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2013/10/28

KARASIA 大阪城ホール 2013年10月23日24日 part2

■注意:曲目全セットリストのネタバレが含まれています。これからコンサートをご覧になる方は、ご注意ください。

Karasiaosaka07

part2 ギュリのソロ・ステージを読み解く

ギュリ一押しなのでギュリのことだけでこのパートを占めることをお許しください。

ギュリのソロ・ステージが横浜初日の『あなたがいるから』から2日目は『最愛』に変わり、続く福岡公演でも同じパターンが続いたことから、この2パターンで行くのかという予想をしていましたが、大阪の初日のギュリは新たなレパートリーで登場。

YUIの"CHE.R.RY"で、ギュリによるこの選曲は全く意外でした。
YUIに関しては主演映画『タイヨウのうた』は見ましたが、歌はたまにMステなどで見る程度で詳しくなく"CHE.R.RY"も知りませんでした。

Yuicherry01

KARAもYUIもクリスマス恒例のミュージックステーション・スーパーライブに2010年と2011年の2回一緒に出演しており、その時に影響を受けたのかと思いましたが、ネットで調べるとYUIが歌ったのは2010年が"Your Heaven"、2011年が"HELLO"で、"CHE.R.RY"はKARAが出演しなかった2012年に歌っていました。

さらに調べると"CHE.R.RY"が発表されたのが、なんとKARAのCDデビューと同じ2007年3月だということ。ギュリがこのことを意識していたのかどうかわかりませんが、何か巡り合わせのようなものを感じます。

冷静に書いてきましたが、白いジャケットに黒のベストで黒い帽子で出てきたギュリは本当にキュートで、最初の低音パートやちょっと早口で歌う部分が一聴するとギュリ向けでなさそうな曲調で、歌詞の可愛らしさもあって、いつもの優雅な女神を期待していた私はあまりの可愛さにしばし絶句。

崇高な女神が25歳にして愛らしいアイドルに戻った感じで、帽子を放り投げたりして愛嬌をふりまく姿に萌えまくりました。しかし初日はハラちゃんのことも心配で、でもギュリは可愛すぎで頭がグチャグチャの状態。

この選曲の意味は?と帰宅してずっと考えてもまだ分からない。

ちなみに2日間ともハラのソロ・ステージでのバックバンドが参加しており、ギターとベースはギュリと一緒に花道を渡ってセンターステージまで来てパフォーマンスしていました。「コーイチ!」という歓声が一部から上がっており、ひょっとしてギターは前回のジヨンのソロ・コーナーに参加していたこういち先生?

2日目はいったいどうなるのかと思うと、またまた新たに変更されKARASIA開始前に多くの人が予想していた『ガリレオ』のサントラのGyuri+として歌った『KISSして』に。これも『最愛』と同じく日本語ヴァージョンで歌われました。白いシャツにベージュのジャケット、前日と同じ黒い帽子のキュートすぎるファッションのギュリ。
その時の私の頭の中の状態を帰宅してtwitterに書いたのが

今日も新しく 変えてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!

どうする、ギュリ・ペン。もう人生捨てて女神のバリエーションを見届けるために残り8公演追っかけるしかないのでしょうか。
( ;∀;)

今回は本当にギュリ・ペン泣かせの企画です。もう日本語で歌える持ち歌を全部歌おうという気まんまんなんじゃないでしょうか。ギュリがカラオケでマイクを持ったら離さないタイプだったとは

ここまでの展開でようやく少しだけギュリの真意を読み解けそうな気がしてきました。
前回の東京ドームでも他メンバーがカバー曲をソロ・ステージに選んだにもかかわらず、ギュリは前ツアーでさんざん歌った『白昼夢』をあえて選び、クラシックバレエや自分の苦手なフライングまで取り込んでさらに深く掘り下げていくという徹底した完璧主義者ぶりを発揮していました。

ギュリのことですから本気を出せば、タンゴ、クラシックに続く古典ジャンルの鉄壁のダンスパフォーマンスを取り込んだ、ギュリにしかできないソロ・ステージが展開できたはずでした。

しかし今回は真逆にJ-POPのカバーをどんどんレパートリーを変えて歌っていくという、一見カラオケ大会のような安直に思える展開となり、ギュリの晴れやかな表情と伸び伸びとした歌いっぷりを見ると、「子役の時から優雅で完璧なリーダーとしてのギュリ」から自分を解放し、「自分の持っている愛嬌」を全面的に押し出して、あえて初々しいアイドルのように振舞ってみようというのではないかと。

それは「緻密な計算の上」なのかもしれないのですが、それを通り越してステージを心から楽しんでいるように映ります。まさにギュリ・オンステージ。今回のソロ・ステージでギュリの新たな魅力の虜になったファンも多いのではないでしょうか。


そしてカメラに向かってキス顔をするギュリ、それもラストにダメ押しの2度目のキス顔


その瞬間、私の脳ミソの記憶チップは完全に焼け焦げて、脳波停止状態。もうここで何もかも終わり。良い人生だった・・・。さよなら皆さん、さようなら・・・。

その時の私の表情はまさに、某番組でハラ画伯が描いた芸術的なほど知性の欠落したワニ(実は馬)のように、目が点になり、口は呆然と開いた状態でした。

Harauma03

Harauma01

しかし私にはKARASIA最終日をしっかり見届けレポートするという絶対的な使命が・・・。
その瞬間バックアップ・モードが自動的に起動し、「キス顔」の部分の記憶だけハードディスクに移動してチップから消去し、脳波を再起動。なんとかニコルのステージが始まるまでに復旧完了しました。

しかしそこには意味ありげなベッドが準備され、ニコル・ペンを殲滅させる準備が完了していたのでした。

part3に続く

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コメント

おはようございます!

いやもう、声に出して笑ってしまいました(^^;
tangerineさんの芸風?がGyuriImpactのせいで明らかに壊れてきています。
恐るべしギュリオンニの破壊力。
ハラちゃんの絵、角つけたら本当にエヴァみたいじゃないですかー。予備電源も切れて、まさに活動限界後の状態ですね(^^;

それにしても今回のツアーはとんでもなく濃い~事になってますね。
カッコいいKARAの集大成ともいえるDamagedLadyの影も薄くなってきてますよ、しっかりして下さい(^^;
この感じだとPart?までいくのでしょうか(^^;
次は名古屋、ハラちゃん、大丈夫かなぁ。

投稿: tak | 2013/10/28 10:15

いやもう、こうなったらPart10くらいまでいって下さい(^^;
間髪いれず、次の公演レポートへ突入!みたいな。
そして神戸にたどり着いた頃にはtangerineさんの体はもう粒子化して透き通ってしまっているのではないかと心配になってきました(^^;
Part3も楽しみだス!

投稿: tak | 2013/10/28 10:32

今回のギュリ・ソロの方向性は斬新ですね!!
おっしゃる通り「前回からのシフトチェンジ」ぶりが見事。
あれはあれで「さすがの思い入れと仕上がり」でしたが、
今回の攻め方?楽しみ方?も、素晴らしいと思います。

「生来の完璧美女・完璧芸能人」を開放しきって、
可愛らしい・奔放で、天真爛漫な「女の子」を満開に。
こう言うギュリだって、実は「最高」なんですよね。

これって前回のやり取りにも出ていた
「ギュリとジヨンの絶大シナジー」な一端なのかなぁって。
ついつい完璧徹底にも行きそうなギュリに、
女の子のたのしみかたや「それで全然良いんだ」って
「実は最高の御手本かも・ジヨン様って」が魅せてくれてた。
今回のギュリの楽しみっぷりには、そんな二人の歩みを
感じずには居られないんですよね。

yuiの曲を選んだのもジヨンの影響なのかなって。
まだジヨンが日本語をちゃんと話せない頃だから、
日本デビュー間もない頃なのかなぁ・・。
yuiのgood-bye day を「好きな日本語曲」として
テレビ番組で、ちらっとだけ歌って見せてましたよね。
ジヨンがwanna doに挑んだのもyuiに影響を受けて来たからか。
とにかくジヨンがyuiを聞き続けていた様に思います。
ひょっとするとその「ジヨンからの影響」なのかなぁって。

そう思うとまた「完璧長女と爛漫末っ子」の絶大シナジーや
不思議で力強い絆を感じちゃうんですよね。

投稿: tuistairu | 2013/10/28 20:28

今晩は、tangerineさん。
ますます、ギュリ姐さんに傾倒していく姿が見えます。確かに今回のツアーの見どころですね。まだ、ツアーも折り返しですし、まだまだ隠し玉を持っているのでは、と思ってしまうのは皆も同じだと思います。ギュリ姐さんは、バラードの女王となるのでしょうか?ソロアルバムを期待してしまいます。
 はっきり言って、1stツアーの時はメンバのお披露目位にしかソロステージはあまり面白いとは思いませんでした。アイドルの枠内の範囲と思っていたのですが、1年1年とツアーを繰り返すうちに個々のメンバの個性に興味をひくステージになってきたと感じます。一人一人、個性が際立ってきて今後が楽しみです。個々のメンバの個性がこれだけ前面に出てくるグループって、無いんじゃないでしょうか?面白いグループだと思います。
あっ、ちなみに私はハラ推しです。今回のツアーで成長している姿が観れてうれしいです。ウ~ン、でも、お絵かきの練習はしましょうね(笑)
 話は、全く違ってしまうのですが、今さながらギュリ姐さんとの握手会って本当にレアとなってしまった感じですね。ギュリ姐さんと同じ空気を共有した空間を懐かしくありません?

投稿: b.t | 2013/10/28 23:08

>takさん

1stツアー、東京ドームに続いてのサードインパクトです!

本当のところ今回のツアーをパフォーマンス面で一番楽しんでいるのはギュリではないかと。

実は前からもっと愛嬌を出したかったけど、リーダーとしてソロコーナーもクールに振舞ってたんじゃないかなーと思います。今回何かから開放された感じで可愛さ爆発。

いや、粒子になっても神戸には行きます!

投稿: tangerine | 2013/10/29 14:00

>tuistairuさん

なーるほど。ジヨンも以前からYUIファンだったのですね。日本でアコギでの弾き語りでまず思い浮かぶのはYUIですしね。影響受けてますよねきっと。

ジヨンの「学園天国」のゲロ受けぶりを見て、ギュリも「こういうのアリか!」と思った説。納得です。

もう誰でもいいから今日の名古屋ギュリ・ソロ速報を出してほしいものです!

投稿: tangerine | 2013/10/29 14:04

>b.tさん

ツアーもようやく今日で折り返し地点なんですね。最も巨大な首都圏と、もっとも田舎でキャパの小さい福井とのことで、盛り上がり方もそれぞれ独特なものになりそうですね。

メンバーの個性がどんどん際立ったところで、再度あの1stツアーのオリジナル曲を聴くと、なかなか味わいがあります。逆に今回のカバーもギュリらしからぬ展開が本当に新鮮で・・・。

ギュリとの握手会。あまり思い出さないよう心がけています!思い出してしまうと時と場所を選ばずに「うぉぉーーー!」と感動のおたけびを上げてしまいそうで・・・。

(今回も目が合った時に「うぉーー!」と叫んでしまいましたが)

あれは最初で最後でギュリ1人だけ、1回だけだったので自分にとって無限の価値があったんだなーとひしひしと思う次第です。

投稿: tangerine | 2013/10/29 14:10

『カラオケ大好き少女』ウケました(笑)。でも言われて初めて気づいたの
ですが、意外と本来の姿なのかもしれませんね〜ラジオDJやドラマ撮影の合間
とかに「エアマイク」握って楽しく歌い踊ってる映像をけっこう見た気が...

歌手を目指した動機も、スンヨンは「音楽を通じて感動を共有したい」みたいな
感じの真摯な目的意識が強そうな印象ですが、ギュリはそのままナルシストと
いうか、とにかくスポットライトと歓声を浴びたいみたいな(笑)。日本でも
すっかりいじられキャラに転落したので(笑)女神コンセプトも封印して素の
姿を見せ始めたのかもしれないですね。

投稿: Anarchy X | 2013/10/30 00:45

>Anarchy Xさん

言われてみれば、深深打破のラジオTVなんか見てるとCMや曲が流れている最中にエアマイクで歌いまくってますね。

本当にリュリは一皮剥けた良い感じで素の自分を表現しはじめましたねー。本来は愛嬌たっぷりなのをリーダーとイメージ的なキャラ分けとしてあえて封印していたものが開放されつつありますね。

女神からは益々目が離せそうにありません。

投稿: tangerine | 2013/10/30 06:27

まいど!

よっしぃーです!

今回は番外編といった感じで「メンバーのソロ」についてですね(^_^.)

今回のリポートに触発されて(?)「ギュリのソロを出来るだけ拝顔したい!」という思いが募り予定のなかった名古屋2日目への参戦をしてきました。

ツイッターなどで29日の公演を様子をみていたら、もういてもたってもといった感じでチケット購入!

自宅に戻ると半分(以上)あきれている長男と次男!

そんな中「明日の午前中はバレーボールの練習があるけど午後からやったら名古屋に一緒にいこか。」とセリフに涙が出ました。

そんなわけで午後1時に神戸を出発!

ナビを「日本ガイシホール」に設定。

走行距離実に200キロ、予測走行時間3時間ですがへっちゃらです!

会場の日本ガイシホールへは初参戦。

会場は個人的には前後左右の席の間隔がやや(かなり)せまい!

先日参戦した大阪城ホールより横の席数が多いように感じました。

席は「アリーナ43列8×番」でしたがトロッコ通路にもサブステージにも非常に近い良席でした。

今回のKARASIAツアーの参戦は3回目になるのでセットリストは頭に入っているので結構冷静に観戦しました。

とはいえ、メンバーが登場したら大興奮!

まだまだうる覚えの公式応援コールで楽しみました。

今回のレポートは「ギュリソロパート」に特化されているのでよっしぃーもその部分を集中的にコメントします。

同行の嫁さんは福山ましゃのライブに参戦するましゃペン。

「KISSして」のイントロが流れ出すだけでこっちみてニコニコしていました。

ギュリさまはいつものようにバックバンドを従えての登場!

お召し物は大阪2日目の白のミニワンピに茶色のベスト。

もちろん黒い帽子もかぶってます。

「おいおーい!そんなにはげしく走ったら帽子がぬげちゃうぞー!」という動きとともに「カメラにKISS!」もいただきました。

もうひとつ、今回の参戦には「こーいち先生」がバックバンドにいてるのか?を確認しに参戦しました。

今回のツアーのために購入した双眼鏡を片手にギターの人をじっくりと見ました。

嫁さんにも変わって「あのギターの人が1STでジヨンと共演しとった、こーいち先生かもしれへんからじっくりみて顔を覚えといて」とお願いしていました。

自宅に帰り「KARASIA1ST」の映像を嫁さんと確認したら「1STの時よりは少し髪がのびた、こーいち先生!」という結論に達しました。

とはいえ、よっしぃーと嫁さんとの見解ですのでみなさんもご確認ください。

「ギュリのソロ」ですが、『横浜と福岡が同じパターン』『大阪と名古屋が同じパターン』のようでこれで4曲披露ですね。

この法則で同じ曲をもってくるのか?はたまた違う曲をもってくるのか?が今後の楽しみのひとつですね。

次回の参戦は「サンドーム福井1日目」そこで謎がときあかされる事でしょう(^_^.)

長文失礼しました。


投稿: よっしぃー | 2013/11/01 00:16

>よっしぃーさん

名古屋公演の詳しいレポートありがとうございました!長時間のドライブお疲れ様でした!

ステージを走り回るギュリ、萌え萌えです!

ギュリ・ソロ、やはりギターは「こういち先生」だったのですねー。

今回はスンヨン・ソロ、ハラ・ソロにも登場して大活躍だったんですねー。(でもジヨン・ソロに不参加だったのが意外)

おっしゃるとおり福井で新たなパターンが出てくる可能性大ですね!ぜひ見たい!でも行けない!
(T_T)

ということで、レポート期待させていただきます!

投稿: tangerine | 2013/11/02 02:57

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