on the Bridge
04. Time Again
05. Tomorrow The World
06. Surface Tension (Steve Howe Solo)
07. Diary Of A Man Who Vanished (Steve Howe Solo)
08. I Know How You Feel (Wetton / Downes Duo)
09. Don't Cry (Wetton / Downes Duo)
10. The Smile Has Left Your Eyes
11. Ride Easy
12. Holy War
13. Drum Solo
14. An Extraordinary Life
15. My Own Time (I'll Do What I Want)
16. Open Your Eyes
encore:
17. Sole Survivor
18. Heat Of The Moment
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コメント
先日のKARA関連のブログを読ませていただいてからちょっとづつ逆回転でブログを拝見しております
というかこの方は一体何者？と思うくらいの財力と行動力に感心や驚嘆を通り越し少々呆れ気味（悪意はありませんよ(^^;）ASIA、もう遥か昔に「GO」を聞いて感動したのを思いだし思わず某動画投稿サイトで観てしまいました
過去ライブの履歴を拝見しますとribbonとかcocoとか懐かしい名前が(@_@。・・・ニューエストモデルなんかもツボで「クロスブリード・パーク」なんかは今もたまに聴いたりしてます
ネーネーズやDreamTheater、K-popをも網羅しキャパの広さといいますか振り幅の広さに感服です
といいますか僕の場合はなんなんでしょ？単なる浮気性なのか(^^;でもジャンル問わずツボに入る事ってよくある事ですよね？
投稿: tak | 2013/01/15 15:42
>takさん
バックナンバーも読んでいただきありがとうございます。(^^)
エイジアは最近またスティーヴ・ハウが脱退して、"GO"の頃のようにギターが変わってしまいました。もう老人バンドなのにこの期に及んでもメンバーチェンジしたりしてしまうのですねー。
いろいろ節操なく聴いております。もともとは70～80年代の洋楽と日本の歌謡曲を主に聴いていましたが、いろいろ興味あるものに手をだしているうちに節操なくなっちゃって(^^;)
KARAでK-POPも本格的に聴くようになって、まだまだ初心者です。
投稿: tangerine | 2013/01/16 11:35
そうでしたかーというかASIAがまだ存続していた事に驚きでした(@_@。もう還暦は過ぎてますよね？！
いわゆるK-popは自分の場合KARAの他はまったく興味がないんですよ(^^;先日初めてFANCLUBなるものに入会したのです（家族はちょっと呆れ気味）早速会員の恩恵を受けようとノホホンとKARAの福袋を（娘の為というあからさまなウソを言い）購入しようとしましたところ売り切れ（;￣O￣）っておい！会員なのにーっ！とやけになってDVDが出るまでと我慢していた東京ドーム公演を某有名動画サイトで観てしまいました
ウ～ン、KARAが大きくなるにつれ会場もデカくなるのは素晴らしい事なのだが・・・曲構成のベースも日本でやったショーケースみたいな感じでよかったんでないかい？と僕の個人的な嗜好など無視して下さい
そしてOpeningがPandoraとはなんとも贅沢な・・・つたない日本語のMCもまだぎこちないけれど伝えようとしてる事はよくわかります
ただ千春松山のように世間話をするわけにもいかないし、毎回ありあまる感謝の言葉を涙ながらに5人それぞれから賜りますとなぜか解散コンサートのような体になってしまって・・・って縁起でもない事を(^^;
というわけで次回の公演は千葉らしいですね！長々とすみませんデス
投稿: tak | 2013/01/17 21:10
>takさん
KARAも東京ドームで一区切りついて、今後の展開が気になるとことですが、おそらくは前回のアリーナ・クラスのようなツアーをもっと場所や回数を増やして行うんじゃないかなーと思います。
少女時代も同じようなアリーナ・ツアーを来月から開始しますし。
新曲が増えていくと、コンサートで歌う過去の曲がカットされていくのは仕方ないですが、昔からのファンのためにレアな曲を入れていってほしいですね。
今後の課題は感謝の言葉以外にトークをもっとおもしろくすることですね。もう日本語力は素晴らしいので、次回からロング・トークしてくれるかもしれません。
しかし、Perfumeのあ～ちゃんみたいに、アンコールの前に30分近いトークするのはさすがに疲れてしまうのですが･･･。
投稿: tangerine | 2013/01/19 12:10