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2013/05/09

Black Sabbath出演のOzzfest Japanについて

Blacksabbathdisco01

Ozzydisco01

とても楽しみにしていたのですが、残念なことに、どうしようもない家庭の諸事情で今回行けない可能性が非常に高くなってしまい、無念に思っています。

オジー・オズボーンと妻でマネージャーのシャロン・オズボーンが主催するハード・ロック、ヘヴィ・ロックのフェスティヴァル、Ozzfestが5月11日、12日に日本で初開催されることになり、12日のトリとしてOzzy Osbourne、Tony Iommi、Geezer Butlerという、ドラムのBill Ward以外のオリジナル・メンバー3人がデビュー43年目にして日本で初ライブを行うとのことで、一ブラック・サバス・ファンとして楽しみにしていました。

ファンなら周知の通り、ボーカルがRonnie James Dioに変わってからのブラック・サバスが初来日公演を行ったのが1980年11月、ソロになったオジー・オズボーンが初来日公演を行ったのが1982年7月で、ベースのギーザーは別々の時期に両方のバンドでプレイしているも、1997年のリユニオン以降もオジーとトニーが一緒にプレイするブラック・サバスの来日は1度も実現しませんでした。

私も故ロニー・ジェイムス・ディオが再再加入したトニーとギーザーのHeaven And Hell名義の公演と、オジーのソロは見たことがありますが、海外でもオリジナル・ブラック・サバスは見る機会がありませんでした。

オジーとトニーの共演するサバスを見ることが、日本の全てのサバス・ファンにとっての夢であり、たった1度の日本公演とのことで掛け替えのない貴重な一生ものの体験となることは間違いありません。

オリジナルのブラック・サバスが、ある種神格化されたものであり続けるのは、ロックという音楽がブルースやジャズやクラシックの応用から派生したものであるのに対して、全く音感の違う「サタニック」なリフというアプローチを最初に試みたバンドだからではないかと感じています。

今回ドラムはオジーのバンドのTommy Clufetosが務め、キーボードに同じくオジーのバンドのRick Wakemanの息子のAdam Wakemanが参加しているそうです。ビル・ワードは金銭的な問題で折り合いがつかないのと、体調的な問題もあり、1997年以降度々行われているリユニオンではVinny Appiceなど代理ドラマーが務めることも多かったので、さほど驚きもなく、仕方ないと思っていました。

4月からニュージーランド、オーストラリアで始まったツアーでのセットリストなど情報も伝わってきており、日本でもおおむね同じ構成になると予想されます。

オズフェスト自体は、策士的なマネージャーである妻のシャロンが企画し、1996年に初開催されたもので、オジーのツアーの前座をしていたメタリカなどがオジー以上の人気を得たことなどから、自分がコントロールできるロック・フェスで若い新人バンドにもプレイさせることによって大きなチャンスを与えるという意義と、その相乗効果でオジーのネーム・ヴァリューを維持するという二重の効果を狙ったものと認識していました。

日本でのオズフェストが実現しなかったのは要求されたギャランティーが莫大だったとの話で、過去に開催の打診をされた洋楽の老舗プロモーターやフェス慣れしているプロモーターも、マーケティングの結果条件が合わず断念していたようですが、今回実現して本当にびっくりしていました。

蓋を開けてみると、チケット価格とフェスのネームヴァリューと比較して、ラインナップに難ありのようで、動員どうかなとも思っておりましたが、それでも自分的には2日目のTool とBlack Sabbathが見られれば良いと感じていました。

開催が迫るにつれ伝わってくるニュースで、非常に残念なことに、招聘元がオズフェストの主旨や意義への理解が足らず、他の出演者や楽しみにしていたファンへの敬意も感じられず、「プロモーションにオズフェストを利用してやろう」というあざとさを持つ「裏の事情」さえ見受けられるようになりました。洋楽の老舗プロモーターが招聘していれば絶対にこのようなことはなかったと思うと残念です。

当日急いで新幹線に乗れば、なんとかブラック・サバスの後半だけでも見られそうなのですが、何か釈然としないものが溜まっており、今回は素直に断念することになりそうです。ライブが全てのファンにとって想い出となる最高のものになることを祈りたいです。

最後にオジー在籍時のサバスの曲で定番の名曲の他に、個人的に特に好きなものベスト5を挙げます。

Spiral Architect
Megalomania
Electric Funeral
Crnucopia
Supertzar

一番好きなアルバムは"Sabbath Bloody Sabbath"で全サバスの曲で一番好きなのは"Spiral Architect"です。これ以上にドラマチックなヘヴィ・チューンは滅多にないと感じます。

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コメント

すいません。明日から幕張に行ってきます。私はハードロックイコールサバスです。念願のオリジナルサバスを観たら死んでもいいです(これはいすぎました)。是非単独ライブも見たいですね。尚私はウィールズオブコンフュージョンが一番好きです。

投稿: kevin kazuki | 2013/05/10 12:30

>kevin kazukiさん

行かれるのですね。楽しんでください!
トニー、オジー、ギーザーのサバスが来日するとは本当に奇跡ですね。
単独公演をぜひしてほしかったものです。
Wheels Of Confusionも名曲ですね。

投稿: tangerine | 2013/05/10 22:06

渾身のライヴレポが楽しみだったのですが・・・。(T_T)

心中お察し申し上げます・・・。

しかしながら来月いよいよ新譜が出るとの事。
ワールド・ツアーでの来日に期待しましょう。(^_^)

僭越ながら私もオジー在籍時のフェイバリット・ソング5曲
挙げさせてもらいますね。(^_^)
(お二方が挙げておられる6曲はあえて外しました)

Into The Void
Snowblind
A National Acrobat
Hole In The Sky
Gypsy

投稿: himajinmetal | 2013/05/11 00:37

>himajinmetalさん

レポート期待していただいていたのにすみません!
(T_T)

日本公演後の全米ツアーのスケジュールを見ると、トニー本当に病気なのかと思うほどハードですね。
大丈夫かなー。また新作をひっさげてのリターン・ツアーに期待したいです。

フェイバリット・ソング、渋いですねー。渋すぎます!
"Snowblind"は"Live At Last"が出た頃、一番好きな曲でした。

こうやってみるとサバスは本当に名曲が多いですね!

投稿: tangerine | 2013/05/11 21:18

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