Patti Smith 大阪公演 2013年1月28日 なんばHatch
遅くなりましたが、1月28日になんばHatchでPatti Smithの大阪公演見てきました。
パティ・スミスは10年前も同じなんばHatchでやったのを見てますが、デジャブを感じるほど若々しかったです。最初期からのメンバーでギターのレニー・ケイも風貌は老いていましたが現役感は衰えていませんでした。
前回は大阪公演でパティが阪神タイガースの鉢巻をしたりして盛り上がりました。阪神はその年優勝。
今回は仙台からツアーをスタートさせており、2011年の東日本大震災への想いに比重が置かれた日本公演になっていました。それは新作"Banga"からプレイされた壮大な自然の畏れ多さを表現した『富士山』からも伺い知れることができました。
1口250円の募金を募って、全額を福島県児童養護施設青葉学園に寄付するとの企画があり、募金者に番号を渡し、ライブの途中で抽選会を行って、パティの手描きアートとバンドのサイン入りのドラムヘッドをプレゼントするというもの。
前回も感じましたが、もう他とは比べ物にならない、ひたすらテンションの高いライブで、精神力を使い果たす勢いで望みましたが、バンド側は割とリラックスした感じで進行していました。
大声で「パティー!カモーン!」とわめき散らして周辺に迷惑をかけているだけの酔っ払い客をパティが「ズボンのチャックが開いているよ」という仕草をしたり、「カモーンって私はあんたの犬じゃないのよ」と一喝したりして、さすがはパンクの女王と思いました。
08年のドキュメント映画、"Dream Of Life"を見ても、もうこの人の行き方の一直線な誠実な生き方には感服するのみで、そこから学び戒めるには重たすぎるとも思ったり。
定番の"Because The NIght""Gloria""People Have The Power"も終盤に演奏。アンコール・ラストの"Rock'n Roll Nigger"では反原発のアジテーションをして、噂のギター弦引きちぎりを見せてくれました。
ビートニクス・アーティスト、最高の詩人、63歳の本物のパンクロッカー。
Patti Smith / Vocal, Guitar
Lenny Kaye / Guitar
Jay Dee Daugherty / Drums
Tony Shanahan / Bass, keyboards
Jackson Smith / Guitar
Setlist
01. April Fool
02. Free Money
03. Fuji-san
04. Ghost Dance
05. Distant Fingers
06. Ain't It Strange
07. Dancing Barefoot
08. Beneath The Southern Cross
09. Night Time (The Strangeloves cover)
10. (We Ain't Got) Nothing Yet (The Blues Magoos cover)
11. Born To Lose (The Heartbreakers cover)
12. Pushin' Too Hard (The Seeds cover)
13. Because The Night
14. Pissing In A River
15. Gloria (Them cover)
encore:
16. Banga
17. People Have The Power
18. Rock'n Roll Nigger
パティ・スミスの来日ロング・インタビューです。「初の自叙伝『ジャスト・キッズ』を刊行、来日したパティ・スミスが語る震災と原爆」
http://www.webdice.jp/dice/detail/3774/
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