前回のひとり泥酔YouTube懐かしアニメ大会以降、なぜか見直してみたいと思ったのが、1966年~1968年に放送された『魔法使いサリー』。
なぜまた見たいと思ったのか、個人的な理由はまったく不明だが、今も暗記していたあの超名曲なテーマ曲と、「日本初の少女向けアニメ」におけるデフォルトなヒロインの「お嬢様像」が、まだまだ貧しかった日本の庶民の女の子社会に与えた影響力を、再度確認してみたかったのかもしれない。
で、とりあえず、東映アニメBBのお試しフリー・ダウンロードで第1話を観賞。あまりの素晴らしい出来栄えに、5回くらい続けて見る。第1話を見るのは、たぶん初めて。エンディングの前川陽子歌う『魔法のマンボ』はすっかり忘れていたが、画面も含めてしっかりと思い出せて幸せだった。
当時、物心が付くかつかないかという年頃ながら、モノクロ版はずっと見ていた記憶はあって(というか、うちは1971年頃までモノクロ・テレビだったので、第18話からカラーになってもモノクロで見ていた)、男の子にも絶大な人気だったのは、秀逸なユーモアとギャグのセンス所以だろう。
世間知らずなお姫様が庶民の世界で冒険するというのは『ローマの休日』からで、あとは『奥様は魔女』の魔法ギャグからの手法をとって成功している。ギャグやユーモアを極力廃した作風の横山光輝が、唯一、手塚直系のユーモアを加えた作品といえよう。これはその後の赤塚不二夫原作『秘密のアッコちゃん』に受け継がれる。
今見てみると、いつも同じ巨大ボタン付き赤のワンピースや、ショートのパーマ、足首のくびれのない「サリーちゃん足」も含めて、サリーちゃんの容姿は「やんちゃな庶民のお姫様」的な好感が持てて、パーフェクト。これも成功の要因だろう。
サリー:平井道子、よし子:加藤みどり、トン吉:野沢雅子、ポロン:白石冬美、パパ:内海賢二、すみれの父:田の中勇と、声優ファンでなくても誰もが知っている、重鎮たちの若き日の仕事が堪能できるのも素晴らしい。
1989年にリメイクされ、そちらもかなりの人気作品だったそうだが、全く知らなかった。足が「サリーちゃん足」でなくなっていたことが、賛否両論だったらしいけど・・・。YouTubeでテーマ曲だけ聴いたが、現代風にアレンジされたサリーちゃんの歌はそれなりに新鮮だった。それでももう20年前のはなし。
ファン・サイトやコミュニティーを読むと、感動のエピソードも多くあるようだが、ほとんど忘れてしまっている。全109話見るのは大変だが、どうしても要所要所のエピソードを見直したくなった。なんと2006年にフィギュア付き19枚組DVDボックス(78,750円!)が出ていることを知り、Amazonでは22%OFFということで、泥酔しているときに、もう少しでポチってしまうところだった。危ない危ない、これを買ってしまったら、もうこちらの世界には戻ってこれないところだった・・・。
で、ネットレンタルのDVDで普通にレンタルしていることを知り、そちらで申込み中。最初の2枚が来るのを楽しみに待っている次第です。
追記
横山光輝の原作をebookで立ち読みしてみたら、原作では、サリーは「サニー」という名前で、魔法使いでなく、地獄から来た悪魔族の王女という設定で、びっくりでした。
日産のサニーが登録商標されていたので、アニメ化にあたってサリーに変更されたそうな。
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