KARA Solo Collection Special Edition
少し前ですがKARA Solo Collectionのスペシャル・エディションを購入しました。
KARASIAで披露された各メンバーのソロ曲を収録したもので、なぜかライブでは歌われていなかった日本語ヴァージョンが先に9月5日に日本で発売され、2ヶ月半遅れてようやく本来の韓国語オリジナル・ヴァージョンが本国で発売されたものとなります。
初回盤としてで各メンバーのビデオクリップ5曲の入ったDVD付き限定盤が5千枚限定で発売され即刻完売しましたが、ビデオの内容が素晴らしいので、限定ではなく全てのファンに行き届くように発売してほしかったところです。
通常盤がピンクなのに対して、スペシャル・エディションは好きな色のミント・グリーンで上品なパッケージ。KARAのアルバムはロゴやフォントを毎回変えているけど、そういうコンセプトなのでしょうか。
2月18,19日のソウル公演で初披露され、日本ツアーでも韓国語ヴァージョンが歌われていたので、先に本国でこちらを出すべきだったと思いますが、リリース契約やマーケティングに準じて先に日本語ヴァージョンが出たのかと思われます。
しかし日本語ヴァージョンの完成度も高く、11月21日にNHK Eテレで放送された女子高生向けバラエティ番組「Rの法則」にて歌詞に重点を置いて大々的に特集され、大きな共感を得ることになりました。
それまでのKARAのバラエティ番組での活動は大人の男性タレントとのトークを中心としたものばかりだっただけに、年下の女子高生を対象にしたバラエティは新鮮でKARAの新たな一面を見ることができ、今年のTV出演の中ではベストの内容であったと思います。
日本ヴァージョンもDVD付き限定盤が発売されており、韓国語ヴァージョンのプロモーション・ビデオと同時に撮影されたもので監督はお馴染みのJoo hee-sun女史。
日韓2ヴァージョン同時撮影は『ジャンピン』の時以来かと思われますが、経費は節減されるも時間も体力も2倍かかり過酷なものだったと想像できます。
一見して、両ヴァージョンの編集が全く異なっているようでしたので、例によって日本版と韓国版をシンクロ再生してみました。
同じカットのものもたまにありましたが、歌っている部分は基本的に別カットで、同じカットを別々のシーンで使っている部分もあり、興味深かったです。
極端に編集が違っていたのはジョンの"Wanna Do"とハラちゃんの"Secret Love"。
ジヨンの"Wanna Do"は日本ヴァージョンが5分29秒で、韓国ヴァージョンが4分48秒。終盤のゴニルの独白のところの間奏部分にかなり編集が入ってます。しかしロケは日本で、ギターに書かれた文字も日本語のままで、韓国の方が見たら少し違和感があるかと思います。
ハラちゃんの"Secret Love"、「段ボールハラちゃん」が本編に登場するのは韓国ヴァージョンだけでポイント高いけど、ラストにメリーゴーランドの馬に八つ当たりしてピコピコと叩くハラちゃんが見られる日本ヴァージョンも捨て難いです。客観的に見たら幸せなデートをとことん邪魔する極悪ストーカー・ハラちゃん(2役)という凄い内容。
しかしこのPVには「なぜハラちゃんが日韓共に一番人気があるか」を証明するハラちゃんの魅力が一挙一動に溢れるばかりに詰まっています。
ニコルのLostのPV見たら、また血圧が急上昇。日本ヴァージョンの時も血圧190位まで上昇したので見ないようにしてたのにー。「えらい見せ付けてくれるやんけ、ワレ!」と関西チンピラ風にカラミたくなるような「そこまで熱い演技しなくても!」という内容でニコル・ペンには心臓に悪い内容です。
スンヨンのロック・バンド風の爆裂PVは「スンヨンを怒らせたり哀しませたら怖い」的な、ドーン!と豪快に爆発する楽器群の映像が情念からの開放を思わせるいう内容。これはソウル公演のみで動物さんの着ぐるみ達と会場をパレードしながら可愛すぎる衣装で歌われた"Super Star"と対をなす内容です(残念ながら今月発売されるソウル公演のDVDではカットされています)。
そしてギュリの妖艶すぎるPVはやはり個人的に最も芸術的な内容で、『スリーピング・ホロウ』のような鬱蒼とした森を駆け巡る映像と、『アイズ・ワイド・シャット』のような仮面パーティーを連想する映像がギュリの真紅のドレスにぴったりとハマっています。KARASIAのタンゴからのライブ・ヴァージョンに匹敵するヘヴィー・ローテーション再生をしている今年のベスト・クリップでした。
こういうグループのソロ・プロジェクトを期間を置かず一挙発表という前例は日本では東京パフォーマンス・ドールやribbon、Lipsなどがありますが、韓国ではほとんど無いようで「TV出演時はどうするのだろう」とファンの間で話題になっていたようです。
結果は別々の音楽番組でスンヨン、ジヨン、ギュリとそれぞれが凝った演出で出演が実現しました。残りのニコル、ハラちゃんも見たいところ。
1月6日の東京ドーム公演でのソロ・コーナーはどうなるか、楽しみに待ちたいです。
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コメント
今回も勝手ながら読ませていただきました。
自分は韓国のほうまだ入手できていなくて、内容が気になっていてどうしようと思ったときに、このブログを思い出し見てみたらレポートされていて嬉しかったです(o^-^o)
もっと数を生産するべきでしたよね(^-^;
もうすぐ待ちに待った東京ドームですね!!
おたがい楽しんで最高の2013年を迎えましょう!!
2013年もレポートよろしくお願いします( ^ω^ )
投稿: ヤーユー | 2012/12/30 22:59
> ヤーユーさん
読んでいただきありがとうございます。
韓国ヴァージョンも良い内容でした。発売されて嬉しいですねー。
東京ドーム待ち遠しいです。がんばって来年もレポートさせていただきます。
投稿: tangerine | 2012/12/31 20:51