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2013年2月

2013/02/27

Rainbow 1集 Part.01 "Rainbow Syndrome" 感想

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2月13日に発売されたRainbowの1年8ヶ月ぶりの新作でありフル・アルバム扱いの第1集 "Rainbow Syndrome" Part1が予約先からようやく届き、聴くことができました。

セカンド・ミニ・アルバム"So 女"のリパッケージ盤(というよりは新曲"Sweet Dream"のシングル盤に"So 女"収録曲のリミックスを加えたもの)が韓国で発売されたのが2011年6月22日なので、本国ファンは随分と長く待たされた待望の新作といえるでしょう。

日本で2012年3月28日リリースの1stアルバム"Over The Rainbow"からも11ヶ月もの月日が経過しており、ファンはもどかしい思いをしていました。

"part1"とあるのは、アルバムを2回に分けて連続でリリースするという企画らしく、part2のタイトルも"Rainbow Syndrome"になるのか、別のものになるのかは現状分かりません。

全6曲を一聴してみると、"Mach"や"A"、"To Me"のようなRainbowの特色といえる、ひねりがあって一聴して強烈な印象が残る「中毒性のあるリフレイン」が鳴りを潜め、生ストリングスを多様した「欧米的」なポップの王道を追求している感じです(特に2曲目の『瞳を閉じて』)。本来のRainbowの持つインパクトのある曲調はPart2で攻めてくるのかもしれません。

そう感じた後に韓国のニュースサイトを翻訳で読むと「DSPメディア側関係者はTell Me Tell Meの舞台でラブリーなレインボーの魅力を発散しPart2では既存のレインボーの強烈な魅力を体験できるだろうと説明した」とありました。
http://tinyurl.com/b6ckej9

今回は、ファースト・ミニ・アルバムの名曲"Kiss"やセカンドの『君だけだと』(直訳)のような爽やかなポップスを追求しているように感じます。いわゆる「K-POP」や「J-POP」のような曲調というよりは妙に「少しだけレトロな洋楽」っぽさを感じるのは、生ストリングスを効果的に入れているからなのかもしれません。インパクトよりは本来より持ち合わせていたもののなかなか発揮できなかった歌唱力に重点を置いているのも特徴です。

活動曲の"Tell Me Tell Me"はRed Rocketという作曲チームの作品で、可愛い曲でキャッチー。イントロがKARAの"Idiot"(Pandora収録)っぽいと思ったり。ポップスの王道を行ってますが、反面、Rainbowにしては凡庸と感じる部分も少なからずありました。この曲で初めてRainbowと接した人には従来のグループの魅力が伝わらない部分があるかもしれません。

他の5曲のうち4曲はZig Zag Noteというチームが手がけており、こちらもインパクト重視ではなくポップでボーカリゼーションを活かした曲作りかされていると感じます。Zig Zag Noteは日本の"Over The Rainbow"収録の"Kiss! Kiss! Disco!"も手がけており、こちらはエレクトリックな打ち込みポップです。他にKARAの"Strawberry"やU-KISSの"DORADORA"などもZig Zag Noteの作品です。

クレジットによれは、Zig Zag Noteの4曲はDSPスタジオで録音されています。最近、あの有名な豪邸を改造した事務所から自社ビル(KARAの収益で建てた通称KARAビル?)に移転したそうなので、KARAがニューシングルを日本でレコーディングした経緯から、本作が旧DSP事務所のホームスタジオで録音された最後の作品になるかもしれません。

早くもPart2が待ち遠しいです。従来のインパクトあるRainbow路線も含まれていることを期待したいです。

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昨年はRainbowを1月の京セラドームでの第26回ゴールデンディスク賞授賞式、3月の沖縄のWorld Music Festival In Okinawa、6月のLOVE-1 Festival Season 2 in Osaka、8月のK-POP Non Stop Live In Sapporoと4回も見ることができました。

特に6月のLOVE-1フェスは7曲もやってくれて過去最高のパフォーマンスを体験できたので、その後の失速感が残念で仕方なかったです。10月の沖縄のフェスでDAISHI DANCEとのコラボレーション・ライブが告知され、再度盛り上がるかと思いきや、現地入りするも台風直撃で中止という不運な展開。もしこれが成功していたなら、今回の作品へのDAISHI DANCEの再登用などの影響もあったかもしれません。

本来なら3月の"Over The Rainbow"発売プロモーションでZepp規模でいいから単独ツアーをやるべきでしたが、翌月から控えていたKARAの全国ツアーで手一杯だったDSPはRainbowの予定を本国も含めてほぼ空白にしてしまったのでした (それなのにA-JaxやPurettyという新人は始動させている)。

それまでの1年間ほぼ干された状態で、「KARAの大規模なツアーが東京ドームでひと段落したのでRainbowも復活させましょう」とも見とれるDSPの指針にはメンバーも不本意な部分が大きかったかと想像できます。

日本デビュー後にKARAのネームヴァリューの力で多数出演できた日本の音楽番組やバラエティー番組でも全力を出していましたし、『宝探しアドベンチャー 謎解きバトルTORE』ではKARA出演回よりも面白いアドリブを連発して最高の出来だったと思います。芸能面でも多様な方向へのポテンシャルがあったので、継続していれば日本での活動も広がった可能性があります。

しかし2011年はK-POPガールズ・グループが続々と日本進出したこともあり、事務所が計画していた水準の結果を出せなかったのかもしれません。まあKARAもデビュー後の4人での活動が低反応に終わった後は1年近く干された感じだったので、韓国芸能界のシビアな現実を体験させられたのかと思います。

今年は韓国でのカムバックを起爆剤として、日本でも再度本格的な活動と単独ツアーを行ってほしいと願います。もう持ち歌は単独コンサートを行うのに十分な数になったし、Rainbowの本来の魅力はライブ・パフォーマンスに凝縮されていると思います。メンバー各々のソロの魅力もライブで体験したいです。


追記

驚いたのが新作のブックレットでノウルがIron Maidenの"World Piece Tour '83"のレプリカTシャツを着ていたこと。まあノウルがヘヴィ・メタルのファンとは聞いたことがないので、日本や韓国でも女子で流行っているロックTシャツのファッション(2NE1やギュリが着ていたMisfitsやSecretのジウンが日本の番組で着ていたKISSのTシャツなど)なのでしょうが、アイアン・メイデンはデビュー時からのファンで、コンサートも7回見ているので衝撃的でした!

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追追記

Rainbowとの出会いはこの伝説の「噴水前」での"A"のパフォーマンスです。インパクトは絶大でした。久々に見ましたが、やっぱりいいですねー。

追追追記

ブログの読者の方から情報をいただきました。2012年10月21日に東京ビッグサイトで開催されたKARAの『エレクトリックボーイ』発売記念ハイタッチ会にて、ハラちゃんがノウルと同じくアイアン・メイデンのTシャツを着ていたとのこと。

調べてみると、確かに着ております。

Images

写真が小さいのですが、これの元デザインは
IRON MAIDEN EDDIE RIPS UP LEEDS FESTIVAL 05
という2005年のフェスにて発売されたTシャツです。E-bayなどで中古品が出品されていたので写真を転載します。

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ハラちゃんの着ていたものはオリジナルと違ってエディーの手がロゴに被っており、ロングスリーヴとのことなので、レプリカだと思います。

ノウルも着ていたということはDSPのスタッフにアイアン・メイデンのファンがいるのか、ハラちゃんが贔屓にしているブティックにロックTが揃っているのか、いろいろ想像できて楽しいです。

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2013/02/22

追悼 Kevin Ayers 1944-2013

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ケヴィン・エアーズが2月18日にフランスの自宅のベッドで亡くなったとのニュース。享年68歳。
ソフト・マシーンのオリジナル・メンバーとして、その後のマイペースながら充実したソロ・キャリアも含めて敬愛すべきカンタベリー・シーンの重鎮であり、自由奔放なボヘミアンであった。

来日公演は1988年、1992年、2002年、2004年と4回とも地元大阪で見ることができた。今でこそどんなマイナーなミュージシャンでも簡単に来日公演を行えるご時勢だが、88年という時点でケヴィン・エアーズのような知名度はあるがポピュラーではないプログレッシヴ系ミュージシャンが御堂会館や九段会館のようなホールでコンサートを行うというのは凄いことであった。

動員が心配されたのか、同年88年に亡くなった「NICOの追悼」を込めての来訪を促すチラシが直前に作られもした(実家に置いてあるので、後日掲載予定)。

しかし蓋を開けてみると大盛況で、盟友オリー・ハルソールをギターに迎えてのケヴィンの来日を待ち焦がれていたファンがいかに多かったかを思い知らされた。

"May I?"のイントロが流れた時の歓声を今でも忘れることはできない。しかしいきなりアンプが不調で、修繕している間に延々とイントロのフレーズが続き、観客に笑いを誘っていた微笑ましいオープニングだった。

92年のクアトロのギタリストと2人だけのシンプルなステージも感動。何よりもすぐそこにケヴィンがいることが信じられないくらいだった。

02年の帝国ホテルの地下レストランでのライブも実にリラックスした良いものだった。終演後にサインを待ち望むファンが残っており、外国人のマネージャーらしきスタッフが来て「直接サインすることはできないけど、サインをしてもらってくるので、してほしいレコードやCDを預かるよ」と言ってくださり、疲れているはずだろうにサインを貰うことができた。

そして問題の04年の大阪Bridgeでの公演。

当時のブログに感想を書いているが、丁寧な言い方をすれば「非常に残念な」、感情的に言わせてもらえば「ゴミのような」最低のライブだった。
本人が望むままにライブ直前まで酒でも飲ませていたのだろうかと疑いたくなるようなヘロヘロさだった。

http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2004/05/kevin_ayers.html

前売りチケット代は6,500円。遠方から泊りがけで駆けつけたファンも少なくなかったはず。長丁場のオールスタンディングに耐えられない体調の人もいたと思う。
延々と前座を見せられ、ライブが始まったのは21時。
そして全部で7曲?(終盤で仕事の時間になり帰還)の内容。
露骨にコンディションが悪く、イントロを歌わなかったり、途中で曲を止めたりで不完全に数曲やっては楽屋に引っ込むの繰り返し。そして引っ込んでいる時間のほうが長い。
バックバンドも狼狽していて、代わりにドラマーが歌った曲もあった。

ライブ後のネットでの書き込みは不満を述べるものが多かったが
「ケヴィンを本当に理解していたら、、あれでも満足できたはず」
「来日してくれただけでもありがたく思え」
「裏舞台での事情を察するべき」
などというクソなコメントを書いている人も少なくなかった。
本当にそう思うなら、次回からは自分の好きなミュージシャンのライブは1曲目だけ見て帰って「見られただけでも感激だった」と自己の哲学を証明してもらいたい。

当時のブログにも書いたが、情熱的なファンが大金を払って楽しみにして来たライブなのだから、スタッフもマネージメントもこうならないようにアーティストのコンディションに一番気をつかうべきなのに、何をしていたのだといいたい。シロウトがボランティアで運営しているつもりのライブなら、金など取らずにその辺の路上でやればいい。

ケヴィン自身もこのようなライブは不本意だっただろう。

そういう事情で、不愉快な気分のままケヴィンの実質最後のライブを見てしまい、その後も精神的にそれを引きずってしまって、その後久々にリリースされた名盤といわれる"The Unfairground"も何となく聴く気が起こらず仕舞い。

残念だがケヴィンが生きている間の彼へのアプローチはそこまでだった。自分の中でケヴィンが「プロ意識の欠落した酔っ払いの三流ミュージシャン」という認識のまま彼の人生が終わってしまったことは残念。

ロックの重鎮が亡くなってしまっても、そう驚かなくなってしまったのは、そろそろ自分や家族、友人や周辺の人脈もそういう世代の入り口に立っていることを自覚しているからなのだろうか。

ソフト・マシーンも初期メンバーのうち、エルトン・ディーンとヒュー・ホッパーに続き、ケヴィンまでが亡くなってしまった。3人とも数回づつライブを体験できたことがいかに貴重だったかを思い知らされる。

ソフト・マシーン同期のロバート・ワイアットやデヴィッド・アレンはしぶとく生き残っている。この生命力と現役感は素晴らしい。あと20年は活躍してくれそうな勢いだ。

ケヴィンの残した遺産は大きい。そろそろあのライブのことは水に流して、これを機会に再び作品に向かい合っていきたいと思う。

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1988年12月19日 大阪 御堂会館
■lineup
Kevin Ayers / Vocal, Guitar
Ollie Halsall / Guitar
Marcelo Fuentes / Bass
Tony Vazquez / Drums
■Setlist
May I?
Shouting In A Bucket Blues
Stepping Out
Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues
Champagne & Valium
Super Salesman
Decadence
Animals
Why Are We Sleeping?
Stranger In Blue Suede Shoes
encore
Am I Really Marcel


1992年6月2日 大阪 心斎橋クラブ・クアトロ
■lineup
Kevin Ayers / Vocal, Guitar
Kevin Armstrong / Guitar
■Setlist
Feeling This Way
When Your Parents Go To Sleep
Super Salesman
Shouting In A Bucket Blues
Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues
Something In Between
I Don't Depend On You
Lady Rachel
M16
Ghost Train
There Goes Johnny
May I?
Once I Awakened / It Begins With A Blessing / But It Ends With A Curse
Thank You Very Much
encore
Blaming It All On Love
encore2
Two Goes Into Four


2002年3月4日 大阪 帝国ホテル パタパタ・デ・ラ・サルサ
■lineup
Kevin Ayers / Vocal, Guitar
Maervin Siau / Keyboards, Guitar, Vocal
Alain Berthe / Guitar
Patrick Deneve / Bass
Ludo Huyghe / Drums
■Setlist
Feeling This Way
Champagne And Valium (Too Old To Die Young)
Mr Cool
When Your Parents Go To Sleep
There Goes Johnny
Animals
The Lady Rachel
Super Salesman
Whatevershebringswesing
See You Later
Didn't Feel Lonely Till I Thought Of You
Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues
Shouting In A Bucket Blues
May I?
Stranger In Blue Suede Shoes
encore
I Don't Depend On You
new song
Thank You Very Much


2004年5月15日 大阪 BRIDGE
■lineup
Kevin Ayers / Vocal, Guitar
Marvin Siau / Keyboards, Guitar, Vocal
Alain Berthe / Guitar
Patrick Deneve / Bass
Ludo Huyghe / Drums
■Setlist
(失望して覚えておらず。)

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2013/02/20

Patti Smith 大阪公演 2013年1月28日 なんばHatch

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遅くなりましたが、1月28日になんばHatchでPatti Smithの大阪公演見てきました。

パティ・スミスは10年前も同じなんばHatchでやったのを見てますが、デジャブを感じるほど若々しかったです。最初期からのメンバーでギターのレニー・ケイも風貌は老いていましたが現役感は衰えていませんでした。

前回は大阪公演でパティが阪神タイガースの鉢巻をしたりして盛り上がりました。阪神はその年優勝。

今回は仙台からツアーをスタートさせており、2011年の東日本大震災への想いに比重が置かれた日本公演になっていました。それは新作"Banga"からプレイされた壮大な自然の畏れ多さを表現した『富士山』からも伺い知れることができました。

1口250円の募金を募って、全額を福島県児童養護施設青葉学園に寄付するとの企画があり、募金者に番号を渡し、ライブの途中で抽選会を行って、パティの手描きアートとバンドのサイン入りのドラムヘッドをプレゼントするというもの。

前回も感じましたが、もう他とは比べ物にならない、ひたすらテンションの高いライブで、精神力を使い果たす勢いで望みましたが、バンド側は割とリラックスした感じで進行していました。

大声で「パティー!カモーン!」とわめき散らして周辺に迷惑をかけているだけの酔っ払い客をパティが「ズボンのチャックが開いているよ」という仕草をしたり、「カモーンって私はあんたの犬じゃないのよ」と一喝したりして、さすがはパンクの女王と思いました。

08年のドキュメント映画、"Dream Of Life"を見ても、もうこの人の行き方の一直線な誠実な生き方には感服するのみで、そこから学び戒めるには重たすぎるとも思ったり。

定番の"Because The NIght""Gloria""People Have The Power"も終盤に演奏。アンコール・ラストの"Rock'n Roll Nigger"では反原発のアジテーションをして、噂のギター弦引きちぎりを見せてくれました。

ビートニクス・アーティスト、最高の詩人、63歳の本物のパンクロッカー。

Patti Smith / Vocal, Guitar
Lenny Kaye / Guitar
Jay Dee Daugherty / Drums
Tony Shanahan / Bass, keyboards
Jackson Smith / Guitar

Setlist

01. April Fool
02. Free Money
03. Fuji-san
04. Ghost Dance
05. Distant Fingers
06. Ain't It Strange
07. Dancing Barefoot
08. Beneath The Southern Cross
09. Night Time (The Strangeloves cover)
10. (We Ain't Got) Nothing Yet (The Blues Magoos cover)
11. Born To Lose (The Heartbreakers cover)
12. Pushin' Too Hard (The Seeds cover)
13. Because The Night
14. Pissing In A River
15. Gloria (Them cover)
encore:
16. Banga
17. People Have The Power
18. Rock'n Roll Nigger

パティ・スミスの来日ロング・インタビューです。「初の自叙伝『ジャスト・キッズ』を刊行、来日したパティ・スミスが語る震災と原爆」 
http://www.webdice.jp/dice/detail/3774/

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Sparks 大阪公演 2013年1月9日 梅田クラブクアトロ

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少し遅くなりましたが、1月9日に梅田クラブクアトロでSparksの"Two Hands, One Mouth Tour"を見ました。

スパークスを見るのは01年、06年、09年に続いて4度目。12年に渡って来日し続けてくれることに感謝。1回目と2回目はサインもしてもらって浮かれまくっていたのも懐かしい思い出です。

新しくできた梅田クアトロは初めてだったけど、場所は昔よく映画を見に行った泉の広場を上がったところの松竹会館があったところ。

今回はロンのキーボードとラッセルのボーカルのみというシンプルな編成で、キーボードも打ち込みとかなくて、ほぼピアノの音だけ。ラッセルの声も絶好調でした。

ピュアな楽曲の素晴らしさを十分堪能できて、こういうシンプルなライブもいいなと実感。
スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンを題材にしたミュージカル仕立ての"The Seduction Of Ingmar Bergman"の抜粋演奏が素晴らしかったです。

根強いファン層に指示されつつ、ますます精力的な活動を展開するスパークス。ロック界において絶妙なポジションで活躍するメイル兄弟をますます応援したくなるライブでした。

Setlist 2013-January-09 Umeda Club Quattro

01. Piano Solo: Two Hands, One Mouth Overture
02. Hospitality On Parade
03. Metaphor
04. Propaganda
05. At Home At Work At Play
06. Sherlock Holmes
07. Good Morning
08. Under The Table With Her
09. My Baby's Taking Me Home
10. Singing In The Shower
11. The Wedding Of Jacqueline Kennedy To Russell Mael
12. Excerpts From The Seduction Of Ingmar Bergman
  (I Am Ingmar Bergman / Mr Bergman, How Are You? /
  We've Got To Turn Him 'Round / He's Home)
13. Dick Around
14. Never Turn Your Back On Mother Earth
15. This Town Ain't Big Enough For The Both Of Us
16. The Rhythm Thief
17. Suburban Homeboy
18. When Do I Get to Sing "My Way"
encore
19. The Number One Song In Heaven
20. Beat the Clock
21. Two Hands, One Mouth

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2013/02/18

KARASIA ソウル公演から1年

2012年2月18日に開催されたKARA初の単独コンサート、KARASIAソウル公演初日から今日で1年。

極寒の中ヒートテック着込んで使い捨てカイロ持って地下鉄で会場に向かったのがまるで昨日のことのようです。その時の自分の一番好きなミュージシャンのファースト・コンサートに立ち会える機会など滅多にあるものではないので、その日の朝から高揚しまくっていました。

http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2012/02/index.html

あの日から11ヶ月足らずで15回の単独公演をこなし、最新のコンサートが東京ドームとは。こんな凄いグループは見たことありません。

KARAが与えてくれた感動に感謝し、今後の活躍を祈り続けたいです。

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追記
KARASIA初日のお昼に、気合を入れようと有名な鍾路のタコ料理屋さんチンナッチで生きたタコとタコ鍋を食べました。喉に吸盤がくっついてしまい、ゴハンで流し込もうとしても全然とれず、違和感のあるままライブ行ったのでした(>_<)
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2013/02/04

KARA 東京ドーム公演 BSスカパー!放送 part2

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放送開始直後、暗転し歓声を上げる観客に続き、オープニング・ビデオが始まりますが、個人的には日本語でストーリーを語る説明的なナレーションが微妙な感じでした。2階席の奥の人とかナレーションが聞こえなかったかも。

KARAが氷漬けにされていた惑星って、『スターウォーズ 帝国の逆襲』で抵抗軍が立て篭もっていた惑星ホス?とか思ってしまいました。
もしくはクリプトナイトに幽閉されていたスーパーマン(スーパーガール)が地球を救いに来るという深読みもありかもしれません。でもKARASIAソウル公演を爆笑の渦で包み込んだNORAZOのスーパーマン・コスプレで登場したら、4万8千人でドン引きするところでしたが・・・。

まず誰もが思ったであろう、オープニングとエンディングに出てきた宙吊りの女神さま。結局この人誰だったんだろうという疑問。終演後のスタッフロールに名前載ってるのかなと思ってたら出ていました。

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板津由佳さんという方のようです。プロフィールにもKARA東京ドームとあります。 
http://www.aerial-artdance.com/article/13953116.html
女神と思っていたら、"MOTHER FAIRY"だから「母なる妖精」でした。

板津由佳さんの所属が「日本で最初の空中パフォーマンスの専門スタジオ」とのこと。ギュリもレクチャーを受けたのかな。

オープニングの"PANDORA"には意表を付かれましたが、続く『スピードアップ』で、次の『ジャンピン』が読めてしまった感があり、前回のKARASIAのマイナーチェンジで行く展開が予想されました。しかし最初の2曲はバックダンサー抜きの5人のみでのパフォーマンスで、KARAとしての意気込みが画面から熱く伝わってきます。

最初の挨拶。ニコルの投げキス「んが!」って言って激キュート。(=´∀`)

ギュリの「東京ドームでーす」のところにチャプターを打って、いつでもすぐに見られるようにしました。
ニコルに「歳のせいです」とさりげなく言われているのが凄い。

最前列の菱形の中の客数が3年前の赤坂ブリッツ・ショーケースくらいでしょうかなーと思ったり。

Cyntia、いきなり序盤で登場したので観客が面食らってしまった感があります。"Honey"のメタル・ヴァージョン、メンバーの立ち位置が離れててアイコンタクトもできないのに演奏上手でしたが、観客は「何事?」と戸惑ったようです。中盤だったら観客も「ソロコーナー用のバンドかな?」と覚悟ができたと思いますが。しかしそれだけにハラがドラムセットで登場した時のインパクトは倍増されたようです。

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3月のU-EXPRESS では、ハラちゃんとリンゴ・スターのドラム・バトルを実現してほしいものです。まあリンゴももう72歳なので、あまり叩かず歌に専念して別ドラマー(今はグレッグ・ヴィゾネットかな?)が叩いているのですが。
ちなみにリンゴも89年のソロ初来日を大阪城ホールで見ています。
バンドとKARAのメンバーが日本でリハーサルをしたとCyntiaのtwitterにありましたので、その様子などメイキング・ビデオでぜひ見たいですね。

スンヨンのソロ、ビデオの中で過去の自分を双眼鏡で眺めるスンヨン。実際のスンヨンもスタンバイを終えてから双眼鏡で客席を眺めていたそうです。トークも歌もソロ・コーナーの中では一番感動的でした。

ピアノ連弾少女も右の子はペダルに足も届かないほど幼そうでしたが、スタッフロールに名前が載っていました。
KOKONA YAMAGUCHI, SHION IIDA
検索すると「飯田汐音」さんという子役ミュージカル女優(『アニー』や『レ・ミゼラブル』に出演)がヒットしましたが、同一人物でしょうか。

Kizpianist_2

続く『ガールズパワー』で前KARASIAの構成に戻りますが、衣装を全部変えているところはさすがですね。手持ちマイクが女子高生のケータイのようにアクセサリーでデコられていて笑えます。

着替えを終えたスンヨンが「駆け出すのよ」と言って駆け出しながら登場した部分。さすがです。

『キスミートゥナイト』、ニコルの「チューしてくださいよ~」という独特の言い方、前回のKARASIAの"Pretty Girl"のイントロの「愛してくださいよ~」と同じ。振付で投げキスしてたのか遠方からは全然わかりませんでした。
ニコル・ペンはラストのハラへの「流し目投げキス」は1日10回見ましょう。

ウェーブに続く『ウィンターマジック』の紹介で、ハラちゃんが「今なんの季節ですか?」のところを「今なんの景色ですか?」と言ってしまい、ジヨンがとりつくろうシーン。これは11年11月14日放送の『冒険チュートリアル』KARAゲスト回でハラちゃんが趣味を「景色の写真を撮ること」と言うところを「奇跡な写真を撮ること」と言って徳井に「奇跡の写真!凄い大スクープやん!」と言われて間違いに気づき、爆笑自爆したことを思い出させました。

メインステージに帰るゴンドラで歌われた『オリオン』を見ても、歌の内容に関係なく歓声が大きくなるだけだったので、静かめの新曲2曲を移動時に歌うべきではなかったと改めて感じます。

ニコルのソロ、一気にステージがアメリカナイズされた感じ。INFINITEでもお馴染みのニコルのサソリ・ダンス。アリーナの人には見えなかったのではないでしょうか。

ギュリのソロ、金髪のギュリも美しい。でも『白鳥の湖』の踊りはバレエとは違って、なんかズドンズドンという感じがするのですが・・・(誉め言葉)。フライングで登場する『白昼夢』はやはり圧倒的。衣装もかなり過激でエロティック。昨日まではさいたまKARASIAヴァージョンを毎日見てましたが、今日からは東京ドーム・ヴァージョンを毎日見ることを誓います。

ジヨンのソロのイントロ・ドラマ、ラインで呼び出されるジヨンが歩いているのは、よく見たら韓国でした。韓国のペンなら門と守衛の位置から場所も特定できるのではないでしょうか。しかし携帯の電波はKDDIが拾っています(笑)。東京ドームに出てきた同級生はビデオの人かと思ってたら、ダンサー達が制服を着ているのでした。しかし完璧に日本の高校生っぽくパフォーマンスしていて違和感がないですね。ビデオの出演者名はエンドロールにクレジットされていました。

『学園天国』がピークなのは前回のレポートにも書いたので割愛ですが、やはりこれはシングルカットものでしょう。というかこれを今シングルカットしなくてどうする!という勢いです。さらにZeppあたりでジヨンのソロ・ツアーもやってほしいです。

ドラムラインのパフォーマンスをアップでじっくり見られたのは収穫でした。こちらもエンドロールに名前がクレジットされていました。「鼓和」というチームのようです。広いステージなのに息があって一糸乱れぬところが凄いです。
http://core-percussion.com/

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このへんでもう燃え尽きたのに、このあと『ルパン~STEP』だもんねー。

『ルパン』は途中にダンスブレイクが入らないヴァージョンのほうが好きなので嬉しかったです。ダンサーも20人全員が登場。終盤に塔の上に一瞬出てきた「アルセーヌ・ルパン人形」には生では気がつかなかったです・・・。効果的だったのかどうか。

ヒットシングル3連発はクライマックスに相応しかったけど全曲『GOGOサマー!』の衣装だったのに多少の違和感が。

ラストのトークは泣けるのでなかなか見るのに決心がいります。末っ子ながらジヨンが一番冷静でおおらかに話せてますが、他のお姉さん達が感情が爆発してしまって涙腺がゆるみまくっている様子。ニコルは今の感情を考えながら着実に言葉にしているのが良いです。ギュリが後ろを向いて涙するニコルに手を差し出すところがいいですね。

ハラちゃんとギュリの韓国語のMC部分は何を話していたのかその時はわからず、後に韓国のファンサイトで文字起こししたものを読んでいたのですが、今回字幕が入って満足です。KAMILIAを「カメリア」と書いていた部分だけ惜しかったですが。ハラちゃんはソウルのKARASIAのコンサートで1人だけ日本のファンに日本語で語りかけたように、お返し的に韓国のファンに感謝を語っています。ギュリは家族や病床のDSPイ・ホヨン会長、現理事、スタッフにも感謝を述べています。

"Rock You"の気持ちの切り替えは難しそうだったけど、ジヨンが姉さんたちを励ましたような感じ。2008年の5人での韓国の初パフォーマンスの映像と見比べてみると昔からのファンの気持ちたるやいかがなものでしょうか。

アンコールも前KARASIAに習っていて新鮮ではなかったけど、前回のツアーをもう1度体験できたと思えば嬉しくなりました。楽しみにしていたゴンドラ上でのギュリコルのタイタニックのポーズ、映らなかった(>_<)。こういうポーズにも著作権があるのでしょうか。行きのゴンドラとは違ってニコルがギュリのゴンドラに乗ったからか「ニコル来て!」とスンヨン?ジヨン?に叫ばれています。

退散するとき、ギュリだけ自分の巨大風船人形の前で歌っていて慌てて戻るというお約束。「バイバイ!ああっ!」というギュリの恒例のため息も聞けて、これもお約束。


2度目のアンコール前のアニメのCMまでノーカットとは・・・
テーマ曲は何なんだろう?

ラストのアンコール『ミスター』前に、楽屋で韓国語でくつろいでいるような会話をして、マイクがオンになっていることに気がついて慌てて日本語で喋り出すという演出。「肉を食べたい」とか喋っているようです。

『ミスター』もオープニングと同じくバックダンサーを加えず、5人でのパフォーマンス。
オープニングの母なる妖精さまが再降臨し、ドラマチックな大団円。

終演後の延々と続くスタッフロール。1回のコンサートのためにこれだけの大人数が関わったと思うと、メンバーのプレッシャーは相当のものだったと思います。別枠でスカパーの映像製作スタッフのテロップが出て、終演後のドームの退場風景が映り終了。

完璧な放送でした。

3月27日にはニュー・シングルと同時にDVD、ブルーレイの発売も決定し、こちらの内容も期待したいです。
まだまだKARAの夢と努力の道が続きそうです。

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KARA 東京ドーム公演 BSスカパー!放送 part1

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1月6日に開催されたKARAの東京ドーム単独コンサート "KARASIA 2003 HAPPY NEW YEAR IN TOKYO DOME"が2月3日18時よりBSスカパーにて3時間枠でノーカット放送され、これを鑑賞しました。

お試し無料放送期間中に貴重すぎる完全版の放送という信じられない太っ腹な企画で、全国のKAMILIAを狂喜させたと思います。

本編の放送時間はなんと、2時間48分15秒

衣装替えやアンコールの間の間延びした部分もカットせず完全に放送されています。
終演後にスクリーンに映された全キャスト・スタッフのテロップも全て放送されました。

つまり修正やカットの無いコンサートの100パーセントを追体験できたということで、当日の映画館でのライブ・ビューイングに相当する価値があります。これはファンが何よりも優先して望む、コンサート・ビデオの理想の在り方であると感じます。カメラ・アングルも完璧でサウンドも前回のKARASIAのWOWOW放映を彷彿させる生々しさで素晴らしいです。歓声はWOWOWよりも大きくミックスされています(実際大きかった)。

これによって今後商品化されるであろうDVD、ブルーレイはライブ・ドキュメント的にはマイナス要素しか加わらないはずです。
サウンドの修正や、間延びした部分の切り込み、アングルのスイッチングの修正などで商品価値は高まるかもしれませんが、前作のKARASIAのように著作権の関係でカットされる曲が出る可能性は大きいと思われます。それをクリアしてスカパー以上の完璧な商品をどこまで作ることができるかが、製作サイドの課題です。

完全版が放送されてしまった以上、DVDのセールスポイントは充実したメイキング・ビデオしかないかと思います。本編以上に長い裏舞台完全密着ドキュメントを期待したいです。メンバー参加の企画会議やソウルでの練習や、仮舞台を組んでの通しリハや楽屋風景もどんどん入れてほしいものです。

結論的なことを先に書いてしまいましたが、放送を見て、当日のドームでのメンバーが米粒大にしか見えない状態から比較して、圧倒的に情報量が増えて、エンディング・ロールを含む完全版の放送によって、さまざまな疑問を解き明かすことができました。

感想を書いていくと、本が1冊書けるほどなので、ごくごく断片的に恒例のマニアックな視点で雑感を綴っていきたいと思います。

part2に続く

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