KARASIA 横浜アリーナ 2013年10月8日 (ネタバレあり) part2
■注意:曲目全セットリストのネタバレが含まれています。これからコンサートをご覧になる方は、ご注意ください。
Part2 ソロ・ステージ編
"Pretty Girl"の終盤でスンヨンが姿を消したので、前回のツアーのニコルと同様、ソロ・ステージの準備をするのだなと直感しました。
■KARA KIDS
衣装替えの間、センターステージに10歳未満と思われる少女5人組が登場し、スクリーンに"KARA KIDS"と紹介が出てKARAの"Rock You"に合わせてダンス・パフォーマンスを展開。なかなかキレがあって一生懸命さが微笑ましいです。しかしここでフルで"Rock U"を流すということは今回のKARA本人のパフォーマンスは行われないのかと、ちょっと残念な気分に。
■スンヨン / We Will Rock You
しかし"Rock U"をスンヨンのソロ・ステージの前に出したのは明白な理由がありました。バンドと共に登場したスンヨンが"Rock U"の元祖的タイトル・ソングであるQueenの"We Will Rock You"を熱唱したからでした。
QUEENは70年代後半頃からリアルタイムで聴いていた大好きなグループで、CDを全部持っていて、さらに2011年に出たリマスターCDもボックス・セットで全部買い直したほどなのでとても嬉しかったです。
We Will Rock You収録の"News Of The World"(邦題:世界に捧ぐ) (1977)
We Will Rock Youが収録された最初のライブ・アルバム "Live Killers" (1979)
初回盤はカラーレコードでした。
スンヨンはフレディー・マーキュリーのように短いマイクスタンドを持って観客を煽りながらステージを駆け回ります。没後22年のフレディーも草葉の陰から喜んでいると思います。
前回の"Guilty"からのスンヨンのハード・ロック路線を進展させたステージで、スンヨンが「自分のワイルドな部分を見せたい」という意気込みが伝わりました。東京ドームでのハラの"I Love Rock'n Roll"と共にあまりにも有名すぎる曲ですが、フレディ・マーキュリーとスンヨンの声質では、ちょっとキーが合っておらず、スンヨンの第一声は音が外れているように聴こえてしまいました。実際には全体のキーを変えているだけで外れてはいなかったのですが。
バック・バンドは男性で、ギター、ベース、ドラムスの編成でしたが、ステージから遠くて演奏の様子はよくわかりませんでした。構成上バンドだけでなくカラオケの音も出ていたと感じます。
スンヨンの歌唱力なら、単調な"We Will~"よりも同じアルバムに収録されている"We Are The Champion"のほうが良かったかもしれません。ロック的ではないですが難易度の高い"Bohemian Rhapsody"でもスンヨンなら歌えていたかも。
■ギュリ / あなたがいるから
続いては、ドレスアップしたギュリが日本語のバラード曲を披露。パントマイムのピエロが後方に出てきてギュリとからみます。J-POPに疎いのでその時は曲目がわかりませんでしたが、ネットで中島美嘉の「あなたがいるから」と判明。韓国での中島美嘉の人気は凄いようで、ギュリもラジオ放送で「雪の華」を歌ったりしていました。KARAのソロ・ステージでJ-POPのカバーというのは少々安直な気もしましたが、ギュリのイメージに合った選曲と感じました。
翌日の公演では、なんとセットリストに変更があり、福山雅治プロデュースの『ガリレオ』のイメージソング集からGyuri+として参加した『最愛』が歌われたとのこと。しかも柴崎コウの歌った日本語ヴァージョンだったそうです。どちらかというと、この曲のほうを聴きたかったです。大阪公演でやってくれたら嬉しいのですが。
後述のジヨンもセットリストを換えており、ツアー同会場で2日づつということから、ソロ曲を交互に換えていくのかもしれません。他のメンバーも曲が変わる可能性もあるので、今後の展開が楽しみです。
■ニコル / We Found The Love
続いてセクシーさ全開の衣装のニコルがRihannaの"We Found The Love" を披露。前回のマイケル・ジャクソン、東京ドームでのボビー・ブラウンに続きまさにアメリカン・ヒット・チューンのカバーで、今回は2011年の作品と新しいです。ニコルがリアルタイムでハマってカバーしたくなっただけあって本領発揮で歌い踊る姿は契約問題を抱えていることなど微塵も感じさせないです。ますますクールに感じるステージでもう雰囲気はすっかり大人の世界。
それにしても3回づつけて米国のヒット曲ということで、次は新機軸の展開を期待したいと思うのは私だけではないかもしれません。ダンスをしないバラードのみのニコルのソロ・ステージがあるとしたらどういうものなのか、想像できませんがそういうものも今後見てみたいと期待します。
■ハラ / GLAMOROUS SKY
再びバンドのセットが登場し、ハラちゃんが登場、歌ったのは中島美嘉の"GLAMOROUS SKY"で、最初は何なのかわからなかったのですが、聴いているうちに「あ、NANAのテーマ曲か!」と思い出しました。2005年の映画版NANAの大ヒットは当時話題になりましたので、この歌は脳裏に記憶されていたのでした。しかしギュリに続いて同じコンサートのソロ・ステージで同アーティストのカバーが選曲されたのはちょっと構成に難ありかなとも感じました。
しかし、それを考慮してもオリジナル・アーティストの上を行く迫力のパフォーマンスをしたハラの実力に驚きました。ハラはこういうハードなナンバーを歌う上で、どのように自分を見せ、演出すれば良いかを熟知しているようで、遠方から双眼鏡で見てもハラの容姿はあまりにも完璧で、風に髪をなびかせポーズをとる姿など「妖艶」という言葉がぴったりです。この世のものとは思えないほどのクールさでした。
■ジヨン / ヤングマン Y.M.C.A.
星条旗をモチーフにした衣装のジヨンがダンサー群と登場し、なんと西城秀樹がVillage Peopleをカバーした"Y.M.C.A."を始めたのでした。
その瞬間、K-POPのコンサートで歌われる曲の中で想定できる全ての可能性で、唯一考えられない展開に、私の脳ミソは容量オーバーのパソコンのようにフリーズしてしまい、口を開けたまま呆然とし、意識はアンドロメダ星雲の彼方まで吹っ飛んでしまいました。
なんだこのカバーは・・・。「学園天国」に続いてまたも日本の70年代懐かしのヒット曲路線とは・・・。2013年のこの時代でこんな能天気な選曲をできる人間はひとりしかいない。そう、世界最強のカン・ジヨンだけ。
前回の「学園天国」もフィンガー5のオリジナルを小泉今日子がカバーして、そのカバーをジヨンがしたように、今回もヴィレッジ・ピープルをカバーした西城秀樹のさらにカバー曲。しかしヴィレッジ・ピープルの原曲はゲイ賛歌のようなものなのですが(汗)。
満面の笑みと自信たっぷりの表現力で「Y!M!C!A!」と歌い振付をするジヨンを見て、「何だこれは!ジヨン、そこまでやるのか!」と溌剌さに笑顔になると同時に、感動で泣きそうにもなりました。今回の契約騒動で悲しんでいる人、怒っている人、心配している人、論争し喧嘩している人、全て超越して幸せになれそうな気がした瞬間がありました。そんな力がジヨンにはあるのだと。ふと我に返り、慌てて私も「YMCA!」と振付をやりました。
このYMCAの振付ネタは武田鉄矢率いる海援隊の「JODAN JODAN」でパロディにされ、それを日本のTVの音楽番組の懐かしの名曲ビデオを映すコーナーで見たゲストのKARAが振付が面白いとウケていた(特にニコル)のを思い出しました。案外これがヒントになったのかも。
しかし翌日の公演ではジヨンのソロは東京ドームと同じく「学園天国」に変更されたとのことです。以降の公演で2日間交互に歌われるのか。東京ドームに行けなかった人をはじめ、ファンなら絶対両方が見たいところで悩ましいですね。
「姉さん達を引っ張っていくのは私だよ!」という勢いで、今回も前4人の全ての感動のソロ・ステージをジヨンはパクリと一口で食ってしまいました。やってくれます。全てをポジティブにしてくれる、やはりジヨンは最高で最強。またもやここに伝説が生まれたのでした。
part 3に続く
P.S.
KARAによる日本の歌謡曲のカバーがいかにしっくりとマッチしているかは、今回も証明されたと感じます。特に少々昔の昭和時代の有名曲でも「違和感なく懐かしく歌いこなせそう」で、このへんが日本においては年配ファンも多い要因となっている気がします。
twitterでも盛り上がったのですが、いつかKARAによる新旧入り混ぜた日本語曲のカバー・アルバムを製作してほしいなーと思い、選曲していたら「これもぴったり、あれもぴったり」という曲が続々と出てきてワクワクしてしまいました。番外編としていつか実現したら楽しいでしょうね。
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コメント
おはようございます。
韓国の方でも読まれてるなんて素晴らしい!
購読率が急上昇かもですね~(^^;
KARAオケコーナーはやっぱり本人達の選曲なんでしょうかね~?スタッフから『コレどお?』なんて提案もあったりするんのだろうか。ともあれジヨンのセンスにはいつもやられます。きっとお姉さん方も口あんぐりなんじゃないでしょうかねー(^^;ギターでシリアスな幾分ぽっちゃりジヨンが遥か彼方に感じてしまいます。早く映像が観たいデス!
なかしの曲は韓国でもチャートを賑わすほどの大人気みたいですからね(個人的には『一番綺麗な私を』をギュリ姉さんが歌ってくれたりするとドキッとします。いや、きっとtangerineさんも)なので韓国KAMILIAの認知度も高いんじゃないでしょうか。そろそろサプライズで飛び入り、なんてものあっていいんじゃないですかぁと期待してみたり(^^;
このコーナーはメンバーの音楽趣味?も感じられて、とても興味深くておもしろいですねー。
part3も楽しみデス!
投稿: tak | 2013/10/12 09:09
お疲れ様です!
昨日、数少ない(^^;KARA好きな友達と話題になった事なのですが・・・
ギュリ姉さんの選曲や最後にSTEPをもってきたのは何か意味があるのか、最初から決まっていたのか、KARAなりのメッセージなのかと(^^;
言われてみれば今回の一件の後だけにちょっと気にはなります(^^;
投稿: tak | 2013/10/12 18:33
いきなりのコメント失礼します。
KARAが大好きで横浜のコンサートも
行きたかったのですが、都合につき
いけなくなってしまい、
どうしても埼玉まで待てないので
コンサートの内容を詳しく書いている
ブログを探して初めて読ましていただきました。
とても細かいところまで書いていただいていて
すごく楽しめました!
モヤモヤが解消されました。
ありがとうございます!
今回は韓国語の曲がとても多くて
今からすごい楽しみです!
特にrunawayとmiss Uが生で見れると思うと
ほんとに今からワクワクしてます。
それで個人的なことなんですが
runawayとmiss Uをどのステージで
歌ったのか教えていただけないでしょうか?
メインステージか花道の先のステージなのか
トロッコで移動のサブステージなのか
とても気になっておりまして(^_^;)
もしお時間あればよろしくお願いします!
これからも拝見させていただきます!
投稿: sbsn | 2013/10/12 21:56
おぉ~!スンヨンは短いマイクスタンドを使って歌ってるんですね!
白のタイツをはくより(苦笑)フレディっぽくていいですね。(^_^)
わたしもQUEENは大好きです。ただし「The Game」までですが・・・。
スンヨンが"We Will Rock You"を歌ってるのを知ってから、
QUEENの初期アルバムをヘビロテ中です。(^_^)v
今回のKARASIA最終日(11/24神戸)がフレディの命日なんです。
単なる偶然だと思いますが、スンヨンが知ってたりしたら
おっさんロッカーとしては嬉しいな。神戸両日行くので楽しみです。
投稿: himajinmetal | 2013/10/13 01:52
スンヨンのボヘミアンもいいですね〜あの最高に可愛い童顔で『Mama~just
killed a man~』って(笑)。バラード→ゴスペル?→ロックという難しい
構成も万能型シンガーのスンヨンにぴったりです。
ギュリは粘りのあるハイトーンでやっぱりバラードが光りますね〜Jバラード
も良いですが、『A Whole New World』が素晴らしかったので..パワフル
な声質、ゴージャスな美貌ともにセリーヌ・ディオンあたりの洋楽バラードも
似合いそうですよね〜。
ニコルの歌唱力とダンスを同時に堪能するなら、バラードパートから始まる
『Flash Dance..What a Feeling』とかも超有名な曲で盛り上がりそう
ですね〜この歌も麻倉未稀バージョンを先に知って..(笑)
ハラはやっぱりロック好きですね〜『淑女になれない』アンコール舞台での
ヘッドバンギングを見て、この子はメタルもいけると思いました(笑)
女性の音域でも歌える『ペインキラー』とか(笑)
ジヨンは完全に一定以上の世代を狙ってますよね〜むしろ若年層はほとんど
知らないのでは?ともあれtangerineさんの仰る通り、当初意図した以上の
ムードメーカーの役目を果たしてくれたようで、本当に頼もしい存在です。
キャラや外見だけでなく、歌手としての表現の方向性まで本当に個性豊かな
5人だと思いました。今は本人達の必要なだけ、いろいろ模索や休息の期間が
あってもいいので、長く続けて欲しいと思いますね〜。
投稿: Anarchy X | 2013/10/13 05:56
tangerineさん、ごぶさたしております。以前、ドーム公演の際に、ジヨンの帽子消滅・イヤピース外れ問題?などで、いろいろとお世話になった西条八十です。その後ずっと、レビュー(評論といってもいい)を拝見しておりました。
今回、横浜の2公演に参戦してきました。私も、単独参戦なので、当日は、公演までの時間を一人で、会場近くでコーヒーを飲みながら、tangerineさんのレビューを読み直したりしながら、マイペースで過ごしています。前回のKarasiaでは、tangerineさんのブログを存じ上げず、今回は、(気持ち悪いと思われるかもしれませんが)、tangerineさんと一緒に参戦して、一緒にKARAのパフォーマンスを楽しんだ感じです。開場後の場内の雰囲気、各ステージ、ステージ進行、メンバーのコメントなどなど、tangerineさんなら、どうレビューされるかを考えながら、楽しみました。
横浜2公演を通じた最初の感想は、tangerineさんの2公演比較レビューが読みたかった~、ということでした。初日・2日目で、微調整してきた点はいろいろあり、とにかく調整し続ける意識は学ぶべきものがあります。初日はやはりいろいろ緊張していたのか、全体的に、慎重に公演が進んだように、2日目を観て、そう思いました。2日目は、メンバーもライブの感覚が戻ったのか、心身ともに、のびのびとしていた印象を受けましたし、いつもの、ちょっとぐだぐだなMCも戻ってきて、安心した次第です(苦笑)。2日目で、あの調子であれば、千秋楽では、かなり熟成されたステージになると思います。
2日目の変更点は、すでにご存知かもしれませんが、進行上の細かい点として、①最初のMCでの、バックスクリーンの映像の変更、②サブステージでのMCで、ファンの声援のやりとりの変更。③アンコールへの導入曲への早い展開(アンコール・コールの時間はほとんどなし)等だったと思います。その他、センターステージでのMCの間に、ハラちゃんが、いきなり、「ノドが渇いてしまって、水を飲みたい」と言い出して、スンヨンかギュリが、「皆さん、お水を飲んでもいいですかーッ!?」と確認していたのが、笑えました。KARAらしさが戻ったというか。
①については、初日では、各メンバーのアップ映像が流されていたと記憶してますが、2日目では、メンバー全体の引きの映像でした。初日の際に、メンバーが視線を落としながら、コメントしていて、プロンプターを見ていたような印象を受けましたが、2日目では、ほとんど引きの映像だったと思います。
②については、ネタバレなので詳細を控えますが、2日目の方が乗りやすく、KARAとのかけあいを感じやすかったと思います。メンバーにとっては、ファンへの日本語による説明が必要になり、手間ではあるはずですが、その手間を惜しまないところがKARAですね。たしか、ニコルが、「また、新しいの、できましたね!」とコメントしてたと思います。このあたり、メンバーにとって、流れに違和感があったのか、反省を重ねて、きちんと調整してきますね。
今回の公演は、企業スポンサーなしのようなので、公演内容にバーター色が排除されて、地味に映る反面、「すっぴん」のKARAを楽しめました。前回のKarasiaと比べて、準備「期間」の不足は否めないですが、これ以上、メンバーには無理をさせられないので、かえって、各メンバーと向き合う時間が増えたようにも思います。
衣装替えの幕間の進行は、tangerineさんのご意見を聞きたいですね。前回、幕間が多く、KARAの映像を多用しすぎという感想をもった人たちもいたようですが、メディア化を考えると、KARAの映像は楽しめますよね。今回は、ドームのライブの流れを受けて、ステージを空けない方針は認めつつも、どこか、「人海戦術」の印象(最近の紅白歌合戦のような)を受けつつ、今回は、幕間用の映像を撮る時間も資金もなし、といったところなのでしょうか。ちなみに、あのクラウンですが、2日目では、観客の皆さんは、クラウンにけっこう協力的だったように見えましたよ。
今回、初日は、幸運なことにサブステージとコントロールブースの間のセンター席、2日目は、アリーナ席でした。KARAを近くで観るより、コントロールブースを近くで観たいと思っていたので、私にとっては神席でした。ご参考になるかわかりませんが、ブースでは、PCモニターを2台使って、たしか、モニター9分割で合計12画面ぐらいで映像をコントロールしてたと記憶しています(一体、どこにそんな数のカメラがあるのか、まったくわかりませんでしたが)。
Winter MagicからRunawayへの流れは、自分も、「聴かせ系」のステージを堪能できました。といっても、あの木馬に乗って歌うのは、歌いにくくないのかな、と思いました。メインステージの奥に張り付いた状態だし、個人的に、Winter Magicの振付けが観たかったのですが、それなりに運動量がある振付けなので、少しでも体力温存?と邪推してしまいましたが…(正直、メンバーには体力温存してほしいです)。
ソロについては、いろいろな意見がありますよね。こちらも、準備時間が取れないためか、とにかく、歌って乗り切る構成だった印象でしたが、それもアリかなと思いました。ニコルのステージは、あの手の音楽が好きなので、個人的にはすごくハマりました。でも、あれがニコルの求めている音楽の方向性なんですよね。ロックバンドの音楽の方向性の相違のように、KARAとニコルの音楽性を両立する方法はないものか?と、しんみりしました。このあたりは、騒がれている契約関係や事務所間の提携とは別のレベルの話だと思っています。Anarchy Xさんがコメントされていた、ニコルのFlash Dance、文字を読んだだけで、鳥肌が立ちました。"I will survive"や"Holding Out for a Hero"なども、ニコルに歌ってもらいたいです。ハラちゃんは、ご指摘のとおり、ハードロック・テイストで、一曲唄い切った方が魅力が引き出されますね。ギュリには、「愛燦々」や「川の流れのように」、「天城越え」のような歌謡・演歌系、スンヨンには、ジュリーの「勝手にしやがれ」なんか、どうでしょうか、ジヨンが歌ってもよいかもしれません。KARAって、現代っ子ながらも、出してる雰囲気やテンポが、昭和をリメイクさせるポテンシャルがあるんでしょうね。
ところで、自分も、割り振られた席で楽しむタイプです。もともと、あまりライブに行かない方なのですが、一度、tangerineさんの「座席論」を伺ってみたいです。座席の前に、まず、音楽のジャンルやライブのコンセプトに根ざしたステージの配置があって、そのあたりから解説された座席論を読んでみたいです。もともと、ライブに行くなら、洋楽という感じだったので、初めて、KARAのライブに参戦して、ゴンドラで移動してきたときには、あごが外れそうになりました。ドームレベルでは、広すぎて座席論を語る意味もないかもしれませんが、2階席で観たこともありますが、個人的な結論として、アーティストと観客すべてにとって、理想的な座席の配置はないだろうし、座席は一長一短であり、各座席のトータルのベネフィット(楽しさ・気楽さ)とコスト(不便さ・不満)は同一だと思っています。もちろん、ステージ付近のかぶりつきなら、すごいインパクトを受けますが、ライブの全体観は共有できず、ずっと見上げる体勢ですし、サブステージに移動すれば、最後尾だし、まあ、真の神席?で観たことがない負惜しみかもしれませんけども。初日のセンター席は、サブステージに近く、メンバーのカリスマや迫力に圧倒されましたが、自分は身長がある方ですが、それでも、全体進行がつかみづらかったです。アリーナ席では、すべてのステージを俯瞰できるので、安心感がありますよね。もしかしたら、tangerineさんは、KARAのライブをレビューする宿命を背負っているので、読者の皆さんのために、ライブを俯瞰する席になってしまうのかも?と思ってしまいました、スミマセン。
いろいろと好き勝手なことを書いてしまいました。単独参戦組としては、tangerineさんのブログに救われています。放言失言、誤字脱字ありましたら、お詫びするとともに、レビューpart3「以降」を楽しみにしています。
投稿: 西条八十 | 2013/10/13 09:08
コメントをくださった皆様
怒涛のコメントありがとうございます!
がんばってpart3まで書きましたが、10月だというのにあまりの蒸し暑さに、エアコン除湿をつけっぱなしにして寝てしまい、乾燥でノド風邪をひいてしまい、ご返答が少々遅れてしまいます。申し訳ございません!
投稿: tangerine | 2013/10/14 00:53
>takさん
前回と違ってオリジナル・ソロを作る時間がなかったのと、やはり日本公演では韓国語のソロ曲よりカバーをやったほうがウケると東京ドーム公演のジヨン編で悟ったのでしょうねー。
YMCAのジヨンとWanna Doのジヨン。もう完全に別人ですね。というか去年のWanna Doで元気なジヨンがシリアスな失恋ソングを歌ったほが返って新鮮だったんでしょうねー。もう去年のKARASIAは本当に遠い昔の話ですね。
中島美嘉、ぜひギュリ(とハラちゃん)とデュエット実現してほしいものです!
STEPを最後にもってきた話、まったくもってKARAのメッセージのような気がしたので、part3に書かせていただきました!
投稿: tangerine | 2013/10/14 20:20
>ミネルバ哲さん
ジヨンうちわ隊映像、拝見しました!
これって当初、ギュリペンの一部有志が去年のKARASIA福岡あたりから始めて、全メンバーペンに広まっていったやつですね。韓国のファンにも「凄い企画だ!」とうらやましがられているようです。
たしかに前半はカッコ良かったけど、子供ファンの皆さんは知らない曲ばかりで退屈&居眠りモードだったかもしれませんね。
あちらを立てればこちらが立たずという雰囲気です。
「アンブレラ」私も大好きだので、今回漏れたのは残念です。最初KARAを聴き始めた時に「ガールズトーク」の中で「ルパン」の次に気に入った曲でした。
「プロミス」名曲ですが、ライブで再現するのはなかなか難しそうですね。
さいたま公演、ぜひ盛り上げてください!
投稿: tangerine | 2013/10/14 20:31
>sbsnさん
コメントありがとうございます。
関東公演は横浜とさいたまの間が空きすぎていて、横浜が見られなかった方は、様子が気になるしネタバレは知りたくないしで大変のようですねー。
Runaway, Miss Uと惜しげもなく新作から披露してくれるので期待大です。
Runawayはpart3に書いたようにメインのステージにソファを置いてパフォーマンスしました。Miss Uは花道を通って中央のステージにも来たような気がしましたが、うら覚えです。すみません。
さいたま公演楽しんでください!
投稿: tangerine | 2013/10/14 20:36
>himajinmetalさん
スンヨンもどれくらいQueenを知っているかわからないですが、アメリカにも留学していたしそこそこ洋楽の知識はあると思います。
私も"Jazz"の後のライブアルバム"Live Killers"で一区切りついて、"The Game"でフレディーのヒゲに驚いて、でも内容は良かったのでギリギリそこまで聴いた感じです。
KARAによるQueenのカバー・アルバムとか勝手に想像して選曲してみたら楽しくて盛り上がりました(笑)。
なんと!KARASIA最終日がフレディの22周忌なんですね!もうこれはギターにブライアン・メイ呼べよ!という勢いです。
(ブライアンのライブはドラムがコージー・パウエルの時とエリック・シンガーの時と見ました。)
神戸、もう盛り上げるしかないですね。がんばりましょう。
投稿: tangerine | 2013/10/14 20:44
>Anarchy Xさん
「ボヘミアン・ラプソディー」はかつて香港の女性シンガーのフェイ・ウォンが武道館ライブでアカペラの部分も通しで完全ライブ再現していました。本家すらカラオケを流していた部分があるというのに。スンヨンならそのへんもばっちり歌ってもらえそうで。いつかぜひ。
ギュリのセリーヌ・ディオン、もう浮かぶ情景はタイタニック号の船首で髪をなびかせながら両手を広げているギュリです!問題はディカプリオ役が誰かということですが・・・。
ニコルの「フラッシュ・ダンス」アイリーン・キャラ!もうアメリカン・ドリーム根性ものとしてはニコルにぴったりです。というかこれは絶対やるしかないでしょう!ダンス・オーディションシーンのPVもニコル主演で撮って。
いくらなんでもハラの「ペインキラー」は激しすぎですね~(笑)。キッスの「ロックン・ロール・オールナイト」みたいなベタなのか、もしくはエヴァネッセンスのような女性メタルが合いそうとも思うのですが・・・。
ジヨンは本当にペインキラーならぬオジサンキラーと化しつつありますね。昭和アイドルの幻影を見そうで、なんか微妙に「あまちゃん」の頃の80年代中期アイドル曲も合いそうで。
しかし、今回は本当にジヨンのほんわかでかつ元気全開のムードでコンサートが成功したような部分がありました。
本当にちょっと模索や休憩をしてもらって、息の長いグループとして活躍できるよう力をつけてほしいものですね。
投稿: tangerine | 2013/10/14 20:59
>西条八十さん
ご無沙汰しております!その節はいろいろ含蓄ある貴重な論説をありがとうございました。
今回もボリュームたっぷりのレポートありがとうございます。2日目の様子、曲目変更意外はほとんど知らなかったので、大変参考になりました。
本当は2回見て比較したかったのですが、諸事情でどうしても日帰りしなくてはならなかったのでした。
サブステージでの声かけが何なのかすごく気になるところです。
幕間の人海戦術、やはりPVを撮る時間も資金もなかったのでしょうねー。全開の予算をふんだんに使ったPVは何度見ても味わいがありました。(でっかい鶴の折り紙に乗って空飛ぶやつはヘンでしたが、見慣れていくと楽しみになってたものです。)
クラウンの女性、2日目は観客も盛り上げようとがんばったのですね。だんだんと雰囲気をつかんでいって中盤~後半へと盛り上がっていくのではないでしょうか。
私も席に到着して真っ先に双眼鏡でコントロールブースを見ました。遠すぎたのですが、もう音響、照明、カメラともにPCのみで制御していて、昔の巨大なミキサー卓など遺物なんだなーと実感しました。カメラは固定した無人のリモートカメラも多用しているのではと思います。
part3にも書きましたが、あの木馬、やはりずっと腰掛けていると不安定でずり落ちてしまいそうな気がして、集中できませんね。
カバーはなんかtwitterなどでも盛り上がっているようで、KARAによる山口百恵カバーとか、今井美樹カバーとか、レベッカ等80's J-POPカバーとか、ハードロックのカバーとかいろいろ例を挙げている方を見かけます。それも似合っているし、そう考えると、KARAの音楽性の底の広さを見せ付けられたような気がしますねー。
本当は前回のようにオリジナル曲で攻めるべきだったのかもしれませんが、東京ドームのカバーがかなり良かったし、時間の制約もあって、割り切ってカバーしたらウケまくってしまった感じでしょうか。
ニコルのフラッシュ・ダンスは万難を排しても歌ってもらいたいものですね!どなたかYouTubeでニコルが「バイバイハッピーデイズ」等でダンスシューズで踊っているシーンに"What a Feeling"をかぶせて映像を作ってもらいたいものです。
ギュリの演歌。個人的には坂本冬美の「また君に恋してる」とか。意外なテンポで八代亜紀の「おんな港町」とか。
大阪でのミュージカルの時に書きましたが、先輩のパダと一緒に海原千里、万里の「大阪ラプソディー」とかやってほしいです!演歌カバーアルバムまで考え出すと収拾がつかなくなりますね。
座席論ですかー。KARAに関してだと、最初KARASIAのソウル公演を見に行った時、韓国でのコンサートが初めてで決まりというものをよく知らなかったのですが、アリーナはオールスタンディングになっていて、まあ早いもの勝ちでステージや花道に近づける感じで、スタンド席に座る人は盛り上がってきても立たないというルールがあるようでした。私はあえてスタンド席にしたのでじっくり見ることができたのですが。日本だと普通盛り上がってきたら立ったりしますよね。これがどうもだめのようで「観賞用」ブースという雰囲気でした。やはりじっくり鑑賞できるほうが性に合っている感じで。
スタージや花道近くに席がとれた人やそれを望む人はコンサートに「KARAに逢いたくて来た」という感覚での盛り上がり方が大部分を占めるかと思います。アイドルですし基本的にそういう想いを持つ人がスタンド後方まで満遍なくいるのだと思います。
それ以外に「パフォーマンスの素晴らしさを体験したくて来た」、「KARAの音楽の素晴らしさを聴きに来た」、「照明・ステージングも含めたトータルな完成度を見に来た」という順番で比率が減っていく感じかと思いますが、こういうブログをやっている個人的な性格上、少々客観的な目線で見たほうが記憶に残って良いかなと感じている次第です。
その意味では個人的にはスタンド席のやや前で花道先の中央円形ステージを真横から見られる位置からの鑑賞がトータルなコンサートのノリをより良く堪能できて理想なのかもしれませんね。
もう人生で和洋含めて何百何千というコンサートを見てきたので「何が何でも良い席で」という欲望のようなものは若い頃で終わってしまった感があります。
でもやはり若い人は少しでも近くで生のKARAを見たいだろうし、最前列とスタンド後方が同じ価格で販売されるという昔からの日本独特の風習は割に合わないところがあると感じます。
私も一回はブログ用のレポートのことなど忘れて、近くの席で無心でペンライトを振ってみたいという想いもあるのですが(笑)。
投稿: tangerine | 2013/10/14 22:09
コメントありがとうございます。
埼玉楽しんできます!
これからもブログ拝見させていただきます!
投稿: sbsn | 2013/10/14 23:17
面白かったので、ちょっと和んでください。
他のブログを見ていたらHoneyの振付でセーラームーンを歌っており思わず笑ってしまいました。
既にご存知の方は、多々いらっしゃると思いますが(私は、初めて知りました)一応紹介しておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=tBlUQg_t8z0
HONEYオリジナルは、
http://www.youtube.com/watch?v=SbMa2E0vpDg
昭和のアイドルですね。
意外とKARAとセーラームーンって繋がりがあるなぁって思いました。
ギュリのセーラームーンと言い、セーラー戦士も5人で似ているような・・・。
意外とKARAは知っているかもしれませんね。
なんか、ペンライトがムーンスティックに見えてきました。(笑)
ちなみに、セーラームーン(初期)LD-BOX、持っています。再生機も健在です。
ソロでなく全員で歌ってくれたら受けるんじゃないかな~ぁ。特に女子には。
投稿: b.t | 2013/10/14 23:53
>sbsnさん
ありがとうございます。さいたま楽しんでください!
投稿: tangerine | 2013/10/17 01:21
>b.tさん
見ました。セーラームーンと完全にシンクロしてますねー!
90年代初頭にアイドル・ユニットの「桜っ子クラブ」のメンバーがセーラームーンのミュージカルをやっていたのを思い出しました。って見たことないのですが(汗)
投稿: tangerine | 2013/10/17 01:27