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2013年5月

2013/05/27

IU 大阪 ファンミーティング 2013年5月22日 NHK大阪ホール

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5月22日にNHK大阪ホールで開催されたIUのファンミーティング"The First Fanmeeting In Japan"に行ってきました。IUを見るのは2011年7月13日に東京ドームで行われた合同コン"Music Bank In Tokyo"以来2度目。

IUは個人的にはKATE BUSHクラスの才能を持ち合わせている天才シンガーソング・ライターと認識しています。IUの影響でアニメ『夏目友人帳』を見始め、かなりハマったりもしました。

昨年9月17日に東京国際フォーラムで行われたファースト単独コンサートは、韓国の単独ツアーに準じたゴージャズな内容だったそうだけど見にいけず、以前の地方ショーケースも当選せずで、大阪で見られる機会を伺っていました。

チケット一般発売日に開始時間に購入するも、2階席の後方で少し残念でしたが、東京ドームのスタンドの最上段で見た時よりは200メートル位近くなったので、かなりましになった感じです。

会場は自宅からすぐ近くだったので徒歩で向かいました。到着すると既にファンでごった返し状態。
グッズ類はそんなに種類は多くない雰囲気。CD購入者にメッセージカード手渡し券やお見送り券の抽選が行われていた模様。

IUへのファンミ用の企画でIUへの質問事項を書いたりして席に着くと、係員が来て、2階は席に余裕があるので前に詰めてくださいと4列前の席のチケットと交換してもらえました。

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ファン・ミーティングの全体の流れは以下のとおりです。

■全5曲のステージ。
New World
You & I
Beautiful Dancer
Voice Mail
Good Day

■司会の古家正亨氏とのトーク
■新譜で曲を提供したJam&Lewisからのメッセージビデオ
■撮影タイム
■デビュー1周年のドキュメント・ビデオ
■クイズ・コーナー
■Beautiful DancerのPVを見ながらの解説トーク
■質問コーナー
■イントロ当てゲーム
■撮影タイム(2回目)
■ファンからのバースデイソング
■締めトーク
■アンコール曲
Good Day

今回歌われたのは日本オリジナル・アルバム"Can You Hear Me ?"収録曲中心で、全て日本語で歌唱。プロモーションも兼ねたところであろうけど、販促を狙っていたのなら時期的にちょっと遅い感じ。バックダンサー付き。

"Good Day"は東京ドームの時には聴けなかった3段ブースターが復活。観客から大歓声。本当に凄い。これが聴けて感無量でした。

●曲間のトーク抜粋

・大阪は久しぶりで楽しみにしていました。たこ焼きを食べました。

・(ペットボトルの水を飲んで)大阪は水もおいしい。

・先日20歳の誕生日したが、本当に沢山の皆さんに祝っていただき嬉しい。自分は1人なので皆さんひとりひとりに誕生祝いのメッセージができないけど、気持ちは皆さんのことを思っています。

・"Voice Mail"は自分が作詞して、日本の作詞家の方に翻訳してもらった、今回のアルバムで1番思いいれのある曲。片思いの気持ちを表現した。

5曲歌唱後に司会の古家氏が登場。

いきなりIUから「今日は本当にスペシャルな日です。古家さんの誕生日です!」と逆サプライズで花束を贈呈。観客と一緒にハッピーバースデー・ソングを歌って大盛り上がり。古家氏も唖然という感じ。

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●トーク抜粋

・3弾ブースターはリハーサルでできたので、本編でもやれると思ってがんばった。でもリハーサルで気力を使い果たしたので成功するか心配だった。

・既にオンエアも始まっている主演ドラマ『最高だイ・スンシン』の視聴率が首都圏で30%を超えたこと。泣く演技が多くて精神的に苦労している話。

・全50話中、笑顔になれるのは48話目あたりからになるんじゃないかという本人の予想。生卵をぶつけられるシーンは野球をやっているマネージャーが投げてぶつけるも、なかなか割れずに痛かった。

・ダイエット中で1日中の食事はリンゴ1個とさつまいも少々とプロテイン・ドリンクのみ。

・最近日本映画『クワイエットルームにようこそ』を見て、歴代ベスト3に入るくらい感動した。(注:私も大好きな映画で過去のブログに感想を書いています)
http://thenoisehomepage.cocolog-nifty.com/small_talk/2007/11/post_9a9d.html

・なぜか古家氏のトークの中で全く関係のない話題中に「マダムシンコ」と聴こえた部分があったらしく、「マダムシンコのケーキを食べました」と言い出し、場内爆笑。

クイズコーナーはIUとほとんど関係のない質問(IUの好きな別の人のドラマの話など)もあって、正解者は5人に絞られ、ステージに上がって2ショット撮影。

質問コーナーは3人が読まれ、「最近、爆笑したことは?」「IUの曲でオーディションを受けるのでアドヴァイスを」「井上揚水や安全地帯などの古い曲とどう出合ったのか」との質問。IUも微妙に的を得ていないような回答で笑いを誘ってました。賞品に終演後サイン色紙のプレゼント。

イントロ当てゲームは男女3名づつがステージに上がり、カラオケで早いもの勝ちイントロ・クイズ。しかし1曲目から分かる人が誰もおらず、IUも呆れつつも大笑いしてました。最後はカラオケがなくなり、IUの「生歌イントロ」が歌われるも、「あ!」とかいう程の長さで、さすがに誰もわからず大爆笑。女子チームが勝ち、賞品はIUからの化粧品などのプレゼント。

ラストに全員でのバースデーソングとケーキ贈呈。IUが自分の携帯でファンをバックに撮影。IUが「正直こうなると想像できました」というと古家氏が「IUのこういうところが良いですね!」と言って爆笑。「来年もお祝いをよろしくお願いします」と笑いを誘って本編終了。

アンコールに"Good Day"を再度歌って終了。2回目も3段ブースター成功。
東京ではその前に"Beautiful Dancer"を再度歌って全7曲だったそうです。

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大変満足したファンも多かったと思いますが、正直なところ客観的に見れば、安くないチケット代を払っての有料ファン・ミーティングとしては平均的な完成度だったと思いました。

IUのことを熟知しておりかつ韓流イベント百戦錬磨の古家氏を司会に抜擢したからこそ成功した部分が大きく、古家氏の話術と、話を引き出し膨らませるテクニックに助けられた部分も多かったと感じます。

個人的には1曲でも多くのステージを期待してしまうので、最低10曲は欲しかったところです。K-POPファンとしては韓国語の曲を聴きたいのも当然かと思います。

星の数ほどある韓流イベントの中では露骨に「集金のための営業」を感じさせるものも少なくないそうで、一昨年頃のK-POPバブル全盛期と違い、昨今は1度でも「客の足元を見た適当な内容」と感じさせてしまうと、もう次回はないかと思います。

無茶なスケジュールのドラマ撮影の合間を縫っての来日イベントで、疲れ気味だったけど、IUは全力を出していました。特に3弾ブースターをフェイクではなく本当にやってしまったことにIUの意気込みを感じました。ただベストなコンディションでなかったのは残念でした。今後のイベント、コンサートはスケジュール調整をして万全の体調で挑めるようにしてあげてほしいと思います。

東京での贅沢な構成でのオーチャードホールでのショーケースやストリング・セクション入りのコンサートを見ると、音楽活動のための完璧な準備を実現できる力のある所属事務所なので、もっとアーティストとしてのIUの力を引き出していってほしいと願います。


PS
質問コーナーの最後に読まれた人、古家さんに「字が(汚くて)読めない」と言われたIUの曲で好きなものは "L'amant" (ラマン)。立ったまま下敷きなしにアンケート用紙になぐり書きしたので汚くなり、「Last Fantasy 2の最後の曲」と書くところ、舞い上がって「Final Fantasy 2のラストの曲」と書いてしまい、古家さんにゲームのサントラと勘違いされてしまって爆笑され、穴があったら入りたかったと本人が申しております(笑)。

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2013/05/25

追悼 Ray Manzarek (The Doors) 1939 - 2013

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The Doorsのレイ・マンザレクが5月20日に胆嚢癌との闘病の末に亡くなったとのこと。74歳。

ドアーズはフランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』(1979年)のサントラに使われた頃に再評価ブームが起こり、まだ日本公開前にNHK FMの「サウンドストリート」(火曜日 DJ:森永博志)に主演のマーティン・シンをゲストに迎え(通訳はまだ無名時代の戸田奈津子)て大々的にドアーズ特集をやった時に知って、大ファンになりアルバムを揃えたバンドでした(その時のエアチェック・カセットもまだ持っています)。

ドアーズの特徴はやはりレイの独特のオルガン・サウンドで、ベーシスト不在のバンドでありながら左手でフェンダーのピアノ・ベースを弾いてリズム・セクションをこなしつつ右手でメロディーを奏でるというスタイルは唯一無二のものでした。

2003年のサマソニにTHE DOORS OF THE 21st CENTURYで来た時、見たかったけど行けなかったのが悔やまれます。

忘れ去られているジム・モリソン死後の3人での2作もアナログで持ってます。大量に出てる発掘ライブは2種類だけ。好きな曲は"Riders On The Storm"と"The Crystal Ship"とスタジオでは完成できずライブ・ヴァージョンしか残っていない最高傑作"Celebration Of The Lizard"。

ルイス・シャイナー著のSF小説『グリンプス』に、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ジミヘンなどのミュージシャンが未完に終わらせた名盤を完成させるため、過去に異次元トリップした主人公がドアーズの"Celebration Of The Lizard"のスタジオ・ヴァージョンを完成させようと奮闘するという内容はツボでした。

その後、上記のアーティストの未完成作品が、本当にリリーズされることになり、ビートルズ(Let It Be Naked)、ビーチボーイズ (Smile)、ジミ・ヘンドリクス (First Rays of the New Rising Sun)はスタジオ盤として発売されるという奇跡が起こりましたが、ドアーズの"Celebration Of The Lizard"だけは未完のままとなりました(ボックスセット"Perception"に未完成テイクをつなぎ合わせたものが収録)。

毎週のようにロック界の伝説が消えていくようで悲しいです。

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2013/05/19

KRAFTWERK 大阪公演 2013年5月18日 なんばHatch

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5月18日にKRAFTWERKの日本ツアーをなんばHatchで見ました。大盛況で観客が手拍子しまくり、一緒に歌いまくりの異常な盛り上がりでした。

クラフトワークは過去に以下の4公演を見ており、今回が5回目です。

1998年06月03日 東京 赤坂Blitz
1998年06月04日 東京 赤坂Blitz
2002年12月15日 大阪 Zepp Osaka (ELECTRAGLIDE 2002)
2004年02月24日 大阪 なんばHatch

1981年の初来日公演は行けなかったのですが、9月8日の中野サンプラザ公演は当時NHK-FMで1時間に渡ってオンエアされ、録音したカセットテープを今でも大切に持っています。

98年の再来日時はまさか生きているうちにクラフトワークが再始動するとは思わなかったので、狂喜して東京まで見に行きました。かなり舞い上がってたのを覚えています。最後にメンバーを模したロボットが登場してびっくりでした。

2002年の来日はSQURREPUSHER, ANDREW WEATHERALL, TIM DELUXEなどが出演するテクノフェスのトリとしての出演。機材がシンプルなノートパソコン中心になって、イメージ・ビデオも変更なく、ロボットも登場しませんでした。

2004年は久々のニュー・アルバム"TOUR DE FRANCE SOUNDTRACKS"を携えてのツアーでしたが、大まかなセットリストは同じで、やはりイメージビデオも定番のもの。最後にロボットが登場しました。

今回は既にニューヨーク、デュッセルドルフ、ロンドンで行った歴代アルバム8枚を日替わりで演奏する"3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8"を東京で8公演こなしての大阪での最終1公演で千秋楽に相応しい内容の予感がしました。

定番のイメージビデオが、3-Dとしてどのようにアップデートできているか楽しみでした。

東京公演は行きたかったけど、諸事情で遠征できなかったので、ネットなどで情報は追わずに大阪公演に臨みました。

友人に取ってもらったチケットの整理番号はかなり若かったので「これは最前列を狙える!」と開場前に到着すると物凄い賑わいで、さすがはクラフトワーク9年ぶりの大阪と感動。以前の2公演を一緒に見たプログレ友達が親子4人の家族連れで来ていて、テクノ家族と命名。子供さんも東京まで遠征してきたとのこと。チケットをとってくれた友人は仕事で遅れるとのことで、一人での鑑賞となりました。

若い人も多く新しい世代のファンがいっぱい来ていて嬉しくなりました。やはりテクノのゴッドファーザーとして敬意を受けているのでしょう。

開場時間になり、入場し紙製の3-Dメガネを受け取り、エレベーターを上がって猛ダッシュ。即効でドリンクを受け取ってなんとか最前列をゲット。1時間待機するも、わくわくしてそんなに苦痛ではありませんでした。

3-Dメガネも東京でも日替わりでデザインが変わっていたとのこと。

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開演時間前に係員が「カメラのフラッシュは炊かないでください」と注意。東京でもメンバー公認で撮影が許可されていたとの情報を得ていました。あと「開始後すぐに垂れ幕が落ちてくるので、最前列は万が一降りかかってくる可能性がありますので注意してください」とのこと。

いつものごとくラルフのドイツ語のボコーダー・ボイズから開始。何を言っているかわからず「何て!?」と客の掛け声があって全員大爆笑。
"THE ROBOTS"がスローテンポで始まってだんだんアップテンポになるオープニング。幕が落ち、いきなり後方のスクリーンに3-Dのロボット映像がズーンと出てきて一同「おおおーー!」と歓声。
4人は蛍光チューブをめぐらせた例の衣装で、機材の内容が一切見えないボードを前にして演奏。フットペダルも見えるメンバーもいたのでボリューム調整など行っていたのかもしれません。

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"METROPOLIS"の超高層都市のCGも高速エレベーターや空中俯瞰のようでトリップしました。

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"NUMBERS"では数字が前方に飛び出してくる3-D演出。「イチ・ニー・サン・シー」も大合唱。

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"COMPUTER WORLD"へのメドレーとなるのもお馴染みのセット。"HOME COMPUTER", "COMPUTER LOVE"と同アルバムからの曲が続き、アブストラクトや波形をモチーフにしたなCG映像。

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"THE MAN MACHINE"はお馴染みの単語が重なっていくイメージ・ビデオに3-Dを付加したもの。

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"SPACELAB"は宇宙から見た地球の夜明けと人工衛星が映され、今回のライブで一番美しくてトリップした内容でした。人工衛星が琵琶湖のあたりがわかるまで日本の上空に接近し、3-Dで観客のすぐ目の前まで接近するというもの。これも大歓声。

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"THE MODEL"は過去のものと同じ古いモノクロ・フィルムのモデルの映像。

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"NEON LIGHTS"はカフェやクラブ、薬局など商店のネオン看板が3-Dになって浮かび上がる新作ビデオ。

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"AUTOBAHN"で大歓声。これも全て3-Dで作り直された映像で、フォルクスワーゲンやベンツがまったりとアウトバーンを走る、わざとチープめの雰囲気も残したままで良い感じ。

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"Tour De France"は今回のハイライトといって良い内容で、観客の「ツールド・フランス!」の掛け声もバッチリ。2003年ヴァージョンも盛り上がって、観客から手拍子が入り始め、だんだんと大きくなって壮大なグルーヴが作られていってトリップしてしまいました。やはり電気的でありながら肉体派のグループなんだと実感しました。終了後も大歓声と鳴り止まない拍手の嵐。

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"VITAMIN"も前回までの2次元CGを3-Dに作り直しており、舞い落ちるカプセルが立体になり、水に溶けた錠剤の粒子が客席まで飛んできました。

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"RADIOACTIVITY"は去年の7月8日の幕張メッセでのNO NUKESで披露された「HIROSHIMA」の部分を「FUKUSHIMA」に変えたヴァージョンでプレイ。「日本でも放射能、今日いつまでも、福島放射能、空気、水、すべて、いますぐやめろ」との新しい歌詞も去年のとおり。去年は同時期にニューヨークに遠征中で見に行けなかったのでした。

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"TRANS-EUROPE EXPRESS"は古い列車の実写映像とレトロな模型列車のモノクロ映像のイメージ・ビデオだったものが3-DのCGに変わっており、疾走感が増した感じ。終演後に友人も言ってましたが、古いヴァージョンの連結器がガシャンと繋がるシーンは残してほしかった気がしました。

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"AERODYNAMIK ~ TITANIUM"は4人の自転車の疾走CG。もうちょっと前にプレイしたほうが効果的だった気がしました。

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"BOING BOOM TSCHAK"は例の初期の原始的なCGによる顔の輪郭のビデオをそのまま残して3Dを微妙に付加した感じ。音符記号がこちらにむかって飛んでくる3-D。

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"MUSIQUE NON STOP"でメンバーがリズムやパッド操作やキーボードなど1人づつソロをとり、1人づつ挨拶をして退場するといういつものパターン。最後にラルフが「グッドイヴニング、アウフヴィーダーゼーエン、サヨナラ」といって退場し、本編終了。

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強烈なアンコールの拍手と掛け声でメンバーが再登場し、"POCKET CALCULATOR"。途中で『電卓』のシングル・ジャケットが背後に映って、日本語で『電卓』をプレイ。観客の大合唱は過去最大級に凄かったです。

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最後にチルアウト的にスローな2000年のハノーヴァー万博のテーマ"Expo 2000"と同メロディーの"Planet Of Visions"をプレイし、全員で舞台上手に出てきてお辞儀をして退場。

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ライブを見るのが5回目の私でも、今回のツアーが大阪が初日だったら東京まで絶対に遠征していただろうという中毒性のある映像といつもながらのテクノの創始者だけが持ち合わせる絶妙な音感に今回も圧倒されました。

東京公演も見に行った人の話によると大阪のほうが客のノリが良くて、手拍子も掛け声も歌も数段激しかったとのことでした。

パスカル・ビュッシー著のクラフトワーク研究本のラストのエピソード(2060年のクラフトワーク)のように、クラフトワークはオリジナル・メンバーがいなくなっても永遠に続いていきそうな気がします。40年以上続けてなお10代の若者を熱狂させる彼らの音楽は恒久的なものになるでしょう。

早くも次のライブが楽しみです。

この5年間にManuel Gottsching, Tangerine Dream, Klaus Schulze, Cluster, Michael Rother, Kraftwerkというジャーマン・エレクトロニクスの創始者達が来日公演を行い、現役感を保っていることは本当に素晴らしいと感じます。

Kraftwerk / Namba Hatch, Osaka - May, 18, 2013

Ralf Hutter / Vocals, Vocoder, Synthesizer
Fritz Hilpert / Electronic Percussion
Henning Schumitz / Electronic Percussion, Keyboards
Falk Grieffenhagen / Live Video Technician

Setlist

The Robots
Metropolis
Numbers
Computer
Home Computer
Computer Love
The Man Machine
Spacelab
The Model
Neon Lights
Autobahn
Tour De France
Tour De France 2003
Vitamin
Radioactivity
Trans-Europe Express
Aerodynamik - Titanium
Boing Boom Tschak
Musique Non Stop
encore
Pocket Calculator - Dentaku
Expo 2000 - Planet Of Visions

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2013/05/09

Black Sabbath出演のOzzfest Japanについて

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とても楽しみにしていたのですが、残念なことに、どうしようもない家庭の諸事情で今回行けない可能性が非常に高くなってしまい、無念に思っています。

オジー・オズボーンと妻でマネージャーのシャロン・オズボーンが主催するハード・ロック、ヘヴィ・ロックのフェスティヴァル、Ozzfestが5月11日、12日に日本で初開催されることになり、12日のトリとしてOzzy Osbourne、Tony Iommi、Geezer Butlerという、ドラムのBill Ward以外のオリジナル・メンバー3人がデビュー43年目にして日本で初ライブを行うとのことで、一ブラック・サバス・ファンとして楽しみにしていました。

ファンなら周知の通り、ボーカルがRonnie James Dioに変わってからのブラック・サバスが初来日公演を行ったのが1980年11月、ソロになったオジー・オズボーンが初来日公演を行ったのが1982年7月で、ベースのギーザーは別々の時期に両方のバンドでプレイしているも、1997年のリユニオン以降もオジーとトニーが一緒にプレイするブラック・サバスの来日は1度も実現しませんでした。

私も故ロニー・ジェイムス・ディオが再再加入したトニーとギーザーのHeaven And Hell名義の公演と、オジーのソロは見たことがありますが、海外でもオリジナル・ブラック・サバスは見る機会がありませんでした。

オジーとトニーの共演するサバスを見ることが、日本の全てのサバス・ファンにとっての夢であり、たった1度の日本公演とのことで掛け替えのない貴重な一生ものの体験となることは間違いありません。

オリジナルのブラック・サバスが、ある種神格化されたものであり続けるのは、ロックという音楽がブルースやジャズやクラシックの応用から派生したものであるのに対して、全く音感の違う「サタニック」なリフというアプローチを最初に試みたバンドだからではないかと感じています。

今回ドラムはオジーのバンドのTommy Clufetosが務め、キーボードに同じくオジーのバンドのRick Wakemanの息子のAdam Wakemanが参加しているそうです。ビル・ワードは金銭的な問題で折り合いがつかないのと、体調的な問題もあり、1997年以降度々行われているリユニオンではVinny Appiceなど代理ドラマーが務めることも多かったので、さほど驚きもなく、仕方ないと思っていました。

4月からニュージーランド、オーストラリアで始まったツアーでのセットリストなど情報も伝わってきており、日本でもおおむね同じ構成になると予想されます。

オズフェスト自体は、策士的なマネージャーである妻のシャロンが企画し、1996年に初開催されたもので、オジーのツアーの前座をしていたメタリカなどがオジー以上の人気を得たことなどから、自分がコントロールできるロック・フェスで若い新人バンドにもプレイさせることによって大きなチャンスを与えるという意義と、その相乗効果でオジーのネーム・ヴァリューを維持するという二重の効果を狙ったものと認識していました。

日本でのオズフェストが実現しなかったのは要求されたギャランティーが莫大だったとの話で、過去に開催の打診をされた洋楽の老舗プロモーターやフェス慣れしているプロモーターも、マーケティングの結果条件が合わず断念していたようですが、今回実現して本当にびっくりしていました。

蓋を開けてみると、チケット価格とフェスのネームヴァリューと比較して、ラインナップに難ありのようで、動員どうかなとも思っておりましたが、それでも自分的には2日目のTool とBlack Sabbathが見られれば良いと感じていました。

開催が迫るにつれ伝わってくるニュースで、非常に残念なことに、招聘元がオズフェストの主旨や意義への理解が足らず、他の出演者や楽しみにしていたファンへの敬意も感じられず、「プロモーションにオズフェストを利用してやろう」というあざとさを持つ「裏の事情」さえ見受けられるようになりました。洋楽の老舗プロモーターが招聘していれば絶対にこのようなことはなかったと思うと残念です。

当日急いで新幹線に乗れば、なんとかブラック・サバスの後半だけでも見られそうなのですが、何か釈然としないものが溜まっており、今回は素直に断念することになりそうです。ライブが全てのファンにとって想い出となる最高のものになることを祈りたいです。

最後にオジー在籍時のサバスの曲で定番の名曲の他に、個人的に特に好きなものベスト5を挙げます。

Spiral Architect
Megalomania
Electric Funeral
Crnucopia
Supertzar

一番好きなアルバムは"Sabbath Bloody Sabbath"で全サバスの曲で一番好きなのは"Spiral Architect"です。これ以上にドラマチックなヘヴィ・チューンは滅多にないと感じます。

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2013/05/05

KARA ギュリ主演 ネイルショップ・パリス

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5月3日よりギュリ初主演ドラマ『ネイルショップ・パリス』(仮題は『ネイルサロン・パリス』とも言われていたが、オンエアは『ネイルショップ~』になった模様)が韓国MBC QUEENで放送開始され、第1話、2話を見ることができました。字幕無しなのでおおまかなストーリーの流れしか把握することができませんでしたが、今まで見ることができなかった女神の新しい魅力炸裂の神ドラマになりそうです。

女神の女神らしさを一切排除しての髪を切って男装する主人公という新機軸での取り組みは実に斬新で大成功だと思います。ギュリの新しい魅力や演技力が満載で興味が尽きません。

ネット小説家という設定での、妄想の中でのアクション・シーンも絶対に見たかった展開なので、ファンのツボを押さえているなーと感心しました。

韓国のドラマ撮影は徹夜など当たり前で、2日間ぶっ通しでやったり無茶なスケジュールが通る世界ということで、これを撮影しながらKARAの活動も同時進行していたギュリ(そして時代劇ドラマを同時進行していたスンヨン)のプロ意識は凄いと改めて感動しました。失敗の許されない一発勝負のミュージカルをKARAと同時進行でこなしたギュリならではの持ち前の精神力と体力の賜物なのでしょう。

ドラマの成功を心から祈ります。
日本のテレビでの放送も心待ちにしたいと思います。吹き替えヴァージョンとかはギュリ本人の日本語でぜひ。

次のコンサートでのソロ・ステージは、この男装でやってもらうのもいいなー。KARAは全員ショート・ヘアも似合うと思うので、スーツ着て踊ってみるというのも新機軸でいいかもしれません。

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最初、予告編を見た時に、男装のため上半身裸で胸にさらしを巻いているシーンで恒例の心臓発作を起こしてしまい、キス・シーンもあるとのことで、これはもう生きるか死ぬかの命賭けの鑑賞になるなーと思っております。

「どうき、息切れ、心不全」に対処できるように、いつも「救心」を片手に鑑賞を心掛けたいです。

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もし心臓発作から蘇生不可能な時は、『パルプ・フィクション』のジョン・トラボルタによるユマ・サーマンの蘇生シーンのように、ニトロを心臓にグサっと注射していただきたいと思います。

P.S.
最近は洋楽のコンサート会場でK-POPやKARAに全く興味ない友人たちからも「ギュリと握手したって?おめでとう!」「よかったね!」とお祝いの言葉がいただけるようになりました。
ここまで来るのは大変でした ( ;∀;)

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2013/05/04

Charles Hayward 京都公演 2013年5月3日 UrBANGUILD

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Charles Haywardのソロ・パフォーマンス京都公演を5月3日にUrBANGUILDで見た。
チャールズ・ヘイワードは以下の3公演を見ている。どれも圧倒的だった。

1996年4月24日 京都 磔磔
1999年10月2日 京都 磔磔
2003年9月28日 滋賀 成安造形大学 (with 山本精一、ナスノミツル、半野田拓)

以前の来日時はCDにサインをもらったり2ショット撮影させてもらったりもした。

去年の新ユニットでの来日公演は見られなかったので10年ぶり。
東京のみでやったFred Frith, Bill LaswellとのMassacreの公演も見たかったところ。
(ちなみにフレッド・フリスとビル・ラズウェルがドラムにAnton Fierを迎えて来日公演をしたPulse From Newyorkのライブは、1984年11月28日に京都ビブレホールで見ている。)

京都は昔は毎日のように通って入り浸っていた街だったのだが、最近は滅多に行かなくなり約2年ぶり。すっかり町並みも様変わりして知らない店がいっぱい。昔頻繁に通った天下一品京極店でラーメンを食べて19時半の開演ぎりぎりに到着。

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アヴァンギルドは初めて来たが、磔磔や拾得のような昔ながらの京都のライブハウスを想わせる作り。かなりの盛況でお客さんは100人位入っていた感じ。プログレ中年よりは若い人が多くて、Gongやダモ鈴木に来るような客層に近いと感じた。

19時40分過ぎにヘイワード登場。10年経ったのに容姿は全然変わっていない。

2部構成で、第1部は冒頭に少しドラム・パフォーマンスをして挨拶。京都が自分にとって特別な街だということ。前回京都に来た時に買ったお守りをドラムに結び付けて、ピアノの弾き語りとビンなどを使ったりしたパーカッション・ソロ。ピアノはアプライトでホンキートンクのようなチューニング。

チャールズ・ヘイワードはChamberwell Nowのようなボーカルものも好きなので、ドラムに圧倒されない落ち着いた曲が聴けたのが貴重だった。途中でゲストで日本の友人のギタリスト、トヨナガさんを紹介してセッション。トヨナガ氏はノイズっぽい音色でThis Heat風の展開。
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20分の休憩後の第2部はドラムを叩きながら歌いまくりで本領発揮。スネアの一発の音色で驚愕してしまう、あんな強力なドラムは生で体験してこそだなーと思った。ヴォイスとドラミングがもう完全に一体化してズンズンと上り詰めていく感じでした。

途中にドラムを離れてステージの前に立ち、ただ客席を睨み付けるというパフォーマンスは本当に怖かった。

アンコールで再びトヨナガ氏とセッション。ダブル・アンコールでスネアを外して叩きながら退場。

前回、前々回やった小型カセットレコーダーをぐるんぐるん振り回して音にワウをかける力技は今回はやってくれなかった。もうカセットないからかなー。

それにしてもソロ・ミュージシャンとしての存在感がこれほど大きい人も滅多にお目にかかれない。早くも次の来日が楽しみ。

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