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2014/05/18

H.R.Giger追悼 1940 - 2014

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スイスの画家でクリエイターのH.R.ギーガーが5月13日に自宅階段からの転落事故で亡くなったとのこと。享年74歳。

エアブラシを用いた機械と有機体(生殖器)の融合した悪夢のような世界は1度見たら忘れることのできないインパクトを残しました。

日本でもブレイクして1987年3月に東京池袋西武Studio200で行われたギーガー展"Giger In Tokyo"に行きました。映画『ギーガーズ・エイリアン』と『ネクロノミコン』の上映と講演会、終演後にサイン会があり、握手もしてもらいました。サインしてもらったのはトレヴィル出版86年刊行『ギーガーズ・エイリアン』 。サインの時に「ダンケシェーン」と言ったらギーガーが微笑んでくれました。

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ロック・ファンとしてはエマーソン・レイク&パーマー(ELP)の『恐怖の頭脳改革』の特殊な見開きジャケットでで強烈な印象を受けたのが最初で、その後映画『エイリアン』の総合デザインで世界的に有名になりました(アカデミー賞視覚伝達効果賞受賞)。

ギーガーがジャケット・デザインをしたレコードで持ってるのは写真の4枚位。ELP『恐怖の頭脳改革』、アイランド『ピクチャーズ』、マグマ『アタック』、デボラ・ハリー『クークー』。4枚とも大好きな作品です。

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エイリアンの造形には本当に驚愕させられた。あそこまでヒットしたのはギーガーの完璧なデザインと、それをほとんど画面に映さなかったリドリー・スコットの戦略の勝利といえるでしょう。エイリアン・シリーズはDVDでもボックスを買い、例のエイリアンの卵の模型付きのブルーレイ・ボックスも購入しました。

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実家に帰ったついでに87年当時6千円位出して洋書屋で買った巨大な装丁の1977年発表の作品集ネクロノミコン (Necronomicon) を見直して追悼。これにも直筆サインのようなものがあります。アレハンドロ・ホドロフスキー監督で製作が進められ頓挫した幻の『デューン 砂の惑星』(その後デヴィッド・リンチ監督で完成)用の作品も収録。まさに悪夢そのままです。

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コメント

ワタシも「エイリアン」「ネクロノミコン1・2」「NYC」の4冊を持っているほどのギーガー好きなので、今回の突然の訃報(死因も含めて)には本当にショックでした.
「エイリアンのデザイナー」として一般に知れ渡っていますが、本来はダリやピカソにも匹敵するくらいの画家であるということを広く世間に知って欲しいですよね.決して万人向けの絵ではありませんが・・・.
エイリアンがプレデターみたいなデザインだったらR.スコットの手腕をしてもあそこまで評価はされなかったでしょう.

投稿: トースケ | 2014/05/18 22:58

>トースケさん

4作品も持っておられるとは凄いですね。今回の訃報は本当にショックです。

ELPは当初Brain Salad Surgeryのジャケットデザインをダリに依頼したら法外なギャラをふっかけてきたそうで、 ギーガーになったという話です。先見の明があったということでしょうか。

やはり生殖器をメタファー(というかモロ)としたデザインがポピュラリティーを損なった気もします。

エイリアンの1作目のメイキングで美術チームの先頭に立って舞台造形をこなしていくギーガーは繊細で物静かな物腰と裏腹にとてもカリスマに満ちていましたねー。

投稿: tangerine | 2014/05/20 00:51

tangerineさんこんばんは。
KARAの記事を主に気に留めていましたがこちらの記事を見て驚きました。

私はギーガー氏の名前に覚えはなかったものの、その作品集はだいぶ昔に一度だけ書店で偶然に立ち読みしたことがあり、その圧倒的な個性と魅惑的、倒錯的な造形の魅力は深く網膜に焼き付き残っていました。

まさかその作者の訃報記事を、同じKARA大好きギュリ大好きなtangerineさんのブログで目にするとは思いもよらなかったことです。

この記事を読むまで氏の業績を知りませんでしたが、大変惜しい、稀有な才能がこの世から去られたのですね。
謹んでお悔やみ申し上げます。

投稿: ひろ | 2014/05/22 04:16

>ひろさん

ギーガーの絵は一回見たら忘れられないインパクトがありますよねー。

エイリアンの造形も「着ぐるみ」的な怪物ではなくて、本当に甲虫と爬虫類の豪絵師のような生物的なものがあってリアルで美しく怖いです。

投稿: tangerine | 2014/05/24 00:48

tangerineさん始めまして。 孤高の天才『ギーガー』が、あっけなく逝ってしまいましたね (−_−) 当時映画好きの私の中のマイブームは『ギーガー』 と『シド・ミード』でした。『ギーガー展』にも出かけ、サインをしてくれた時の不思議な目ヂカラを今も覚えています。 ワーグナーを聴きながら『ネクロノミコン』見ていて親に「気持ち悪い事をするな!」と叱られた事を覚えています(~_~;) ちなみに私は80~90年代『ユーロ・プログレ』が好きです。tangerineさんの名前は『Tangerine Dream』 からですか?

投稿: トムヤムクン | 2014/05/25 19:41

>トムヤムクンさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
シド・ミードも好きでした。ブレードランナーの造型はダグラス・トランブルと共に映画史に残る傑作でしたよねー。当時シド・ミードがデザインした炊飯器などというのも売っていたと記憶しています。

ギーガー展にも行かれていたのですね。確かに目力凄かったです。

80~90年代ユーロ・プログレというと、Univers ZeroやArt Zoydなどのレコメン系やMarillion, Pallas, IQなどのポンプ系、Collage, Light, Ywis, Pts Aragonなどの90年代系と色々ですね。全部好きです。

お察しのようにtangerineはTangerine Dreameからとりました。83年の初来日や09年の伊豆メタモルフォーゼ、08年ローレライ、12年ベルリンと4回見ています。(過去のブログにもレポート書いています)。今週末に友人がベルリンまで見に行くので羨ましいなーと。

投稿: tangerine | 2014/05/26 01:48

tangerineさん(^-^)/早々の返信ありがとうございます!
炊飯器ありましたねぇ~(^∇^)その後、ジューサーミキサーもあったと思います。『Tangerine Dream』のコンサートにも行ってましたか! tangerineさんとは結構いろんな場所ですれ違ったり、同じ時間や空間を共有しているかもしれませんね。イタリアのバンド『イル・ボーロ』『フォルムラ・トレ』『ニュートロルス』あたりも大丈夫ですか? そこら辺りも結構好物です( ̄^ ̄)ゞ

♨あと話が、まったく変わって興味無いかもしれませんが『G・I ジョー』の生みの親『ドナルド・レビン』が、22日に亡くなりました(~_~;)最近は色々なジャンルの知っている人達が亡くなってゆきます。 世代交代の波を感じる今日この頃です。

投稿: トムヤムクン | 2014/05/27 16:54

横からスミマセン.
シド・ミード師匠はタイガー製ポットをデザインしましたが、炊飯器やジューサーミキサーはデザインしていなかったと思います.違ってたら失礼!
あのポットは業界にデザイントレンドを巻き起こしましたね.亜流が次々に出たもんです.
買っておけば良かったなぁ.

投稿: トースケ | 2014/05/28 00:11

トースケさん
間違いを教えていただきありがとうございます(≧∇≦)
うろ覚えの事を書いてしまいました。同じ縦長の形でもポットだったんですねσ(^_^;) せめて最後に?をつけるべきでした。
でもこの事をちゃんと知ってる人がいるこのサイトは良い意味で、「マニアック」と言うか「コア」と言うか、ちょっと的確な表現が見つからないですが楽しいです。(^∇^)
最後にtangerineさんまで私のデマ情報に巻き込んでしまってスミマセンでした。m(_ _)m

投稿: トムヤムクン | 2014/05/28 10:13

>トースケさん、トムヤムクンさん

そうだったんですね。タイガー製というから炊飯器を想像していました!

当時、少女マンガ雑誌プチフラワーに連載していた岡野玲子作『ファンシィダンス』で主人公が「シドミード・デザインの炊飯器」という会話をしていたので、炊飯器と信じ込んでおりました~。

投稿: tangerine | 2014/06/01 18:21

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