Charles Hayward 京都公演 2013年5月3日 UrBANGUILD
Charles Haywardのソロ・パフォーマンス京都公演を5月3日にUrBANGUILDで見た。
チャールズ・ヘイワードは以下の3公演を見ている。どれも圧倒的だった。
1996年4月24日 京都 磔磔
1999年10月2日 京都 磔磔
2003年9月28日 滋賀 成安造形大学 (with 山本精一、ナスノミツル、半野田拓)
以前の来日時はCDにサインをもらったり2ショット撮影させてもらったりもした。
去年の新ユニットでの来日公演は見られなかったので10年ぶり。
東京のみでやったFred Frith, Bill LaswellとのMassacreの公演も見たかったところ。
(ちなみにフレッド・フリスとビル・ラズウェルがドラムにAnton Fierを迎えて来日公演をしたPulse From Newyorkのライブは、1984年11月28日に京都ビブレホールで見ている。)
京都は昔は毎日のように通って入り浸っていた街だったのだが、最近は滅多に行かなくなり約2年ぶり。すっかり町並みも様変わりして知らない店がいっぱい。昔頻繁に通った天下一品京極店でラーメンを食べて19時半の開演ぎりぎりに到着。
アヴァンギルドは初めて来たが、磔磔や拾得のような昔ながらの京都のライブハウスを想わせる作り。かなりの盛況でお客さんは100人位入っていた感じ。プログレ中年よりは若い人が多くて、Gongやダモ鈴木に来るような客層に近いと感じた。
19時40分過ぎにヘイワード登場。10年経ったのに容姿は全然変わっていない。
2部構成で、第1部は冒頭に少しドラム・パフォーマンスをして挨拶。京都が自分にとって特別な街だということ。前回京都に来た時に買ったお守りをドラムに結び付けて、ピアノの弾き語りとビンなどを使ったりしたパーカッション・ソロ。ピアノはアプライトでホンキートンクのようなチューニング。
チャールズ・ヘイワードはChamberwell Nowのようなボーカルものも好きなので、ドラムに圧倒されない落ち着いた曲が聴けたのが貴重だった。途中でゲストで日本の友人のギタリスト、トヨナガさんを紹介してセッション。トヨナガ氏はノイズっぽい音色でThis Heat風の展開。
20分の休憩後の第2部はドラムを叩きながら歌いまくりで本領発揮。スネアの一発の音色で驚愕してしまう、あんな強力なドラムは生で体験してこそだなーと思った。ヴォイスとドラミングがもう完全に一体化してズンズンと上り詰めていく感じでした。
途中にドラムを離れてステージの前に立ち、ただ客席を睨み付けるというパフォーマンスは本当に怖かった。
アンコールで再びトヨナガ氏とセッション。ダブル・アンコールでスネアを外して叩きながら退場。
前回、前々回やった小型カセットレコーダーをぐるんぐるん振り回して音にワウをかける力技は今回はやってくれなかった。もうカセットないからかなー。
それにしてもソロ・ミュージシャンとしての存在感がこれほど大きい人も滅多にお目にかかれない。早くも次の来日が楽しみ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
え~ソロライブも来ていたんですね!マサカーしか気にしていなくて(ましてやマサカーのLIVEにも行けなくて)ここまでチェックしてはるのは頭が下がります。もしプログレのマイナーなところのLIVE情報があればアップお願いします。(ちょっとずうずうしいかな すいません私も感想で情報あっぷします。)
投稿: kevin kazuki | 2013/05/04 18:40
>kevin kazukiさん
今回のソロ公演は私もギリギリに知って、慌てて行った次第です。でもマサカーも見たかったです・・・。連休はアンジュやアレア、マウロ・パガーニなど見たいものが目白押しだったけど、全部東京でした・・・。
マイナーなプログレ系、また情報あればアップします!
投稿: tangerine | 2013/05/05 00:34