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2013/10/15

KARASIA 横浜アリーナ 2013年10月8日 (ネタバレあり) part4

■注意:曲目全セットリストのネタバレが含まれています。これからコンサートをご覧になる方は、ご注意ください。

Karasiaofficialgoods01

part4 総括編

今回のセカンドツアーのセットリストを1stツアー、東京ドーム公演、およびソウル公演とのセットリストの比較をしてみると、おおむね下記のとおりになります。(ソロコーナー、カバー曲を除く)

■ソロコーナーを除く日本語曲、韓国語曲の比率
1stツアー (日本語13曲、韓国語6曲)
東京ドーム (日本語14曲、韓国語6曲)
2ndツアー (日本語12曲、韓国語8曲)

以前と比較して韓国語曲の比率が8曲とぐんと高まっていますが、1stツアーはソロコーナーも韓国語曲でしかもオリジナル新曲だったということを考えると、バランス的にはさほど違和感はないと感じます。

韓国語曲が前半に集中していることがライト層や子供のファンには厳しかったかもしれませんが、トータルなコンセプトとして譲れないものがあったのでしょう。それは何よりまず最初に"Lady"となったKARAを見てもらいたかったのだと。

続いてセットリストの変遷についてざっとまとめたいと思います。

■1stツアー、東京ドーム、2ndツアーともに共通のセットリスト(10曲+1曲)
Lupin
Jumping
Pretty Girl
Winter Magic
Girls Power
Go Go Summer!
Jet Coaster Love
Mr.
今、贈りたい「ありがとう」
STEP
---------------
PANDORA (東京ドームから追加)


■今回新しくセットリスト入り(9曲)
Damaged Lady
2Night
Miss U
HANABI
Runaway
Bye Bye Happy Days
My Boy
Thank You Summer Love
Sweet Days


■2ndツアーでカットされたセットリスト(12曲)
1stツアーからカット
Speed Up
Dreaming Girl
Umbrella
Let it go
Honey
Missing
Girls Be Ambitious
SOS
Rock U
--------------------------------------------
東京ドーム公演からカット
Kiss Me Tonight
Orion
Electric Boy


■ソウル公演のみで歌われたセットリスト(8曲)
Wanna
Secretly, Secretly
Binks
私は... (ing)
Wait
Break It
Lonely
My Darling


なんと今回、以前の日本公演から12曲もカットされ、シングル曲である「スピードアップ」「エレクトリックボーイ」すら消えてしまいました。無慈悲にも"Honey", "Rock U"も外されてしまうという強固な意志のもとに新たなKARASIAは構成されています。

なんとなれば、今回カットされた12曲にソウル公演のみで歌われた8曲をプラスし、ソロコーナーの5曲を追加すれば、これらの裏の名曲を「URAKARASIA」と銘打って今回と全く重複しないセットでコンサートをすることができるほどです。

既にKARAは2時間半のフルコンサートを全く別のセットリストで2回分こなすことのできるライブ・レパートリーを持っていることに驚愕します。

個人的には"Wanna"や"Binks"、"Umbrella"、"Honey"そして"Break It"が聴けるなら、URAKARASIAもぜひ見てみたいと思います。

正直なところ"Rock You"や"Honey"をカットしたのは、すでに"Lady"となったKARAには、初期の曲は初々しくて幼すぎるという考えからという気もします。あえてチビっ子のダンスカバーにパフォーマンスしてもらったのは、名曲を新しい世代に託したのではないかと。

ソロコーナーに関しては、昨年のソウル公演に全員がカバー、OST収録曲に加えて完全なオリジナル曲を出してきたことに驚いてしまいました。ソウル公演に向ける意気込みがいかに凄いものだったかを思わせます。

さらにそれに続く日本ツアーでも変更することなく韓国語オリジナル曲をセットに入れたことにも驚きました。日本ツアーでは反応が弱いであろうオリジナルの新曲よりもカバー曲のほうがウケが良いだろうと感じていたからです。しかしメンバーそれぞれが自信をもって披露したオリジナル5曲は観客を圧倒し、日本語ヴァージョンが新たに製作されるに至ったほどの成功を収めました。

唯一のカバーではニコルがケガでダンスできないことで機転を利かせたミシェル・ブランチの"The Game of Love"を最初の2会場で披露し、大阪で劇的に復活を遂げた"Beat It"はもはや伝説となっています。

今回も完全なオリジナル曲が期待されたのですが、スケジュール的な制約や韓国公演からスタートしなかったことから、母国語によるオリジナル曲の可能性は少なくなり、東京ドーム公演でのカバーが好評だったことから、カバー路線を継続したと想像できます。

個人的にはもし最新のJ-POPのカバーをしたら、安直さに失望してしまう部分があったろうと思いますが、それはさすがに回避して「微妙な懐メロ」から「懐メロすぎる懐メロ」という絶妙チョイスで、ニコルのみ我が道を行くマイ・フェバリット・アーティスト路線を通した感じです。

横浜は2日目はギュリとジヨンの曲目変更があったとのことで、ひょっとしたら同会場で交互に変わったり、他のメンバーも違う曲を歌うのではないかと、展開に注目しています。14回もやるのだから、ソロ・レパートリーを換えるくらいのチャレンジはメンバーもやってみたいのかもしれないし、もしそうなら歓迎したいです。でもファン心理として「あっちのほうの曲が聴きたかったのに、こっちをやられた!」みたいな不満や嫉妬心は出てくると思いますが。

part2でも書きましたが、KARAのメンバー・ソロでの日本語カバー・アルバム、無限の可能性がありそうで、リクエストなど募ってぜひ実現してほしいものです。2011年のMUSIC BANK IN TOKYO DOMEでRAINBOWとの混成チームで披露した事務所の先輩であるFIN.K.Lのカバーなども正式に収録すればおもしろいものになりそうです。

これに加えて、来年はKARAをどういう方向性で進めるかを検討しつつ一旦ゆっくり英気を養い、Zepp規模の2000人クラスの会場で各メンバーが時期をずらしてのカバー曲もふんだんに盛り込んだソロ・ツアーなどやってみるのも良いのではと感じたりしました。

トップバッターとしてのジヨンのバンド付きソロ・ツアーはすぐにやっても大成功になることを私がお約束します
ギュリは全編ミュージカル仕立てのショーをやれば完璧ですね。


理想をいえば、本ツアーが終了した後に、ソウルでの凱旋公演を行ってほしいものです。日本のような規模ではいかないかもしれませんが、この完璧なセットを最もKARAを理解している本国のファンが見られないのはあまりにも残念と感じます。

11月24日の神戸の最終日がどうなるのか、その後の展開はどこに向かっていくのか。正直とても心配で、最終日が永遠に来なければ・・・と感じる部分もあります。

最終日に向かって、ファンとしても全力で盛大なパーティーを大成功させたいという気持ちを維持しつつ、回を重ねることに進化していく新しいKARASIAを見守りたいと思います。

10月23日、24日の大阪公演に続く

P.S.
ピエロさん、がんばってください!KAMILIAのことだから、きっと回を重ねるごとに盛り上がっていくと思います。

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コメント

まいどです!

よっしぃーです!

いつもながら一気読みさせていただきました。

昨年の『KARASIA』から始まり約1年空いての『東京ドーム』『KARASIA SCHOOL』と続き今回のツアーとやや急ぎ過ぎの感は否めません。

個人的に全体のセットリストには不満も若干ある内容に加え、期待していたソロにはかなりの不満ですね。

本当にKAMILIAは日本のアーティストのカバーを期待しているのでしょうか?

よっしぃーとしては、本物のパフォーマンスを魅せない日本のアーティストに対して面白みを感じなくなっていた所に『K-POP』が出てきました。

一部の方々は「数年前の日本の歌謡曲の使い回し」などと揶揄されてますが何か心に響く『一生懸命さ』や『ひたむきな姿勢』が感じられ一気にはまってしまいました。

そういった意味で今回のソロは本当に寂しいと感じております。

とはいえ、今回のツアーにはまだ参戦していないうちに感想もなんですから、来週の大阪2DAYS、福井初日、神戸2DAYSのラストまで見守りたいと思います。

でもやっぱり『Honey』の「蜂蜜ハニーダンス」を完全なフォーメーションで生で観たいです(^。^)y-.。o○

投稿: よっしぃー | 2013/10/15 21:58

tangerineさん、こんにちは。

詳細な解説、拝見させて頂きました。ありがとうございます。あまりに詳しすぎて、さいたま参戦時の驚きは半減かも知れませんが・・・(堪え性が無く、全部読んでしまった自分の責任です^^;)

やはりセットリスト変更はわずかですがありましたね。
どの会場も2DAYSなので、両日とも観たくなる作戦は正解と思います。さすがに全曲変えることは不可能でしょうが、願わくば・・・ですね。最初からinfoがあれば私も両日確保したと思います。
チケットが売れていないとの事前情報がありましたのでいい促販になったのでは。
願っていなかったネガティブイメージの促販も直前に飛び出しましたけどねorz


URAKARASIA、いいですねー。
ネーミングがなんともいいです。テレ東さんの許可が必要になりそうですが。私もbreak itと・・・ingは死ぬまでに一度生で聴いてみたいです。


P.S.さいたまではマナーに気をつけながらピエロさんには優しい目で応援したいと思います^^

投稿: blankeist | 2013/10/16 13:34

>よっしぃーさん

いつもどうもです!

ソロコーナー、カバーでなくオリジナルをというご意見、ごもっともと感じます。

もともと1stツアー前のソウル公演では各人のオリジナルに加えてギュリ、スンヨンが"Superstar", "Maria"という自分が参加したOSTの曲を歌い、ジヨンはKARAメドレー、ハラはナットキング・コールという著作権切れといってもいいほどの懐メロカバーだったので、実質ニコルの"Beat It"が唯一の「やや新しめ」のカバーだったと思います。

で、東京ドームでギュリ以外がカバーになってしまうも、ジヨン意外の3人が洋楽のカバーで、邦楽のカバーがジヨンの超懐メロ「学園天国」だったのでウケてしまったと。

今回もその路線をやや推し進めた感がありますが、ギュリ・ハラがわりとベタな中島美嘉をもってきた意図がいまいち図りかねた状況です。
ギュリ・ハラなら当然「ガリレオ」のアルバムに収録された自分のレパートリーになると思っていたので。まあ2日目はギュリはそれに変更されたようで、やっぱりという感じはありました。

とりあえずは来週の大阪公演でどんなものか体験していただき、また感想を教えていただければ嬉しいです!

"Honey"いつか見られることを祈ります!

投稿: tangerine | 2013/10/17 01:39

>blankeistさん

さいたまに参加されるとのことでネタバレなのに読んでいただき恐縮です。

ソロコーナー、ジヨンのは今日の福岡では横浜初日のものに戻ったそうで、やはり交互なんでしょうか。

URAKARASIA、適当にネーミングしてしまいましたが、やはりテレ東の許可いるでしょうか(笑)。Break Itはソウル公演初日のみという伝説になっているので、もうあれを見られたのは一生の宝ですねー。

ピエロさんぜひ応援してあげてください!

投稿: tangerine | 2013/10/17 01:50

おはようございます。
レポートありがとうございました!

来年もドーム公演やってくれないでしょうかねー。
ちょっと気が早いですが(^^;

次回の大阪公演も楽しみですね!
福岡はどうだったのだろ??
なんとなくKARAは関西のノリの方があってるような気がします(^^;

投稿: tak | 2013/10/18 10:45

>takさん

大阪公演楽しみですね。福岡公演はpart3のコメントでレポートしてくださった方がおられますが、方言も言って盛り上がったみたいです。ギュリジヨのソロ曲も交互に変えたようで。

いよいよ来週の大阪城ホール。関西パワーで盛り上げたいですね。

投稿: tangerine | 2013/10/19 05:41

ギュリの「ミュージカル仕立て」は凄そうですね。
圧倒的な「女神の世界観」を描き出す力が彼女には有る。
白昼夢も、最早、楽曲の域を越えている大作でした。
(本来、楽曲ってそうれだけ凄い物なんだけど)
(昨今の日本の感覚だと「カラオケの為」で終わっちゃうから)
白昼夢だけでなく、ギュリが描くと「別物」感が出せる。
あのEDGE感極まる声と、女神の美顔で魅せる世界観で。
そのステージは凄く見物ですよね。
それからジヨン。
も~何でしょうか。
tange さんが「最強」と称した通り。
あの娘は「人の・聴衆の心を踊らせる」と言う
アーティストに最も必要な要素を持って産まれてる。
そう言う天上天下唯我独尊な怪物な素質をも感じます。
(それでいて愛らしいからまた凄い)
今回・・なに?ヤングマンですって?ちょっとぉ!!
やりすぎですよぉ~度肝抜かれました。
前回の学園天国と言い、ホント、凄い人です。
形容の言葉が「上手い」とかそう言う小細工じゃない。
とにかく超越した「凄い」まで飛んじゃうんですよね。
僕も「ロックバンド形式」でのソロ、超~見たいです。
「ハードロックで自分を魅せる・輝かせる術を見出だした」
ハラの使い方も含めて楽しみたいかな?
飛び入りゲスト的なアクセントとか。
とにかく「魅せる」事に関しては「本物」だなと。
もう十二分に「アーティスト」「芸術家」に成った。
アイドル・小娘を越えてlady に辿り着いたなぁ~って。

投稿: tuistairu | 2013/10/19 22:42

>tuistairuさん

書いてはみたものの、ギュリのミュージカル仕立ての公演はスタンディングのクラブよりはちゃんとしたコンサート・ホールが良さげですね。ギュリが前回の妖艶なタンゴから、しっとりしたバラード路線に変えて来たのは、やはり自分に一番合っているからなのかなと思っています。「美女はつらいの」でも「星」というバラードを歌うギュリは本当に輝いてました。

ジヨンの飛び道具的な強力さはもう見てて安心なほどです。フルでソロでも卓越したパフォーマンスを期待できますねー。

パフォーマンスの完成度としては圧倒的にハラちゃんがカッコ良かったのですが。

福岡公演が終わり、ギュリとジヨンだけ同会場2日間でソロ曲が交互になっているパターンが明確になってきたのですが、この意味は何なのかなーと考えています。他の3人が変えてないところをみると本人の強い希望という気もします。2曲歌いたいというソロ・パフォーマンスに対する貪欲さが長女と末っ子に健在なのが良い感じです。

大阪公演でそこらへんのところを今一度再確認したいと思います。

投稿: tangerine | 2013/10/20 14:33

こんにちは、tangerineさん。
いよいよですね、大阪公演。
うらやまし~です。
私は、埼玉までしばしオアズケです。フラストレーション溜まります。2Nightが一番の楽しみです。あぁ、でもお姉さんたちの艶っぽいHoneyも聞いてみたい(笑)
 まだ、ツアーが始まったばかりなのに早くこのツアーのBD(DVD)出ないかなぁ、と思っている次第で(笑)。
さすがに、今年中には出ないでしょうね。来年出る?なんか微妙な感じで・・・。
でも早く見たいです。自分にとって、今後このツアーの模様がKARAのリファレンスとなるでしょう。"Lady"の称号を得たKARAの第一歩ですが、FULL BLOOMと同様非常にインパクトがあり、今後どういう風になるんだろう、とワクワクしてしまいます。ちなみに、"Girl"の称号は、RAINBOWに譲られたんでしょうな(笑)。
 まだ、今年はまだありますが、本当に今年はKARAにとってギューギュー詰めでしたね、2年分のスケジュールをこなしているようで・・・。でも今年シングルがでる、と聞いた時は、口をアングリでしたね。ほんまかいな~。
もう少し、KARAとしての活動を抑えていいのでは!ファンとしてはさびしいものがありますが。個々のメンバの活動の自由度を上げてもいいのではないでしょうか?例えば、ジヨンには学業優先にするとか。俳優業もいいのですが、できればメンバの活動が音楽中心に、と思っています。tangerineさんの言われるように、数千人規模のコンサートを自分の好きな嗜好で開催するのも趣があっていいと思います。そのような規模でしたら本国でも可能ではないでしょうか!大々的に行わなくてもいいのでは、と思います。別にソロだけでなくメンバとのジョイントでも私は、イイと思います。メンバのコンサートを他のメンバが観ている風景面白いです。
 さて、公演も、回を重ねるごと充実してきていると思います。
大阪公演で新しい発見を見出されることを楽しみにしております。

投稿: b.t | 2013/10/20 17:27

そうかぁ~「ギュリとジヨンだけ」なんでしたねぇ。
どういう「意志・過程」で、そうなったのか。
確かに探ってみたくなります。

僕は(みなさんも?)「ジヨンはギュリの英才教育」が
ずっと成されて来た・・様に感じて来ました。
勿論、他の姉さんらも愛情を注いできたし
ジヨンも天真爛漫に誰とも楽しんで来たのですが。
でもギュリに関しては特に「責任監修」的な位置で関わった。
楽曲でも「ギュリとジヨンは対(つい)」になってきた。
アーティストとしての試金石となった連作、lupin・stepでも
同じパートを二人で交互に受け持ちましたよね。
lupinではギュリが謡だして魅せて、ジヨンが続く。
stepでは逆にジヨンに先に歌わせてみせてギュリがまとめる。
「正当派長髪美女ヴォーカリスト」の御手本を示して来たと。
今回の新作、damaged lady でも何だか独特の絆を感じました。
他の(?)三人が比較的同系の茶髪でコーデして来たのに
ジヨンが王道の黒髪で、ギュリが真っ赤。
何だか「ギュリに試された・やってみて良いよ」な感覚。
王道メインイベントのリングを許されたような。
そして見事に期待以上のMVを完成させた。
最後の決めポーズ・フォーメーションもジヨンがセンターで、
「一人だけ自由なポージング」で、楽曲をしめてますよ。
何だか、そんな歴史や絆を感じてしまったんですよね。
今回のソロ演舞の楽曲選択で「ギュリとジヨン」の二人が
そう言う展開になったと言うのも、そんな絆を感じました。
「ギュリ姉がそうなら」「ジヨンがそうなら」的な何かが
二人の間や、二人を見てきた人の間に働いたのかな~って。

投稿: tuistairu | 2013/10/21 03:27

長文の連投おゆるしを・・。
(テーマを分けて書きたかったもので)

「パフォーマンスの完成度は圧倒的にハラが格好良い」。
いやぁ~加入当初の弱々しさ・はかなさを思うと
(それが「売り・方向性」では有ったにせよ・・)
この「ハードテイストな圧巻ハラ」の姿・実力を
果たして誰が予想出来たのだろう・・と驚嘆させられます。
(lupin革命で「もしかして」とは匂わせたのですが)
焼酎のCMへの抜擢にも現れた様にもはや「顔」的な存在です。

以前のやり取りでtangeさんが「大人に開花したkara」を見て
「もうやり残した事が無くなりそうで怖い」的な
そう言う有る種の「到達感からの恐怖」を書かれて、
僕も「ほんと、そこまで来てるよなぁ」と頷いたのですが、
それでも、そんな心配をよそに五人は「個々でも成長」を
進めてる・進め続けてるんですね、今この瞬間ですら。
一人が「過去の殻を破って大きくなる」と言うことは
それ自体が「五人の相関図へ影響を与える」のですよね。
今回、ハラが「圧倒的なロッククイーン」を演じて魅せた。
一方で、以前のtangeさんのレポートでの「スンヨン」への
感想・思いを読み返して「ほんと、そうだな」と。
ボヘミアンやチャンピオンのような選曲の方がベターだなと。
何が言いたいかと言うと「スンヨンのやり残してる事」が
今後、もっと頑張れる・もっと魅せてくれる道が見えたと。
ずっと「リードヴォーカル」として頑張って来たスンヨン。
でもどこか「パンチ不足」な印象が有った様に思います。
それは「最強の童顔戦略」も有ったからかもしれませんが。
ただダンスヴォーカルグループとして
「リードヴォーカル」的なポジションをはるならば、
そう言う「圧倒的なパンチ力」はやはり求められる。
今までずっと課題視されていた様にも感じます。
karaと言うグループの。(勿論「贅沢な悩み」レベルで)
スンヨンの持ち味「優しくジックリ聞かせれる」のは、
これまでも・これからもkaraの大事なテイストだと思います。
ただ「ハラが圧巻のロッククイーン」を体で表現して来た。
スンヨンが今後「武器の歌声」で、パンチを魅せて来れたら。
素直で優秀な発声をぶち破った新しい表現を身に付けたら。

不規則・突発・覚醒レベルで個々が成長を続けるから
五人の武器や力量の相関図が微妙に揺らぐ(良い意味で)。
その事で「そこに見えていたゴールライン」が遠のく。
高跳びの世界記録を目の前でライバルが更新しちゃう様な。
五人の歩みも、そう言う物な気がして来ました。

いやぁ~ハラとジヨン。
凄い二人を取っちゃってたんですね。

投稿: tuistairu | 2013/10/21 04:10

>b.tさん

大阪いよいよ明日となって興奮しています。
埼玉はまだちょっと先ですね。待ちきれない状態でしょうか。

2Nightは本当にレアなプレミア・パフォーマンスになったと思います。これをやってくれたことに感謝したいですねー。

ツアーのDVD(Blu-ray)は当然出ると思いますが、さいたまで撮影するのか、最終日の神戸になるのか、興味深いところです。おそらく来年2月頃の発売になるのではないでしょうか。

さらにダメ押しのニュー・シングルが出る予定なのですね。凄い過密度ですね。また冬の歌になるのかな。

今年はギュリとスンヨンのドラマもあり、来年はそういった演技面でのソロの仕事がさらに充実しそうな気もします。韓国での音楽活動がTV番組主体になるだけあって、コンスタントにCDを出していかないとなかなか出続けるのは難しいかもしれませんね。日本のようにツアーをする習慣もないので。そういう常識をライブ・ハウスでのソロ・ツアーなどで打ち破るという試みもやってみる価値はありそうな気がします。

メンバーとのジョイント良いですね。観客として他メンバーがツッコミを入れるとか、良さげです。

まずは明日からの大阪公演をしっかり見届けたいです。

投稿: tangerine | 2013/10/22 17:28

>tuistairuさん

長女と末っ子の関係、ハラの成長とスンヨンの新たな可能性に対する解釈、興味深く拝読しました!

キム・ソンヒという才能あるリード・ボーカリストと交代で加入した2人がボーカリストとしては及第点でしかなく才能も未知数だったものが、このようにグループ全体を大きく成長させる要因となるとは・・・。

日本進出前に製作されたKARAがパン屋を始めるバラエディー番組「KARAベーカリー」ではニコルが別番組で大学体験入学中で、主に4人での出演でしたが、ギュリ+ジヨン、スンヨン+ハラに分かれてのパン販売などを見て長女&末っ子、のコンビネーションの良さを確認していたものです。

子役時代から叩き上げの天性の芸能人だったギュリには、天真爛漫なジヨンが羨ましくもあり、まっさらな状態で加入した中学生のジヨンには「あらゆる面で完璧すぎる芸能人」だったギュリが羨望の対象となり、そういう良い意味での姉妹の刺激のし合いが効果をもたらしていったのかもしれませんね。

ハラちゃんに関しても初のソロ曲"Secret Love"が抑揚に欠けるハラの歌唱力に合わせた、まあ言えば安泰路線だったのに対し、"I Love Rock'n Roll"でのワイルド路線への挑戦、さらにに続いて"Glamorous Sky"でのパフォーマーとしての完成度を見ると、おっしゃるとおり常に貪欲に進化しつづけるハラの末恐ろしさを実感しました。

スンヨンも本来、東京ドームで披露した"Strong Enough"のような歌唱力を要求されるバラードを得意としていたと思いますが、最初のオリジナル・ソロからハードなボーカル路線。そして今回はパフォーマーとしてのハードさも追及しようとしていて、まさに壁をぶち破ろうとしていますね。

ニコルが傾倒するR&Bやダンス・ミュージックの路線をつき進むのか、新機軸を開拓するのかも期待したいところです。今後、ニコルまでがボーカリストとしての表現力を磨き上げてきたら、まさにKARAは恐るべきグループとなるでしょう。

投稿: tangerine | 2013/10/22 18:00

こんにちは。はじめまして。karaboardで活動している日本在住の日本人、Kogoroと申します。
実はkaraboardの석이(ソクイ)さんという方がtangerineさんの横浜公演レポートpart1を韓国語へ翻訳してkaraboardに掲載なさったことはご存知かと思いますが、part1を含む雑感部分とpart4までの全編を韓国語に翻訳して、再度karaboardに掲載させていただきました。
http://karaboard.com/bbs/board.php?bo_table=community&wr_id=1204903

私も韓国語をよく知ってるわけではないのですが、翻訳機をベースとしながらも、韓国語の構造や韓国語特有の言い回しなどをある程度理解すれば、完全な韓国語知識がなくてもおおむね正確な翻訳が可能だということ知りました。
석이さんも私の翻訳の方が分かりやすいと言ってくださったくらいなので、ちゃんと意味が伝わる程度には翻訳できたと思います。
レスを見ると、韓国のカミリアの方々も喜んでくださったようで、私も翻訳した甲斐がありました。

長い話になって恐縮なんですが、tangerineさんもご想像に難くないと思いますが、日本の公演情報は韓国へ伝わることがほとんどありません。
そもそも日本国内に暮らす私たちでさえ、公演の撮影規制が厳しい日本では、映像や写真はほとんど出てこず、SNSやブログに上がってくるテキストだけであることが大半です。
しかし韓国ではテキストですら、日本での公演内容に関する情報がほとんどありません。
だから翻訳能力に優れた韓国カミリアの方が、日本国内の個人ブログなどを通じて、KARAに関する情報を韓国へ引っ張っていかれるのですが、karaboardでよくブログ翻訳をなさっていたお二方が、現在活動を休止中でますますkaraboardへ情報が行かない状態なのです。
KARA日本で公演中とはいえ、6年間KARAを支えてきた母国のファンが、公演内容を知ることもできないというのは、心苦しかったのです。
私の翻訳能力はその方々に比べれば足元にも及ばないのですが、tangerineさんの原文の意図を崩さないよう配慮しつつ、多少表現を分かりやすく言い換えたりもしながら翻訳作業させていただきました。

karaboardというサイトは、私設ファンサイトとはいえ、単なる情報サイトではなく、KARA自身も「よく見ている」と公言するほどKARAに密着したファンサイトなので、KARAに対する配慮が最大限尊重されています。
KARAに対する否定的、批判的見解、ファン同士の争い、過熱した議論、政治的、国際的問題の持ち込みなど、一般的感性を持った人と、そして何よりもKARAが不快感や焦燥感を感じるであろう投稿文やレスを原則禁じています。契約問題に関する言及も自制が要請されているほどです。
でも、だからこそ私のような日本人が気楽に(もちろん一方では配慮も要しますが)活動することができます。
とにかく楽観的に楽しむという点ではこれほど優れたサイトはなかなかないと思っています。
このような点において、tangerineさんのレポートは、具体的かつ、詳細で、KARAに対して批判的ではなく好意的であり、あらゆる意味で、karaboardに掲載させていただくのにもってこいのレポートだと思いました。
だからこそ석이さんも翻訳して掲載なさったのでしょう。석이さんはkaraboardの管理者の方の一人です。

私自身も横浜公演には行ってないので、tangerineさんのレポートは大変助けになりました。ありがとうございます。
今後、tangerineさんのレポートをまた翻訳させていただくかどうかは分かりませんが、あまり負担に感じないでください(笑)。
ブログは不特定多数の人が活動する掲示板とは違い、個人が開設する日記のようなサイトですから、本来自分の好きなことを思いのままに書くものです。
それをkaraboardに乗せても問題ないかどうかは、karaboardの慣習を知る人が適時判断するでしょうから、意識していただかなくても大丈夫です。
では最後に、素晴らしいレポートを書いてくださったことにもう一度感謝いたします。

投稿: Kogoro | 2013/10/23 10:46

そっかぁ~・・確かにその通りですね。
僕は「ギュリからジヨンへの英才教育・影響だけをに、
「触れた・感じてた」部分が有ったのですが、
それだけじゃ無くて「逆も=双方向」でも有ったんですよね。
「子役時代から~」の段落を読んで頷いてしまいました。

「どこから見ても完璧な芸能人」のギュリ。
完璧主義な部分が、悪く向かうと逆に怖かった。
大胆に行けない・暗く暗くチームを導きだしたり。
しかしジヨンが「楽しんで・大胆い自分を出す」事の
素晴らしさ・演者としての魅力を、逆にギュリに魅せていた。
単に「長女と末っ子」の関係だから上手く行った訳じゃない。
「この奇跡の長女=ギュリが長女」であったから・・
「この奇跡の末っ子=ジヨンが末っ子」であったから。
その奇跡が「奇跡の莫大シナジー」を生んだ・・。
tangeさんのくだりを読んで、あらためて思いました。

投稿: tuistairu | 2013/10/23 20:24

スンヨンのstrong enough・・僕も大好きなんです。
本家がどんだけ評価されてようが「スンver」は味がある。
あぁ言う「優しさ」で攻めれる楽曲は真骨頂ですよね。

ただ「ヴォーカルで引っ張る」事を志すならば
僕は「ここの所のハードパンチ挑戦」は応援したいです。
「ツアー・ソロでの楽曲のチョイス」でも意志は感じますが
新曲・damaged lady の中でも、それは感じました。

今回の「大サビ」は、生え抜き三人で回したのですが、
「演出は三人とも(意図の明確な)異なる」ムーブ。
ギュリは「美麗さを描くよなダンス」で大サビを歌う。
しかしスンヨンは同じポジション・パートにおいて
「力の限り握った拳で、自分の胸を激しく叩く」ムーブ。
そうやって「自分を表現して魅せろよ」の大サビ部分を
スンヨンは演じていたんですよね。
その「自分を主張するベクトル」が僕には心地よく思えた。
「スンヨンですら自分の壁を壊しに試練に挑みに掛かったか」
それは「追い付かねば」よりも難しい一歩だと思うし
「影響を受けた」の、倍返しでもっとチームを大きく出来る。
その辺の「スンヨンのチョイス」を応援したいと思ってます。

投稿: tuistairu | 2013/10/23 20:48

>Kogoroさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

Kogoroさんのことはkaraboard.comでの日韓KAMILIAの相互の友好・建設的な意見交換にご尽力・ご活躍されておられることを以前から存じておりました。

karaboardには以前、KARAのライブDVDのレビューを翻訳していただいたこともあり、google翻訳ソフトで定期的にチェックしておりました。活動内容の公平性や優れた倫理観に大変感銘を受けています。

このようなダラダラと長いKARA初心ファンの雑感のようなものを丁寧に翻訳いただき、韓国KAMILIAにご紹介いただけたことに感謝いたします。大変光栄に思います。

最初ソクイさん(googole翻訳で「席」さんと訳されるので、いつも「席さん」と認識していました(笑)。)にpart1を翻訳いただき、ご紹介いただいたことで、とても恐縮してしまいましたが、読んでいただいた方から喜びのコメントもいただき大変嬉しく思っているところでした。

今回は長編にもかかわらず文化的な細かいニュアンスまで正確に翻訳いただき、本当い書いた甲斐があったと思っております。翻訳ソフトで再度日本語化しても全く違和感がありませんでした。寄せられたコメントを読んで感謝の気持ちがさらに深まりました。

私がKARAのファンになる前までは、このブログは少々マニアックなジャンルのロックのコンサート鑑賞の感想をマニアの視線で書くことが主だったので、当時からの読者の方は「なんで突然K-POP主体のブログに変わった?」と戸惑われれている方も多いと思います。

KARAのファン・ブログは日本にも沢山あり、私のような新参者が参入する余地などなかったのですが、自分の比較的得意とするマニア目線の切り口での「音楽」としてのKARAの世界を、コンサートなどのパフォーマンスを中心にレビューしてみたくて書いている次第です。

比率的には半々になりましたが、今もロック・コンサートの感想も書いていますし、その辺はKARAにしか興味のない方にはもどかしいかもしれませんが、個人的な記録としてマイペースに展開していきたいと思っております。

駄文ですが、情報的なものだけでもkaraboard読者の皆様にお役に立てる部分がありましたら、今後も自由に引用いただければ幸いです。また機会がありましたら、私も翻訳ソフトなど利用して投稿することもできればと思います。

この度はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!

P.S.
大阪公演の初日、私はアリーナ席の後方だったのですが、すぐ近くのスタンドの1列目にkaraboardのTシャツとバーナーを持った団体がおられて、韓国から遠征して来られたんだなー!と嬉しい気持ちになりました(笑)。

投稿: tangerine | 2013/10/24 07:06

>tuistairuさん

大阪城ホール初日を鑑賞して、ソロ・コーナーをしかと見届け新しい発見があればと身構えていたのですが、4曲目でハラちゃんの体調不良(首が急に痛くなったとのこと)で倒れ、それどころではなくなってしまいました。

ハラちゃん不在のままでの2Night~Miss U~Pretty Girlと4人体制で急ごしらえのフォーメーションでのパフォーマンス、もう心配が先にたって上の空だったのですが、非常時にもかかわらず4人でできてしまうところが凄いです。

KARA KIDSに途中から混じってパフォーマンスしたジヨンが「ハラちゃん大丈夫だよ!」と心配するファンに笑顔でMCして、どれだけ心が和らいだことか。ジヨンが言うだけでこれだけも安心感が得られるとは・・・。やはりこの子は癒しの力が半端ではありませんでした。

ソロ・コーナーに入ってからのスンヨンの"We Will Rock You"にはQueenの最後のアルバムの最後の曲"The Show Must Go On"のように「誰が倒れてもショーは進めなければならない」という使命感のような気迫が感じられました。

何とギュリは今回も曲を変えてきて、その時はわからなかったのですが、YUIの"CHE.R.RY"とのこと。もうこの展開には唖然というか、ギュリに関してはKARASIA全部を見に行かないとどういう展開になるかわからんなーと思う次第。ギュリがYUI好きなんて知りませんでした。

ジヨンは「ヤングマン」でしたが、もう倒れたハラちゃんに対する応援歌のようにも聞こえて、涙してしまいました。

そしてバラードコーナーから復活したハラちゃんがどうしてもやりたいと無理を言ってKARAとしてのアンコールが全て終わった後でのバンドも出してのソロステージ「Glamorous Sky」。もうそのプロ魂には感服しました。

今日、再度ソロステージを見て今度こそ新たな発見に努めたいと思います。

投稿: tangerine | 2013/10/24 07:27

>tuistairuさん

すみません!tuistairuさんへの返信がそのまま大阪城ホールのレビューに使えそうだったので、かなり引用させていただきました。

ネタバレあり編で、もうちょっと深く掘り下げていきたいと思います。

投稿: tangerine | 2013/10/24 13:59

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