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2013年3月

2013/03/29

少女時代 大阪公演 2013年3月27日 大阪城ホール

■注意:セットリストなどネタバレありです。これからコンサートをご覧になる方はご注意ください。

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少女時代の2回目の日本ツアー GIRLS' GENERATION ~Girls&Peace~ Japan 2nd Tour 大阪公演を3月27日に大阪城ホールで見ました。

久々に見て少女時代の偉大さを改めて思い知らされる2時間半全力投球の凄まじいライブでした。
前回のほうが選曲が好きで「可愛らしさ」も大きかったのですが、ソロ・コーナーを排除し、9人全員が一丸となってパフォーマンスし続ける姿は体力・気力的にも人間業とは思えず、圧倒されました。

ソシコンを見るのは一昨年のファースト・ツアーを大阪、広島、福岡(2回)で見て以来。昨年は1月の京セラドームの『ゴールデン・ディスク・アワード授賞式』のイベントで見ただけだったので、久々です。

前回の大阪公演の感想は下記にあります。K-POP初体験で何も知らない状態での稚拙な感想ですが。
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2011/06/first-japan-tou.html

広島、福岡公演の感想はこちら
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2011/08/k-pop-6d27.html

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一昨年にCD以外の事前の知識なしに最初にコンサートを見た時は「まあアイドルならこれくらいのレベルはクリアできるだろう」と普通の完成度を予想していたのですが、コンサート見てみると、予想したハードルの髙さの2メートル位上を飛んでいたので凄い衝撃を受けました。「これがアイドルのコンサートなら、今まで見てきたのは何だったんだ!」というショックで前回のツアーは4回も追っかけてしまいました。

大阪城ホールでは日本でアリーナ・クラスで公演できる韓国ガールズ・グループのうちKARA, 2NE1, 少女時代の3アーティストを見ていますが、ビートルズとストーンズとザ・フーがほぼ同期でイギリス出身という共通項以外は全然別のタイプの音楽を目指すグループであるのと同じように、個人的には方向性の異なる別物と思っていますので、「こっちよりあっちのほうが優れている」という考えは持っておらず、等しくアーティストとして尊敬しております。
まあそれでも個人的にはKARAが一番好きなことは変わらないのですが。

今回も携帯電話のデータを入り口でかざして入場するデジタル・チケットで、友人から権利を譲ってもらったものです。なんとアリーナ11列目というメイン・ステージにも花道にも近い最高の席でびっくりしてしまいました。

日本でのファースト・アルバムは個人的に奇跡の完成度と思っていて、昨年出たセカンドは比較していまひとつの印象であまり聴き込んでいなかったのですが、終了した公演のセットリストをネットで見るとほぼ全曲やっているようなので、事前に再度予習して望みました。

年末に出た韓国のカムバック・アルバムは、本国のファンからも不評で抗議運動が起こった例のジャケット10種類騒動で何となく買う気が起こらず保留中のままでした。メンバー全員でのジャケットが10種類ならともかく、メンバー別で10種類とか問題あるのではないでしょうか。情無用のSMエンタには通用しないのでしょう。

しかしコンサートを見て、アルバム収録曲がかなり良かったので、全員ヴァージョンのジャケットを見つけたら入手したいです。

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会場が近くなので自転車で行こうと思いつつ、雨が降るとの天気予報で、地下鉄で現地入り。会場前のコスプレのファンを見つつ、早めに入場しました。毎度ながら電子チケットがエラーになるんじゃないかとハラハラしつつ携帯をかざして無事入場。前回と同じくペンライトが無料で配られました。

客席を見るとやはりまだ女性ファンの比率が圧倒的に多いです。

例によって日本語と韓国語による公演における注意事項のアナウンスがなされて、K-POPのコンサートの雰囲気です。

例によって仰々しい長めのビデオによるオープニング。花道を渡った中央ステージから登場するのも前回と同じでした。

メンバーの表情が肉眼で確認できるほど良い席だったので、途中で双眼鏡をバッグに閉まって鑑賞。9人もいると双眼鏡で見ている余裕もなかったです。

"FLOWER POWER"から"I GOT A BOY"までの最初の5曲のたたみかけるような激しい構成には圧倒され鳥肌が立ちました。
"I Got A Boy"のパフォーマンスがとにかく凄すぎで、この曲だけでも見に行った価値がありました。コンサート後も1日中頭の中でなり続けているくらいハマってしまいました。
エネルギー消耗が凄い振り付けでゴツいダンサーならなんとか踊りきることができるレベルを完璧にこなしていたのが信じられない。相当に体力をつけてきているのだと実感。

アリーナ前列ということもあり、音が大きくて終演後も耳鳴りが続くほどの轟音でした。メタルのコンサートより大きかったかも。

セットは思ったよりシンプルに見えたのですが、ステージが始まると仕掛けが飛び出してきてびっくり。前回圧倒されたメンバー宙吊りが無くなっていて残念でしたが、新たに使われた噴水やシャボン玉を使った演出が凄く効果的です。
"SAY YES"での巨大な化粧品や鏡の風船を持っての演出も可愛かったです。

MCはほぼ無しで、曲から曲へとずっとグルーヴが繋がっている感じが、昔同会場で2回見たPRINCEのコンサートを思い出させました。

"GENIE"でのパニのお約束の「オオサカー、プリバッコン!」で大歓声。これが聞きたかった!

カバー曲の王道『君の瞳に恋してる』では照明が全開になって会場が明るくなり、メンバーがあちこちに散って観客を煽り、まるでアンコールのように盛り上がりが最高潮に。

衣装替えの時間に流れるビデオも、前回と同じく凝りまくっていて、恩師への愛情を表現した涙が溢れてしまうものや、「フランダースの犬 VS アルプスの少女ハイジ」というメンバーがバトルを繰り広げるコミカルなものなど多彩です。
コミカルなビデオに特別ゲストで東方神起のチャンミンが出てきたときの歓声が全編を通じて一番大きかったのは、前回のSHIneeと同じです。

アンコール前のMC。日本語ではやはりスヨンが中心に話していて、ソヒョンもかなり日本語が上手い。ツアーが始まる前は心配なことがあったと、深読みすれば日韓の政治的現状ともとれることに言及するユリ。
韓国語でMCするメンバーもいて女性の通訳アナウンスが入ります。
テヨンがアテナのインベントで一人で大阪に来たのが思い出に残っているとMC。

決められた内容を喋っているだけというのが分かるメンバーもいるので、今後の課題は当たり障りの無い、ルーチン化しているMCをなんとかすることでしょう。
おそらく事務所の方針で、意図的に日本語を上達させていないのでしょうが、BOAや東方神起がペラペラなのをみたら、日本で活動する以上それなりの水準にしてもいいのではと思ったりします。

アンコールではサインボールを会場に投げるパフォーマンス。ソシがこんなことをやるとは意外。

最後のMC、ユリは今日ひとりで大阪城公園に花見に行ったとのこと。ソニは定番のお好み焼きを食べた話など。大阪の追加公演に来てほしいというMCも。

今回セットリストから外れて残念だったのは"Hoot"と"Let It Rain"と『冷麺』。やっぱり『冷麺』のようなほっこりした和む曲も入れてほしいですね。

このステージの水準を維持するのには血の滲むような努力の連続があってのことだと思います。
メンバーの健康と邁進を祈りたいです。

Setlist セットリスト

01. FLOWER POWER
02. ANIMAL
03. BOOMERANG
04. The Boy
05. I GOT A BOY
06. SAY YES
07. DANCING QUEEN
08. MR.TAXI
09. T.O.P
10. BAD GIRL
11. PAPARAZZI
12. Run Devil Run
13. REFLECTION
14. TIME MACHINE
15. ALL MY LOVE IS FOR YOU
16. I'M A DIAMOND
17. EXPRESS 999
18. GENIE
19. THE GREAT ESCAPE
20. Can't Take My Eyes Off You (君の瞳に恋してる)
21. MY J
22. Kissing You
23. Way To Go
24. GEE
25. NOT ALONE
encore
26. BEEP BEEP
27. Oh
28. STAY GIRLS
29. GIRLS & PEACE

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2013/03/28

KARA ニュー・シングル 『バイバイ ハッピーデイズ!』 Bye Bye Happy Days

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KARAの日本での8枚目のシングル『バイバイ ハッピーデイズ!』が発表され、初回限定盤ABCを購入しました。

昨年の2枚のクールな路線から一変して、『GO GO サマー!』路線のポジティブで明るくキャッチーな分かり易いメロディーと振り付けに戻っての、一昨年にKARAを知らない世代を一気に取り込んだ王道路線に回帰した感があります。

ジャケットの英字タイトル"bye bye happy days"に無い「!」が日本語には付いていることから見ても、『GO GO サマー!』とのゴロ合わせ感を思わせ、勢いをつけたいという意図が伺えます。

個人的には"WANNA", "Lupin", "STEP", "PANDORA"路線が好きで『GO GO サマー!』が出た時は正直頭を抱えてしまったのですが、新しいリスナーに絶大に支持された結果、これも名曲と認識することができ、今回もすんなりとこの路線を受け入れることができました。

卒業や新生活に向けてのポジティブなものと、「あの頃」を振り返っての懐かしくほろ苦い思い出を両方感じさせる名曲と思います。

映画『サニー 永遠の仲間たち』や『チルソクの夏』を思い出させました。歌詞とは全く違う側面ですが『帰らざる日々』『サード』みたいなほろ苦い高校生活回顧ものも思い出したり。年配者から見た回顧的な視点でみても素晴らしいと思います。

カップリングにも"STEP"収録でタイトル曲とは対をなすキュートでポップな"DATE(MY BOY) "の日本語ヴァージョンをもってきたことも、このシングルの路線を物語っているようです。

『マイボーイ』日本語版作詞は『ガールズトーク』収録の『スウィートデイズ』に続いて久々に森若香織が担当。出だしの歌詞が早口すぎて日本人でも難易度が高いです。作詞に苦労の跡が伺えます。
森若さんはGO-BANG'S時代の1stシングルHUSTLE-BANG! BANG! ('87)を持ってます。2003年に『セーラームーン』のTVドラマ版のお母さん役で出た時はびっくりしました。

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ABC盤に付属していたトレーディング・カード、ギュリ1枚、ニコル2枚という自分的には大満足の内容。この黄金比を「ギュリコルコル」と命名します。
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プロモーション・ビデオの完成度はさらに素晴らしくて、「久々に集まった元クラスメート達が思い出の詰まった箱を開けて過去を振り返る」というコンセプトは王道を行っていて泣かせます。

ハラちゃんのツイートに出てきた、撮影に使ったFiat 500のクラシック・モデル、原チャリ(「ハラチャリ」ではなく、「ゲンチャリ」)代わりに欲しくなりました。新車は220万もするようです。
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Fiat500

ニコルが着ていたRolling StonesのベロTシャツは、これが一番似ている感じ。ニコルのは文字が入っていないけど。
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twitterでKARAのニコルがストーンズのTシャツ着てたことをつぶやいたら、ストーンズ・マニアで有名な元レコード・コレクターズ編集長の寺田正典さんから「KARAもストーンズT?」とリプライ頂きびっくり。
98年に寺田氏が編集したレココレ別冊のストーンズ本『STONED!』は愛読していました。その年にBRIDGES to BABYLON TOURで来日したストーンズを大阪ドームで見ました。

ニコル編で足首を怪我したニコルが「憧れの彼」からシューズをプレゼントされるエピソード、KARAファンなら誰でも知っているように、昨年のソウル・コンサートで負傷した実話をそのまま応用してきて感動してしまいます。

プレゼントされていたK-Swissのシューズ、本国ではKARAが広告キャラクターをしているそうで、さりげなくタイアップがなされているのかもしれません。ピンクのモデルは日本の通販サイトでは見つけられず、安かったのでつい色違いを購入してしまいました。
ニコルが足を痛そうにしてる時履いてた同モデルと色が似ています。
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正直、ギュリやスンヨンも25歳に差し掛かって、女子高生風の衣装は個人的にキツいと思っているかもしれません。日本ならギリギリいける最後のチャンスを生かしたと感じます。
あのグルグル・ダンスも肩叩きダンスも、KARAパラと共に、本国ではちょっと披露するのをはばかってしまうものじゃないかと感じる部分もあります。それでも「分かり易さ、真似し易さ」を追求し、GOGOサマでも絶大な賛同を得て結果が出ているので、日本への、あるべきアプローチをマーケティングしつくした結果なのでしょう。


今回は販促のためのイベントが東京に加えて大阪でも催されるようで、事前予約が好調だったようです。
メンバー個別のサイン・2ショット、握手会ということで、経済力のある社会人以上をターゲットにしているのが何なんですが、「CD」という商品が絶滅に瀕している現状ではレコード会社も必死なのでしょう。

曲の良し悪しに関係なく、消費者の経済力と思い入れだけでいくらでも操作できてしまう日本の音楽チャートには、もはや何の意味も無いのですが、少なくとも新たな曲を製作するための経費を捻出するだけの売り上げは必要なのでしょう。

個人的には3曲くらいでいいので、ミニ・ライブをやってくれるようなイベントのほうが嬉しいです。音楽ありきなので。

私がリリースイベント担当なら、東京ドームDVD購入者を東京ドームに招待して、KARAがミニライブとその場でDVDの名場面を見ながら感想を言うコメ ンタリー付き試写会をやりたいです。ドームのレンタル経費はグッズを売って充てればOK。ドーム生で見た人はどっちみち買うでしょうねー。

とりあえず買ったABC盤3枚の応募券で女神とのABCコースに応募。当たれば嬉しいですが、女神と接見するだけで心臓発作起こしそうで、いっそ外れたほうが気が楽な気もします。

KARAは単独や合同コンで22回見てますが、イベント系は1回も参加したことがありません。出迎え見送りなどもしたことないのでステージ上以外でKARAを見たことがないのでした。

もしギュリ女神と2ショット撮れたら、紙吹雪とマーチングバンドの演奏で、御堂筋をオープンカーでパレードしたいと思います。

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2013/03/27

KARASIA 2013 HAPPY NEW YEAR IN TOKYO DOME DVD & Blu-ray 感想

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KARAの1月6日東京ドーム公演を収録したDVD&ブルーレイ "KARASIA 2013 HAPPY NEW YEAR IN TOKYO DOME"が発売され、ブルーレイを購入しました。

既に2月3日にスカパー!にてカメラアングルも音質も素晴らしい完全版が放送されており、昨年のさいたまスーパーアリーナのライブのように、衛星放送でオンエアされた後での商品化において、どのように付加価値があるか注目していました。

東京ドーム公演の感想は下記です。
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2013/01/kara-201316-par.html
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2013/01/kara-201316-p-1.html

スカパーでの放送の感想は下記です。
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2013/02/kara-bs-part1-6.html
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2013/02/kara-bs-part2-9.html

結論から書くと、DVD&ブルーレイの内容もスカパーを彷彿させる素晴らしい完成度と感じました。KARAの歴史の頂点に至る瞬間を克明に捉えた永久保存すべき作品に仕上がっています。

難点を言うなら、今回もさいたまと同じ16bit PCM 2chステレオ音声のみの収録で、サラウンド音声が入っていなかったことです。KARASIAソウル公演DVDが5.1chドルビー・デジタル音声入りだったことを考えると物足りないです。
先日出た2NE1の日本公演がそうであったように、ブルーレイはDTS HD Master Audio 5.1chにしてほしかったです。

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まず気になるスカパー版との相違点ですが、シンクロ再生でざっと1回見た時点で判明した大きな違いを挙げると

1. ニコルのソロ前のDJビデオ部分がカット

2. ドラム・ライン演奏前の暗転部分が約15秒カット

3. 1回目のアンコールの声援部分が約1分47秒カット

4. "SOS"でのスンヨンがニコルをゴンドラに呼ぶ「ニコル来て!」の呼び声が消去

5. 2枚目のアンコール前のアニメ予告ビデオがカット

6. エンディング・クレジットがカット

いずれも歌本編とほぼ無関係な部分で問題ないのですが、ニコルのDJビデオは貴重だったのでスカパー版は永久保存となりました。他のアーティストの曲を使ったので著作権の問題を考慮したのかもしれません。

スンヨンの「ニコル来て!」はスカパー版を見ると歌にかぶっているので消したようですが、逆にDVD版ではスンヨンがマイクを口に近づけてニコルを呼ぼうとする映像が映っていました。

同じSOSで、ギュリがソロパートの歌いだしを入りそびれてガイドボーカルだけが鳴っているシーンがスカパーにありましたが、DVDではきっちり歌っているように修正されています。

音声トラックはマイク別に分けてあったでしょうから修正することは訳がなかったと思います。他にもメンバーが発した即興の叫び声などは多数音量調整がなされているかと思われます。

全体的なサウンドはDVD版のほうがメリハリが効いていてハッキリした音になっています。しかしスカパー版の音声と基本的には同じようで、静かな部分での個々の歓声なども同じ音が聴こえてきました。
スカパー版の自然な丸い音のほうが好みの人もいるかもしれません。

カメラの切り替え編集ですが、どちらも巧みでほぼ同等の完成度と感じました。
ブックレットにあったスタッフ・クレジットを見ると、今回は日本側のスタッフで編集を行ったようです。
前回のKARASIAのようにWOWOWとDVDで日韓のディレクターのポリシーがかなり反映されていた編集とは違って、短いパートだけを見るとアングルは違うけどどちらがどちらか区別がつかないほどです。

DVD版では特に下記の映像が嬉しかったです。

SOSでのギュリとニコルの『タイタニック』のポーズ
  これは生で見た時はおお!と思ったのですが、遠すぎてよく見えていませんでした。スカパー版では別の3人のゴンドラを映していてカットになっており残念に思っていたのですが、正規盤として収録され嬉しかったです。ディカプリオ役とウィンスレット役をギュリコルでかわりばんこにやっているのが微笑ましいです。

ギュリの「東京ドームです」のシーン
  スカパー版よりメンバー全員の爆笑反応がよく見えると思います。あのシーンを見るたびに「緊張しているメンバーと自分を無意識のうちに解きほぐす」ギュリならではのボケだったのではないかと確信してきました。さすがはリーダーです。

最後のMCのジヨンの帽子が消えるシーン
  スカパー版放送の感想を書いた時、読者の方からご指摘いただいたのですが、ジヨンの帽子がハラがMCをしている間に消えてしまうというもの。今回のDVDではジヨンが自分で外した帽子を手に持ってもてあましている様子を見たニコルが、帽子を取って舞台外に投げるシーンが映っています。ニコルの表情は泣きモードなのに、気配りができているのはさすがです。

感動のMCでハラとギュリが韓国語で挨拶するシーンも、スカパー版が「カメリア」だったのが「カミリア」に訂正されており、あとなぜか「チェ代表」「社長の奥様」に変更されています。

涙の"Rock You"では、2010年のショーケース時のギュリに替わって、ニコルが観客に手を振ってて列に並び遅れているのがDVDではよくわかります。

他にも新発見するシーンが多々あるかと思いますが、それはまた別の機会に。

本編の内容そのものの感想は鑑賞時やスカパー放送時に書き尽くした感がありますが、本作品がKARAのこれまでの努力の集大成を表現するのに相応しいマスターピースであることは間違いないと思います。

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■初回限定盤のスペシャル・メイキング・フィルムに関して

49分7秒のドキュメントで、こちらは韓国側のスタッフによる作品。メンバーのトークも基本的に韓国語。前回のKARASIAよりボリュームが少ないですが、1回だけのコンサートでメンバーも神経質になっていたようですし、あまり事前練習やプライベートな部分を映すのもはばかれたのかもしれません。

当日の11時からのリハーサルをソロ・パート中心に収録しており、スンヨンとギュリが特に緊張しているのがわかります。

以下、見所を箇条書きに。

待機中も元気いっぱいに踊ってみせてメンバーの緊張の場をなごませるジヨン。

休憩時に『学園天国』の掛け声を口ずさむハラとニコル。

「1ヶ月みっちり練習しました」と(ドラムの練習で)手にできた沢山の血マメを見せるハラ。

タイミングが合わず、高所恐怖症にもかかわらず3回も宙吊りリハーサルをさせられて床に座り込んでしまうギュリ。

ジヨンと宙吊りのタイミングで苦労していることを話すギュリ。「いつもミスしてもうまく乗り越えられるじゃない」とギュリを励ますジヨン。

楽屋で最終メイクをしつつ緊張で爆発しそうなメンバーたち。

次の目標はの質問にほとんどのメンバーが「東京ドーム2回公演」と答える。

円陣を組んだ後に舞台裏で出番直前の高揚感。緊張しすぎたギュリが小躍りしながら笑っているのが凄い。

スンヨンのソロ・コーナーをモニターで見つつ「姉さんのオーディションの時の曲です」と感動のコメントをするニコル。

ギュリの宙吊りの舞台裏。一瞬で着替えてハーネスを装着し、専任者が安全を確認する緊張の走るシーン。

ラストの『ミスター』の前の観客との掛け合いトークが、実は事前録音されたものを流していたとわかるシーン。

終演後に号泣するスンヨン。「正直誰もKARAがここまで来るとは考えなかったでしょう」と感想。

声が枯れているハラのコメントの後方にギュリの両親が映り込んでいる。

ちょっとタイミングが遅れて、宙吊りの状態で歌い始めたことを弁明し、でもうまくいったとイチゴを頬張るギュリ。

全員が完全燃焼した後の感動のコメント。

何回も見直したい傑作ドキュメントですが、KARAは既にニューシングルをDVDと同時発売で発表し、次のステップに進んでいるようです。各メンバーのドラマ出演やジヨンの大学生活など、今年は個人活動を主体に展開しているようですが、RAINBOWのインタビューでは「今年はDSPのファミリー・コンサートもやりたい」との発言もあり、ぜひ実現してほしいと思います。

そして第2回アリーナ・ツアーを実施し、東京ドーム2回公演はもちろん、ワールド・ツアーも。

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2013/03/22

美狂乱 Live at バーボンハウス 1983年3月22日 の写真

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1983年3月22日にKing Crimsonタイプの日本のプログレッシヴ・ロック・バンド、美狂乱のライブを大阪のライブハウス「バーボンハウス」で見て、今日で30年となりました。

最近クリムゾン・プロジェクトを見たこともあり、美狂乱のことを思い出していたのですが、ライブ当日に自分で撮った写真が1枚だけあったので、30周年記念にアップロードします。

当日のライブは1988年に『風魔』というタイトルのレコードで一部の音源が発表され、続いてCDで『風魔』にボーナストラック2曲を追加したヴァージョンと他の曲を収めた『乱』の2枚が発表されました。両方とも、たかみひろし氏によるカセット録音音源。
収録はされていないけど、他に「エルドネア」というFripp & Eno、Heldonのセカンド風の曲もプレイされたのを覚えています。

バーボンハウスは梅田の大阪百又ビルB1にあって、通常のチャージは500円でした。別途飲食代がかかって、それで生計を立てていたと思われます。当時は他にローザ・ルクセンブルグやヒカシューなどを見に行きました。
当日は友達4人くらいと早めに行って並んで前の席を取ったのを覚えています。

当時の折りたたみ式のコンパクト・スケジュール表も出てきたのでアップします。
憂歌団、マリノ、ヒカシュー、センス・オブ・ワンダー、BORO、三十三間堂など懐かしい名前がいっぱいです。

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美狂乱は当時も露骨なクリムゾンのエピゴーネン扱いもされたりしましたが、ロックバンドというものは元祖を辿ってもブルースに憧れた若者がカバーを始めたことが起源であり、「○○の音楽が大好き」と演奏をコピーすることから始まるものなので、大切なのはそこに独自の解釈をどう取り入れていくかということだと感じます。

当時は日本では数少ないクリムゾン・タイプのバンドということで、何より音が過激で美しく気持ち良かったので、レコード・デビュー以前の78年の電通ホールのライブ・テープなどを入手してよく聴いていました。

バーボンハウスのライブではパーカッションの雨宮たくま氏も参加して、音が厚かったです。須磨氏は本物のメロトロンも使っていましたし、ベースの白鳥氏はベースとギターのダブルネックも使っていました。
須磨氏のナレーションでその頃はART ZOYDにハマっているとのことで、"Generation Sans Future"あたりに影響を受けた曲もありました。

このライブを最後に自然消滅した感じでしたが、その後の再評価ブームやまさかの再結成など活躍は嬉しかったです。

30年たってもキング・クリムゾンの音楽がメンバー変えながらも日本で演奏され、美狂乱の名前もまだまだ語り継がれているのは素晴らしいです。

須磨邦雄 / Guitar, Vocal, Mellotron
白鳥正英 / Bass, Keyboard
長沢正昭 / Drums
雨宮たくま / Percussion

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2013/03/21

2NE1 2012 1st Global Tour NEW EVOLUTION in Japan Blu-rayを購入

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昨年9月11,12日の横浜アリーナ公演を収録した2NE1のライブ・ブルーレイ、2012 1st Global Tour - NEW EVOLUTION in Japanを購入。昨年8月に大阪城ホールの初日を見たので感動が蘇ってきました。

大阪城ホールのライブ・レポートは下記にあります。
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2012/09/index.html

ワールド・ツアー向けに緻密に練り抜かれた構成で、中だるみ無く最後まで突っ走っていく感じが2NE1らしさ全開です。バック・ダンサーのパフォーマンスのウェイトも他グループより高くて、総合的な舞台演出を構成する要となっているようです。

CLのDJコーナー、ミンジのソロ・ダンス・コーナーなどカットされている部分もありますが、他のアーティストの曲を流している部分もあるので仕方ないようです。

何よりもバンド演奏入りのライブは良いです。レゲエ調の"I Don't Care"などバンドならではのアレンジが魅力に溢れています。"It Hurts", "Lonely"のようなバラードもバンドと呼吸が合っていて一層歌に磨きがかかっているようです。

4人ともすこぶるキュート。お気に入りのダラちゃんも過激なヘア・スタイルはともかく、キュートさがハンパなく全身から魅力が溢れています。"Kiss"の男性客(収録用にイケメンを用意したような感じもします)を舞台に上げてのキス・パフォーマンスは観客か悲鳴が。2NE1だからギリギリ許せる感じの演出かなと。

BOMの熱唱ソロ・パートも素晴らしい。なんとなく若い頃のシンディ・ローパーをイメージしてしまう部分も。
マンネのミンジもツアーを重ねるごとにどんどん成長しているようで、一挙一動に逞しさが伺えます。
しかしライブを見ているとやはりグループを引っ張っているのはCLだなと再認識。

「K-POP」というジャンルを意識させることなく見られる要素が高い構成なので(あえていえば観客のペンライトくらいか)洋楽ロック・ファンなどにも体験してもらいたいものです。

現状はやはりBIGBANGから派生の女性ファンが観客のほとんどを占めていますが、男性ファンも増えてもらいたいですね。

メイキング映像に大阪初日を初め、さいたまスーパー・アリーナの最終日までのドキュメントが収録されており、興味深いです。

大阪初日でダラが観客にタオルを投げる時に勢い余ってマイクも一緒に投げてしまうシーンは爆笑。
あと名古屋公演でのミンジの「手ばさきダンス」も爆笑。頭を抱えて座り込むCLが余計におかしいです。
コンサートを見に来たSE7ENもチラっと映っています。
コンサートの終わった会場で4人で座って回想するシーン、3人があぐらをかいているのに、なぜかCLだけ一段低い後方に座っているのはなぜ?

地元ソウル公演のライブもDVDになっているので、合わせてチェックしたいと思います。

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2013/03/19

The Crimson ProjeKct 大阪公演 2013年3月13日 なんばHatch

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King Crimsonのメンバー3名を中心とするThe Crimson ProjeKctの大阪公演を3月13日になんばHatchで見ました。

昔キング・クリムゾンを一緒に見た友達たちも大勢来ていて懐かしい雰囲気でした。

内容は前座としてTony Levin率いるStick Menが約55分演奏し、休憩無しでそのままAdrian Belew率いるAdrian Belew Power Trioが約45分演奏し、休憩の後2つのユニットが合体した6人編成のクリムゾン・プロジェクトとして約55分演奏するというもの。

トニーのブログでもジャパン・ツアーの模様が恒例のトニー撮影の美しい写真入りでレポートされています。
http://www.papabear.com/tours/cpjapan13/cpjapan13_1.htm

トニー・レヴィンはキング・クリムゾンで11回、ABWHで2回、ピーター・ガブリエルで4回、 BRUFORD LEVIN UPPER EXTREMITIESで1回、ラリー・ファースト、ジェリー・マロッタ等ピーター・ガブリエルのバック・バンドのメンバーを率いたソロで1回、Stick Men (2010年)で1回、California Guitar Trioで1回見ており、今回で22回目。

Stick Menの2010年のライブ・レポートはこちら
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2010/06/stick-men-184a.html

エイドリアン・ブリューはトーキング・ヘッズ(1981年)で1回、キング・クリムゾンで15回、ProjeKct2で1回見ており、今回で18回目。

パット・マステロットはRobert Fripp & David Sylvian(1993年)で2回、キング・クリムゾンで15回、スティーヴ・ハケットやジョン・ポール・ジョーンズと一緒にやったGuitar Wars(2003年)で1回、Stick Men (2010年)で1回見ており、今回で20回目。

2000年と2003年のキング・クリムゾンの来日公演ではトニー・レヴィンは参加していなかったので、トニー・レヴィンとエイドリアン・ブリューが共演するのを見るのは1995年のダブル・トリオでのキング・クリムゾンの来日公演(9回見に行った)以来約18年ぶりとなりました。

周知のようにロバート・フリップが音楽活動から引退したとのことで、クリムゾンの音楽をライブで継承する意図でフリップ公認の元結成された今回のグループ。
フリップ不在というのは2002年に見たイアン・マクドナルド、マイク・ジャイルズ、ピーター・ジャイルズ、メル・コリンズ等からなる初期クリムゾンのトリビュート・バンド、21Century Schizoid Bandと同様のコンセプト。

21Century Schizoid Bandが良い意味で「栗抜きの栗ようかん」のような歯ごたえに欠けるけど濃厚な味わいのあるものだったと例えるなら、今回のクリムゾン・プロジェクトは良い意味で「エビの入っていない衣だけの天ぷらそばだけど、ダシと麺と衣が美味しくて満足した」という感じです。

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まずStick Menが舞台下手にセッティングされた位置にトリオ編成で登場。
Stick Menは2010年にも素晴らしいライブを体験しており、今回も期待通りの重圧な演奏をしてくれました。"Vroom Vroom"、『太陽と戦慄パート2』などのクリムゾン・ナンバーに加えて、トニー自身も参加したロバート・フリップのソロ・アルバム"Ecposure"から『呼吸困難』も演奏し大興奮。学生の頃バンドをやってた時にカバーした曲です。
トリオでここまで重圧な音を出せるのはStickという楽器なれではの編成故のものだと改めて実感しました。

すぐに入れ替わりという感じで舞台上手のセッティング位置に登場。事前に音源など聴いて予習することができなかったのですが、ヘヴィでクリムゾンを彷彿させる音楽。
女性ベーシストのJulie Slickはちょっとぶかぶかのワンピースに裸足というラフな格好だったけど、かなりのテクニシャン。ドラムのTobias Ralphも手数の多いプレイで格好良かったです。
途中でラップトップ・パソコンで操作していたシーケンス音源が止まらなくなってしまい、ブリューがお手上げの仕草をして笑いを誘ったりもしました。最後にはクリムゾンの"Beat"から"Neurotica"を演奏。1981年の初来日時も未発表曲として演奏され、カッコ良さに興奮したのを思い出しました。

「5分休憩してクリムゾン・プロジェクトとして演奏します」とブリューがMCをしてインターミッション。男性トイレの列が長かったりして、最終的に15分位の休憩時間。

クリムゾン・プロジェクトはツイン・ドラム・ソロのB'Boomから始まり、懐かしくもブラッフォードの不在が残念に感じました。
ダブル・トリオの音はやはり重圧そのもので、微妙で意図的でもある「ズレ」が音楽に面白みを増しています。

95年のダブル・トリオ編成での公演は9回見ることができたので、あの感動が蘇ってきました。特に"Red"の音の厚みは凄まじかったです。

昨年の夏にドリーム・シアターのサポートでツアーをしたとのことで、普段は2つの別々のプロジェクトもある程度のコンビネーションが整っていたと思うので、できれば『ヴルーム・ヴルーム』『太陽と戦慄』『ニューロティカ』もリハーサルをして6人編成で聴いてみたかったです (川崎公演も1ユニットが引っ込んでの演奏となったとのこと)。

川崎公演の2,3日目には"Three of a Perfect Pair"もやったそうで、聴いてみたかった。
あと特にダブル・トリオの必然性はないけど、せっかくなので『待ってください』もやってほしかったです。

本編最後の"Indiscipline"でテンションは最高潮に達して、オール・スタンディング・オベーションの中、ノリノリで"Thela Hun Ginjeet"をプレイ。恒例ともいえるトニーのカメラでのオーディエンス撮影。鳴り止まない拍手の中、再度登場して、全員で挨拶し終了。

トニーが終演後にオフィシャル・ブートレッグ購入者にサインをすると言ってたので、売店で購入するも、スタッフから「終演時間が押したのでサイン会はできなくなった」とのことで、退散。時間のある友達と3人で居酒屋で打ち上げ。

Crimsonprojekct05

オフィシャル・ブートは昨年夏のドリーム・シアターのツアーの前座をした時の音源で、ドリーム・シアターの好意で録音できたものということ。Mr.BigがRushの前座をした時にDATで一発録りしたオフィシャル・ブートの"Raw Like Sushi"に近いと感じました。

フリップの引退により、もうクリムゾンの音楽を本来の形で聴くのは難しいと諦めかけていたのですが、今回のようなライブはクリムゾンの音楽の持つダイナミズムを実現化してくれた本当にありがたいものでした。
ロックの世代もそろそろ鬼籍に入る人が増え始めている昨今、このような音楽がライブで継承されることは素晴らしいし、ぜひ後継者を作って生演奏が続けられることを望みたいものです。

Setlist

■Stick Men
Tony Levin / Stick, Bass, Vocal
Pat Mastelotto / Drums
Markus Reuter / Stick, Touch Guitar

Vrooom Vrooom
Nude Ascending Staircase
CUSP
Hide The Trees
Breathless (Robert Fripp Cover)
Crack in the Sky
Soup
Open Pt. 3
Larks' Tongues in Aspic Pt. 2

■Adrian Belew Power Trio
Adrian Belew / Guitar, Vocal
Julie Slick / Bass Guitar
Tobias Ralph / Drums

b3
Ampersand
Beat Box Guitar
Young Lions
Madness
Of Bow and Drum
Neurotica

■The Crimson ProjeKct
B'Boom
Thrak
Elephant Talk
Red
Dinosaur
Frame by Frame
Indiscipline
encore
Thela Hun Ginjeet

(セットリストはネットと友人のブログを参考にしました)

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2013/03/18

追悼 Clive Burr (Iron Maiden) 1957-2013

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Iron Maidenの初代ドラマー、クライヴ・バーが3月12日に長年の闘病生活の末に亡くなったとのこと。56歳。

こう続けて好きなバンドのミュージシャンが亡くなっていくと気が滅入ってしまう。

1994年に多発性硬化症を患い、19年間も闘病生活を送っていたかと思うと気の毒な反面、やっと楽になれたんだなとも思う。

アイアン・メイデン側も定期的にチャリティー・コンサートなどの活動を行って彼を支援していた。

デビュー・アルバムからリアルタイムで聴いる身としては、やはり初期の若さが暴走しているようなパワーが大好きで、テクニックが追いついていない部分を無限に湧き上がるエネルギーが補っている感じ。

彼の参加した初期の3枚はいずれも名盤で、彼らのファースト・アルバムからニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィーメタル・ムーブメントの全てが始まったといえる。

しかし魅力はやはりライブ・アルバムで初来日の名古屋公演を収録したミニ・アルバム"Heavy Metal Army, Maiden Japan Live"のスピード感は他の追随を許さない。同時期のライブでビデオテープでもリリースされた"Live At The Rainbow"も凄い。

6枚組の初期発掘音源集"Eddie's Archive"もクライヴのプレイをたっぷり聴くことができる。

クライヴの脱退後に参加したニコ・マクブレインも今は好きだが、加入後の最初のライブ・アルバム"Live After Death"などで聴こえるタムのペコペコした音が嫌いだった。やはりクライブのプレイのほうがスピードがあった。

初期のライブをさらに聴き込んで追悼したい。

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追悼 Peter Banks (Yes) 1947-2013

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Yesのオリジナル・ギタリスト、ピーター・バンクスが3月7日に自宅で亡くなったとのこと。65歳。遂にイエスからも故人が出てしまったかと思うと、年月の経過を感じて寂しい。

1969年のデビュー・アルバム"Yes"と1970年のカンド・アルバム"Time And a Word"(時間と言葉)に参加後、オーケストラの導入に反対して他メンバーと対立し、解雇という形となる。

その後は"Flash"を結成し、長編のプログレ路線を展開しつつも、ギター・サウンドはソリッドな初期イエスのサウンドを継承し、3枚のアルバムを作成。

Focusのヤン・アッカーマンをゲストに迎えてのソロ・アルバムを作成するなど精力的に活躍していたが、その後の40年の活動は地味で、近年はたまにプログレのトリビュート・アルバムに参加する程度だった。

やはり彼の脱退後に参加したスティーヴ・ハウの影響力が強すぎて、イエスのギタリストとしての印象は薄かったし、正直ハウの加入無しにイエスの成功は無かったと思う。

ハウとの比較なしに1人のギタリストとして評価した場合、Flashやソロでの繊細かつワイルドでソリッドなプレイは素晴らしいものだった。

ピーター・バンクスは98年に出た2枚組発掘BBCライブ音源CD、"Something's Coming: BBC Sessions 1969-1970"を監修し、当時の貴重な思い出をライナーノーツで語っていた。解雇されたこととスティーヴ・ハウに対しては当時もまだ根に持っていたよう。

BBCライブを聴くと、ジョンのソフトなボーカルに対して、ブラッフォード、ケイ、スクワイア、バンクスともに「固い」音を出すミュージシャンだったので、イエスそのものが凄く硬質なイメージ。

ハウのギターではあったが、ピーター・バンクスの参加曲"Astral Traveller"を2009年12月のイエスのミュンヘン公演で聴けたのは貴重な思い出。

1991年頃に再結成した8人イエスのライブに1度アンコールで飛び入りすることになり、楽屋で待機するも、直前に断られて失意で帰ったという噂だが、これは実現させてほしかった。

これを気にピーター・バンクスの再評価が進むことを望みたいです。

http://www.youtube.com/watch?v=FXaPKDd7oGQ&feature=player_detailpage

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