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2013年12月

2013/12/17

DSP FESTIVAL ライブ・ビューイング 2013年12月14日

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●DSPフェスティバルを読み解く

12月14日にソウル蚕室室内体育館にて開催された DSPメディア創立22周年記念ファミリー・コンサート「DSPフェスティバル」のライブ・ビューイングを大阪茨木市のイオンシネマ茨木にて鑑賞しました。

当初、近所の大阪市内の映画館で見る予定が速攻で完売してしまい、郊外までの遠征となりました。こちらも100席のみの小さなスクリーンでしたが完売。
2011年のKARAのソウルにおけるファンミーティングのライブ・ビューイングではあった同時通訳が無く、MCはほぼ理解できませんでしたが、何となくこういうことを言っているんだろうなという雰囲気は想像できました。しかし高額なチケット代を取るライブ・ビューイングだけに同時通訳の1人くらいは用意して然るべきだったと感じます。

KARAの日本ツアー後、年内に公に見られる最後の舞台ということで日本からも多くのKAMILIAが極寒にもかかわらず遠征され、私のtwitterの知り合いも見に行かれた方が何人かおられました。

ネットニュースとYouTube映像などを韓国語翻訳ソフトを使ってひっかきまわして自分なりに調べたセットリストはおおむね下記となります。間違いもあるかもしれませんが、おそらく韓国のファンサイトなどに正確なセットリストが上がっているかと思いますので、そちらもご参照ください。

■KARA
Step
Lupin
JUmping
Damaged Lady

■A-JAX
ONE 4 U
INSANE
Snake

■RAINBOW
Mach
Tell me Tell me
Sunshine
A

■オ・ジョンヒョク
死ぬほど
逍遥遊

■Click-B
MADLY
BUT
星の王子様 (Ash Gray)
空よ
百戦無敗

■RAINBOW & A-JAX
私は止まらない (ZAM)
最近私たちは (COCO)
Bow Wow (IDOL)

■2Shai
Love Letter
彼女...笑った

■FIN.K.L Tribute
To My Boyfriend (KARA & RAINBOW)
永遠の愛 (KARA)
NOW (RAINBOW)

■SS501 (パク・ジョンミン)
僕の頭が悪くて (A-JAX)
4 Chance (with A-JAX)
Not Alone
ガラガラ

■Sechs Kies
ジェイクス・キス・メドレー (オ・ジョンヒョク & A-JAX)
The way this guy lives (ポムセンポムサ)
Couple
Painfully (J-Walk)
フクロウ

■KARA
Honey
Pretty Girl
Mr.

■Ending (全員)
White (FIN.K.L)
Couple (Sechs Kies)


本来、KARASIA日本ツアー後に期待されていた韓国単独公演の代わり実施された事務所ファミリー・コンサートの意義を計りかねていて、ライブ・ビューイング鑑賞後も、このコンサートの事務所としてのメリット、真意を見出せずに至っていたのですが、ふと閃いたことがあったので、そのことを中心に書きたいと思います。

韓国の芸能史に精通している訳でもなく、全く的外れなことを書いているのかもしれませんが自分なりの考えとなります。

今回のファミリー・コンサートは当然、KARAの契約問題が10月に発覚するずっと以前から企画・計画されていたのだと思いますし、KARAの日本ツアーに続く国内公演とは別のところに位置づけられたものだったのではと思います。「たまたま契約問題でクローズアップされた流れがあって日本でのライブ・ビューイングが実施されるに至った」もので、本来、韓国歌謡史における事務所の位置付けを総括する、極めてプライベート度の高い企画を国内ファンと分かち合うという「世界に向けて発信する観客を最大限満足させるエンタティーメントK-POP」とは別のコンセプトだったと。

22周年という中途半端な節目で実施されることと、有料で実施されるファミリー・コンサートにしては事務所所属アーティストとしてのブランド力をほぼKARAのみに頼っているという層の薄さが目立つ現状のからみても、「何が何でもやりたい」という最上層部の執念に近い強い意向がなければ実現しなかったと感じます。

順当に考えれば、長く病床にあるイ・ホヨン会長か、その直近の人脈からの意向があったのではと考えます。

1991年に「大成(テソン)企画」という名前で設立されてから22年、今は巣立って行った歴代所属アーティストを再結集させるという夢を実現できるのは「今」しかないという感じだったのではないでしょうか。そのタイミングは結果的にKARAの契約問題や他アーティストのスケジュールとの兼ね合いもあり、ベストとは言い難いものだったのかもしれませんが、「これを逃すと永久に実現は難しい」ものだったのではないかと。

そして本来ソウルでKARASIA凱旋公演を実施したほうが収益性も本国KAMILIAからの支持も大きかったにもかかわらず、その予算を採算度外視(最終的に開催地の江南(カンナム)区と連携してのチャリティー・イベントになりました)で、どうしてもこの企画に注ぐ必要があったのだと想像します。

日本でのライブ・ビューイングの観客層のほとんどがKARA目当てであり (RAINBOWのファンもおられたでしょうし、私が見た会場では数名ながらSS501ファンと見受けられるご婦人もおられました)、オープニングとエンディングのKARA登場シーンを除く中間の男性アーティストが延々と続く時間帯は、正直言って退屈だったと思います。私の隣の席の若い男性も延々と居眠りをしていました。

KARA目当てで、去年・一昨年と日本で開催されたK-POPの合同コンサートを9回見ており、男性アーティストのコーナーにも慣れ親しむことのできていた私ですが、やはり女性アーティストが2組だけというのは辛いものがありました。さらに男性アーティストもSS501のパク・ジョンミンの相変わらずの貴公子ぶりを除けば、第一線を退いた中年アーティストの同窓会的なノリが大半を占めており、ある程度の歴史を知らないと付いて行けなかったのではと。

FIN.K.Lのメンバーがビデオ・メッセージのみの出演に留まり、リーダーのイ・ヒョリはビデオ出演も無く、先に噂されていたニコルとハラによるイ・ヒョリの"10minutes"も披露されませんでした。このへんは当時の男性ファンには残念な部分だったでしょうし、現在の事務所の事情をを窺わせるものになってしまいました。

しかしそれでも、男性アーティストの主力チームであったClick-B(軍服務中のユ·ホソクを除く全員)とSechs Kies(ウン・ジウォン、チャン・スウォン、キム・ジェドク)は可能な限りのメンバーで再結集し、女性ファンから大歓声を受けていました。

ダンスの激しい部分はA-JAXに任せてしまっていたり、ギターやベースは弾くふりだけで、コードをプラグに繋いでいなかったり (ひょっとしてBluetooth内臓なのか!とツッコミたい) で、「おじさんの久々のステージ復帰」感が半端じゃなかったのですが、皆が長い年月を経ての再会を喜んでいる感じで最高に良い雰囲気でした。

通訳が無かったので分からなかったのですが、ネット記事によるとジェイクスキスのウン・ジウォンから、舞台の横で必ず見守ってくれていたイ・ホヨン前社長への想い出と賛辞、早い快癒を願う言葉が述べられたとのこと。

男の友情と義理と人情を、事情を知らない日本人でも実感でき、実はこの辺が主旨的に本コンサートのハイライトだったのではと。

この時点で採算度外視でこのファミリー・コンサートは成功したのだと感じました。

「専属契約書自体、存在しなかった」という社長と所属アーティストの絶対的な信頼感があった事務所の最高の時代を物語っているようです (この曖昧な社風が後になってFIN.K.L、KARAの契約問題に帰結してしまうのですが)。

ここに至る過程が、日本向けライブ・ビューイングではあまりに間延びしてしまい、間に入ったKARAとRAINBOWのFIN.K.Lトリビュートが無ければ2時間はロビーで雑談する人がいても仕方ない構成だったと思いますが(実際、途中席を離れる人が多かった)、今思うとビデオで再度見てみたい感動のシーンでもありました。

ネット記事のタイトルに韓国の大ヒット・ドラマ『応答せよ1997』をオマージュにした『応答せよ1990年代』というものが多かったことにも、このノスタルジック感に酔いしれるファンが多かったことを物語っているようです。

今回は商業的には成功したとは言えない顧客動員数だったのかもしれませんが、無料か格安のチケット代で見られるドリーム・コンサートやテレビ局主催の各合同コンサートとは違う、事務所が企画する有料コンサートだからこそ実現できる招聘アーティストの自由度に満足できたのではないでしょうか。

そして日本では常識になっている高額な有料コンサートの韓国での展開として、本ファミリーコンサートは韓国の芸能ファンに一石を投じたと感じます。「無料で見られてあたりまえ」というアイドルの合同コンサートの観念が「有料でも質の高いものには大きな満足が得られる」「興味のないアーティストを見て意外な収穫が得られる」という意識の改革に貢献したのだと。

ネット社会化によるCDやビデオコンテンツの売り上げが壊滅的な韓国の現状を考えると、遅まきながら、欧米や日本のように有料コンサートにコンテンツをシフトしていくことに芸能界の活路を見出していこうとしているのではないかとも感じます。KARAをはじめ現所属アーティストが今後も長期に渡って本国でも日本でも活躍するには必然的な展開ではないでしょうか。

何十年か後に、すっかりご婦人となったKARAがこういう場で再集結する姿もぜひ見てみたいものです。

今回のファミリー・コンサートは必然的かつ革命的なものだったとは思いますが、現状を見ると、DSPは事務所とアーティストの関係をより強固にするべく意識改革を進めることが急務と感じます。
 

KARAに関していえば、オープニングの出演時からアダルト感全開で、日本のKARASIA時より5歳は年上に見えるほどでした。もはや事務所の大黒柱の貫禄十分です。
でも最後の再登場時は初期アイドル・レパートリーで可愛さ全開でした。とにかくジヨンの金髪化頭の突起物がずっと気になってました。

MCもひたすら祝いの言葉で占められ、こういう舞台なので当然ながらニコルの件に関しても言及はされず。終演後の日本ライブ・ビューイング向けのバックステージからの挨拶も、予想していたとおり1分ほどの感謝の挨拶のみに留まりました。

事務所の主力アーティストとしての責任もあるしOB先輩も大勢来るしで、特にギュリ、スンヨンは緊張してたでしょう。アンコールの全員出た時のホッとした表情が良かったです。

RAINBOWの表情の明るさと堂々たるステージを見ても、もう立派に事務所の中堅どころに成長していると感じました。来年はどんどんコンサートをこなして欲しいです。

アンコールは全員登場で、前回の予習編でクリスマスソングとして予想したFIN.K.Lの"WHITE"が披露され、2曲目もKARAが2011年8月新潟でやったK-POP All Star Live In NigataでINFINITEと一緒に披露したSechskiesの "Couple"を合唱。

KARAで始まり、KARAで終了したファミリー・コンサート。今年も1月のKARAの東京ドームで始まり、やはりKARAがトリのDSPフェスティバルで締めくくるという1年でした。

来年の展開にも期待したいです。どういう未来が待ち構えているにせよ、メンバー全員を応援し続け、見守っていきたいと思います。

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2013/12/12

DSP FESTIVALの予習

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12月14日に開催されるKARA, RAINBOW、他が出演のDSPメディア創立22周年記念ファミリー・コンサートとなるDSPフェスティバル。私は大阪の映画館でライブ・ビューイング鑑賞予定です。

既に発表されている企画ものに関して映像を見て予習しています。
特にKARA + RAINBOWによる事務所の先輩ガールズグループ FIN.K.L トリビュートは楽しみです。

既にこの編成で2011年7月13日の「MUSIC BANK IN 東京ドーム」でやった『私のボーイフレンドに』はやるんじゃないかな~と。

FIN.K.L / To My Boyfriend (1998)

 
 
クリスマス的なイメージでこの曲もやりそうな気がします。

FIN.K.L / WHITE (1999)

 
 
ダンス的にはこの曲も外せない気がします。SISTARもカバーしてました。

FIN.K.L / NOW (2000)

 
 
しかしライバルだったS.E.S.のCDが日本では今でもだいたい買えるのに、FIN.K.Lはほぼ廃盤で中古もプレミア価格とは残念。S.E.S.は日本デビューもしたから当時輸入盤も売れた影響でしょうか。

あとはハラとニコルでやると告知のあったイ·ヒョリの"10minutes"。本人サプライズ登場は難しいのかな~。

イ・ヒョリ / 10minutes (2003)

 
 
男性グループも一応予習。この日のために再結成されるClick-B。楽器の人とダンスの人がいるのですね。

Click-B / Dreaming (1999)

 

ジャックスキス(ウン・ジウォン、チャン・スウォン、キム・ジェドッ)。女性ファンの応援が凄いですね。

Sechskies / COM' BACK

 

今回Purettyの名前が出演者リストに無いのですが、これは本国でデビューしてないからでしょうか。日本ではシングル2枚出してるのに向こうでほぼ活動してないのはもったいないです。というかDSP何をしていると言いたい。
アニメがらみのデビューならRAINBOWの『ズーブルズ』(未CD化)のように日韓2カ国語ヴァージョンを作っておけば韓国デビューも出来ていたんじゃないかと思います。
このフェスで遅ればせながら本国デビューお披露目の可能性も無いわけではないですが。

日本でもKARA, RAINBOW, A-JAX, Purettyの現役組で早めに実現してたら良かったと思います。タイミングとしては昨年のKARASIA後の夏~秋あたりがベストだったんじゃないでしょうか。

個人的にはDSPフェスティバルにて来年1月あたりのソウルでのKARASIA開催などのサプライズ発表とかあれば最高なんですが。やはり本国のKAMILIAさん達もフル・コンサートが見たいでしょうし。

本編3時間30分らしいけど、KARAのバックステージからの映像も加わるそうだし、映画館から終電で帰れるのか心配ですが、とにかく楽しみです。

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2013/12/10

Perfume 大阪公演 2013年12月8日 京セラドーム

■注意:セットリストを含むネタバレが含まれています。

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12月8日に京セラドームでPerfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 を鑑賞しました。

所用で行けない予定が、ギリギリに都合がついたので当日飛び込みで行って、道でチケット売りますのボードを掲げている複数の人からダフ屋っぽくない人に声をかけて定価以下で売っていただくと、一塁側スタンド前から6列目という良席でした。

通産12回目で8月のサマソニ大阪以来、単独だと昨年3月の大阪城ホール以来。2010年の1回だけの東京ドーム・コンサートも見ているのでどういう変化があるかには興味ありました。

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1年以上Perfumeの新しい曲と向き合うのを止めてしまっており、ニューアルバムも全く聴いていないという、以前のPerfumeが人生の半分位を占めているほど夢中だった頃の自分では絶対に考えられない状況での鑑賞で、Perfumeにもファンにも申し訳ない感じでしたが、見てみると最高な部分もトークのグダグダな部分もあいかわらずのPerfumeらしいライブでした。しばらく忘れていた「独特のあの感覚」を思い出しました。

2009年のトライアングル・ツアーが個人的にはベストでしたが、今回のアルバムの曲は一聴してアヴァンギャルドなダンス・ミュージックで、初回盤を買っておけばよかったなーと後悔しています。

JPNが意図的にJ-POP全開だったのでちょっと失速し、ドラえもんで買うのを止めてしまったのがトリガーとなり、聴かなくなってしまった感じです。

前回のツアーを4回見て痛感したことですが、長い長いグダグダトークが「味わい」から「苦痛」になったところもあったと思います。2009年のツアーではアンコールになってからの25分トークも全然苦にならなかったのですが・・・。

数曲やって長いトーク、数曲やって長いトークの繰り返しパターンは息を整えるためにも必然なのか、このコンセプトは続きそうだし、やはり個人的にこれを乗り越えるにははツアーは1回だけ集中して見ることにしたほうが後味がよさげです。ほとんどのファンは長いトークも楽しみにして来ているのは理解していますが・・・。

レーザーやライティングはピンク・フロイド並。ライトショーとしては今や日本最高水準になったようです。正面からも見てみたかったです。個人的には床からせり上がってくる巨大クレーンが圧倒的で一番びっくりしました。

とんでもない予算が投入されていて、見ごたえたっぷりのステージなのに6,500円の低価格。ファンの育て方とファンからの愛され方。長期的計画による世界的な市場拡大へのアプローチを見るとさすが長年やってきただけの功があるなーと実感です。

なぜブレイク後もどんどんとファン層を拡げ、複数購入イベント無しにCDの売り上げを伸ばし、コンサート規模を大きくし、世界に市場を広げていけたのか。K-POP業界もこのあたりを根本的に勉強する必要があるなと。既に手遅れ感が無きにしも非ずですが。

過去のコンサートを分析して飛躍的にライブ全体の質を向上させたなーと思ったのは、アンコールを1曲だけにした潔さでした。締まりがあって良かったです。

終演後、広島出身の知り合い2人と合流して打ち上げ。Perfumeの広島愛についていろいろ語り合いました。
 
 
 
Perfume 4th Tour in Dome "LEVEL3"
Kyocera Dome, Osaka, December 8th 2013

setlist
01. Enter the Sphere
02. Spring of Life
03. Magic of Love
04. 1mm
05. Clockwork
06. ポイント
07. ふりかえるといるよ
08. Sleeping Beauty
09. Party Maker
10. Spending all my time
11. コンピューターシティ
12. エレクトロ・ワールド
13. ジェニーはご機嫌ななめ
14. ワンルームディスコ
15. 未来のミュージアム
16. だいじょばない
17. ポリリズム
18. チョコレイト・ディスコ
19. MY COLOR
encore
20. Dream Land

過去のライブレポート
名古屋ガイシホール 2009年9月26日

大阪城ホール 2009年10月10, 11日

Zepp Osaka 2010年3月10日

東京ドーム 2010年11月3日

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