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2014年8月

2014/08/23

ロンドンに

今からちょっとKate Bushの35年ぶりのステージ復帰コンサートを見にロンドンに行ってきます。3月の発売日に偶然にもネット購入で繋がり、買うことができたので。

全世界のファンの間で話題沸騰という感じで、チケットも22公演が即完売で、後ろの席でも数十万円のプレミアがついているとか。

ケイト・ブッシュはファン歴も35年位なので、本当に生きている間にコンサートが見られるのは夢のようです。

また帰国したらレポートいたします。

※KARAの新作は帰国前後に到着予定ですので、その時にレビューを書きたいと思います。すみません!

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東京パフォーマンスドール 名古屋、大阪公演 2014年8月12, 22日

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■注意:セットリストを含むネタバレが含まれています。

東京パフォーマンスドールの初ワンマン・ツアー『LIVE TOUR2014夏 DANCE SUMMIT "1×0" ver.1.0』を8月12日に名古屋ダイアモンドホール、8月22日に梅田クアトロで見ました。

結論から書くと、MC無しノンストップ90分というステージ構成は現在日本で観られるアイドル・グループのパフォーマンスとしては他の追随を許さないオリイナリティー溢れるもので、現状の日本アイドルシーンのハードルを数段上げてしまった内容でした。そして若さから溢れる無限のスタミナでは先代TPDを凌駕していたとも感じました。

6月のリリース・イベントでファンになり、7月の芝居とパフォーマンスが融合した『PLAY×LIVE』大阪公演を全5回観て、単独コンサートを観たいという欲求が頂点に達した状態での最高のタイミングでのコンサート・ツアーということで、当初大阪のみ鑑賞予定が、がまんできず急遽名古屋まで遠征。

仙台における野外合同イベントをストリーミング放送で観た時の他のアイドル・ファンからのポジイティブな反応の大きさに手応えを感じ、それは8月2, 3日に開催された東京アイドル・フェス(TIF)にて確かなものになったようです。固定の劇場を飛び出してのこのイベントの参加でファンは一気に倍以上に増えたのではないでしょうか。

上西星来の地元ということもあり、名古屋ダイアモンドホールは観客動員も上々。というか初日への爆発しそうな期待が実感できる空気が漂っていました。

大阪、梅田クアトロの観客の込み具合と狭さ加減はまさに「あの頃の原宿ルイード」を再現したかのよう。そう、これこそが本当のダンサミの雰囲気。そして阿倍野と西宮のリリイベで猛威を震った高嶋菜七応援隊のJK軍団も健在。

客入れのダンス・チューンはダンスDJが趣味という菜七の意向も反映されたそうで、この段階からトータル・コンセプトとしての『ダンス・サミット』は始まっていました。

初日の名古屋は何とか間に合わせてきた感が残る技量と本番でないとわからない進行上の弛みを無制限ともいえる若さのエネルギーで乗り切ったとも捉えられますが、翌々日の東京公演で課題をクリアし、大阪公演でひととおりの完成形をみたという感じです。

東京O-EAST公演の後に続々と流れてくる絶賛ツイートを見るだけで胸熱でした。先代がルイードを飛び出して91年8月に日本青年館で行ったライブを見に行った時の爆発しそうな高揚感を新生ファンも体感してることに感動しました。
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ステージの構成などは既にネット・ニュースで詳しく報道されているので、先代TPDのファン&新生TPDの新参者ながらの大ファンとしての個人的な雑感を。

ステージはノンストップといっても衣装換えBGM的なブレイクで大きく3つに分けられていて、"IN THE WONDERLAND"から"The Perfect Day"までの『ワン・バイ・ゼロ』曲を先代曲とからめた2番目のパートが先代のようにソロ、ユニットをメインにした本来のダンス・サミットになってました。

ワンマンでの蔵出しの先代ナンバーは『Ruby Chase』『Shadow Dancer』『史上最大の誘惑』。

"Shadow Dancer"は絶対やってほしかったナンバー。生で聴いたのは22年ぶり。新生TPDにも先代からのハードコアな遺伝子が受け継がれているようです。当初の予想では晏夕あたりがやればいいかと思い、あかりは八木田麻衣ちゃんあたりの可愛い雰囲気で行く感じかと思っていたので、あかりが歌ったのは衝撃的でした。星来との『千夜一夜』での「新生原宿ジェンヌ」を継承しての川村千沙的扱いになったようですが、あかり、男前すぎる・・・。

TPDは92年の新宿厚生年金会館がピークと思っているルイード時代からのファンとしては"Ruby Chase"やTPDの可愛い正当派アイドル路線ユニットViva!の『史上最大の誘惑』のような曲はちょっと好みから外れてしまい、この選曲は93年の武道館公演をベースとしているからかもしれません。

『おちゃめなジュリエット』「あなたの心にらこビーム」は「巨神兵東京に現る」のような破壊力。

うさきも『号泣教室』や『RADIO SUMMIT』を観たり聴いたりしてるうちに菜七を凌ぐ勢いのイチオシになってしまい、今回のうさき中心に見ている部分がありました。『おちゃめなジュリエット』~『史上最大の誘惑』の表情が本当に豊かになって、ぐんぐん成長しているようです。ステージ裏で酸素ボンベ3本ほど空にしてそうな激しさでした。

"The Perfect Day"は『ワン・バイ・ゼロ』の5曲の中では一番好きで、あどけなさの残る二葉のソロをパペットのメンバーがカバーする演技も再現。なぜか芝居パートを思い出して涙が込み上げてきたり。

香帆の出番が一番多いとのことらしいですが、安定した歌唱力とダンス力を絶妙に引き出せている成果ともいでるでしょう。

終演後の打ち上げで先代時代からのファンの友人と「ソロ、ユニット枠では特出したソロ・パートのなかったいさきちゃんにも穴井夕子風の可愛いソロを歌わせたい」という話で一致。

ラストパートの畳み掛けるようなノンストップ攻撃は通常のアイドルのコンサートを見慣れている人には衝撃的だったのではないでしょうか。『東京ハッカーズナイトグルーヴ』はもうダメ押し的な破壊ナンバー。

アンコールは鉄板曲でしたが、MCの後に初のオリジナリ曲"Dreamin'"でステージを終えたのはさすが。
ダブルアンコールで完結に自己紹介し、この先も努力し邁進する決意表明。

「このTPDの初ワンマンを境に、メンバー、ファン、他アイドル・グループ、他アイドルのファン、日本のアイドル界そのものの意識が大きく変わってしまうのでは」と確信できるほどのインパクトを残したツアーでした。

オリジナル曲の比率をどんどん増やして、新生TPDとしての邁進を祈りつつ、年内のセカンド・ツアーを楽しみにしたいです。

終演後、先代が91年8月に初ライブをしたアムホール前を通ってから打ち上げ。
1991年8月15日TPDダンサミ大阪初襲来のあの夏の夜と2014年8月22日が23年を経て、さらにパワーアップして繋がった奇跡に感謝
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setlist
01. ダイヤモンドは傷つかない
02. 十代に罪はない
03. Wake Me Up
04. OVERNIGHT SUCCESS
Dance
05. IN THE WONDERLAND (feat.あかり、星来)
06. Ruby Chase (feat.晏夕 support香帆、菜七)
07. Shadow Dancer (feat.あかり support香帆、二葉)
08. Just Like Magic (feat.菜七、香帆、晏夕)
Dance
09. Lost without you (feat.菜七、晏夕)
10. 千夜一夜 (feat.あかり、星来)
11. おちゃめなジュリエット (feat.らこ、うさき support香帆、いさき、二葉)
12. 史上最大の誘惑 (香帆、いさき、二葉 supportらこ、うさき)
13. The Perfect Day (feat二葉 support全員)
Projection Mapping intermission
14. キスは少年を浪費する
15. Catch!!
16. 夢を
17. 東京パッカーズナイトグルーヴ
18. BRAND NEW STORY
encore
19. We Are TPD
20. WEEKEND PARADISE
MC
21. DREAMIN'
encore
MC

オマケ、初日前日に勝手に妄想したメンバーソロ曲の候補。全部はずれました・・・
二葉:恋して女みがいて
晏夕:Shadow Dancer
沙紀:カチンときちゃう!
桜子:ラッキー・ラブ
あかり:キミはボーイフレンド
香帆:恋はシャンソン
紗季:We Should Be Dancing
星来:誘惑のブギー
菜七:予感

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2014/08/21

Perfume 大阪公演 2014年8月19日 大阪城ホール

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■注意:セットリストを含むネタバレが含まれています。

Perfume 5th Tour 2014「ぐるんぐるん」大阪公演を8月19日に大阪城ホールで見ました。2012年のツアーを同会場で一緒に見た友達がチケットが余ったので譲っていただいたもの。

京セラドーム以来13回目で大阪城ホールでのPerfumeは5回目。あいかわらず立ち見も出る超満員の入り。
今回はアルバムではなく4曲入りシングル"Cling Cling"のリリースに伴うツアーという変則的なもので、レア曲もけっこうやったので古くからのファンにも楽しめる内容でしたが、初見のファンとかは有名曲がごっそりと欠落しているので戸惑ったかもしれません。

個人的にはドラマ『スミレ16歳!!』のエンディング・テーマが印象的だった『エラミックガール』が嬉しかったです。あと"SEVENTH HEAVEN"も今のツアーで聴けたことに感動。

変化球なセットリストを長いトークや観客参加PTAコーナーの面白さでカバーし、トータルには不変のPerfumeのいつもどおりのコンサートに仕上がっていました。コスプレの観客をいじるのもいつもどおり。

あ~ちゃんを「綾香~!!」と呼ぶファンが本人たちにウケていて、「私実は綾香っていうんですよ。知っている人は少ないじゃろう」と言って自分も「あ、そうか。綾香だった」と今更のように新鮮な気持ちになったり。多くのコスプレ女子たちに「のっち役」が全然いなくてのっちがふくれてしまったりして爆笑。
声出しのチーム分けは「くい」「だお」「れ」でした。

終盤にはあ~ちゃんの妹のちゃあぽんがやってる9nineの武道館が明後日で、舞い上がっているという話。9nineが苦労して武道館まで上り詰めたことにあ~ちゃんも自分たちを照らし合わせて感動していたよう。

アンコールの"MY COLOR"は、なんというか個人的にはもういいかなーという曲なのですが、今のPerfumeのスタンダードなクライマックス曲に定着しつつあるようです。日替わりで"wonder2"や"PUPPY LOVE"に変わっている模様。後の2曲が聴きたかったところです。京セラドームのようにアンコール1曲だけの潔さは大変良いのですが、曲が終了後に2曲目があるんじゃないかと思うほどの長いトークがあり、これは止めたほうが良かったと感じました。

余談ですが、5年以上前から定番になってる、開演時間よりかなり前からの手拍子も個人的には好きではないです。あれを楽しみにしている人もいるんでしょうけど。ギリギリに来場される方もいるし、会場内で重要な会話のやりとりをするスタッフもいるだろうし、手拍子で気持ちが焦ってしまったり会話が聞こえなかったりして安全の妨げになっているのではと感じることがあります。せめて開演時間になってからか開演アナウンスがあってからにすればよいかと。手拍子が絶頂になった開演時間以降に注意事項を告げるアナウンスが入ったのも、ヒートダウンさえる意図もあったのではないかと感じました。そしてそのアナウンスに「はーい!」とか「えー!」とか合いの手を入れるのも気分が悪かったです。あ~ちゃんもMCでやんわりと注意していたし。

コンサートの基礎になっているものは何も変わらず、ハードコアなリピーターも初心者も安心して楽しめる普遍的なエンタテインメントとして確立してしまった感じで、その変化の無さはGrateful DeadやAC/DCやKraftwerkのように鉄板です。
バンドもつけず、ダンサーもつけず、ソロ・コーナーも無しという方針を貫くのはPerfumeのチームとしての戦略なのでしょうけど、これで永遠にやっていくのか興味深いところです。


Osaka Castle Hall, August 19 2014
setlist
01. Cling Cling
02. Handy Man
03. ClockWork
04. レーザービーム
05. いじわるなハロー
06. I still love U
07. 恋は前傾姿勢
08. エレクトロ・ワールド
09. DISPLAY
10. SEVENTH HEAVEN
11. Patry Maker
12. GLITTER
13. セラミックガール
14. ジェニーはご機嫌ななめ
15. チョコレイトディスコ
16. Hold Your Hand
encore
17. MY COLOR


過去のライブレポート
名古屋ガイシホール 2009年9月26日

大阪城ホール 2009年10月10, 11日

Zepp Osaka 2010年3月10日

東京ドーム 2010年11月3日

京セラドーム 2013年12月8日

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Summer Sonic 2014 Osaka 2014年8月16,17日 大阪 舞洲特設会場

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去年に続いてサマソニ大阪に参戦してきました。今回は初日クイーン、二日目ロバート・プラントということで、両日チケットを購入。BABYMETALの凱旋公演も楽しみでした。何より31年ぶりにソロ・アルバムを作って再始動したBen Wattを観られることが夢のようでした。

今回は昔からのロック友達と一緒に行き退屈せず過ごせた2日間。
初日は終日に渡って豪雨、小雨、曇りの繰り返しが延々と続く悪天候でした。

■でんぱ組.inc
噂のアイドルグループということで去年の9月1日のあべのキューズモールのイベントを1回見ていました。音楽や歌はガチャガチャしていて忙しなくて好みではないのですが、ダンスや曲構成にオリジナリティーがあって、今回も見るのを楽しみにしていました。トップバッターにもかかわらずかなりの観客数で人気が覗えます。開始と同時に豪雨となりメンバーも自虐ネタ。バンド入りで全力疾走。

setlist
01. ちゅるりちゅるりら
02. VANDALISM
03. でんパレードJAPAN
04. くちづけキボンヌ
05. でんでんぱっしょん

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■きゃりーぱみゅぱみゅ
1曲も曲目知らない初心者でしたが、ソニックステージ超満員で旬の盛り上がりを実感。「曲名は知らないけど聴いたことある」が数曲あってライト層の雰囲気を味わえました。ミニきゃりーみたいな衣装のバックダンサー小学生キャリーキッズのダンスがキレキレで凄すぎ。

setlist
01. インベーダーインベーダー
02. きゃりーANAN
03. にんじゃりばんばん
04. do do pi do
05. きらきらキラー
06. PON PON PON
07. もったいないとらんど
08. ファッションモンスター

■Ben Watt with Bernard Butler
ベン・ワットは生きているうちに絶対見られないと思っていたのに、まさかの来日で感涙。
元Suedeのバーナード・バトラーも見るのはスエードの初来日公演(93年7月6日サンケイホール)以来。
31年ぶりのソロ・アルバム"Hendra"を中心にバーナードのギターと二人だけでの演奏で、ベン・ワットはギターのほかにピアノの弾き語りも。
人生でベスト10に入る好きなアルバム"North Marine Drive"からも"Some Things Don't Matter"と"North Marine Drive"をやってくれてもう思い残すことは無い程でした。最後にエブリシング・バット・ザ・ガール時代の"25 December"もやってくれて感激。
ソニック・ステージの広いアリーナに観客が200人ほどしかおらず、もったいなかったです。11月には単独来日ツアーをするとのことで楽しみ。

setlist
01. Hendra
02. Young Man's Game
03. Forget
04. Some Things Don't Matter
05. The Gun
06. Nathaniel
07. North Marine Drive
08. Spring
09. Golden Ratio
10. The Heart Is A Mirror
11. 25th December (Everything But The Girl cover)

■Queen + Adam Lambert

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過去のセトリを見るとポール・ロジャース時代にはやらなかった曲も結構あって楽しみにしていましたが、やはり圧巻でした。アダム・ランバートのカリスマ性は絶頂。77年頃からのファンとして生でクイーンが見られなかった(ブライアンのソロのみ2回見た)ことがずっと後悔の念に駆られていて、遂にスッキリとした感じ。

個人的には最初の2曲と"Seven Seas of Rhye"でヤラれました。日本だけの特別な『手をとりあって』はスクリーンにQueenの初来日の模様のビデオが流れ、観客も一緒に大合唱。"Love of My Life"ではスクリーンにフレディーも登場。

雨が途中から激しくなって、アダムがお詫びしたりするも、次第に止み、最後にまた降るという悪天候が観客をさらに熱くしているようでした。アダム・ランバートとKARAのハン・スンヨン、1年に生で"We Will Rock You"を2バージョンを見られるたのは貴重でした。"We Are The Champions"で完全燃焼。

setlist
Procession (intro BGM)
01. Now I'm Here
02. Stone Cold Crazy
03. Another One Bites the Dust
04. Fat Bottomed Girls
05. Seven Seas of Rhye
06. Killer Queen
07. Somebody to Love
08. Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
09. Love of My Life
10. These Are the Days of Our Lives
11. Under Pressure
12. Who Wants to Live Forever
13. Radio Ga Ga
14. I Was Born to Love You
15. Crazy Little Thing Called Love
16. Bohemian Rhapsody
Encore:
17. We Will Rock You
18. We Are the Champions
God Save the Queen (outro BGM)

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途中からとか一部分だけ見たのは、Suzu、Dinosaura Pile Up、家入レオ、矢沢永吉、Metronomy、miwa、Richie Sambora featuring Drianthi、Avril Lavigne
永ちゃんはラスト3曲だけでしたが圧倒的迫力。本当のシンガーというのはこうなんだなと納得。
リッチー・サンボラは1984年のボン・ジョヴィ初来日のスーパーロック'84以来30年ぶりに見ました。

Queen終演後、ずぶ濡れで帰って熱いシャワー浴びて気絶。

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2日目は前日と打って変わって快晴。日焼けしまくり。
1996年のJimmy Page - Robert Plantの武道館公演で買ったTシャツを着て参戦。ロバート・プラントを見られるのも、その時以来で興奮。

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■CNBLUE
K-POPのイベントでは何回も見ているバンド。女性ファンも多く見に来ていた。今まで見た合同イベントではセットチェンジの関係もあって、ほぼカラオケを使っており、まともに演奏しているのを聴くのは初めて。ドラマ等での仕事が忙しいらしくライブに向かう空港で初めて顔合わせすることも多いとMC。バンドである以前にタレントでありアイドルのようで、そういった彼らがバンドとしてのアイデンティティーを発揮できるのがこういったロックフェスなのでしょう。

setlist
01. Ryu Can Do It 
02. In My Head 
03. Wake up 
04. Coffee shop
05. I'm sorry 
06. Lady 
07. Can't Stop

■Gacharic Spin
なんじゃこりゃー!と呆然の全員楽器超絶テクニックのガールズ・メタル・アイドル? 特にドラム凄かったです。ドラムセットがイエスのアラン・ホワイトやムーン・ダンサーの使っていたタムが曲がっている変形ドラムで有名なNorthでタダモノではないという感じ。ベースもチョッパーをバシバシきめてくる。ボーカルも全員が上手い。調べると女性4人とも楽器の教則DVDに出るほどのテクニシャンでAKBにも楽器指導しているとか。あとアイドル的なダンスパフォーマンスをする女性が2人。夏らしく浮き輪をつけて踊っていてハジケてるなーと感心。キーボードのお姉さんはラストはビキニ姿になってキーボードの上に乗っかって弾くという荒業。ベビメタファンも結構見てました。

setlist
01. Lock On!!
02. Never say never
03. ハンティングサマー
04. ダンガンビート
05. BROKEN LOVER

■BABYMETAL
ロバート・プラントに向けてツェッペリンを聴いて盛り上がろうとしても、頭の横から「あたたたたた、ずっきゅん!どっきゅん!ネバネバネバー!」とBABYMETALのギミチョコが入ってきて、正直ベビメタちゃんへの期待度がいかに大きいか思い知らされます。

観客の多さは去年を圧倒的に凌駕してて、海外ツアーでのマーケティング効果は絶大だったことを示していました。曲間にも例の有名メタル・ミュージシャンとの2ショット写真をスクリーンに映したりして、メタル四天王たちも狡猾な宣伝材料にされているのかもしれませんが「カワイイから許す」と大目に見ようといった感じでしょうか。ニコニコと2ショット写真に応じるメタルの重鎮たちも「陽気なおっちゃん」モードで微笑ましくて、これはこれで良いと思います。「カワイイ・メタル」最強。

曲目はいつものごとく。欧米ツアーを制覇しての堂々たる凱旋公演でした。ファンのいつものWall Of Deathのサーキュレーションが泥んこ合戦に。ラストの煽りでYUIMETALがフラッグが見つからなくてオロオロするのが可愛かった(ライブ直前に風で飛んでステージ下に落下しまったとのこと)。MOAMETALもフラッグが綺麗に拡がらなくて必死に拡げようとして微笑ましかったり。

もうこの構成でのライブは満腹感があり、今後どう展開するのか興味深いところです。個人的にはKISSがメンバー全員同時にソロ・アルバムを作った時みたいに、3人に本来好きなバリバリにアイドル的なソロ・アルバムを作ってもらいたい気もします。

setlist
01. BABYMETAL DEATH
02. ギミチョコ
03. Catch me if you can
04. メギツネ
05. ヘドバンギャー!!
06. ド・キ・ド・キ☆モーニング
07. イジメ、ダメ、ゼッタイ

■CHTHONIC(ソニック)
台湾のブラックメタル。メタルビートに合わせて琵琶や笛、笙などの台湾の民族楽器を演奏する女性5人がバックについて違和感が凄いというかゴージャス。やはり美人ベーシストのドリスに目が行きます。「台湾と日本の友情が永遠に続くことを願う」というMCが熱かったです。

setlist
01. Oceanquake
02. Supreme Pain for the Tyrant
03. Broken Jade
04. Next Republic
05. Sail Into the Sunset's Fire
06. Defenders of B -tik Palace
07. Takao

■Superfly
CHTHONICを見た後で移動して後半を鑑賞。2010年のFUJI ROCKで見て以来。当時は和製ジャニス・ジョップリンみたいな感じで好きだったのですが、最近の動向はよく知らないままでした。でも耳馴染みのある曲がいっぱい。バンドが70年代テイスト溢れているのも相変わらずです。

setlist
01. Alright!! 
02. Wildfrower 
03. Bi-Li-Li Emotion
04. Dancing On The Fire 
05. Free Planet
06. タマシイレボリューション 
07. 愛を込めて花束を
08. 輝く月のように 
09. マニフェスト

■Robert Plant
18年ぶりに見るロバート・プラント。めちゃ声が出ていて再結成の時より調子良かったかも。西アフリカの民族楽器奏者をゲストに呼んだりしてペイジ+プラント時代のようなエスニック、ブルース、カントリーなどを混ぜ合わせた無国籍なサウンド。キーボード奏者はムーグ・シンセでホークウインドみたいな音出してた。ツェッペリンの再結成なんかより前向きで新しいことをやっていて良いです。このバンドは過去も未来も関係なく今現在を意識しているというプラントのMC。
ツェッペリンも5曲。セットリストの紙には"Rock'n Roll"も書かれていたそうなので、やっぱりやってほしかった。

setlist
01. Babe, I'm Gonna Leave You
02. Tin Pan Valley
03. Turn It Up
04. Black Dog
05. Rainbow
06. Going to California
07. Little Maggie
08. What Is and What Should Never Be
09. Fixin' to Die
10. Whole Lotta Love

Summersonic201410

■Avenged Sevenfold
体力が残っていたので観戦。前回2010年のLOUDPARK神戸で見た時はマイク・ポートノイがゲストで叩いていたけど新しいドラマーも最高でした。メタリカの曲調に似ている曲も多いと感じましたがメタルの新世代を代表するバンドを見て世代交代を実感。

setlist
01. Shepherd of Fire
02. Nightmare
03. Bat Country
04. Hail to the King
05. Almost Easy
06. Buried Alive
07. So Far Away
08. Afterlife
09. This Means War
encore
10. A Little Piece of Heaven
11. Unholy Confessions

Summersonic201411

今回は観客動員数が目に見えて少なかった感じ。物価上昇、消費税増税、フェス数の増大などで呼べるラインナップも限られてくるからでしょうか。方向性を失って、さらにラインナップも迷走化しているのは否めないかもしれません。来年に期待したいです。

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2014/08/05

パトレイバー実物大イングラム デッキアップイベント 2014年8月2日 大阪南港ATC

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8月2日に大阪南港ATCピロティ広場で開催初日を迎え10日まで催されるパトレイバー実物大イングラムのデッキアップイベントを見に行ってきました。各章ごとに劇場公開&映像ソフト化されている実写版『THE NEXT GENERATION パトレイバー』のプロモーションで、東京吉祥寺での同イベントは人が集まりすぎて3回予定のところ1回で中止になったというもの。

『機動警察パトレイバー』は初期OVAシリーズ、ゆうきまさみの漫画時代からのリアルタイム・ファンで、いかに想い入れがあるかを書くと何ヶ月もかかりそうなので全面的に省略します。

ちなみにこの実写版は第2章まで見ましたが、相変わらず実写なのにアニメ的な演出で台詞回ししてしまうのが押井守の実写スベりなところですね。過去作と比べるとかなり改善されてきましたけど。しかしそれでもパトレイバーの新作を見られる喜びは何物にも替え難いです。千葉繁も相変わらず良い味です。筧利夫の後藤田さんも雰囲気そのまんま。旧カヌカの役どころの太田莉菜はどちらかというと押井監督の『アヴァロン』 のヒロインのイメージ。

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イベントには実写版ヒロインで泉 野明の後任の泉野 明を演じる真野恵里菜さんも来るということで、『SPEC』『みんな!エスパーだよ!』の演技も好きだったので期待しましたが、この人が本業が歌手だったと前々日に知ったというにわかファンです。ハロプロの人なのですね。

あいにくの雨でしたが大勢のファンが集まり、11時にイベントがスタート。女性司会者の前説があって真野さん登場。可愛かったけど撮影NGでした。特車二課のユニフォームを期待したたのに普段着でした。真野さんのレイバーとの敬礼写真はプレスが撮影しているので検索すれば出てくると思います。

真野さんの号令でイングラムがデッキアップ。早いスピードで立ち上がりるとド迫力。リモコンのヘリコプターも飛んできて上空から撮影してました。お金がかかっているだろうけどプロモーション素材としてはかなり効果的なのではないでしょうか。

ちなみに立ち上がっていく途中はビデオ・モードで撮ってたので画像がありません。すみません。


ほどなくして真野さん退場。雨も小降りになり、ゆっくり撮影して帰宅。

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